十二ノ獸ニ哀惜ヲ。【 和風×戦闘 / ３ｌ / 人数制限有 】

>>未来

…身体を失うのが惜しいか。戦う気は無いと？
（ 鞘を被せたままとはいえ此方が武器を向けているにも関わらず、それを退けるどころか顔色一つ変えず落ち着き払った様子を見せる目の前の敵はただ怖れを知らぬのか、将又この状況自体が彼の策によって作られたものだというのか。視線は真っ直ぐに絡んだまま、然し相も変わらず眠たげなその瞳からは思考はおろか感情を読み取る事も叶わずに。身体を傷つけることを惜しむような発言を他意を含まないものとして素直に受け取るとすれば、戦闘に対し気乗りが薄いという事になるだろう。顎先に触れていた小太刀を一旦引けば、今一度相手の意志を確かめるべく問い掛けて。 ）


>>虎坂

安心してくれ、酒は足りてる。……酒は、な。寧ろそれしか無い。
（ 心配されずとも常備酒くらい充分に有ると自慢げに胸を張り言ってのけるも、他の食料品はと言えばここ暫く自炊を敬遠し外食に甘える生活を送っている所為で買い置きが微々たるものしか無い事を思い出し。己の不摂生を考えれば相手の食生活に説教などできた義理ではない事に今更ながら気づき、バツが悪そうに目線を斜め下方へ泳がせて ）
隣の通りのスーパーならギリギリ開いてるか……よし、適当に買って帰ろう。
（ 腕時計をちらりと確認した後、相手に声をかけつつ店の方向へ歩き出し。 ）