軍隊長 2017-02-04 20:17:51 |
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――…
( 暫し二人の間には静寂が訪れ、然しその沈黙の場は苦しくなく心地良いものであり。丁寧で繊細な手つきで水をふき取られていくと、目を瞑り穏やかな表情でじっと身動き一つせずに終わるのを待ち。背後から声を掛けられ終わったのだと理解すると、ふと逞しい彼の身体に包み込まれ首元に重みを感じ。僅かに顔を後ろに向け、彼の頭に片手を掛け撫ぜてやると少し照れ臭そうに「 ふふ、今日の恭一郎さんは何だか素直ですね。 」此方も囁く程度の声量でそう零し。 )
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