十二ノ獸ニ哀惜ヲ。【 和風×戦闘 / ３ｌ / 人数制限有 】

>>52 鬼蛇

（色彩鮮やかに色付く梅の花。春の訪れを感じさせる折角の風情も自身にとって塀から突き出る梅の小枝は通行の妨げ意外の何物でも無く、腹いせに一掴み花を鷲掴んで。すると偶然にも此方へ向かってくる人影の存在に気付き、それがかつての盟友と知るや否や何事も無かったかのように親しげに声を掛け。掌からはもぎ取った梅がはらりと零れ落ち）
――よう。

（／早速反応させて頂きました。薄情者の申ですが何卒宜しくお願い致します…！）


>>53 虎坂

……餌だが。
（予期せず相手の方から声を掛けられたことに対しやや驚きの色を双眼に浮かべるも仏頂面は絶えず変わらず、淡々と質問に応じて。此方としては召喚獣にやる“餌”のことを指しているのだと解釈した上での返答だったが、ついでに相手の籠の中身も一瞥で確認すると明らかに栄養バランスを欠いた食品の数々に呆れた声で付け添え）
お前のそれは…まさか全て自分の分じゃないだろうな。敵方のお前がくたばろうと知ったことじゃないが、不摂生な生活は人間の身体には毒でしかない。


>>54 相馬

…丸損。まあ、確かに無益な揉め事ではあるな。
（八重歯の覗く妖しげな笑みを無感情の瞳で見つめ返しながら数拍置いて首肯すると、下等生物と吐き捨てられた哀れなる群衆へ視線を逸らし。元より冗談半分で告げた言葉なら相手も然程本気に受け取っている様子もなく、ならば既にこの会話に固執する理由も無いので話題を切り替え、再び相手の身なり服装へと不躾な視線を注いで）
ところで、わざわざそんな薄着で出歩いて何処へ行く？風邪でも引きたいのか。

（／了解しました！ご丁寧にお答え頂き有難うございます。質問は今の所以上となりますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。）


>>55 亥瀬

――おい。
（粉雪舞い散る市街地に、危うい足取りで彷徨う娘の後ろ姿が視界にちらりちらりと映り込み。大きな荷物に翻弄されるその姿は何故だか無視することも追い越すことも出来ず、苛立たしげに嘆息を吐くと意を決したように口を開き。声を掛けた刹那、相手が同軍に属する仲間の一人だと悟るや剣ある眼差しは影を潜め、荷物を預かるべく片手を差し出し）
危なっかしくて見ちゃいられん。…貸せ。

（／初めまして、申の者です。うちの愚息が片想いされる設定とのことで大変恐縮では御座いますが、何卒宜しくお願い致します…！また、これまで皆様には十二支と認知済みの設定で絡ませて頂いておりましたので、主様のご返答があるまではその体でお相手頂けましたら幸いです。）


>>56 鼠入

（人通り少なな並木道。その中でも一際大きな樹木に寄り掛かり、一口だけ残った缶コーヒーを飲み干したところで日暮れの景色に浮かび上がる少年の姿を認め。見通しの悪い視界の中で辛うじてその存在が敵方の一人であるという判断に至れば、何とは無く空き缶をくしゃりと握り潰し。ぽつりと発した台詞はその見目の幼さから思わず口をついたもので）
――鼠の子、か。

（／初めまして、西軍の申の者です。5枠までとのこと承知いたしました。念の為絡ませて頂きましたが、もしも手に余るようでしたらスルーして頂いて構いません。宜しくお願いします。）


>>57 未来

…生きていたか。
（解錠音と共に扉が緩慢な動作で引かれると開いた隙間から覗いたのは久方振りに見る仲間の姿。此方の第一声は酷く冷たく覇気のないものだったが、自分なりに心配ではあったのか安堵の息を零し。と、未だ毛布に包まれた彼の出で立ちを見て微かに片眉を吊り上げ好奇の眼差しを）
まさか、こんな時間まで寝ていたのか？

＞＞猿渡 黎

御機嫌よ。ふふ
( 梅の花に夢中で前方から来る人には気付かず心を癒され数分経つと満足したのか小首を頷き歩き出そうと顔を前に向ければ親しげに声を掛けられ見つめるが胸下辺りの身長差の相手に顔を上げ確りと見上げると盟友の姿に挨拶をし。目線を横に変えると双眸に映るもぎ取られた梅の花の小枝に怒る事はせず「 ほら梅の花もぎ取ってはいけないですよ？花の鳴き声が聞こえませんか─···」悪さをする子供を注意する穏やかな口調で払って。 )


( ／ 絡みありがとうございます…！こちらこそ生真面目っぽい所ありますが、宜しくお願い致します。)

( / もし選定式なのであれば酉keepして頂けたら幸いです .. ! )

＞未来

(とりあえず人混みから抜け、胸の中で凝り固まった蟠りと共に白い息を吐き出して。ふと違和感がしたため横を見やると、自身が纏う衣服の袖を握っていた者の存在に気づき、カッと顔を赤く染めて腕をぶんぶんと乱暴に振り回し)
未来…！お前いつから！？


＞虎坂

…じゃあ、同じものを
(俗世に疎いため、メニューを見てもこれだというものがなく、とりあえず向かいに座る旧友に倣ったものを店員に告げ。店員の去っていく背中をじっと見つめながら、何か質問でも、と考えを巡らせ、)
虎坂…こういう場所にはよく来るのか？


＞鬼蛇

何を…っていうのは返答に困るが…、まぁ大したことはしてねぇのは確かだ。
(相手の眩しい笑顔に思わず目を逸らし。再会の嬉しさを心の内に隠し、ぶっきらぼうに答えては、馬の背中を撫でて)
…お前は相変わらず…、その…楽しそうだな？


＞猿渡

…俺にそんな趣味は無ぇよ…
(またもや顔を歪ませれば、老人の如きしゃがれた声で否定し。だが、まさか降雪を視野に入れずに薄着で来てしまったなどと言うのは癪だと思い、誤魔化す様に咳払いをして饒舌に語り始め、)
その…鍛錬してたんだよ、鍛錬。勿論、戦闘に備えてっていうのと、運動不足解消のためだ。そ、そうだ、もしよかったらお前、その、手合わせでもするか…？

＞63様

（/酉のkeep承りました。pf提出お待ちしております。）

＞鬼蛇

…肌寒くはないですか？
(長話をするつもりではないが、一応他の通行人の邪魔にならぬよう道の端へ寄ろうと数歩移動し。同じ軍といえど全く生きる世界が違うので、こうして偶然に出会うことができたことを喜ばしく思い、普段よりは若干穏やかな表情で相手を気遣い。)

＞猿渡

…仕方ないだろ。こいつ忙しいし、料理も出来ないんだから。
(正直自分でも気にしていた部分なので、指摘されるとばつが悪そうに苦い表情をしながら視線を反らし、片手で持っていたかごを隠すように自身の背後へとやり。人間ではなく憑依した寅目線で言い訳のような言葉を不貞腐れたように呟き。)

＞相馬

まあ、たまに。落ち着くし。
(頼んだ品物が来るまで何を話して時間を潰そうかと考えている内に相手から問われ、一つ頷いて店内を一度見渡してから返事をし。そういえば先程自身は何故外にいたか答えたが相手からは聞いていないと思いだし、メニュー表をテーブルの端に立て掛けながら「相馬はなんでこんな寒い中あんなとこに居たんだ？」と問いかけ)

＞＞相馬 薫


相馬さんの表情を見てると面白いです。良い意味での面白いですから…ふふっ

( 昔の恋仲であり今の現代憑依した身体との関係はまだ他人でもあり乍も昔の記憶が微笑ましくその表情を見てると暖かな気分になり西軍の敵とは感じない和やかな雰囲気で目線を逸らす相手を見つめ言って。「 今は私の自由な時間だからとても楽しいです。家に帰れば華道の家元の娘…籠の鳥と同じ…昔と変わらないですが…。」話の内容は聞いてて沈んでいるがそれを感じさせない楽しげな声色を高くして眉を下げ乍告げて。 )



＞＞虎坂 大河


虎坂さん、気遣いありがとう。私は大丈夫…蛇皮のように皮膚厚いから寒さを感じないですよ。って言うのは嘘になる…少し暖かい場所へ移動でもしょうかしら？

( 道の端へ寄っては寒波が流れ肌に染み込むと少しばかり身震いをするが耐えられる寒さに、相手の気遣いに素直にお礼を言って羽織っていた薄手の上着を着直して冗談混じりに言うが＂肌寒い＂と言うのは真実で素直に申出てから自宅に招くのも家族の目に掛かると踏まえて諦め、この近くに寒さを凌げる場所を探そうと辺りを見回し。 )

>　虎坂様

そんな事無いよ-怖い事言う～。
(会話と言った会話をしないと成立もしない様で、そう捉えれば。先程チラッと見掛けただけでも分かるあの金髪。干支で言うなら寅年かと。正しく動物の色合いで喋る度に隙間から覗かせている八重歯も一目瞭然で。全く気にもしておらず忠告はしているのに対して、心優しいところがあるとそうなっていて。毛布からは顔だけだした状態なのは篭り過ぎると息し辛くなる為であって。)


>　鬼蛇様

いいね～、栄養-、桜は綺麗-。
(艶の髪の毛と梅と言う組み合わせに凄く和というイメージや雰囲気を感じ取れば、頷いており。全くと言ってもいいほどやる気がみなぎられずに。若干瞼重くなり始め。木々の下を通る際に頭の部分が引っ掛かりそうになるのを、避けて通り抜ければ。後数歩で相手の目前という立ち位置までは来ており。)


>　猿渡様

死んでないから～。何時もそう-。
(やがて戸が開く限界のところで、手を止めるとそこで一時停止して、何も支えが無くても良くなり。申年の相手。爽やかな今流れる空気にピッタリの相手の出で立ちに。らしいとなり、心配から来る嵐なのか何か。また瞼が完全に塞がる前に、回避した目はやっぱりしっかりと開いておらずに。問い掛けに、普段から365日常に横になって過ごす事がほとんど毎日の日課であり。)



>　相馬様

さっき-、どうどう～。
(信号待ちで人だかりばかりの場所であり。この冷気で寒空の下では、動きたくなる場合であっても、その気を失うんだろうなとなっており。つまんでいる手は離れずについて行き、左手の腕ばかりが、忙しなく働いていて。午年である相手。足元に視線が行くと、迷彩の柄が見えて、この体の持ち主はあの柄が好みなのかと。)

名前/卯佐野 蓮(ウサノ レン)
性別/女性
伽羅/卯
年齢/16
容姿/身長162cm。髪は白色で、腰のあたりまで伸びている。前髪は眉のあたりで切っている。瞳は赤く、丸目。服装は白いフリル付きのワンピースで、腰部分をリボンで占めている。足元は白いニーソックスにピンク色のヒールを履き、頭に兎の耳のような二つの大きなリボンがついた特徴的な白いカチューシャを付けている。
性格/陽気で穏やかな、落ち着いた性格。俗に言うマイペースで、周りに流されない。それ故か、周りとは違う事をし、周りから浮く事もしばしばある。が、行動する際にはキチンと先の事を考えているなど割と賢かったりする。表情は豊か。
武器/刃が白いレイピア
備考/一人称;私 二人称;あなた、呼び捨て、くん、さん
未の幼馴染。性格上、自身から戦いを挑むことは無い。また、戦闘になっても暫くすると逃亡する等、逃亡前提で戦う。

(遅くなってしまい申し訳ありません！不備があればご指摘ください。)

＞鬼蛇

この辺りに暖かい場所はあったかなぁ…。お時間ありましたら、飲み物でも買ってくるので公園とかどうでしょうか。
(何度も歩き培われた土地勘をふる稼働して思考を巡らすも、静かなこの近辺に休憩所のような場所は思い付かず困ったように眉を下げ。自身はこの後の予定が無いので軍の仲間と交流する良い機会だと思い、相手さえ良ければと誘えば公園の方角へ身体を向け。)

＞未来

…はぁ。俺も横になるから少し詰めてくれ。
(起き上がる様子も敵意も感じられない相手にいっそのこと本気で先制を取らせてもらおうかと目を光らせるも、気の抜けるような返事に攻撃の気を無くし大きくため息を吐き。敵同士馴れ合っていいものかと疑問を抱きつつ、自身も休ませてもらおうと毛布の上から二の腕辺りをちょいちょいと突いて上記を頼み)

＞69様

(/お返事大変遅れまして申し訳ありません！pf提出確認いたしました。穏やかな可愛らしい卯さんで…！今から成るのが楽しみです！不備等ありませんでしたので、どうぞお気軽に参加下さいませ。)

名前/ 桜小路 辰治 ( さくらこうじ たつはる )
性別/ ♂
伽羅/ 辰
年齢/ 20代後半～30代前半
容姿/ 銀髪ロングで、触角を残しポニーテールに縛っている。濃い灰色の少しツリ目がちな二重。色白で儚く見える雰囲気。主に和服を好み、いつも甚平や着物を着ている。出かける時は龍の刺繍がされた羽織を纏っている。足袋と下駄を履いている。装飾品は好まないが、唯一金色の細い紐の先に紅いガラス玉の付いたピアスを右耳に付けている。

性格/ 見た目は若いが、中身はマイペースな爺。いつもホケホケと笑っているが、一度剣を持つと空気がガラリと変わって凛とした空気を纏う。忘れっぽく、どこか抜けているように思われるが、なかなかに博識で策士な食えない爺。争いは好まず、自身の信条｢不殺の剣｣として守るための剣術を貫いている。他の十二支達を孫のように思っておりついつい甘やかしたくなってしまう。どこか達観したものの見方をするため余計に爺度が増している。普段は温厚で優しいが礼儀には厳しく、激怒になると容赦がなくなり鬼と化す。

武器/ 黒地の鞘に金色の龍の柄の入った太刀。

備考/ 一人称「私」、二人称「十二支呼び（鼠、牛、虎...）、呼び捨て」。 いつの時代も、ただただ流れに身を任せて過ごしてきた。現在借りている体の主は、とある道場の師範。徘徊癖があるのでしょっちゅう何処かをフラフラと歩いている。基本、十二支の者達は皆気をかけているが、弟子である子と虎は特に厳しくも優しく可愛がっている。

((＞9の辰をkeepしていたものです。不備不足がないか確認をお願い致します！

>>未来

ああ、そいつは僕も同感だ。それに…、今夜は特に冷える。
（ 何時の間に現れたのやら隣から不意にかけられた声に一瞬息を詰まらせるも、動揺を隠すべく先ずは平静を装い軽く言葉を返して。相手の穏和な語調は柔らかく邪気を感じさせぬものだが、元は十二支の仲間と言えど己にとって今や彼もまた敵軍勢の一人。態々親し気に声をかけてくるなど何か裏があるに違いないと推算したのち、コートの内に潜ませていた小太刀を手早く取り出せば鞘を被せたままのそれを相手の首筋へトン、と当てて ）
――だから本当はこんな事せず、さっさと家に帰りたいところなんだよ。…けど君が苦手な寒さを堪えてまでここへ赴いてくれたんだとしたら、その気持ちに応えないわけにはいかないからね。
（ ツ、と鐺で輪郭を辿るようになぞり顎先へ止まると相手の双眸を真っ直ぐに見据え。 ）


>>虎坂

…大河。丁度これから帰るところだよ。
（ 隣へ姿を現した親しい友人の姿に心ともなく笑みを零し、問い掛けに対する簡潔な返答と共に軽く肩を竦めてみせ。ふわりと鼻腔を擽る芳しい匂いに気がつき視線を相手の手元へ落とせばコンビニのロゴマーク入りの小袋が目に入り、呆れを含んだ吐息を漏らして ）
まぁたコンビニか。どうせ研究が忙しいとかでロクなもん食ってないんだろう。今夜はうちへ来いよ、久々に飲もう。
（ 口角を上げ、自宅の方向を親指でクイッと指し示し ）


>>鬼蛇

ちょっと待って、そこの君！
（ 聞き覚えのある声に俯かせていた顔をハッと上げ、今し方目の前を通りがかったばかりの女性の方へ視線を向け姿を確かめれば、長い黒髪や服装等の特徴から彼女が同胞のある人物であることを確信すると同時にその背中へ呼び掛けて。傍へ駆け寄り今一度相手を確認したのち、安堵したらしく頬を緩ませて ）
鬼蛇、やっぱり君だったか。夕陽に見惚れて僕が居たのに気づかなかった？


>>猿渡

…半分は正解、半分は外れだ。
（ 道路脇の樹に凭れる影には気づかぬ侭その傍らを通り過ぎんとしたところ、不意に耳に聞こえた言葉は明らかに自身を指すであろうもので。体躯の小さき故か子供と見間違われる事には不本意ながら多少の慣れがあるものの、矢張り不満は有るらしく眉の間を微かに曇らせて。その勘違を否定する意の言葉を返しながら俯きがちに下方へ落としていた視線を声の方へと上げれば、其処にあったのは敵方の一人の姿ではないか。予期せぬ事に双眸をぎょっと見開き、単独行動中に敵軍の、それも身体能力の高さは確実に己に勝るだろう相手と出くわしてしまった自身の不運に苦笑を浮かべて ）
こんな場所で会うなんて偶然だな。……それとも、待ち伏せでもしていたか？
（ 警戒心から二、三歩後方へ下がり距離を確保しつつ、左手は小太刀の鞘を握り鍔に親指をかけ、険しい眼差しを相手へと向けて。 ）

( >>主様
>>28にて戌のpfを提出させて頂いた者です。
もうひとかたのpf提出を待ってからの選定を行うということではありますが、主様の提示するpf提出期限を過ぎて尚の提出の方が確認の方とれませんがその場合はこちらが戌の役職を名乗っても宜しいのでしょうか。
主様からの合図がありませんので取り急ぎ確認だけ失礼致します。 )

>　虎坂様

･･･ほら～、こう～。
(自分自身の体内時計で時間を測ると数時間程かと。ほんのり温かいのは今の時期冬にはピッタリで中々起き上がれない。と言うよりも元々から起きるつもりも何かをするといった、気もやる気がまず皆無に等しく無いので。今の人物に憑依して唯一の長所はこの寝室なんじゃないのかなとなり。とそこで二の腕の感触に何事かとなり半目の状態で見遣ると何やら、話して来てる様子。ここで動かないで相手が凌ぐのかともなるが、何もしないのもあれかと。気だるいのを若干横に遣り壁側へ、お尻頭、足をこの順で左へと動かせば、相手と自分の間に、大人１人分が入っても隙間が出来る位広がっており。)



>　鼠入様

んっ-、寒いね～、此の体傷つけるのに早いけど～。
(今直ぐ近くにいる相手の年はと言えば。鼠年。其の幼いとも捉えられる容姿。何故此の人物に憑依を決めたのか。今現在自らが乗っ取って操作を行っている身体は此れで何人目だったっけと。北風と言うのか、只の風か。微風に任せて両耳に付けているピアスは其れに続く様にまるで泳いでる様であって。今や曝け出されている肌は何処も冷気に当たれば鳥肌が立つばかり。少しばかり影の落ち始めた当たり、雲が太陽を遮り、其のせいなのか。交わる瞳同士色は違っても其々に思っている事は同じなのか違うのか分からずに。動脈頚動脈と血液が伝わっている脈、何故だか静かなままだったが。今の状況、小太刀を手にしている相手。其の緩やかな動作を気にする素振りをかいま見せない、顔の外側の淵を辿る事に溢れ出そうになる声を飲み込み我慢しており。)

＞鼠入

うっ…。まじで？行く行く。あ、酒のストック足りそう？
(自身の行動は親友にはお見通しなのか相手の指摘に図星になれば、誤魔化すように乾いた笑いを上げ。こうして偶然会えただけでも嬉しいのに飲みの誘いにほんの少しだけ頬を緩めれば、独り暮らしの冷蔵庫の中身などたかが知れてるので一応尋ねてみて。)

＞未来

…本当に寝るけど、寝込みを襲うのは止めてくれよ。
(柔らかな手触りの毛布を少しだけずらして空けてもらったスペースへごろんと寝ころび、両手を頭の下で組んで枕代わりにすれば仰向けになり。先程までは気付かなかったがこうして横になると相手がそこまで自身と身長が変わらないことに気が付き、互いに何も知らない人間と添い寝するのかと眉を潜めつつ、ちらりと相手の様子を窺いながらお願いし)

>>未来

…身体を失うのが惜しいか。戦う気は無いと？
（ 鞘を被せたままとはいえ此方が武器を向けているにも関わらず、それを退けるどころか顔色一つ変えず落ち着き払った様子を見せる目の前の敵はただ怖れを知らぬのか、将又この状況自体が彼の策によって作られたものだというのか。視線は真っ直ぐに絡んだまま、然し相も変わらず眠たげなその瞳からは思考はおろか感情を読み取る事も叶わずに。身体を傷つけることを惜しむような発言を他意を含まないものとして素直に受け取るとすれば、戦闘に対し気乗りが薄いという事になるだろう。顎先に触れていた小太刀を一旦引けば、今一度相手の意志を確かめるべく問い掛けて。 ）


>>虎坂

安心してくれ、酒は足りてる。……酒は、な。寧ろそれしか無い。
（ 心配されずとも常備酒くらい充分に有ると自慢げに胸を張り言ってのけるも、他の食料品はと言えばここ暫く自炊を敬遠し外食に甘える生活を送っている所為で買い置きが微々たるものしか無い事を思い出し。己の不摂生を考えれば相手の食生活に説教などできた義理ではない事に今更ながら気づき、バツが悪そうに目線を斜め下方へ泳がせて ）
隣の通りのスーパーならギリギリ開いてるか……よし、適当に買って帰ろう。
（ 腕時計をちらりと確認した後、相手に声をかけつつ店の方向へ歩き出し。 ）

＞鼠入

お前も似たようなもんじゃねぇか。
(互いに独り身で手料理を振る舞ってくれる相手などおらず、不摂生なのは同じだとケラケラ笑いながら軽く肘で突き。帰宅中の人間を上手く避けながら少し早足で近くのスーパーへ行くとまだ開いており、ほっと安心しながらカゴを取って「惣菜とお菓子と…なぁ、なんか一品なんでもいいから作ってくれよ」と買うものを考えながらふと手料理が食べたくなりお願いし)

> 虎坂様

多分しない～、隙だらけ～。
(このまま寝てしまえば完全に鎧を捨てた侍みたいなもので。油断大敵か。羽毛布団を肩から掛けた状態で相手が横、壁との間に挟まれているがそれなりに身動きも取りやすく。ほんの少し工夫するだけで。仲間だったが本来目指しているものが同じだけにしたくない事だが。此方から視線が外れた時お腹の脇腹に指先触れ、腰骨を爪の丸くなっている先で、素肌を皮の部分で辿り。)



> 鼠入様

そうなんだよね-･･･ある-。
(寒い風が吹く中でシリアスな空気に、張り詰めた様な物も感じ取り始めており。相手の服装からして何処かの学校の教師でもやっていて担っているのかと。東軍メンバーである人物達の名前を思い浮かべれば。望まないならしないが望むなら違っていて。行き交っては止まりを繰り返す思考を頭の隅に置きながら、瞳を見れば。小太刀が若干ズレた時武器で所持をしている大鎌を左手に持とうと、筋肉を上下左右に動きを活動し始め出しており。)

>>62 鬼蛇

花に鳴き声も何もあるか。悲しみもしなければ痛みも感じない。
（此方を真っ直ぐに見詰める純真な眼差しを何故だか受け止め切れずに刹那視線を斜め下方へと逸らし無感情の瞳で道端に散った梅の花弁を眺めては、感性と教養の欠片も感じさせぬ台詞をぶっきらぼうに吐き捨てて。かつての盟友とはいえ今や相手は神の座を掛けた敵軍の一員でしかなく、警戒心を解く気も無ければ忠告がてらに付け添え）
…こんな所で無防備に散歩か？俺達はもう、仲良し小好しじゃいられないって事を忘れるなよ。


>>64 相馬

…なるほど。殊勝なことだな。
（尤もらしい意見ではあるが普段はドライな印象の彼が途端に事細かな多弁を発揮する様子にやや違和感を覚え、半信半疑といった様子で皮肉交じりに薄く笑み。手持無沙汰であったのは自身も同様らしく誘いには乗るものの、辺りは人の行き交う雑踏の最中。半ば苦々しく顰めた表情で周囲を見回しつつ、既に自身の歩みは人通り少なな公園へ向かおうとしており）
手合わせは構わないが、場所を変えないか？此処じゃ人が多すぎる。


>>66 虎坂

…、…。果物でも奢ってやろうか。
（憑依することが叶ったにも関わらず未だ元の人間の生活に律儀に縛られる相手が哀れにも思え、気の毒そうな視線を注ぎながら果物を指し示すようにバナナの黄色で満たされた自分の籠を片手で持ち上げてみせて。無論単なる親切心からくるものではなく、敵方に貸しを作っておくことは悪い事でも無いという打算的な計画も含んでおり）


>>68 未来

全く、お前という奴は…。――飯は。ちゃんと摂っているのか。
（とうに陽は天高く昇っているにも関わらず相変わらずその声音は眠たげに間延びし瞳は半ばまで開かれたままで、そうした言動から日頃の彼の生活スタイルは容易く想像することが出来。流石の己もその不規則な生活ぶりに同軍として心配せずにはいられないのかお節介とは思いつつも開かれた扉に無意識に手を掛け、厳しく問い質し）


>>73 鼠入

…、待ち伏せなど回りくどいやり方は俺の性には合わん。だが、こんな所で会えるとは僥倖だな。探す手間が省けた。
（警戒心を隠しもせず咄嗟に身構えるまでの動作には一寸の隙も無く、伊達に十二支の一つとして生き永らえていないことが伺い知れ。抑揚のない口調で応じながらも小太刀の鍔にあてられた親指からは目を離さずに冷やかな冷眼で応戦すれば、漸く凭れていた木の幹から背中を引き剥がしその視線をさり気無く左右に巡らせ。古来より側近を置き、現在では秘書の立場で干支の一人を侍らせているとの情報は掴んでいたものの、その姿も今夜ばかりは見受けられず好都合とばかりに双眸微かに細めたかと思えば、緩慢な所作で其方に足を運びながら徐々に間合いを詰めていき）
――今日は貴様一人か？