さくま 2017-02-16 00:27:47 ID:7330b97a9 |
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>>62 鬼蛇
花に鳴き声も何もあるか。悲しみもしなければ痛みも感じない。
(此方を真っ直ぐに見詰める純真な眼差しを何故だか受け止め切れずに刹那視線を斜め下方へと逸らし無感情の瞳で道端に散った梅の花弁を眺めては、感性と教養の欠片も感じさせぬ台詞をぶっきらぼうに吐き捨てて。かつての盟友とはいえ今や相手は神の座を掛けた敵軍の一員でしかなく、警戒心を解く気も無ければ忠告がてらに付け添え)
…こんな所で無防備に散歩か?俺達はもう、仲良し小好しじゃいられないって事を忘れるなよ。
>>64 相馬
…なるほど。殊勝なことだな。
(尤もらしい意見ではあるが普段はドライな印象の彼が途端に事細かな多弁を発揮する様子にやや違和感を覚え、半信半疑といった様子で皮肉交じりに薄く笑み。手持無沙汰であったのは自身も同様らしく誘いには乗るものの、辺りは人の行き交う雑踏の最中。半ば苦々しく顰めた表情で周囲を見回しつつ、既に自身の歩みは人通り少なな公園へ向かおうとしており)
手合わせは構わないが、場所を変えないか?此処じゃ人が多すぎる。
>>66 虎坂
…、…。果物でも奢ってやろうか。
(憑依することが叶ったにも関わらず未だ元の人間の生活に律儀に縛られる相手が哀れにも思え、気の毒そうな視線を注ぎながら果物を指し示すようにバナナの黄色で満たされた自分の籠を片手で持ち上げてみせて。無論単なる親切心からくるものではなく、敵方に貸しを作っておくことは悪い事でも無いという打算的な計画も含んでおり)
>>68 未来
全く、お前という奴は…。――飯は。ちゃんと摂っているのか。
(とうに陽は天高く昇っているにも関わらず相変わらずその声音は眠たげに間延びし瞳は半ばまで開かれたままで、そうした言動から日頃の彼の生活スタイルは容易く想像することが出来。流石の己もその不規則な生活ぶりに同軍として心配せずにはいられないのかお節介とは思いつつも開かれた扉に無意識に手を掛け、厳しく問い質し)
>>73 鼠入
…、待ち伏せなど回りくどいやり方は俺の性には合わん。だが、こんな所で会えるとは僥倖だな。探す手間が省けた。
(警戒心を隠しもせず咄嗟に身構えるまでの動作には一寸の隙も無く、伊達に十二支の一つとして生き永らえていないことが伺い知れ。抑揚のない口調で応じながらも小太刀の鍔にあてられた親指からは目を離さずに冷やかな冷眼で応戦すれば、漸く凭れていた木の幹から背中を引き剥がしその視線をさり気無く左右に巡らせ。古来より側近を置き、現在では秘書の立場で干支の一人を侍らせているとの情報は掴んでいたものの、その姿も今夜ばかりは見受けられず好都合とばかりに双眸微かに細めたかと思えば、緩慢な所作で其方に足を運びながら徐々に間合いを詰めていき)
――今日は貴様一人か?
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