『 明治 恋 浪漫 』

『 明治 恋 浪漫 』

軍隊長  2017-02-04 20:17:51 
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相手は既に決まっている。…他の者は済まんが外を当たってくれ。







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  • No.21 by 藤真あやの  2017-02-07 21:02:21 




ええ。
( 己の意見に理解を示し、又同意してくれた夫に笑顔を向け。自分の身を案じてくれている、という事実に既に彼女の心には、静かな水面に微風が波紋を描くようにじわりじわりと幸福感が広まっていて。彼なりの心意気を聞き届けると、控えめ乍にも彼女の童顔を更に幼く見せるような嬉しさに満ちた笑みを零し、「 はい。その時はお願いしますね、恭一郎さん。 」そう告げると立ち上がり、台所へと向かっていき。 )

                                    

  • No.22 by 藤真 恭一郎  2017-02-07 21:17:58 




──……。(台所へと行く為部屋を出た妻の後ろ姿を見送ると部屋の中は時計の音しか響かない空間にこんなにも静かなのかと思えば不意に今日は少しだけ書類仕事を持ち帰ったのを思い出しては妻の前でするのも気を遣わせてしまうと思ったので今なら台所に行き料理をしているのでまだ居間の方には来ないだろうと机の上に書類を出しては沈黙し、部屋には時計の針の音と紙の擦れる音だけが響いており。)




  • No.23 by 藤真あやの  2017-02-07 22:05:45 




――…ふう。
( 台所に立つと其の動きは一転し、テキパキと様々なものを同時進行する機敏な動きに変わり。味噌汁や焼き魚、煮物等、多種多様な食材を次々と切り刻み瞬く間に料理を完成させていき。これも彼の妻として生活していく内に培ってきたものなのだろう。予め用意していた物もあったにしろ、彼に早く食べさせてあげたいという一心で手を忙しく動かしていればものの20分程で大方終わり。一息吐くと、ふわりと夕餉の良い匂いが部屋全体を充満していき。 )

                               

  • No.24 by 藤真 恭一郎  2017-02-07 22:17:07 




───…お、良い匂いだ。(作業に没頭していると、鼻を掠める食欲を沸き立たせる様な匂いに笑みが零れて思わず独り言で上記呟けば手元の書類を鞄の中へ片付けるともうすぐ出来るであろう料理が乗る机の上を綺麗にしては此方に運ばれるまで正座で待っていて)



  • No.25 by 藤真あやの  2017-02-08 18:46:43 




――お待たせしてすみません。
( 完成した食材を是も手際良く更に盛り付けていき、全てを終えると直ぐに夫の部屋へと持って行って。声を掛けつつ襖を開けると綺麗に整理された机の上――と行儀よく正座で座り待っている彼の姿。思わずくすりと笑みを洩らしては其の机にゆっくりと食事を置いて。白米、焼き魚、味噌汁、煮物、御浸しと結構な量になってしまったが愛情を込めたのだからきっと食べてくれると確信し「 さ、どうぞ召し上がれ、恭一郎さん。 」柔らかい微笑みを零してそう告げて。 )

                               

  • No.26 by 藤真 恭一郎  2017-02-08 21:19:05 




ん、頂きます。──…美味い。お前の料理を食べると嫌な事全部忘れさせてくれる。…いつも有り難う(並べられた品々を先ず、目で堪能すればお箸を持ち食べる前の挨拶をして。どれも美味しそうでどれから手を付けたら良いか迷ってしまうが魚を一口食べると食欲が更に増え、あっという間に食べ切ってしまい手を合わせては「ご馳走様でした…」と告げて。お腹いっぱいになり満足して一息付くと一気に眠気が襲ってきて、自分でも食べてすぐに眠くなるのは何時ぶりだろうかと回らない頭で考えてはついに限界がきたのか「すまんが、布団を敷いてくれるか?今日は眠くて敵わん…」と申し訳無さそうにお願いして)



  • No.27 by 藤真あやの  2017-02-09 20:36:27 




恭一郎さんにそう言ってもらえると、毎日頑張って作る甲斐があります。
( 己の料理を作っていくスピードに負けず劣らず、刹那の内に更に盛り付けられていた料理を平らげていく夫の様子を見、少しばかり驚いたのかパチパチと目を瞬かせて。然し完食して貰えると此方も清々しく嬉しいもので。彼が御馳走様、と言うのを聞き終えると微笑みを浮かべた儘頷き。皿を台所に戻そうしたその時、申し訳なさそうな表情を貼り付けお願いされると、本人も気付かぬうちに相当疲れが溜まっていたのだろうと思案し、「 解りました、少し待っていて下さい。 」嫌な顔せずそう告げると押入れから布団を取り出し慣れた手つきで敷いていき。 )

                             

  • No.28 by 藤真 恭一郎  2017-02-09 21:08:03 





──…布団を敷いて終わったらお前もお風呂に入って来ると良い。後は寝るだけだからな…大丈夫だ。(目の前で布団を嫌な顔一つせずに敷いてくれている妻を労ってか、お風呂へ入る様告げて。「お前が出てくるまでは待っていられるから…今日は共に寝よう…」勇気を振り絞ってはいつもなら二つの布団を並べて敷くところを今日は一つの布団で一緒に寝ようと小さな、然ししっかりと声色で告げて。)




  • No.29 by 藤真あやの  2017-02-09 21:51:38 




分かりました、では私もお風呂に入ってきますね。
( 風呂へ入るよう促されると、口元を緩めて頷いて。――彼にしては珍しく小さめの声音で、然し何処か凛然とした風に告げられた言葉の内容に先程と同じように黒い瞳を僅かに瞠目させて瞬かせ。少し照れ臭いのだろう、頬をほんのりと淡い桃色に染めては「 ええ、じゃあお言葉に甘えて… 」そう告げる彼女はその表情と元々の顔の造形も相俟って、まるで彼に想いを馳せるうら若き少女のように見え。では、と一声掛けると、静かに風呂場へと向かい。 )

                                 

  • No.30 by 藤真 恭一郎  2017-02-10 08:29:08 





…──ッ(部屋を出てお風呂へと向かった妻の後ろ姿を見た後、片手で顔を覆い何と大胆な事を告げてしまったのかと反省しつつ、本当に嫌じゃないのだろうかと不安覚えつつ取り敢えず布団の中に入り枕元に置いてある小説を持ち、頁を捲りながら読み進めていくが内容等入ってくるわけも無く。落ち着かないせいか集中出来ずに緊張からの溜息付いて)



  • No.31 by 藤真あやの  2017-02-10 19:58:52 



――…あがりました、恭一郎さん。
( 身体をささっと洗い湯船に浸かると、己の夫にしては随分と大胆な発言だった、と考えを巡らせ人知れずまた赤面し。それから暫く温まり風呂場に入って凡そ二十分後程、寝間着用の簡易的な着流しのようなものを着用し彼の部屋まで行くと襖を僅かに開け、その隙間からひょこりと顔だけ覗かせ。火照った頬と未だ濡れた髪、それらが合わさり顔立ちは幼いにしろ何処か艶やかな雰囲気を漂わせ。 )

                    

  • No.32 by 藤真 恭一郎  2017-02-10 21:54:50 



でっ…出たか。──まだ髪が濡れているな、どれ拭いてやるからこっちに来い(そっと開けられ襖に目を向ければいつも見ているお風呂上がりの姿なのに今日は一段と艶っぽく、思わずゴクリと唾を飲み込み。寝ていた体勢から座り直しては己の前に来るよう促せば濡れた髪を拭いてやると笑み向けながら告げて)


  • No.33 by 藤真あやの  2017-02-10 22:52:30 




まあ、本当ですか?ありがとうございます、恭一郎さん。
( 彼に髪を拭いてもらうの何て何時振りだろうか、心の奥底から湧き上がる嬉々とした感情が面に表れたのか控えめ乍にも喜色を露にした微笑みを浮かべては最初にお礼を言って。己の身体が通る位に襖を開けると静々とした動作で彼の元へと近寄っていき、横に垂れていた毛束をスッと耳元に掛けつつ夫の顔を覗きこみ、「 じゃあ、お願いしますね。 」そう放つとくるりと後ろを向き。 )

                              

  • No.34 by 藤真 恭一郎  2017-02-10 23:43:13 




任せておけ。──…。(目の前に有る綺麗で真っ直ぐな長い髪を一掬いすれば布地タオルで丁寧に滴を拭っていき。すると後ろ髪を持ち上げた時に見えた項に息を呑めばなるべく意識をしない様に黙々と拭き取っていけばある程度の水滴が取れたので「後は、自然に乾くだろう…。──あやの。愛してる」髪から手を離してタオルを横に置くと其の儘後ろから優しく抱き締め、首元に顔を埋めると名前を呼び愛の言葉を耳元で囁き)


  • No.35 by 藤真あやの  2017-02-11 17:05:50 




――…
( 暫し二人の間には静寂が訪れ、然しその沈黙の場は苦しくなく心地良いものであり。丁寧で繊細な手つきで水をふき取られていくと、目を瞑り穏やかな表情でじっと身動き一つせずに終わるのを待ち。背後から声を掛けられ終わったのだと理解すると、ふと逞しい彼の身体に包み込まれ首元に重みを感じ。僅かに顔を後ろに向け、彼の頭に片手を掛け撫ぜてやると少し照れ臭そうに「 ふふ、今日の恭一郎さんは何だか素直ですね。 」此方も囁く程度の声量でそう零し。 )

                                

  • No.36 by 藤真 恭一郎  2017-02-11 19:41:12 






素直な俺は気持ち悪いか?(抱き締めている力をより一層強めれば素直だという妻に対して可笑しいかと尋ねては手を解き、離れては「まあ、普段言わない事を言うと聞き慣れずに可笑しく聞こえてしまうものだしな…」と頬緩め、笑み向けて)



  • No.37 by 藤真あやの  2017-02-11 20:34:54 




いいえ――、
( 気持ち悪いか否かと尋ねられ、己を抱きしめていた手が解かれるとくるりと身体の向きを変え、彼と向き合い、顔をゆっくりと横に振り否定の言葉を口にし。その後、僅かに置かれていた距離を埋めるように彼へと近付くと、今度は彼女からぎゅうと抱き締めて。頑丈で暖かい背中に腕を回し乍、面だけをあげると「 どんな恭一郎さんも大好きです。 」上目遣いで何処か扇情的に彼を見遣り言葉の続きを口にし。 )

                      

  • No.38 by 藤真 恭一郎  2017-02-12 14:25:42 





…──そうか、良かった(背中からの抱擁とはまた違った温もりを感じては己の問い掛けを否定してくれた彼女に心底嬉しく。どんな己も好いてくれているのだと思えば自分も相手同様、どんな彼女でも生涯愛しぬく事を改めて認識させられると口角を上げ、彼女の頬を片手で包む様に触れると目を合わせて。その後、ゆっくりと唇と唇を重ね接吻を落として)




  • No.39 by 藤真あやの  2017-02-12 21:29:43 




――…。
( ふと感じた片方の頬に感じた温もりに心底幸せそうに、心地良さげに黒い瞳を細め、口元に緩やかな弧を描いた侭此方も彼と視線を交わらせて。徐々にゆっくりとした速度で降ってきた彼の唇に身じろぎ一つする事なく、緩慢に瞳を瞑って受け入れて。其の反動からか何なのか、彼の逞しい背中に回していた腕にキュッと少し力が入り。 )

                          

  • No.40 by 藤真 恭一郎  2017-02-13 18:09:54 





──……(背中に回っていた手の力が強まるのを感じると其の儘、ゆっくりと布団の上に押し倒せば唇を離し「…あやの」ボソッと名前を呼ぶと首元に口付け落としてこれ以上は彼女の身体に負担を掛けてしまうかもしれないと今回は此の儘横に寝転がり片方は腕枕をし、片方は彼女の身体を抱き締めて)



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