案内人 2016-11-01 00:07:12 |
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>月華殿
(しばらく歩いていると橙が、一つの障子を開く。すると、橙とさほど変わらない身長の子供たちがいた。)
橙「皆!見て!」
(一斉に集まる視線。それに昔の記憶が重なり、少し嫌なことを思い出してしまった。)
やっぱり天狗……さっきの話で天狗の山ではなく妖怪の山と言ってたな、ってことは他にもいる、か。そして居場所は言わない、か。居場所が分からないなら……動くしかないよなぁ?(犬走椛のそっけなさに肩を竦めてはそう小さくつぶやき、立ち上がる。ふと、足元に自分が持っていたカバンがある事に気付き、その中に色々なスポーツ用品が入ってるのをしっかりと確認してそれを担ぐと何の躊躇いもなく部屋を出て。そして建物の玄関と思しき場所に立ち、靴をしっかりと履いては建物の扉を開いてこの辺りはどんな場所であるかを確認し)
>幸人殿
(目の前には現代社会では有り得ないような量の木々が生い茂っていた。見たところ近くに天狗らしき人?は見当たらず、それどころか動物1匹の気配すらない。)
……やっぱ、異世界、だよな。にしても……(目の前の木々の量を見て、やっぱり俺の知ってる世界ではない。最も、秘境に行けばいいのだろうが、だったら話が通じないハズ。その為にここがい世界であるという認識を改めて持てば、動物の気配すらもない辺りに仕方なくため息を吐くと、とりあえず、どこに向かおうか、なんて考えながら歩きはじめ。そしてその方向は本人は知らないが頂上の方へと向かっていて)
>幸人殿
(しばらく歩いていると、サラサラと水の流れる音が聞こえてくる。近くに川があるのだろうか。貴方はそちらに行ってもいいしこのまま山頂に向かってもいい。だが、同時に忘れてはいけない。此処はまだ謎が多い場所なのだということを。)
……川、か(次第に行く先の道が上り坂になっていることから山頂に向かっているのかもな、と考えつつ歩き続け。そしてふと、聞こえてくる水の音に思わずそう呟く。そこへ移動するのもアリではあろうが、水辺で足を滑らせると色々面倒だろう。そして、あの犬走椛と名乗る天狗の話していた『妖怪の山』という単語。そこから様々な事を推測してはいたがすぐに思考を止め、一度この先の頂上へと向かってからその後の事を考えよう。そう思い道を外れることはなくそのまま歩みを進めていき)
>幸人殿
(…暫く歩いていると微かだが話し声が聞こえてきた。しかしそれが人間なのかはたまた魑魅魍魎なのかはまだ分からない。触らぬ神に祟なしと言うのもあるが虎穴に入らずんば虎児を得ずというのもある…近くで聞き耳を立てるのもいいが、相手が人間意外であれば覚悟を決めた方が良いだろう。)
>月華殿
(すると1人の女性がこちらに近づいてくる。少女ではなく女性だ。)
橙「せんせー!」
(そう呼ばれその女性は橙にニコリと笑ってからこちらを向き、真面目な顔で告げた)
???「君は誰で、何をしに来たんだい?」
(この人は見たことがある。先ほど妖精やら何やらに頭突きを食らわしていたやつだ…ということは…魔理沙は無駄手間だったようだ。)
……(歩いていれば話し声が聞こえる。それがどこにいるかは把握してはいたが、今いる場所はいわゆる異世界。どうしたものか、と考えていたが警戒心よりも興味の方が勝ったのか、声の聞こえる方へと忍び足で向かう。その際に足音が出ないよう細心の注意を払って)
えっと....俺は星匠月華だ。寺子屋に居るっていう慧音さんに、此処で働かせて貰いに来た....で、貴女は...慧音さんって所かな?
(なら魔理沙どこ行ったんだ...と思いつつ、軽く自己紹介して自分の予想を言って相手を見て)
>月華殿
博識ななハクタク 上白沢 慧音「あぁ…あっているとも。私が慧音、上白沢慧音だ。」
(そう言って白髪を後ろに流す。)
慧音「此処には一人出来たのか?」
(品定めするような目でこちらを見つつ、質問を投げかけてくる。)
>幸人殿
(…近くで見ると、そこには2人の人間?がいた。片方は現代ではまず見ないような巫女服らしい服を着ている。もう片方は昭和によく見るような茶色のズボンを履いており、コートを羽織っている。その手にはカメラが握られていた。貴方がこの先どんな行動をとるも自由だが、今回ばかりは気をつけた方がいい。選択によっては行動が制限されてしまう。聞き耳を立てるなどをした方がいいだろう。)
……?(巫女服の人物(?)とコート羽織ってカメラを持っている人間(?)がいるのに気付いて。見た目は人間そのものであることもあるが、相手がどんな人物(妖怪の方が可能性もある)なのか全く分からない。音を立てないように注意しつつ何の話をしているのだろう、と聞き耳を立てて)
>幸人殿
コートの女性 「えぇ、椛に任せておいたのですが…」
巫女服の女性 「なぜ、それを私に話したんですか?私が人攫いの手伝いをするとでも思うんですか?」
コート 「攫った訳ではないんですが…まぁ、見つけたら報告していただけると有難いです。」
巫女服 「…では、私は神社に帰りますので。」
(どうにか聞こえる範囲まで音を出さずに近づき、話を聞くことが出来た。その後、コートの女性は背中から羽を出し高く飛び上がっていった。一方、巫女服の方はそのまま山頂の方へと歩いていった。)
>月華殿
慧音「なるほど…となると魔理沙は職員室に行ったか…」
(そう呟くと慧音は生徒の方を向き)
慧音「皆、少し空けるが次の時間は自習をしていてくれ。」
(生徒と思われる子供たちは元気に返事をし、慧音がついてくるように促す。)
……どう考えても俺の話っぽいな。となると、コートの方が、射命丸文って天狗ってことか(話の内容を聞いていればどうやら自分の話をしていると分かって。そしてそれぞれ別の方向に行ってしまったのを見てはどうしようか、なんて考えるも、元々山頂の方へ歩いていたのだから、とすぐに考えをまとめて巫女服の方の後を追いかけるかたちで歩みを進めて)
>月華殿
(床が軋む音と同時に二人分の足音が廊下に響く。それほどまでに此処は静かだ。どうやら此処には先程の教室しかないらしい。外見程大きくはないのだろうか。ふと、数歩前を進んでいた慧音が歩みを止める。その数メートル先にはフードをかぶった人間らしい”何か”がいた。)
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