Iして、アイして、愛して  < bml/オリ/和風/上級者優遇 >

Iして、アイして、愛して  < bml/オリ/和風/上級者優遇 >

【】  2014-11-28 22:58:47 
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あやかしってェもン、あんたは信じやすかい?
まぁ、信ずかどうかは結局はあんた次第なンでさァ。


でもちょいと旦那、あっしの噺を聞いてくだせェよ。


此の世にはあやかしが居りましてね、あっしら人の身とは違う世界で生きてるらしいンでさァ。
人とあやかしは古代から交わることを禁じられてきた種族。
恋に落ちたとしても、待つ未来は処 刑か心 中か。

でもね、或二組の人とあやかしが恋に落ちたんですわ。
一組は一本角の鬼と人。もう一組は九尾の狐と人。
可哀想に、彼等は人間からもあやかしからも毛嫌いされて、挙げ句の果てにはどっちの世界からも追い出されて。
結局二組は自 害しちまったんですがねい、其々一人の男のわっぱを残していったンでさァ。

見事な程に二人のわっぱはあやかしの血を引いちまっていて、一本の角のわっぱと九尾のわっぱらしいンです。


…あっしも此を噂で聞いただけなもンで、どっから何処までが嘘かホントか分かりゃあしませんが。
ま、世界にはそんな半端者や成れず者が居るってェ噺でさァ。






レス禁

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  • No.1 by 【】  2014-11-28 23:59:36 

>閲覧多大感謝致します。



此処はトピタイにも表記した通り和風のオリジナルなりきりチャットになります。


>ルールその他

./blまたはml対応トピ

./上級者優遇<←かなり重要>

./不必要な絵文字等は冷遇(本体会話を除く)

./ロルは60から上限無、長目優遇

./キャラの年齢は18~40

./亀さんペースで長期御相手が可能な方

./主、休日以外は基本夜行性

./参加者様が複数いらした場合は選定式

./参加者様は入室時にプロフィールとロルテスト提出

./二週間放置でリセ





>ストーリー


./九尾の子(攻め寄りリバ)×鬼の子(受け寄りリバ)で切甘&少々の狂愛願望←

./互いに互いを信じあっていて、相手以外誰も信じていない、みたいなのだと萌え禿げます。二人だけの世界、みたいな。
自分達が人間とあやかしの半端者だと知った途端に冷たくしてくる人やあやかしを毛嫌いしている→信じられるのが相手位→二人だけで誰にも頼らずに生きているって感じ希望です(鼻血)←

./後は人とあやかしに深い恨みを持っていて、度々二人で人やあやかしを襲うっていう要素も入れたいです。



>キャラクター

./九尾の子

「  …俺じゃってのぅ、傷付くこと位有るンじゃあ 」
「 離れんで……ずっと側に居ってよ…… 」

父親人間、母親九尾の狐。
何時も微笑みを浮かべている。飄々。


./鬼の子

「 うるせェな。どうだって良いだろ、そンなことはよ 」
「 てめェは俺を一人にすンのかよ!? 聞いてねェぞ、阿 呆!! 」

父親一本角の鬼、母親人間。
ツンケンしている。口が悪いが単なる照れ隠し。少々のツンデレ。


主  → 九尾の子
募集 → 鬼の子




>主のプロフィール

名 / 楽碧__Rakusei__
歳 / 26
背 / 177cm

容姿 / 金色の、うなじに長く掛かっている髪からは明るい茶色の狐の耳。瞳は漆黒に青をさしたような色合い。腰からは耳と同色の尻尾が九本(因みにちょっと重いらしい←)。服装は深い青の着物。蜻蛉が舞う様子が小さく描かれている。控えてはいるが人やあやかしの多い所を出歩く際は真っ黒の羽織を羽織る(半端者故に妖力が足りなく、耳は消せるが尻尾は消せない為)。良く煙管をふかしている。
すっきりとした顔立ちであるも男だとすぐに分かる。しかし九尾の狐であった母親に似たのかニコリと笑うと何処か女性的な雰囲気も漂う。

性格 / 常にニコニコと微笑んでいる。楽観的な考えの持ち主であり、結構適当。飄々としている。しかし相手のこととなると人格が変わったように執着することがあり、其が少々の狂愛に走るよう。良く寝る。
何処かの地方の訛りを使用している。「~じゃ」「~のぅ」等が多い。



二人の半端者は、妖力が多少使える、寿命は人間寄り、人間の世界とあやかしの世界を自由に行き来することが出来ます。其の辺りも踏まえてプロフィールとロルテストの提出をお願い致します。


其ではお待たせ致しました。レス解とさせて頂きます。

  • No.2 by 楽碧  2014-11-29 08:46:58 




( / 募集あげ )


  • No.3 by 参加希望  2014-11-29 12:38:12 

(和物好きにはたまらない素敵な設定ですね。
是非選考に混ぜて頂けたらと思い、思い切って参加希望を出させて頂きます。
上級者という項目に少々不安を感じる次第ですが、宜しければご検討下さいませ。)


名 / _臙脂_Enji__
歳 / 25
背 / 180cm

容姿 / 短く整えられた濡羽色の髪。襟足だけが長く、普段は紐などで結っている。
額から生える一本角は肌と同化する色合いで、瞳は墨に血を垂らしたような光彩を放ち、また口を開けば覗く八重歯は牙の様に鋭く尖る。
着崩した臙脂色の着物には左肩から袖にかけて、大烏の染め抜きが舞う。
下は黒の指貫袴を着用。
出歩く際は般若面で顔を覆い隠し、2本角、もしくは3本角である様に偽る。
昼はあやかしの道を、夜は人の道を使い極力関わりを持つことを避けるが、万が一自分達に仇なす存在、もしくは半端者と蔑む存在と出くわせば容赦なく襲いにかかる。
顔立ちは三白眼ぎみの切れ目。比較的中性的な面持ちであるが、高い身長と肉付きの良い身体も相まって、女性と間違われる事はまず無い。

性格 / 人間やあやかしに抱く嫌悪や憎悪が深い為、無邪気に笑う事が無くいつもどこか気難しい表情を浮かべているものの、同じ半端者の気を許した相手にだけは時折優しく微笑む事がある。思い切りは良く、起こす行動は豪快で力任せな多少暴走じみたもの。反して根は優しく真面目の心配性だが、それを素直に感情として出す事が苦手。
自分よりも相手の事を優先する傾向有。少々過保護気味。


ロルテ/
(深い森に青々と生い茂る立派な木々、その太い枝を足場に裸足で飛び移りながら、つけていた般若面を外し頭へとずらす。こちらからあちらへ。枝から枝へと。慣れた動きは猿にも近く、宙を翔るは鴉天狗の如く――とは言え翼など持ち合わせて居ない為、前者の方がしっくりくるかもしれない。小さな滝の手前、少し興奮気味に地面に降り立つと、肺の空気を入れ替える様に一呼吸置いて。眉を顰め、忌々しそうに叫ぶ)……楽碧!人間が来る!

  • No.4 by 楽碧  2014-11-29 20:35:52 




( / ふ、ふぉおおおぉっ、参加希望誠に感謝致します!!
素敵だなんて勿体無い御言葉で……貴方様の息子様も主の好みのストライクゾーンをド突いてきていまふ←
さて、プロフとロルテストの提出有難うございます。是非、御相手をお願いしたく存じます。此方多忙な為返信が遅くなると思いますが、どうか構ってやって下さいませ。此方からロルテストに絡ませて頂きます。楽観的な息子共々宜しくお願い致します!! )



____臙脂?
(夜も更けてくれば辺りは恐ろしい程に冷え込んでくる。何処へ行ったのかは分からないが、彼の帰りを待ち続けていて。滝坪から水を掬い取り己の口許へ運ぶ、と同時に口内に広がるキンとした冷たさ。予想以上の冷水に少し驚いた様に目を細め。すると、彼の気配がしたような気がしたのだった。ふ、と顔を上げれば何処か不安そうな目付きで宙に向かい彼の名を一つ、呼んでみる。しかし返事はない。気のせいか、悲しげにそう呟きまた滝坪に手を伸ばそうとする。しかしそのすぐ後に己の背後で一つの足音。もしやと思い振り返れば会いたかった彼が其処に立っていて。安心して微笑もうとするも何処か様子が違う彼の言葉を待ち。その真相を知れば目を見開いて苛立った様に歯軋りをする)……彼奴等は此処までして俺等を傷付けたいんかっ。臙脂、はよう逃げよう。

  • No.5 by 参加希望  2014-11-29 22:23:53 

(/お相手させて頂ける事、誠に光栄です。参加への許可ありがとうございました。
何分稚拙な若輩者ですので、息子共々何か不備等ございましたら、また希望等でも構いませんのでいつでも仰ってくださいませ。
此方も接続率に少々ムラがあり、毎日繋ぐことが難しいかもしれませんが、極力早めのレスを心がけますのでどうぞ宜しくお願い致します。)


(浅く呼吸を繰り返せば、己の息を白く染める冷え込みの厳しい夜の森。
滝の直ぐ側、水辺で屈む彼の背に向けて呼んだ名前は、草木の葉が擦れる音で大きくは響かなかったが、獣の耳へと届くには十分だろう。
振り返る彼の表情にいつもの微笑みを得られず、夜を思わせるぬばたまの眼を見開き歯軋りをするその様子に、不安と悔しさの入り混じった表情で唇をきつく噛んだ。
――俺等が一体何をした―― 悲しみとも怒りとも分からぬ感情が、己を埋め尽くすようで。手を伸ばせば彼の右肩を強く握ろうとするのだろう。)

お前は…先に行け、楽碧。もう、逃げるばかりはうんざりなんだよ…!
どうせここに居られなくなるならせめて、一人でもイイ、俺はアイツ等を地獄に叩き落としてやりたい…!!

(ギリ、と音がするほどに噛みしめるのは尖った牙。頭から外した般若の面を、睨み付ける様にして)

  • No.6 by 楽碧  2014-11-30 00:00:53 

( / いえいえ、此方こそ有難うございます!!
はい、把握致しました。そちらも何か御座いましたら御気軽に呼び出して下さい。
御無理はせずに、遊びに来る感覚で来て頂ければ結構ですよ^^其では本体は消えさせて頂きますね )




(何を言わなくても分かる、複雑に感情が絡み合った表情で、血が出そうな程に唇を噛み締める彼をどうすれば良いのか判断出来ないままに見つめていた。不意に己の右肩を掴んだ粒々とした腕が、彼のものだと理解するのに少々の時間が掛かってしまったのだった。
次に耳に届いた彼の言の葉。其は余りにも唐突で、此方にとっては素直に言いなりにはなれないものだった。いや、なれるはずがなかった。__今まで、ずっと二人で、二人だけで生きてきたじゃないか。其の想いがぐるぐると螺旋を描くように脳内を回り続け、そして歯を食い縛り言う)

阿呆が…!!其で素直に折れると思っとるんか!!
…お前が此処を護りたいと言うのなら俺は其に力添えする。じゃがの、先に行けと言うのなら俺はお前を力ずくで連れていく。
……選べ、臙脂。……俺等はずっと二人で一人じゃったろう。

(最初こそは珍しく己の中の怒りを露にしつつ声を張り上げるも、段々と表情を歪ませてゆき、最後には彼の右手を取り己の左手の指を絡ませ小さな小さな、弱々しい声音で言うのであった)

  • No.7 by 臙脂  2014-11-30 20:17:27 

(/お優しいお言葉ありがとうございます!それでは本体はこの辺にて…引き続きどうぞ宜しくお願い致します。)


(いつもならば柔らかく笑むその表情が怒りを露わに、彼が声を荒げれば驚いた様に目を見開いて。噛みしめた唇の力を抜き、何か言いたげに薄く開くも小さく息を飲みこんだだけで言葉を発する事はせず。俯きがちに視線を落とし、右手に絡む相手の指を眺めながら、段々と弱々しくなる声色ごと抱きとめるかの様に優しく握り返し、酷く悲しげに微笑んで。)
……そう、だな……悪ィ、どうかしてたみてェだ…。
(もう一度、握り返した手に力を込める。離さない、とでも言わんばかりに。ゆっくりと顔を上げ、相手と視線を交えれば絡ませていた指を解いてそのまま、指先を引くようにして握り替えようか。)
…行こう、楽碧。ここもじきに奴らが辿り着く。護りてェモンは…別にこんな場所じゃねェさ。

  • No.8 by 楽碧  2014-11-30 22:09:02 




(全てを言い終わってから、其でも相手の返答が変わらなかったらどうしようという思いに苛まれ、涙が溢れ落ちそうになるのを必死で堪えていて。自分は彼を力ずくで連れていくとは言ったものの、そんなもの只の脅しにしか過ぎない。自分の望まない返答が彼から返って来たとして、自分は其を受け入れられるのだろうか____。
……そして聞こえてきた彼の言葉。此方の意見に賛同してくれた様に考えられる内容に、ハッと顔を上げる。其処には此方を見つめながら憂いているように悲しげに笑っている愛しい彼が居たのだ)

……臙脂。
嗚呼。御前さんならそう言ってくれると信じちょった。

(其の言葉に再び嬉しいような悲しいような複雑な表情を浮かべ、彼の血の様な赤い瞳を見つめた。一つ、彼の名を呼んでから握り替えられた手に何時もの様な微笑みを向けて。其の目線をまた彼の顔に向けて一層柔らかく笑うのだろう)

  • No.9 by 臙脂  2014-12-01 00:01:55 

(今にも泣き出してしまいそうな彼の表情に胸が痛んだ。違う、そんな顔をさせたかったわけじゃない、と心の内で叫びながら――ごめん、と口に出そうとしたのに、気持ちとは裏腹に出てきた言葉は全く別の物で。)
…くは、酷ェ面。
(嘲る様に漏らした笑みは、むしろ自分に向けたもの。鬼であった己の親父はまさか天邪鬼でもなかろうなと些か懸念する程度には、素直な言葉を口にするのが苦手だった。)

(気持ちの入り混じる複雑な表情を向ける彼に、ゆっくりと瞬きをしながら静かに微笑む。
先程の様な憂いたものではなく、信じろ、という想いを込めて。彼を安心させられる様に。何時もの様に彼が柔らかく笑んだなら、行こう、と手を引き歩き出す)

二つほど山を越えるか…。噂には…あちらは雨が多いと聞くが。

  • No.10 by 楽碧  2014-12-01 22:22:58 




(思いがけも無い言の葉を彼の口から聞けば、泣きそうな表情を一転、少々の間呆然としたような顔を見せるも、次には悪戯を仕掛ける直前の子供の様に笑って。其の言の葉が彼なりの愛情表現だ……とは言い切れないが、長年の付き合いで天の邪鬼な事はとっくに分かっているのだ)

……全く、誰の所為じゃろうなァ?

(伏し目がちにクスリと呟いて、空いている方の手のひらで彼の頬を包む。一層愛おしくなった彼という存在。其の存在を決して失わない、と誓いながら。冗談らしく其の手のひらで、包んでいた彼の頬をぺちりと叩いてみたりも)

(己に向けられた微笑み。其は先程の様な何処か儚げな影がある笑みではなく、彼の心からの笑みの様だった。其の微笑みを見た途端、じんわりと優しい暖かみが己を包んだ。一つ、大きく深呼吸をすれば引かれた手に瞳を開きゆっくりと頷いて)

___雨は嫌いじゃのぅ。見とると、なンやら物悲しげな気持ちになってくる。

  • No.11 by 臙脂  2014-12-02 06:33:38 

……俺の為、だろう?

(笑顔に変わる彼の表情を見れば、目を細めて穏やかに、小首を傾げながら口にする言葉は一見的外れのようだがあえての問いかけ。相手を想う心は己すら自覚せぬところで、純粋な愛しさと同時に仄暗い感情も孕む。自分には、彼だけが良い。彼にも、自分だけで良い。
口よりも幾分か体は素直に動いてくれる。相手の手が己の頬を包めば軽く摺り寄せる様にして。冗談交じりに頬叩く彼に「何だよ」と悪態を吐きながらも、一瞬眉を顰めた後口元には笑みを浮かべるのだろう。)

なら、海の方へ出るか…?何処でも構わねェさ、楽碧が居れば。

(手を引きながら、歩みは止めないままで。自分たちに、居場所など無いという気持ちを胸に沈めて、山頂付近の分かれ道、振り返れば「何処へ行きたい」と切なげに微笑み問いかける)

  • No.12 by 楽碧  2014-12-02 22:45:20 




(問い掛けにきょとんとした後、ふっと噴き出す様に小さく笑えば伏し目がちに)

……嗚呼、そうじゃ。随分分かっとる様じゃあないか。

(何処か悪戯な笑みを浮かべながら自分自身の言葉に何度も頷く。こうやって冗談を言い合っていられる時間が、後どのくらい続くのだろうか。もしかしたら、思っているよりも短いのかも知れない。頷きながらそんな思考が脳内を回れば、一瞬だけ哀しみに表情を歪めてから又笑顔を浮かべるのだ。
予想通りの可愛げな反応を目にすれば、何も、という意味を込めてゆっくりと首を振る。己の手のひらから伝わる彼の温かな体温に、安心できる様な信頼感を感じながら)

…又御前は可愛い事を。
……海かぁ、ええのぅ。
朝はよう起きて、魚捕って食って。そン後はずぅっと海で泳いで。俺と御前さん二人でひっそりと暮らすンじゃあ。
……そんな事が、出来たらええのぅ。

(己の言の葉に配慮するかの様な彼の提案。其のすぐ後に付け足された事に困った様に笑っている。提案には一時は指を折って其処でやってみたい事を数えては居たが____どうせ自分達は一生涯追われ身なのだ。叶う願いが、幾つ有るだろうか。「…雨降る方へ向かおう。彼方は人間もあやかしも少ないからの」こがれていたものを捨て、彼と少しでも長く居られる方を選ぶのだ)

  • No.13 by 臙脂  2014-12-04 18:43:15 

(相手の言葉に口角を上げれば、まるで挑発する様にわざとらしく笑んで見せる。当然だろう?とでも言いたげに、しかし相手が噴き出すように笑えば釣られてくは、と牙を覗かせ目を細める。こんな時でさえ、お前は俺の欲しい言葉をくれる――口には出さなかったが、先ほどまで淀んでいた気持ちが柔らかく暖かなもので溶けていくような、そんな気がして。
頬に触れる彼の手の甲を、手のひらで包み、ぽんぽんと子供を宥める様に優しく叩く。同じ暖かさが彼にも広がるようにと願いながら。)

可愛い、っつうのヤメロって何時も言ってンだろ…
お前の方がどう考えたって可愛い部類じゃねェか。

(それとか…と指でちょいちょいと指し示すのは彼の頭に生えた耳と柔らかそうな尻尾。
海で過ごす――彼が口にする願いは憧れた夢物語のようで。
あァ、良いな…ソレ。と、ぽそり言葉が零れ落ちるのは、それが叶わぬと知っているからこそ。せめて夢に焦がれるくらいは自由でありたい、と思う。
彼の出した答えに、ひとつ無言で頷いて。山を越える為に道なき道を歩き始める。)

(数刻歩けば、濡れた土の匂いと共に、サァ…と小雨が降り始めるだろう)

  • No.14 by 楽碧  2014-12-04 22:35:21 





(挑発する様な攻撃的な表情を浮かべた後、此方に釣られたのか、鬼らしい鋭い牙を見せて笑う彼。其の笑みが目に入れば、咄嗟に思ったのだ。つまらぬ事を考えるのは止めようと。今、己が彼と居るという事実を大切にしようと。いつか未来に訪れる不幸なんて、鼻で笑い飛ばしてやろう。誇ろう、此処まで彼と共に生き延びてきた自分を。自分と共に生き延びてきた彼を。
まるで子供の様な扱いを受けてしまうも、たまには悪くないと何処か満足そうな表情を見せる。そして、名残惜しそうに彼の頬からゆっくりと己の手を下ろして)

可愛いモンを可愛いと言って何が悪ぃかね。
……こんな別嬪と居られて、臙脂は幸せモンじゃの。

(不服そうな言の葉を聞けば、目を細めてツンとした素振りで笑う。指し示された耳に少し触れ、少々首を傾げ己を指さす。冗談らしく意味のずれている内容を自信満々といった様子で披露するのだろう。
相手の口から溢れた声を聞いてしまうと、切なさからかぐっと眉根を寄せて。其から「俺も御前さんと居られるだけでいい」と呟くように言うのであった。
彼に手を引かれるがまま、険しい山道を歩き、歩き、歩いた)

____雨、

(ふ、と顔を上げる。鼻をつく独特の匂いと、頬に当たる細かい雨。少し嫌そうに顔をしかめてから、猫の様に耳を伏せるのだ)

  • No.15 by 臙脂  2014-12-06 05:44:27 

(何処か満足気なその表情を見ながら、今はまだ彼の傍に居られる事に安堵して。生きなければ、と強く思う。名残惜しそうに離れていく手を、また温めてやれる様に。そう考える頭の何処か片隅で、ただその手を離せないのは己の方だ、と醜い心が叫んで止まない。最期は、この手を――)

別嬪……

(くは、とまた吹出す様に笑う。曇った心に晴れ間を作るのは、いつでもお前なのだ。
引く手をぎゅ、と握り、相手へちゃんと伝わる様、はっきりとした口調で言葉を紡ぐ。)

まァ、幸せ者ってのは否定しねェよ。楽碧、お前が居れば。

(切なさに眉根を寄せる彼に、極々小さく舌打ちをして、髪で隠れたその額に手を伸ばす。「テメェは幸せじゃねェのかよ?」と己がその表情をさせたという事は棚に上げて、彼の額を軽く指で弾こうか。鬼の血を引くため、その力加減も少しばかり強いかもしれないが。)

……降り出したな。ここまでは人間達も追って来ないだろう。
何処か…休める所を探すか。

(雨は嫌いじゃない。湿った土の匂いと、静かに降る雨は、優しくて心地よい。
ふと彼を見れば、猫の様に耳を伏せてのしかめ面。九尾の彼に雨は不快感でしかないだろう。
その様子が可愛いとも思ってしまって、小さく感じる罪悪感に己の袖で彼の頭を覆う。せめてもの償いのつもりで。)

  • No.16 by 楽碧  2014-12-06 18:15:33 





なんじゃあ。別嬪じゃろう。

(別嬪という言の葉に可笑しそうに笑う彼を見、また己を指さして。其から噴き出すのを我慢していたが、堪えきれなくなった様に、ふはっと笑ってしまって。己の事を別嬪と言った事に自分で面白味を感じているのだ。
一頻り笑った後、長い息を吐いて落ちそうになっていた羽織を直した)

(彼が、自分と同じ様に吹き出すように笑った。"彼と同じ"という事が、どんな事柄であっても嬉しく思う。其程自分は彼が好きで……愛していて……言い方を変えれば、依存してしまっているのであろう。しかし彼になら構わない。痛みも苦しみも、長年の間分かち合ってきた彼になら_____。
握る力が強くなった相手の手を見てから、ゆっくりと視線を愛しい彼の顔へと戻していこうか)

…そりゃあ、俺もおんなじじゃ。
御前さんは、見とると飽きんからのぅ。俺の手を握ってくれれば、其だけで十分じゃけぇ。

(今度は彼の手が自分の頬を優しく包む。何処か見惚れるように彼の表情を目を細めて見つめていて。「馬鹿者。言わんくても分かるじゃろう」愉快そうに笑っているも、次に額を襲った衝撃にうっと声を上げる。荒々しい仕草ではあったが、彼らしい仕草だった。…力が強めな所も彼らしいと言えるだろう)

…済まんな。どうも、雨だけは好かんくてのぅ。

(本当なら此のまま歩き続けることが妥当なのだが、自分にとって雨は、雨だけは嫌いなのだ。髪にまとわりつく雫を振り払っていれば、不意に己の上に出来た影。彼を見遣れば静かに笑う。"ありがとう"とは口にしなくとも、彼にはきっと伝わる筈だ)

……臙脂、御前さんと初めておうた日も、こんな雨の日じゃったのう。

  • No.17 by 臙脂  2014-12-08 19:47:38 

(またも相手から出た別嬪という言葉に、くくくと含んだように笑いながら。
捨て身の復讐など、いつでも出来る。今はまだ、生きるために足を止める事はせずただ歩き続けようと心に誓って。人間達に抱く憎しみは消えはしないが、こうして彼と笑い合っていられるうちは、何も生き急ぐ事は無いだろうと。
相手の視線が己の顔へと向けば、傍に居る、という意味を込めてふわりと微笑んで。
一瞬のち、すぐさま顔を反らして歩みを早めるのは無意識の照れ隠しでもあり。)

見てると飽きねェって…そんな面白ェ事した覚えもねェけどな。
……ん、で。お前は…手、握るだけで十分なのか?

(弾いた額に小さく呻き声を上げた彼に、してやったりといった雰囲気で向き直る。歩きながら、相手から告げられた言葉の真意を確かめるかの如く、挑発的な声色が煽るように。口元に悪戯な笑みを浮かべてちらりと横目で相手を見ながら。)

(静かな笑みと共に雨は嫌いだと口にする相手へ、ああ、知ってる、と穏やかに告げる。彼の頭上、傘にしているその手で獣の耳に弾く雨の雫に触れながら、雨が嫌いな事も、その表情が現す感謝の気持ちも、全てひっくるめて知って居る、と。)

……あァ、覚えてる。 雨は降っているのに、空がやけに明るい日だった。
『狐の嫁入り』って、言うんだろう?

(そう口にしながら、どことなくしたり顔で)

  • No.18 by 楽碧  2014-12-09 22:52:00 




(彼の口からまた笑いが溢れれば、此方もまた伏し目がちに、そして満足そうに笑う。
ふと、幸せだ、と思った。こうして逃げ続ける運命も、彼と共に居るのなら幸せなものになるのだな、と。何故だかは分からない。しかし彼は自分を前向きな気分にさせてくれるような存在なのだ。
彼にしては珍しく、柔らかく微笑む其の行動に、愛しさが溢れて止まらなくなった。目を逸らしてしまった其のすぐ後に、可笑しそうに微笑むのだろう)

あんまり表情が変わらんとこがおもろいンじゃあ。
…ふ、御前さんには敵う気がせんわ。

(弾かれた額を指の先で擦りながら、表情の変化が乏しいことが面白いと、風変わりなことを言い出して。暫くそうしていたものの、彼の言葉と瞳に脱帽だとでも言うように、溜め息混じりに笑ってから。顔から笑みを消し、真剣な表情で「…手ェ握るだけじゃ足りゃあせん。愛して欲しい。俺が御前を愛するように又、俺は御前に愛して欲しい」)

(自分の耳に彼の手のひらが焦らすように、触れたり離れたりすれば、少々擽ったそうに肩を縮める。知ってる、と呟かれた其の声音に満足そうに頷いて。やっぱり自分には彼しか居ないと再認識を)

……はっは、此は又上手いことを言うもんじゃのぅ、臙脂。
彼の日から俺は、御前さんに嫁入りしたも同然じゃあ。

(一瞬ぽかんとしてから、歯を見せ豪快に笑う。互いに互いを想い暮らしてきた、まるで夫に尽くす嫁のようではないか、と、そう考えていて)

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