『 明治 恋 浪漫 』

『 明治 恋 浪漫 』

軍隊長  2017-02-04 20:17:51 
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相手は既に決まっている。…他の者は済まんが外を当たってくれ。







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  • No.41 by 藤真あやの  2017-02-13 21:42:09 




――…ん、
( 身体がゆっくりと下に向かっていく感覚、それと同時に重なっていた唇もゆったりと離されていき。やや恥ずかし気な様子を見せるも、首元に又彼の口付けが落とされると声を洩らし、擽ったそうに身を少し捩じらせて。自分より一回りも二回りも大きいであろう彼に抱かれると安心したように瞳を伏せ、「 …はい、恭一郎さん。 」きっと彼は疲労が溜まっていてこの後眠りについて仕舞うだろうと考えて成るべく短く簡潔に、そうとだけ告げると僅かに開いていた瞳を完全に閉じて。 )

                           

  • No.42 by 藤真 恭一郎  2017-02-14 16:36:50 





…───。(瞳を閉じた彼女を確認すると額に口付け落としては己も彼女を抱き締めたまま眠りにつき。そして気付けば朝になっており目を覚ますと隣には眠り顔すらも見惚れてしまいそうな彼女をこれでもかとじっくり見て満足すれば起こさない様に起き上がり仕事へ行く為に服等の身嗜みを整えると朝ご飯はいつもなら彼女を起こして作って貰うのだが今日は彼女を起こすのは申し訳無いと思い何も食べずに仕事に行こうとしては仕事に行く前に一目見てから玄関を出て仕事に行き)




  • No.43 by 藤真あやの  2017-02-14 20:53:02 




( 意識が途切れる最後、額に温かな何かが触れたような気がしたが、微睡みによって掻き消され終ぞ其れが何だったのか知る事は叶わず。――何時間も経過し、気付けば朝を迎えていて。彼女が規則正しい寝息をたて眠っている間彼が己を気遣い、朝餉も食べずに家を出ていったとは露知らず。その十分後程にぱちりと目を覚ますと傍らに夫がいない事に気付き、もう行ったのだと理解すると久々に一人で御飯を食べ、昨日と同様服を繕い買い出しをしたり等をして一日を過ごし。 )

                            

  • No.44 by 藤真 恭一郎  2017-02-15 07:17:36 





──…ただいま戻った。(今日一日の仕事量は差ほど苦でもなくどちらかといえば楽だった為に何とも仕事をした感じが身体に染み付かないと不満を覚えるも、己の上司が”偶には早く帰って奥さんのご機嫌を取りなさい”と言ってきたので特に仕事という仕事をせずに帰って来れば、何故こんなに早いのかと妻に問い質された時に素直に言うべきなのだろうかと頭で考えていると目の前には我が家が。取り敢えず普通に帰ってきた素振りを見せれば玄関で靴を脱ぎ居間に赴くと、妻に「今日は、早く仕事が片付いてな。…いや、片付けたというのでは無く片付いていたんだ…─取り敢えず今日はもう帰れと上に言われてしまったから帰ってきた」胡座を掻き、目の前の彼女にしどろもどろになりながらも説明すればこんなに早く帰る事が無かっただけに反応が分からずつい顔を覗き込んで)




  • No.45 by 藤真あやの  2017-02-15 19:05:36 




――…!まあ、お帰りなさい。今日は早いんですね。
( ちくりちくり、と彼の着流しに針を刺しては引っ張り、また針を刺しては引っ張り、の繰り返し作業を行って居り辺りは静寂に包まれいて。然し其れを絶つように玄関から戸が開く事が聴こえハッと其方を見遣り。段々と近付く足音、軈て姿を現したのは己の夫であり。滅多にこの時間帯に帰宅しない故に驚きの色を含んだ声音で声を掛け。何かあったのでは、と心配気な様子も見せるも直に彼の口から理由が説明されると途端に顔が綻び笑顔に変わり。 )
そうだったんですか…、何だかこの時間帯に恭一郎さんと一緒に居れるなんて、新鮮です。

                             

  • No.46 by 藤真 恭一郎  2017-02-15 21:29:05 






確かに、いつもは夜遅くに帰っていたからな…。だからこそこうして早くに帰して貰えたんだろう、感謝しなければな(こくんと頷き今まで仕事が優先事項みたいな所があった為に妻である目の前の彼女には寂しい思いをさせてしまっていたと思い、これからは彼女のこともきちんと考えていかなければならないなと改めて痛感すれば「…あやの、仕事ばかりで構ってやれずに済まなかった…これからはきちんとお前と向き合って生きていたいと思ってる」何故か普段なら言えないような言葉が口から出ては少し恥ずかしくもあり立ち上がれば縁側の方に行き庭を眺めて)




  • No.47 by 藤真あやの  2017-02-16 15:30:49 




――恭一郎さんはお仕事で忙しいんですから、私の事は気にしないで下さい。
( 彼の言葉に穏やかな笑顔でこくり、と頷き同意を示し。唐突に夫の口からは普段出ないような発言が耳に入ると黒い円らな瞳を驚きからか僅かに円くし数回瞬きをし。最近は驚く事が多いな、等と感じ乍も微笑を零し彼の背後から声を掛け。徐に立ち上がると縁側に佇む彼の隣に足を運び、然し視線は此方も庭を見据えた儘「 その言葉だけで私は充分です。 」小川の潺のように程よく穏やかな声音で。 )

          

  • No.48 by 藤真 恭一郎  2017-02-17 07:47:08 





──…済まんな。だが俺と夫婦になった事、後悔させたくは無い…だからそうならない様に俺も頑張らねば。─…取り敢えず、今日は早く帰ってきたんだ。何かする事は無いか?どうも暇でな(隣に居る妻に身体ごと向ければ彼女を此方に引き寄せ肩を抱くと、力を込めて抱き締め。そしてすぐに離れると仕事も持ち帰ってはいないのでやる事が無く手持ち無沙汰なのだと告げれば何か無いかと首を傾げ問い掛けて)




  • No.49 by 藤真 恭一郎  2017-02-19 10:05:14 





上げておくぞ




  • No.50 by 藤真あやの  2017-02-19 20:42:33 




…何か、ですか…、もうほぼ遣る事は済ませて仕舞ったんです。
――あ、でも夕餉の支度は未だです。
( 良く受けるその温もりは安心するようで、彼の言葉もじん、と深く心に沁み渡っていき一度ゆっくりと黒い双眸を閉じ穏やかな表情を浮かべて。身体が離れて行くとと同時にまた其の瞳を覗かせ彼から発せられた問い掛けに暫し悩んだ後返答し。然し彼に料理をやらせるのは如何なものかと思い直すと又悩む素振りを見せ。 )



( / 遅れて申し訳ありません…!背後の事情故、ここ一週間とちょっとは返事のスペースが遅くなるかと思いますので如何かご理解頂けると幸いです。 )

                               

  • No.51 by 藤真 恭一郎  2017-02-20 16:41:41 







ふむ、では夕餉の支度を手伝おう(悩んでいる妻の顔を見詰めては、おおかた己に家事を手伝わせるのを躊躇っているのだろう事を把握すれば「大丈夫だ。お前の邪魔にならぬ様、隅っこで大根でも何でもすっている」己の不器用さは自覚しているのか大根をする事ぐらいしかやる事が無いため彼女が安心して調理が出来るように隅っこの方で作業すると伝えて)



(/承知致しました!ご無理なさらずにゆっくりで構いません!)





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