──……。(台所へと行く為部屋を出た妻の後ろ姿を見送ると部屋の中は時計の音しか響かない空間にこんなにも静かなのかと思えば不意に今日は少しだけ書類仕事を持ち帰ったのを思い出しては妻の前でするのも気を遣わせてしまうと思ったので今なら台所に行き料理をしているのでまだ居間の方には来ないだろうと机の上に書類を出しては沈黙し、部屋には時計の針の音と紙の擦れる音だけが響いており。)