陰陽頭 2017-06-29 10:34:08 |
通報 |
―秘境の地・根城 /中庭 ―
お、何だこりゃ!身体がめっちゃ重てー。
(ぐっ、と伸し掛かる圧に思った程速さが出ず。不意に背後から迫って来る気配を感じ取れば、普段ならば余裕で躱せるものも何とか掠らず避け)
やべ、もう少しで当たる所だったわ。
(その場で数度肩を回したり飛んだりを行い、現段階で動かせる範囲、スピードを体感で把握しては微調整。長く時間を掛けると不利になる事は明白、早々に決着をつけるべく、ぐっと腰を落とすと彼の懐に入り込もうと。それが成功すれば死角を狙って竹刀を撃ち込むつもりで)
>浅葱
―秘境の地・根城 /中庭 ―
(燈籠は当たらず勢いは消えずに地面を転がってその場所を尻目に確認しているとすでに琥珀は間合いに入る直前で。防御壁を創りガードするには間に合わないと悟ると右手を支えにした左腕でガードするも華奢な身体は踏ん張れずに飛ばされ。飛ばされた瞬間、痛みを伴った報復も兼ね相手が自分に近付けないと思われる より濃い悪気をブアッと放出させて追撃を避けようと)
っく…本当に馬鹿力ですね貴方は…
(竹刀とは言え打撲するには十分な打撃で、細腕を押さえて片膝をつくと半身を起こし)
>琥珀
―秘境の地・根城 /中庭 ―
(掌に感じた衝撃で彼へダメージを与えられたことは確か。ニヤリと不敵に口端が歪み、更に追撃しようとすると圧倒的な質量をもって迫って来る悪気に吹き飛ばされ)
───うげ、気持ち悪〜っ!
(正面より濃厚な気を当てられてはぐわんと頭重感で目眩を起こし。嘔吐く真似をすれば、悪気の中で動く人間の限界が来たのか体は最早付いて行かぬように地へ沈んで)
あー、やっぱ思ったように動けなかったぜ。お前も腕、大丈夫かァ?
(些か優れぬ表情で彼の体を心配しては、労う言葉かけ)
>浅葱
―秘境の地・根城 /中庭 ―
…随分持ちましたね。まさかこちらが負傷するとは、想像以上ですよ。
(地に沈む相手を見遣ると悪気を自身の内へと戻し相手の負担を取り除いて。常人ならば到底正気を保てないであろう悪気の中で動いていた琥珀の強靭な精神力に呆れたような呟きを漏らし)
このくらい、大した事はありません。治す程でもない。
(再生や治癒の術は寿命を削る為使わず、額に脂汗が滲むも痩せ我慢をして平然とした顔を作ると立ち上がり)
>琥珀
―秘境の地・根城 /中庭 ―
いや、まだまだ。もっと動ける様になんねぇと…。
(取り除かれた悪気に体が軽くなり、ふぅと一息零し。褒め言葉に顔を顰めれば、納得いっていないとばかりに乱雑に髪搔き乱し)
嘘つけ。結構な力で撃ち込んだぞ?
(未だ怠さの残る体を起こし一旦その場を後にしては冷却シートや包帯を救護室から持ってきては彼に近付き)
手、痺れてたり動かしにくい感じはねえか?
(そっと手を差し伸べては腕を見せろ、と無言の訴えを)
>浅葱
―秘境の地・根城 /中庭 ―
仕方ありませんね…気が向いたらまたお付き合いしましょう
(納得のいかなそうな相手を見れば口許に手をやり意地悪そうな笑みでクスクスと笑って)
………似合わぬ事を……気持ちが悪いですよ。
(応急処置道具を持ってきた相手に目を丸くし、無言の訴えに顔を顰め居心地の悪さを感じるも不快ではなく、しばし無言になった後に着物の袖をすっと捲ると大きく痣になっている細腕を差し出して)
>琥珀
―秘境の地・根城 /中庭 ―
いっそ、お前の傍で暫く過ごせば慣れるだろうか?
(ぐっと近寄っては意地悪気に笑っているのだろう彼を布越しに見詰め。無論、本気でそう思っているわけでは無く次回の訓練の口約束を貰えては”頼む”と口角上げ)
あー?うっせ、普段から俺ァ優しいだろ。其れにお前に怪我されたら俺が困る。
(何だかんだと面倒を見てもらっている身、彼が動けぬとなれば損害は己の身にも降りかかるのだ、と天邪鬼に答え。片手でずらした布、開けた瞳で細腕に視線落としては大きな痣に眉顰め)
おー、痛そっ。これ我慢しようとか、お前さんも大概強がりだよな。
(口では意地の悪い事を言いつつ、触れる手は優しく。痣の部分に冷却シートを当てては、痛くない位置で包帯にて固定、保護し)
>浅葱
―秘境の地・根城 /中庭 ―
そうですねぇ…私が悪気を放出したままならば三日と持たずに離れてくれと音をあげるでしょうが
(相手の呟きと”頼む”との無言の返答には、愉快そうに目を細めて)
……はい?どの口が言ってるんです?この位で泣く程、やわな身体ではありませんので。
(俺が困るとの言葉には相手に気付かれぬ程僅かに頬を緩め。痣の部分に冷却シートを張られると腫れて熱を持った肌がひんやりと心地好く、包帯で固定されると幾分か痛みが和らいだ気がして。強がりと言われても聞こえていないかのようにツンとそっぽを向き礼も言わずに)
>琥珀
―秘境の地・根城 /中庭 ―
ま、その前に周りの奴らが根を上げそうだがな。取り敢えず、明日からは精神でも鍛えるかねェ。
(容易に想像できる結果に苦笑しては、頭の後ろで両腕組みポツリと呟き落として)
はっ、そういう事にしとくかねェ。どれ、動くと腹が減ったな。飯でも食いに行かね?
(そっぽ向く彼にニヤニヤと意地悪い笑み浮かべるも、其れを揶揄うほど無粋でも無く。からりとした笑みに一変させては、空気変えるべく話題転換し)
>浅葱
―秘境の地・根城 /中庭 ―
そうですね…身体能力で言うなら貴方に勝る者は此処に居ないでしょうから
(相手の課題を見つける事に一役買い、目を細めてふふっと笑って)
いいですね…私、何かさっぱりしたものが食べたいのですが。
(調度良い話題の転換に表情を穏やかなものに変えて、腕の調子を確かめ滞りなく動くことを確認すればへこんだ自身の腹筋に軽く触れると建物内に視線を移して)
>琥珀
―秘境の地・根城 /中庭 ―
だが、精神力などどうやって鍛えると言うんだ。言っておくが俺は飽き性だぞ。
(自慢出来ぬ事を真顔で堂々と言い放つと、彼の助言を待つ様に首傾げ)
さっぱりって言ったら蕎麦かうどん?俺ァ、肉が食いてえな。
(彼の腕が普通に動く事を確認すると、目を隠す布を元に戻し。”行くか”と一声掛けてから食堂の方へ向けて歩き出し)
>浅葱
―秘境の地・根城 /中庭 ―
座禅やイメトレでもいいかも知れませんが、手っ取り早い方法ならば、悪気に耐える修行をするしかないのでは?
(飽き性だという相手に、座禅やイメトレなどの生温い方法では続かないだろうとも思い)
蕎麦がいいです。…お肉ですか。相変わらず顔も好みも肉食で…
(印象通りのわかりやすい相手に思わず笑いながら、食堂へと向かって)
>琥珀
―秘境の地・根城 /中庭 ―
ほう、其れが一番楽しそうだ。ならば矢張り、お前に頼まねばならんと言う事だな。
(ならば今日の様な訓練が一番適している、と思えば彼の肩に片手を置いてポンポンと叩き)
いやいや、顔はそこまでじゃね?
(肉食と例えられたが、納得いかぬとばかりに反論し。さわりと片手で顎先触っては、”そんな肉食かねェ”と呟き)
おーい、蕎麦と焼肉定食一つずつ頼むわ。
(食堂に着いては、忙しく働く彼等に注文を行い、空いている席に座って)
>浅葱
―秘境の地・根城 /食堂 ―
そうなりますね…
(肩に手を置かれれば戦力向上の為にはそれも致し方ないと納得する意思も見せ)
…いや、肉食の顔してますよ。自覚ないんですか?
(反論する琥珀をあくまで真顔で見つめ返し。相手の真向かいに座ると注文を任せおしぼりで手を入念に拭いてから食事を待つ間、窓から見える外の景色を眺めて)
>琥珀
―秘境の地・根城 /食堂 ―
そうと決まれば明日から開始だ。時間を空けておいてくれよ?
(贅沢な訓練内容にやる気は増すばかり。喜びに緩む口元を隠す事もせず、更に約束を取り付け)
んな、自分の顔の事なんざよく分からんさ。興味もないしな。そういうお前さんは男の割りに綺麗な顔をしている。
(彼に倣いおしぼりで手を拭き、水を一飲み。以前見た彼の顔を思い出しては仕返しとばかりに言い返して)
>浅葱
―秘境の地・根城 /食堂 ―
ふふ、早速ですか。悪気を出すだけならば私に負担はないので構いませんが…へたばりすぎて部下達の鍛錬をサボらないで下さいよ?
(苦痛を強いられるだろう訓練を自ら進んでやりたがる相手には目を細めて愉快そうにするも、上に立つ者としての任務も忘れずにと釘を刺して)
…そんな所だけは意見が合うのですね。貴方の言うように、自分の顔になど興味はありません。
(相手の言い様に窓に移していた視線を戻すとむしろ嫌そうな顔をして再びつんとそっぽを向き、食事が運ばれてくると"いただきます"と丁寧に手を合わせ箸を割り)
>琥珀
―秘境の地・根城 /食堂 ―
くっ、寧ろ俺に八つ当たりされて普段より過酷な訓練になるかもだがなァ。
(彼に言われずとも、藁人形より手応えのある部下たちの訓練はまさに己の楽しみの一つ。ストレス発散に付き合わされるだろう部下を思えば肩落としてみせ)
あれま、そうかい。ま、闘いに顔なんざ関係ないからな。
(相手に求めるのは強さだけ、と言葉の裏に潜めては運ばれてきた料理に手を合わせ。運んできた部下にはお礼を述べて。意外と綺麗な所作で焼肉定食を食していき)
うめー。やっぱ肉に限るね。蕎麦だけで腹膨れんのか?
(先程見た腕の細さを思い出しては僅かに眉間に皺寄せ、栄養が足りているのか甚だ疑問だと言わんばかりに問いかけ)
>浅葱
―秘境の地・根城 /食堂 ―
それならば憂える心配はありませんね…貴方の身体を案じるなど杞憂もいいところでした
(全く心配無さそうな相手にはクスクスと意地悪く目を細めて笑い)
そうですね。我等に必要なのは芦屋様を御守りし悲願を遂げるというただ一点のみ。
(相手の考える裏を読めば同意し、自らの強い意志を言葉によって確認し)
勿論です。…貴方の様にバタバタと動きませんから私は。
(相手の綺麗な食事の所作を見ると細い眉を片方だけ上げて意外そうにしつつも何も言わずに、相変わらずの嫌味をまじえた言葉で揶揄って戯れつつ相手の思惑など想像も出来ずに静かに蕎麦を啜って)
…美味しいですね。
>琥珀
―秘境の地・根城 /食堂 ―
なんだ、俺の事を案じてくれていたのか?優しいねェ、浅葱は。
(それが芦屋関連であっても心配して貰えるのは心がこそばゆく、照れ隠しに意地悪い口調で詰り)
お前、そんな固い事考えてんのか?俺ァ、ただ面白く後悔せぬように生きれたら其れで良い。
(そう言えば彼の様に確固たる信念のもと芦屋の元に集まった同志には冷めた目を向けられる事は承知しているものの、どうしても肩苦しい感じが己には窮屈に思えてしまい)
…頭を使うと腹が減る、と聞いた事があるんだがなァ。お前の体は余程燃費が悪いらしい。もっと食って筋肉をつけろ。そんな細い体では攫われても文句は言えんぞ?
(お節介であろうが、些か不安になる細腕であった事に眉間には皺を寄せたままで。綺麗好きな彼の事、きっと焼肉を差し出した所で受けとってはくれぬだろう、と思いはするも、既に手は動き、肉を食えとばかりに取り皿に数枚肉を乗せては其れを差し出してみて)
>浅葱
―秘境の地・根城 /食堂 ―
馬鹿を言わないで下さい、言葉の綾ですよ…
(歯の浮くような台詞に顔を顰めると言葉を訂正し)
私は陰陽寮を出て以来、この想いを自らに課しその目的の為に禁術を使いました。貴方は自由ですね…それも貴方らしいと言えばそうなのでしょう
(この先もぶれる事のないであろう道筋を明確に示し、しかし相手の意志も批難せずに、例え目的や手段が違っていても今此処に居て見ている方向が同じならば仲間と言えるのだろうと感じ)
筋肉ですか…貴方のようになるのは無理でしょうが、私もそれなりに鍛錬をしなくてはいけませんね。
(取り皿に数枚の肉を乗せられると驚いた顔をするも、一刻の沈黙を経てからぷっと笑って)
大好きな肉を寄越すとはどういう風の吹き回しか…そこまで私をムキムキにさせたいのですか。
(苦笑する様に言った後、平然と箸で肉を摘み上げると口に入れ咀嚼し)
>琥珀
トピック検索 |