忍び事。《 3L 》 

 忍び事。《 3L 》 

    2021-11-07 21:15:35 
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一、秘密を守ること。守れなければ、追放とする。


 >1 世界観
 >2 ルール
 >3 登場人物




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  • No.41 by 来栖 夕鷹  2021-11-11 13:11:47 




>36 遼さん

( 朝方、かなり早く目が覚めた。申し訳程度に身支度を整えて、定位置であるパソコン前の椅子に座って軽く作業。とはいえ、お悩み相談所のホームページに寄せられたものに答えを返していくだけの、然程面白みもない単純作業だったが。直接来訪しない人の分は、こうしてパソコンのみで対応可能だから気が楽である。朝から外国のものであろう濃厚なチョコレートドリンクを摂取しながらやっていれば、少しばかり溜まっていた質問やお悩みはあっという間に消化され。ふと聞こえた合鍵の回る音。扉の方へと視線を向けると、そこにいたのは予想通りの人物で。長丁場になったはずの彼だが、疲れの色が少しも見えない。スマートに見えて、用心棒の彼くらい体力があるのかもしれないな、なんて思いながら、手を止めて挨拶を )
お帰りなさい、遼さん。お疲れ様。



>37 蛍さん

( 彼女らしい返答に安堵すら覚えながら、淡々とした声の中で準備を完了。カウントダウンの最後、0の合図と共に電気を遮断。躊躇いもなくキーボードを叩けば、照明だけでなく、標的の持つスマートフォンにも圏外表示が出たことだろう。無論、誰かに電話したり録画されたりしたら困るため、保険のようなものではあるが。暗闇の中誰も助けを呼ぶことができず、待っているのは警察による逮捕。当然今の地位も名声も失うこととなる。ほんの少しだけ可哀想に思わないこともないが、因果応報というべきか。彼が去ればたくさんの人が救われることとなるのだから。今までの行いがそのまま自身に返ってくる。依頼をした人間を中心として、彼に対する恨みを持った人物がたくさんいる。それがしっかり本人に伝われば良いのだが。狙撃の邪魔にならないように、少しの間黙ったままで、冷静に行く末を見守って。一方で此方も照明は暗転させたまま通信の履歴を消去して、繋がっていたことの証拠を隠滅。悪を成敗し、身を潜めて暮らしながら、次々と任務をこなすのが組織の役目。自分たちがやるべきで、できるのはもう此処まで。後は退散し、帰宅した仲間を労うのが己の役割といえるだろう。パソコンに映る対象を一瞥しては、一言短く言葉を掛けて )
お疲れ。



>40 龍也さん

お母さんって。龍也さんは犬みたいだなって思ってるよ。犬っていうか、大型犬?
( 一瞬呆れたような溜め息が漏れるが、さらりと煽るような口振りで揶揄い返し。彼もまた少しの冗談では怒らないでくれるだろう。見た目だけでは泣く子も黙るというべきか、威圧感さえ感じるのかもしれないが。素直さと忠実さ、底抜けの明るさ。此処の組織は彼がいなかったら暗い雰囲気だったかもしれない、なんて多方向に失礼なことを考えてしまいつつ。両手を上げる彼に思わず小さく吹き出すも、続いた言葉には眉をひそめ。これではまるで自身が彼を大切に思っているようだと、照れ隠しに腕を組んで。強ち間違いではないのだが、それを素直に認めるのは癪である。つれない態度を取るのも、実際は信頼の証で )
ん、それで良し……別に僕がってわけじゃないけど。皆が心配するでしょ、元気のないわんこなんて。


  • No.42 by 九条 忍  2021-11-11 13:20:43 




>31  来栖

監視だ。2、3日張り込んで状況を報告すればいい。引きこもりのお前にも出来そうな仕事だろ?( 偶然現れたその人物は組織内でも遠隔サポートを主軸とする引きこもり。差し出された手にそのままとある人物の監視を依頼する旨の書かれた書類を渡しては、短くなったタバコを灰皿へと押し付けて火を消し。普段ならば任せる依頼ではない。しかし、他の社員が出払っている事に加えて護衛や暗殺等ではない事を踏まえれば問題のない範囲だろうと判断し、偶には外の空気でも吸わせるかと一人納得した様子で頷き。八重歯を覗かせて笑いながら双眸を細め )今回は特別に俺がサポートしてやる。偶には現場に出てみろ。


>34 荒砥

( 咄嗟の敬礼と良い返事は裏腹の、不安の色を見せる姿に首を傾げる。単純な依頼であれば気に留める事もなかったが、精鋭揃いの組織と言えど一人で任せるには荷が重い。特に猪突猛進な性格を考えれば、コンビを組ませるべきかと手隙の面子を思い浮かべるも、つい先日別の依頼を任せたばかりだった事を思い返して眉根を寄せ。ならば残された選択肢は一つかと深く息を吐いて短くなったタバコを灰皿へと押し付けて火を消し。某大企業の息子を護衛を任せる旨が書かれた依頼書を差し出し )そんな情けねぇ顔するな。今回は俺が着いて行ってやる。ほら、一応書類だけでも目通しておけ。


  • No.43 by 荒砥 龍也  2021-11-11 18:02:59 



>41 夕鷹

犬やらわんこやら、そんなに言ったら…_犬種も気になってくるだろ

( 褒めてるのか貶してるのか、一枚上手の揶揄に目玉が飛び出そうなほど瞼ガン開きで怒って…いる訳でもなく、再び床に座り直し唇を尖らせてぶつぶつと。脳内検索エンジンで候補となりそうな犬種を探すが「んー、チワワ…?あ、大型犬じゃないな」と、検索結果は極少。容姿やオーラの問題か、動物に懐かれた経験はまるでない自分自身が、まさか犬だと言われるとは。嬉しい…というのは語弊が大有りだけども、飼い犬のように可愛がられている存在だよって褒められたんだ!とポジティブに解釈することも出来る。実際は冗談交じりに出てきたどちらかというと悪意寄りの言葉なのだが、そんなことは気に留めずに調子に乗ってへらへら笑い )

やっぱり俺って愛されてるんだな、元気出てきたよ!今からでも走りに…あ、そうだ休憩だった…




>42 九条さん

急にそんな話されたら、そりゃあ…。ああ、それなら心強い!ありがとうございます。

( もしも一人で依頼を任される流れになったなら、心の準備期間として一ヶ月待ってくれと願おうかと考えていた程に、慣れていない単独仕事。それを察したのか否か、我らがリーダーの頼り甲斐のある言葉に安堵して。頭脳派とは呼び難い肉体派の自分が一人だけで依頼をこなすのは容易くないと、今までそのような仕事は任されていなかったが故に、待望の話ではあったのだが。きっと他の依頼でも多忙であろう彼の指令は、とやかく言わず素直に従うべきだと深く頷いて。差し出された書類を受け取るべく相手の傍に近づくと、煙たい空気と独特の匂いが鼻腔を直撃しぴたりと静止。苦笑しつつ一旦窓を全開しに行き、「ここで吸ったら駄目だって言われないっすか?」と訪ねて。以前、九条さんのタバコを嫌悪している清掃員のおばちゃんから、延々と愚痴を聞かされた所だ。今度現行犯を目撃したら注意を促すようにと言われたが、自分はタバコについて無頓着。柔らかい調子でそれとなく訊いてみたが、機嫌を損ねないといいのだが。受け取った依頼書を耽読するふりをしてちらちら反応を窺って )

  • No.44 by 19番  2021-11-11 18:17:17 

名前:水野 咲菜(みずの さくな)
性別:女
年齢:24
役職:アルバイト

性格:楽観的で図太く、なんとかなる精神で生きている。何事にも動じず、肝が据わっており、また物事を深く考えないように心がけている。組織の仲間の事は、自分より仕事の上司と思っており、良い印象を与え給料を上げてもらおうとゴマをすったりする。裏を返せば、誰がどういう「仕事」をしていようが変わらない対応をするということ。
 実は与えられた仕事に対してきちんと真面目に取り組むという矜持を持っている

容姿:緩くウェーブした茶髪と、色素の薄い茶目を持つ。上記の特徴は全て天然で、元から色素が薄い。三つ編みハーフアップにしており、肩甲骨まで伸びた髪を緩く三つ編みにし黒リボンで後ろに止めている。たれた眼、緩んだ口元等全体的に穏やかな印象。体型維持のため筋トレはしているものの、体つきは女性らしいふんわりとした丸みを帯びている。仕事の時はスーツだったり動きやすい服装だったりと仕事の内容によって様々。オシャレには気を遣っているようで普段は上記の髪型に白を基調とした可愛らしいワンピース、薄いピンクのカーディガンを羽織っている。また仕事の時の服装には折り合いをつけるが出来るだけオシャレになるようにしている。身長162cm

備考:何事にも動じない鋼の心を持つ以外は身体能力、技能共々一般の範囲内だが、一つだけ、猫探しという突出した特技がある。地元では名が知れわたっていた……と本人は言っていて、冗談に思えるが実態はその噂に違わぬ……いやそれ以上の実力。この特技を行かしたいと思ったのが、表向きの事務所に入ろうとした経緯であった。
 「仕事」の事は訴えられたら自分にも矛先が向くかな、とは少し思うが、何せバイトの雑用係なのでそんな危険な仕事や重要な情報は貰えないし別に良いかなと楽観視している

ロルテ:

……やっぱり、掃除は気持ちがいいね~
(箒で丁寧にホコリを掃き、隅々まできれいにする。チリトリに一纏めにした埃が乗り、それをゴミ箱の中に落とした。……ようやく事務所の掃き掃除が一段落し、掃除道具を片付けながら部屋の全体を見渡す。それは、所々に溜まっていたホコリや細かい汚れがきれいさっぱり無くなり、掃除を始めたときより地味だが確実に綺麗になっていた。密かにこの達成感が好きで、そういうのが真面目に雑用をこなすモチベーションにも繋がっていた。……しかし、まだ仕事は残っている。書類の整理は終わっていて、備品の補充も終わった、ゴミ出しはまだ……ああ、そう言えばあそこの電球の寿命が尽きたっけ、とまだ残る仕事を一つ一つ頭の中で確認していく。と、その前に、さっきので許容量を過ぎたゴミ箱からゴミ袋を取り出し、手際よく縛って袋を持つ。ゴミ出しに行こうとする最中、他の溜まったゴミ袋も持って行くかと方向を変え歩いた)


(/>19です。keepして下さり、ありがとうございます。プロフィールが完成しましたので、ご確認の程をよろしくお願いします!
 後、質問なのですがバイトが担当する雑用には表向きの仕事も含まれますかね? 答えて下さると嬉しいです)

  • No.45 by     2021-11-11 18:52:27 




>44

( / プロフィールの提出有り難う御座います。しかしながら、相性の不一致からお見送りとさせてください。良い返答ができず申し訳御座いません。興味を持って頂き有り難う御座いました。)


 バイトについて

表向きのお悩み相談所の役割を主に担当。電話相談、対面での相談など。実際の裏の仕事については、一般人を危険に晒すことになるためあまり関わらせない。現場に出ることはなく、大抵事務所待機。やるのは掃除や片付けといった雑用。事務所の本来の姿を知ってしまったがゆえに、お悩み相談所としての業務以外でも雑用をさせられることとなった不憫な人物たち。同様の境遇から男女で意気投合しているらしい。外に出るものといえば、ペット探しやら浮気調査といったお悩み相談所としての仕事を基本的に任せられている。外出を伴うものは危ないから、ということで男女セットでの行動となることが多い。


現在バイト女の枠のみ募集中。



  • No.46 by 19番  2021-11-11 19:34:15 

(/>45
 了解、質問にも答えて頂きありがとうございます! こちらこそ、思っていたキャラに沿えていなかったようで申し訳ありませんでした。プロフィールは上げ直し……いや、参加申し込みの取り消しということですか?)

  • No.47 by     2021-11-11 22:01:38 




>46

( / そうなります。ロルの相性が合わないと感じてしまいましたので……色良いお返事ができず申し訳御座いません。キャラクターについては他所で使う分には問題御座いませんので、他のところでぜひ活躍させてあげてください。此方への返事は不要です。)


  • No.48 by 在善 遼  2021-11-11 22:03:25 




>39

(人の気配は感じられるが、少し経っても返事はない。戸締りをきちんとしてから、目視で確認したソファの真ん中のもこもことした塊に音を出さないよう近づく。案の定、狙撃手の少女が心地よい寝息をたてていた。いくら気配を消しているとはいえ、ここまでの近距離でも起きる様子もない。よっぽど疲れていたのだろうか。なんとなく、この幼気な少女に仕事終わりの手で触れることは躊躇われた。わざわざ起こすのも野暮か、と眺めるだけにして、紙袋を彼女の前の机に置き。スーツのジャケットを背もたれに掛け、ネクタイ緩めては事務所備え付けのキッチンへと向かう。いつもの癖で豆の袋を取り出しかけたものの、これから仮眠を取ることを考えればコーヒーよりもココアの方が都合がいい。袋の代わりに缶を取り出しては、火をかけた小鍋にココアパウダーと牛乳を注いでじっくり練っていき、二つのマグカップに均等に分ける。出来上がったところで、彼女へと声をかけ)
起きろー、蛍。ココアにシナモンは入れるか?


>40 龍也

すまん、邪魔したみたいで悪いな。
(事務所に入ると外界から遮断された故の包み込むような暖かい空気と、ここに来てから随分と見慣れた景色が広がっており、知らず知らず張り詰めていた気分が落ち着く。身なりを緩めてはソファにゆったりと腰掛けて、終わるなり飛んできた定型文のような謝罪にはひらりと手を振って返し。くつろぎながら荷物の整理をしていれば、いつのまにか明け透けな視線が此方を見据えているのを感じて若干の戸惑いを覚える。次に向けられたのは心配と一匙の混乱が入り混じった言葉。まるでこの業界らしくない対応に思わずくつくつと笑って。彼の純朴さに毒気を抜かれたようで珍しく屈託のない笑みを返しては、事務所の人数分用意したお土産の紙袋を一つ差し出す。彼には限定品のカレーやごはんのお供、手拭いと自ら吟味したものを)
ははっ、ちょっとしたら部屋で寝るよ。で、これは龍也の分な。オレが選んだんだ、ちゃあんと味わって食べてくれよ?


>41 夕鷹

夕鷹こそ、こんな朝早くからご苦労様。
(しっかりと鍵を閉めている際に届いたのは女性よりは低く、かといって妙齢の男性というには瑞々しい声。パソコンの前にいるいつも通りの姿の彼を視認すれば一拍置いて、軽い笑みを返す。二週間の不在、連絡は取り合っていたものの、元々少人数の事務所でありその上、実戦に向いている面子ばかりではない。無事を確認できたことに少しばかりの安堵の息を零しては、スーツのジャケットとネクタイをシワにならないようハンガーに掛け、いくつかある袋を一つだけ取り出して爛々と光るディスプレイの方へと赴いた。其方へと目を向ければ、何行か続く文字列はきちんと読点で封をされており、丁度作業も終わった様子。渡す暇ぐらいはあるだろうと見当をつけて、甘いものと動物のストラップが詰まった紙袋の中を見えるように広げ。)
ほい、差し入れ。プリンは早めに食べてくれると助かる。他は大体日持ちするからな



  • No.49 by 橘 蛍  2021-11-12 03:42:46 


>40 龍也

っ……何、どうしたの!?まさか…

(標的である社長は慌てふためき、のたうち回っている。床に放り投げられたスマートフォンは手の届かない所まで飛んでいってしまっていて、その存在はすっかり忘れ去られているようだ。吸っていた煙草はというと、同じく床に転がっているようだが、スコープで確認するには限界だ。部屋の半分程はカーペットが敷かれている為、もしそこに火の着いた煙草が転がっているとしたら。更にはカーペットの敷いてある床の隅に、酒類のような入れ物が複数置いてあるのが見て取れる。念の為警戒しておく事にしては、相手からの称賛する言葉に口元を緩めたのは瞬きするほどの時間。手筈通りに裏口から脱する事が出来たと続くのかと思いきや、聞こえてきたのは鼓膜が破れそうなくらい驚愕した彼の声。無線機を着けている左耳への、突然の大音量に思わず左目をギュッと強く瞑り顔を顰める。一瞬止まった心臓が不安を警告するように、動悸を打っている。一体何があったというのか。問いかけながらビルの入口付近を見る。まさか…到着した警察と鉢合わせてしまったのかと思うが、彼が声を上げたとほぼ同時に到着し入口付近にいると思われる為その可能性は低い。だとしたら社員の方か。自分のいるこの位置からは入口しか見えず、裏口は反対側の為全く見えない。最悪の状況を考えながら上着のフードを浅く被った瞬間──目が覚めるような爆発。それはあの社長室からだった。驚きと共に矢張りかと思えばスコープを向ける。割れた窓からは濃い灰色の噴煙が次々と上がり鮮やかな炎が室内の一部を燃やしていた。辛うじて無事である標的や、更なる混乱に陥っている社員達を尻目に、警官達が爆発に気を取られている今が最大のチャンス。焦らないが早口で状況を伝え早く離れるよう言い)

社長室で爆発があった。今のうちに早く逃げて。




>41 夕鷹

…夕鷹、終わった。今からそっちに帰るから、後の事はよろしく。

(完璧なタイミングで真っ暗闇に包まれるビル。同様に社長室の電気も消えると、標的は天井を見上げてピタリと脚を止めた。その上、スマートフォンを耳から離し画面を見た後、再度耳に着けるといった行為を繰り返している。瞬間、前触れも無く引き金を引いた。一帯に響き渡る重い銃声音と共に放たれた弾丸は、まるで吸い込まれるように開いている窓から室内に侵入。標的のアキレス腱、それも両方をかすめれば、そのまま部屋の奥へと貫通し何処かへと消え去った。狙い通りである。標的の身体に着弾させてしまえば、弾丸という証拠が残ってしまい警察から不審がられてしまう。組織への足掛かりを築かせないようにするにはこの方法がベスト。あくまでも密かに。派手に前のめりに転倒した社長は、起き上がるどころか両足を少しも動かす事が出来ていない。当然だ。アキレス腱という靭帯の中でも最大且つ最強の腱を断裂しているのだから。上半身だけ見れば床に頭を着け土下座でもしているかのように見える。無様なその姿に、憐れみと同時に快哉を感じつつ小さく息を吐くと、遠くから近付いて来るサイレンが聞こえてきた。やがて赤色灯も見えて複数のパトカーがビルの周辺を占拠すると、降りて来た警察が次々と入って行き標的は確保された。そこまで見届けてから、無線機で彼に伝える声は普段と変わらないようではあるが、安堵感が含まれていた。直ぐに労う返答があればフッと口角を上げ、後の事を任せる。が、仕事が早い彼の事だ。もう既にやっているかもしれないと思いながらフードを目深く被り銃を手早く片付けると、屋上から下りて他の仲間が運転する車で帰路につき、彼が待つ事務所へと到着すれば、それまで張り詰めていた気を一段と緩ませ帰って来た事を告げる言葉と共に扉を開けて)

ただいまー…




>48

…ぅーん、入れるー……。

(深く沈み込んだ意識は、そう簡単に浮上しないようだ。ちょっとやそっとの物音でさえ全くと言っていいほど気付かない。ましてや、静かに且つ気配を消しているとなると尚更。普段の敏感な様子からは想像出来ないくらいである。だが、そんな落ちるところまで落ちた意識を引き上げるきっかけとなったのは、身体を直接揺さぶられたり、大きな音を出されたりといったインパクトが大きいものでは無く、ほんの僅かに鼻に届いた火薬の煙と錆びた鉄のあの独特な匂い。毛布の下の鼻にふんわりと匂ってきたそれは、他のメンバーよりも長い事共に任務を遂行してきた彼以外は他に居ない。無意識に認識する。自分にとって嗅ぎ慣れた、安心するその匂いによって覚醒へと近付く一歩を踏み出したようだ。そこから、耳が利くようになると同時に声が聞こえた。はっきりとは言えないが、名前を呼ばられ問い掛けられている。ただでさえ丸く小さくなっているのに、毛布に目も突っ込んで更に小さく身じろぎ、そのまま寝ぼけながらも答える。答えてから、この声はもしかしてと、再び沈んでいきそうな意識を覚醒へと繋ぎ止め毛布から顔だけを出すと、頭を持ち上げ未だ朧げな様子で声がした方を見る。キッチンに立っている人物──久しぶりに見たその姿は、いつもと変わらない余裕のある彼。いつの間にか帰還していたのかと、ゆったりとした動作で起き上がりながら言い、ボサボサの髪を直すよりも先ず大きく伸びをしてから隠さずに欠伸をして)

あれ…遼、帰ってたんだ。


  • No.50 by 名無しさん  2021-11-12 04:33:09 



名前:化野 律( あだしの りつ )
性別:女
年齢:26
役職:情報屋

性格:気まぐれで神出鬼没。必要以上に自身の情報を明かすことを嫌い、存在しない他者に成り代わって真実を嘘で包み隠すことが得意。得体が知れず姿や口調がころころと変化するため表面だけ見れば不気味な多重人格者のように感じるが、演技が癖になっているだけであり思考回路はともかく性格は存外単純な方。打算的であり損得勘定を基本とするが、反面日々に刺激を求めており大胆な計画や奇策など、自身が"面白い"と思えば多少割に合わない仕事でも喜んで引き受ける事も。金と娯楽と友人をこよなく愛し、また子供には甘くなりがち。良くも悪くも自分の欲に正直だが報酬分の仕事は完璧にこなす、を信条としており口の堅さと"商品"には一定の信頼がある。

容姿:背中程度まで伸びた癖のないシルバーアッシュのウルフカット。赤みの少ない肌に中性的な顔立ち、温度を感じさせない冷淡な灰色の瞳を持ち、中身に似合わず一見無機質な人形のような印象。開けた口は意外と大きくギザ歯気味。口角を吊り上げるチェシャ猫のような笑い方が特徴的で、こうなると胡散臭さが勝る。身長は171cmと女性にしては高め。手足の長いすらりとした体躯。身体のメリハリは小道具で微調整しており体型は不明。体力は最低限の護身術を行える程度で、身軽さを重視し逃げ足に特化している。服装の趣味は毎度変わるものの、目元を隠せる大きめの帽子やサングラスなどは重宝している模様。

備考:一人称、二人称は状況により変わる。裏社会で暗躍する情報屋にして変装の名人。技術と演技力を駆使して高貴な令嬢からチンピラ男まで演じ、様々な組織に入り込んでは情報を集め売り捌く。正体不明で「化野律」という名前も偽名。実は数年ほど前に大きな組織でスパイとして活動していた。が、冷酷で凡愚な上層部に自身の理念との齟齬を感じ重要な情報を持ち出した上逃亡。現在戸籍上では死亡扱いとされている。名前を捨て情報屋となってからは金額によって顧客を次々と変える根無し草のような仕事ぶりだが事務所の方針や面子のことは気に入っているようで、昔から好き勝手出入りする代わりに"お得意様"と称して何かと贔屓気味。大酒飲みにして好き嫌いのない大食らい。煙草は仕事で嗜む程度。かなり稼いでいるようだが浪費も激しく何かと金のかかる人物。

ロルテ:

すみません、依頼に伺ったのですが……って、おーや?随分と静かね。
( コンコン、二度ノックをして扉の先へ一歩踏み出す。まだ日が沈むには程遠い、穏やかな活気に満ちた昼下がり。背後を行き交う人々の騒音を遮断するように後ろ手で扉を閉めると、些か影を落とした空間に用意した常套句を投げかけ軽く頭を下げて。思えば此処へ訪れるのも久方振りである。最近では情報収集の為肥え太ったお偉方の足元に張り付いて、あの手この手と媚を売るのに忙しく彼らに茶々を入れる暇もなかった。リスクの割に面白味のない生活の中で、この愉快な対面はちょっとした娯楽の一部となっている。今の時間ならば他の客人が居ても可笑しくはない、そう気を使ってわざわざ"らしい"一般人の皮を纏ってきたのだ。というのに予想に反して出迎えたのは人気のない室内と、がらん、とした静寂で。くいと目深に被った女優帽の鍔を上げれば、清楚な女性の表情を崩して大袈裟に片眉を上げて見せて。見る限り、メンバーの大半は外の仕事にでも駆り出されているらしい。良くもまぁ真面目に働くものだと感心は半分、残りは少しの落胆と既視感。戸締りをしていない辺り誰か居るのだろうが、もし居なくとも今日は居座るつもりである。思案するように口元に手をやり瞬きを数回。手土産にと持ってきた菓子折りを持ち直せば、無遠慮にも靴底を鳴らして室内へと歩み出し。白いワンピースの裾を翻しながらコソ泥じみた仕草で冷蔵庫へ近付くと、誰の物かも知れない未開封のペットボトル飲料を勝手に取り出して。 )
喉乾いちゃったわ、私。まぁ後で買い直せばいいよねえ。


( / >23にて情報屋をkeepして頂いていた者です。pfが完成しましたのでご確認宜しくお願い致します。不備や相性の不一致等御座いましたら何なりとお申し付けください。 )


  • No.51 by     2021-11-12 06:42:43 




>50

( / プロフィールの提出有り難う御座います。不備など御座いませんので、ぜひ宜しくお願い致します。後程ロルテに絡みにいかせて頂きますね。)


 登場人物 

リーダー 男 〆 >29 九条 忍
飄々としていて掴みどころのない、しかし身体能力が高く一人でもたくさんの人を倒せる武道派。

ハッカー 男 〆 >5 来栖 夕鷹
基本外へ出ることなく、PCによって遠隔サポート。リーダーに恩があり、尊敬。

情報屋 女 〆 >50 化野 律
出入りしては事件に関する情報を流す。ミステリアスで正体不明。

銃使い ※男 〆 >36 在善 遼
脅しや実際の始末を担当。軽薄だが無慈悲、怒らせると怖い人物。

狙撃手 ※女 〆 >32 橘 蛍
銃使いとタッグを組み現場で活躍。視野が広く観察力に長けた人物。

用心棒 男 〆 >12 荒砥 龍也
筋骨隆々な肉体派。見た目で怖がられること多々。但し頭が弱いため天然発言多め。感覚で動くタイプ。

バイト ※男女各1、男 keep中
表向きの事務所に入るつもりがうっかり巻き込まれてしまった不憫な一般人。事務所で働いているが正体をバラしたら解雇、との脅しを受け雑用係に。



  • No.52 by 三丁目のミケネコさん  2021-11-12 09:55:36 


(/ヒリヒリするような世界観に惹かれ、お邪魔いたします。よければバイト(女)でのkeepをお願い致します。)

  • No.53 by     2021-11-12 10:45:45 




>52

( / お褒め頂き有り難う御座います。バイト女でのkeep、承りました。素敵なキャラクターに出会えますこと、楽しみにお待ちしておりますね。)


 登場人物 ※募集停止中

リーダー 男 〆 >29 九条 忍
飄々としていて掴みどころのない、しかし身体能力が高く一人でもたくさんの人を倒せる武道派。

ハッカー 男 〆 >5 来栖 夕鷹
基本外へ出ることなく、PCによって遠隔サポート。リーダーに恩があり、尊敬。

情報屋 女 〆 >50 化野 律
出入りしては事件に関する情報を流す。ミステリアスで正体不明。

銃使い 男 〆 >36 在善 遼
脅しや実際の始末を担当。軽薄だが無慈悲、怒らせると怖い人物。

狙撃手 女 〆 >32 橘 蛍
銃使いとタッグを組み現場で活躍。視野が広く観察力に長けた人物。

用心棒 男 〆 >12 荒砥 龍也
筋骨隆々な肉体派。見た目で怖がられること多々。但し頭が弱いため天然発言多め。感覚で動くタイプ。

バイト ※男女各1、男女 共にkeep中
表向きの事務所に入るつもりがうっかり巻き込まれてしまった不憫な一般人。事務所で働いているが正体をバラしたら解雇、との脅しを受け雑用係に。


 ※バイトについて

表向きのお悩み相談所の役割を主に担当。電話相談、対面での相談など。実際の裏の仕事については、一般人を危険に晒すことになるためあまり関わらせない。現場に出ることはなく、大抵事務所待機。やるのは掃除や片付けといった雑用。事務所の本来の姿を知ってしまったがゆえに、お悩み相談所としての業務以外でも雑用をさせられることとなった不憫な人物たち。同様の境遇から男女で意気投合しているらしい。外に出るものといえば、ペット探しやら浮気調査といったお悩み相談所としての仕事を基本的に任せられている。外出を伴うものは危ないから、ということで男女セットでの行動となることが多い。



  • No.54 by 来栖 夕鷹  2021-11-12 21:23:25 




>42 忍さん

まあ、そのくらいなら。忍さんいれば、いざって時は守ってくれそうだし。
( 受け取った書類に軽く目を通すと、当然のように現場に出なければならない仕事。しかし、今やすっかり事務所のパソコン前が定位置となりつつある。仕事といえど、部屋の中でも完結してしまうのだから、便利になったものだ。今回の任務は、所謂通勤やコンビニ以外の外出となる。己が現場に出るのなんていつぶりだろうか。もう思い出せない程なのだから、随分前のことだろう。一人きりは心細いが、彼さえいてくれるのなら問題ないはず。考えた上で振り分けてくれるのも相俟って、嫌だとつっぱねる気も起きず。様子を窺うようにちらりと視線を送りながら、期待と羨望を交えた言葉にて応じて。ふと悪戯心が沸き上がってきてしまえば、子どものように強請り )
終わったら、帰りに近くのケーキ屋のモンブランが食べたい。良い?



>43 龍也さん

……っ、ふふ……ごめん。犬種で例えるならドーベルマンかシベリアンハスキー。この子たちね。
( 大真面目に返ってきた言葉は思っていたものよりも少しずれていて、思わず笑みが溢れた。話しているとそういう捉え方もあるんだな、と驚くことがある。怒られなかったのは良いとして、彼はやはり真っ直ぐで良いなと感心した。自分にない気質であり、きっとそれこそが人に好かれる理由。ゆったりと歩み寄り、自分の思う犬をスマートフォンで検索してそちらへと向け。格好良い印象のあるそれらなら嫌がられはしないだろう、と。トレーニングに励みかねない様子に静止を掛け、真顔で話すとゆったりと腕を組んで )
凄いとは思うけど、さすがに休んどいて。怪我したら怖い。



>48 遼さん

凄い、こんなにたくさん……いつも思うけど、普通に旅行いったみたいだよね、これ。
( 久し振りながら調子はまるで変わらない模様。仕事が仕事なだけに怯えたり引き摺ったりするのはおかしいけれど、あまりにも普通すぎる程に何事もなかったかのよう。普段の彼だから見慣れてはいるが、その請け負う任務が非情なのに対してお土産は可愛いのだから、微笑ましくて笑ってしまう。たくさんあるスイーツたちはどれも好みを的中してきており、物騒な仕事の合間に癒しをくれる。ちらりと顔を覗かせる動物のストラップも可愛らしい。渡す相手が年頃の女の子であれば気遣いに惚れていたことだろうと思いつつ。中から地域限定のお菓子を見付けて、自然と笑みが浮かび。冷蔵庫へとプリンを仕舞っては、定位置へと戻り今から食べたいもののみを袋から取り出し。選んだチョコレートを軽く揺らしながら問い掛けて )
遼さんは何か買った?珈琲とか紅茶、何か食べるなら淹れるけど。



>49 蛍さん

ん、了解。
( その場にいなくとも聞こえる重たく耳をつんざくような音は、成功の証。彼女が失敗するかもしれない、とは思いもしなかった。安心して見守るというのはおかしいかもしれないが、しっかりと遂行される任務に不安はなかった。己の行動もちゃんと手助けになったのだから、万々歳とでもいうべきか。苦しむ様子に快楽を覚えるわけではないけれど、悪を成敗するのは心地良い。それも傍観する立場だからこそなのかもしれない、と密かに考え。あくまでも組織の対象は悪者。善人には何もしないのがポリシー。となれば容赦はいらない。制裁を加えるのに躊躇いなど不要であり。無線を通して聞こえる現場の状況に耳を傾けながら、操作を終了させる。周りの人に対する配慮が皆無な大きい音を立てて派手にキーボードを押したのは、仕事が一段落した証拠。満足感に包まれてのんびりと、背凭れへと凭れ掛かって休息。やがて鍵を回す音に反応してそちらを向くと、大きな任務を完了させた仲間の帰宅。これに関しては、きっと彼女がいなければ難しかっただろう。 ゆっくりと立ち上がり、人数分のお茶をテーブルへと用意。申し訳程度に棚から出してきたお茶菓子も添えて )
お帰り、蛍さん。



>50 律さん

……あ、律さん。
( 仲間たちが皆任務に向かっていったのを確認し、誰もいなくなった空間。パソコンを通してやるべきなこともないからと、こっそり厳重管理された鍵部屋にて情報を整理。しっかりと戸締まりを確認したはずだった。しかしながら、ノックの音すら聞き逃してしまっていたらしい。気付けばそこには、久しく見ていなかったシルバーアッシュの髪の後ろ姿。気紛れな気質ゆえ連絡も疎ら。大概此処に来るのは突然で、時々こうして驚かされる。抑揚のない声で名前を呼んでは、書類を元の場所に戻し、しっかりと施錠した後そちらへと歩み寄り。適当に選んだのだろうペットボトル飲料は、取り敢えず己のものではない模様。自身のものは甘いものが多すぎてまず誰かに取られることはない、というのも一因ではあるのだが。彼女が来るということは、暇潰しか、情報が手に入ったか。特にこれまでのことを詮索するでもなく、適当に声を掛けるに留め。ふと甘いものを摂取したい欲が沸いてきてしまえば、スプーンだけ手に取って催促じみたお願いを。一緒に食べよう、などとは口にせず、幾らか捻くれた物言いながら、食べても良いと許可を出し )
生憎皆出払ってて。というか、後でちゃんと戻しておきなよ、それ──あ、ついでにゼリー取って。桃のやつ。食べるなら、特別にあげるけど。



  • No.55 by 三丁目のミケネコさん  2021-11-12 23:47:25 


名前:花田 朝陽(はなだ あさひ)
性別:女
年齢:20
役職:バイト

性格:心配性と他者へ感情移入しやすさが転じて、お節介焼き。良くも悪くも一般人であるため、頭の回転は並程度である。環境の変化を嫌う一方で、自覚こそないものの、自身が柔軟に変化して適応することには抵抗がない。好きな言葉は安定と現状維持。押しに弱い。対人では、物腰柔らかい振る舞いを見せる。

容姿:身長158cmで、絵に描いたような標準体型のシルエット。癖が少なく、やや焦げ茶がかった黒髪は、肩にかかるかという長さで、ハーフアップにすることが多い。長めで、ごくシンプルな銀色メタルバレッタを愛用している。奥二重で垂れ目。Tシャツ、カーディガンにスキニーパンツなど、安くてシンプルな服装を好む。筋肉が少なく、寒がりであるため、夏も薄手のカーディガン、服は重ね着する姿が見られる。笑うと浮き出る片えくぼが特徴的。
バイト中は掃除などの雑用のために、自前の淡い青のエプロンを着用することも。

備考:一人称は私。通学のためにアパートで一人暮らしをしている大学2年生。組織の面々に対しては、「自分にはできない、何かすごいことをしている」という大雑把な尊敬の念を抱いており、敬語をベースに会話をする。自身が飲食好きということもあり、キッチン周りはかなり充実しており、料理が得意に。酒はそれなりに飲める口だが、あるラインを超えると、コテンと寝落ちてしまうため、基本的にはかなり控えている。年の離れた妹が居る。
ロルテ:はい。では、来週の木曜日にまたお待ちしております。
(浮気調査の依頼に彼女がやってきたのが午前11時。一通り詳細を伺い、お見送りする頃には、とうに時計の短針は頂点をすぎており、何とは無しに長い溜め息を吐く。席に戻ると、開かれたパソコンは先程の聞き取り調査の内容がずらりの並んでいる。分析と整理は早めに終わらせておきたい、という気持ちはもちろんあるものの、感じる疲労感と空腹感には抗えず、そうそうに白旗を上げてパソコンを閉じた。勤務状況が自分とはまるで違う彼らの仮眠を起こすのも悪い、と在室者を確認していなかったが、誰か別室で仮眠を撮っているだろうか。昼食は食べるだろうか。立ち上がると、レシピと分量に悩まされ、ぶつくさと言いながら事務所のキッチンを物色して。)
おにぎりと....サラダは余りそうかな。お、たまご。うん、卵焼いて置いておこうか。

(/>52 です。keepありがとうございました!PF完成致しましたので、相性・不備等の確認をお願いいたします。)

  • No.56 by     2021-11-13 09:11:51 




>55

( / お早い提出有り難う御座います。不備など御座いませんので、ぜひ宜しくお願い致します。後程ロルテの方に絡みにいかせて頂きますね。)


 登場人物 

リーダー 男 〆 >29 九条 忍
飄々としていて掴みどころのない、しかし身体能力が高く一人でもたくさんの人を倒せる武道派。

ハッカー 男 〆 >5 来栖 夕鷹
基本外へ出ることなく、PCによって遠隔サポート。リーダーに恩があり、尊敬。

情報屋 女 〆 >50 化野 律
出入りしては事件に関する情報を流す。ミステリアスで正体不明。

銃使い 男 〆 >36 在善 遼
脅しや実際の始末を担当。軽薄だが無慈悲、怒らせると怖い人物。

狙撃手 女 〆 >32 橘 蛍
銃使いとタッグを組み現場で活躍。視野が広く観察力に長けた人物。

用心棒 男 〆 >12 荒砥 龍也
筋骨隆々な肉体派。見た目で怖がられること多々。但し頭が弱いため天然発言多め。感覚で動くタイプ。

バイト 男女各1 >55 花田 朝陽、男 keep中
表向きの事務所に入るつもりがうっかり巻き込まれてしまった不憫な一般人。事務所で働いているが正体をバラしたら解雇、との脅しを受け雑用係に。



  • No.57 by 荒砥 龍也  2021-11-13 14:16:32 




>48 在善

お、おう、ありがとう…?

( 前触れもなく笑い出した相手に呆気をとられ、ぽかんと口を半開き。彼の笑顔は大して珍しくもない。むしろ見慣れている筈なのだが、普段の軽薄とも取れるような薄ら笑いの印象とはまた違い、愉快だと言わんばかりに口元を緩めたものだから驚いてしまったのだ。好奇の眼差しを向けつつ生返事をして、紙袋を受け取り。中身を一つ一つ取り出して確認しながら、途中出てきた手拭いを首に掛けたり頭に置いたりと弄び。「わざわざありがとうな」とにこにこ笑みを浮かべながら、この量を一人ずつに用意しているのかと周到な気遣いに感心して。歳下だという事実を忘れてしまうほど世渡り上手な彼は圧巻で、素直に羨ましいと思える。彼が大人びているのか、自分が幼稚なのか。在善の方がよっぽど歳上らしい風貌なのは周知の事実、彼に追いつこうとするのは最早断念していた。それでも、たった一つの差であっても歳上の矜持というものは持っていたいと願っていて。どうしたら歳上らしく振る舞えるのだろうか、というのは長年の課題であった。すると、先日臨時で給料を貰った事を思い出し、ぽんと名案が閃いて。気前良さげな先輩を演じれば、一歩近づくかもしれない。そう思い、彼に話を持ち出し )

そうだ。いつもお土産もらってばかりだし、今度なにか奢ってやる!なにが欲しい?




>49 橘さん

いや、えーっと…そのぉ、大したことでは…

( ''いや、猫が飛び出してきたんだ!''なんて、冗談を言っているのかと勘違いされても可笑しくないような、そんな事実を淡々と述べられる程の気力は生憎欠如していて。何しろ相手は年下の女の子。彼女より図体の厳つい男が言うには流石に惨めな台詞だと、汗水垂らしながらしどろもどろに胡魔化している酣__突如、背後のビルから厖大な爆発音が響いた。状況に見合わない無慈悲な出来事に一瞬戸惑うが、相も変わらず冷静さを保った声色と言葉に背中を押され、バッと駆け出す。筋書きにない惨事に仲間達はほんの少し焦燥を見せているが、自分としては我関せず。己の失態を帳消しにされてむしろ都合が良い、ラッキーだと気分は燃え上がって、目を輝かせて意気込み、先頭を走り続けた。__数分後、全速力を出したものの日頃の鍛錬の成果か、息一つ乱さずに狙撃手が待機している屋上階へ到着。大仕事をやってのけた彼女の姿が見えると走り寄り、やや興奮気味に声を掛け )

橘さん!今回も凄かったな、格好良かったよ!




>50 化野さん

あーッ!!ちょっと待った!

( 郵便受けの荷物を取りに行く間なら、と戸締りを怠った報いだろうか。仲間達は仕事やら休暇やら買い出しやらで粗方留守にしており、依頼人も居ない筈の事務所内に人影。どうやら自分に気付いていない様子で、室内へ歩みを進めている。仮に泥棒や強盗の類ならば遠慮なく捻り潰すつもりだったが、不意に目につく女優帽。あんな派手な帽子を被った人物など大体見当がつく。内心溜め息を吐きながら声をかけようと口を開いた途端、相手の傍迷惑な言動にぎょっとし慌てて呼び止めて。フンッ、と鼻息を鳴らしながら「化野さん、それ俺の!名前書いてあるだろ」と背後から彼女が持つペットボトルを奪い取り。杜撰な字で''荒''とだけ書かれた蓋を見せつけると、弁解無用と言わんばかりに威圧的な睨みをきかせ。久しぶりに顔を出したかと思えばこれである。今となっては、これもご愛嬌といえるほどに慣れてしまって、腹立ちより先に懐かしさが現れたのはここだけの話。一体何をしていたのか、事務所へ来なかったのは多忙故にか、ただの気紛れか。それらは知る由もないのだが、興味があるのも事実。今回はどんな話を持ってきたのだろうか。一人掛けのソファーへ誘導し、茶の用意をする間に徐ろに話し掛け。 )

んで、用件は?…まさか水分補給しにきただけか?




>54 夕鷹

おぉ!かっこいいな、番犬って感じで…。

( 相手が何故そんなに笑い声を漏らすのか分からずとも、釣られて自然と笑顔になり。見せられた画面に映った強靭で格好良い犬達にどこか既視感があるのは、街中で見かけたことがあるからだろうと念押して。説明を受け、そんな名前だったんだなお前ら…と頷き。確かに豪胆な印象こそは自分と類似しているような気もするが、もふもふとして可愛い彼らに比べるとそこまでの愛嬌は無いだろう。未だ気に掛けてくれているらしい夕鷹に暖かい目を向け「もう何年やってると思ってんだ、怪我なんかしないって」と心配をよそに腰を捻らすと、グギッ!と重い激痛。あまりの衝撃に口から噪音すらも出てこず、たらたら汗を流し。我ながら滑稽が過ぎる一部始終に、笑いや羞恥を通り越して涙が出てきて。穴があったら入りたい、本気でそう考えながら焦った拍子に無茶な願いを申し出て )

ほら!全然だいじょ__あ…ヤバイ、腰抜けた、かも…ゆ、夕鷹!ソファーまで運んでくれ、頼む!




>55 花田さん

花田さん、おはよう…料理、ありがとう…

( 朝方、仕事帰りに寄った事務所で数十分だけ仮眠を取るつもりが、気付けば時刻は昼過ぎ。数分経てば覚醒してくる意識も、今はぼんやりとしており未だ夢心地。ぼやけた視界の中、キッチンにバイトの姿が見えて。午前のトレーニングが出来なかったショックと寝起き故か、普段より一段と険悪な顔つきで、覇気の欠けるがらりと掠れ気味の声を出し背後から近づいて。どうやら昼食の用意に忙しいらしい。彼女の料理は至って庶民的だが、味が良く優しい感じがして気に入っている。といっても、自分は特別舌が肥えている訳でもなく、どちらかといえば味覚は鈍感で子供舌だなんて言われてしまう事が多い。食えりゃなんでもいいと思っている節もあるのだが、それでも手料理というのは良いもので。今回はどんな料理なのか、短く質問してみて )

なにを作ってくれるんだ…?


  • No.58 by 来栖 夕鷹  2021-11-13 16:20:11 




>55 朝陽さん

嘘でしょ……?
( 仕事の合間に食べるものといえば、甘いお菓子が定番。チョコレートのスナック菓子の小袋は、いつもストックされていたはずであり。しかしながら、最近は担当する業務が忙しいせいで、コンビニに行くこともしなかった。消費数が多いのに買う頻度が少なければ、なくなるのは至極当然のこと。問題は己がそれを忘れていたことだった。どうやらすっかり頭から抜け落ちてしまっていたらしい。ショックだとはいえわざわざ行く気も起きなければ、メールにて外にいる仲間に買ってきて貰うようにと頼み。取り敢えずは代替品で我慢しようかとキッチンにやってくると、そこにはバイトの姿。決して裏の仕事をしたくて志願したわけではないのに、偶然巻き込まれてしまった不憫な人。最初の頃に本当の仕事についてばらしたらスマホのアルバムにある写真を流出させる、なんて念押ししたのも今では懐かしい。冷蔵庫に手を掛けるも、時計を見れば昼の時間。彼女が作ろうとしているものが気になって問い掛け )
ジュース……あ、朝陽さん。何か作るの?



>57 龍也さん

ん、なんか皆のことを守ってくれそうな感じ。
( 格好良いながらも、愛嬌のある犬たち。危険を察知して吠え立て、助けてくれる番犬はぴったりだろう。お兄ちゃんのような優しさも彼らしくて良い、だなんて言葉は口に出さないけれど。それでも、危うさを孕んでいるのは看過できない。彼は歳上だが、加減を知らないところがあるからだ。言った傍から聞こえてきたのは、本人でなくてもわかる程痛々しい音。冷たい視線を送りつつ、突き放すように一言。とはいえ本当に無視するのは心地が悪い。近くまで寄り、少しばかりの支えにはなろうと。彼の恵まれた体躯との差違を思えば、肘置きくらいの役割にしかなれないだろうけれど。その後のケアと連絡ならば担当できるから、きっと大丈夫。今はソファーまで誘導しようと、意思表示を )
言わんこっちゃない。悪いけど僕の体格じゃ運べないよ。忍さんや遼さんじゃなきゃ難しいだろうね──ほら、肩貸すくらいならできるから。後は湿布とか。取り敢えずソファーまでは頑張って。



  • No.59 by 橘 蛍  2021-11-13 18:34:10 



>54 夕鷹

(帰還、いや、自分にとっては帰宅と言うべきか。依頼の任務をそつなくこなし無事に終えて帰って来ると、知らず知らずのうちに張っていた緊張の糸が解れる。これまで任務の度に幾度となく繰り返されてきたそれは、今日も当たり前のように行われた。暖かく迎え入れる言葉を掛けてくれた相手が目に入れば穏やかな表情を浮かべる。扉の鍵を閉めた後すっぽりと目元まで被っていたフードを下ろしながら歩を進めて、銃やら弾やら任務に持って行った荷物を近くに置けばテーブルに着く。目の前に置かれたお茶とささやかなお菓子を目にして、用意してくれた彼の気遣いに「ありがとう」と短く感謝の意を述べる。時計はまもなく23時を回るところだ。別にダイエットをしている訳では無いが、遅い時間だからあまり沢山の食べ物を腹に収めたくないというのが本音。このくらいの量なら罪悪感無く食べられる。任務によってカラカラに渇いた喉を鳴らしながらコップの半分程まで一気にお茶を流し込めば盛大に息を吐く。生憎、自分はまだ未成年であるが故に成人が嗜む酒類は飲めないが、まるでお茶がそれに見えるような飲みっぷり。生き返る心地を感じながら、報告書を書かなければ、共闘してくれた銃のメンテナンスもやらなければ、云々とやるべき事を頭の中でリスト化している最中に、ふと先程の任務の中で疑問に感じた事を思い出す。電気が消えた時、耳に当てていたスマートフォンの調子が悪くなったような様子を見せる標的に、疑問を抱いた。「そう言えば」と切り出して)

あの社長のスマホになんかした?



>57 龍也

別に…。いつも通りやっただけ。

(自分の指示に駆け出した様子。スコープで確認出来る所まで出て来た彼等を捉えると、誰一人欠ける事なくこちらに向かって走っていた。胸を撫で下ろす。相手の驚きの声には一瞬肝を冷やしたが、何とか切り抜ける事が出来たみたいだ。幸運の女神が自分達に微笑んでくれた事に感謝した。徐々に近付いて来た新たな多数のサイレンの音は幾重にも重なり、夜の静寂な空気を壊している。それらの正体である消防車や救急車も到着し一層狼狽しているビルの様子とは対照的に、静かにその様を見遣りながら仲間達の周囲への警戒も怠らず。やがて、自分のいる古いビルに入って来るところでスコープから目を離せば、到着して駆け寄ってきた彼等を振り返る。真っ先にやって来た相手の息は上がっていない。流石、ダンベルと寝食を共にしているだけあるなと感心しつつ、昂った様子で話し掛けられれば擽ったいような何とも言えない気持ちになり、照れ隠しのつもりで謙遜にも似た態度を取る。こんな時、素直に「ありがとう」と言えたなら可愛げもあっただろうが、そう言える性格を持ち合わせてはいなかった。こそばゆい感じから逃れるように話題を変える。あの一驚は何だったのか、銃などの商売道具をテキパキと片付け始めながら問い掛けて)

で、一体何があったの?従業員にでも見つかった?

  • No.60 by 来栖 夕鷹  2021-11-13 21:34:19 

 


>59 蛍さん

( 今回の任務も変わらず無事に終了した。心配はしていないが、職業柄何があっても不思議ではない。常に危険と隣合わせなのは、自分以外の現場に赴く面子が主である。支えるのがメインの己が外に出るのは稀であり、最近もコンビニに行った程度の外出しか記憶にない。危険な任務を、自分よりも年下の子がやっている。いつもながら、改めて意識すると凄いことだろう。共に当てはまることではあるものの、世の中の同年代は大学に通ったり、仕事をしたりしているはず。それも平和で口外できるもの。どこで道を間違えたか、なんてもう思い出せないが、此処が居場所なのは間違いない。リラックスした様子の彼女を微笑ましげに眺めながら、自身は度の低く飲んでも酔わないチューハイを一口。本日の任務は終わったのだから、少しくらい許されるだろう。のんびりとした空気感の中、静かなのも中々良いものだ。普段賑やかなのも心地良いが、一人でないときの静寂は嫌ではない。ふと耳に届いた言葉に、あっけらかんとして返答を。まるで雑談のように肩を竦めてみせるも、該当者を思い浮かべていれば、声色は自然と冷たいものへと変化して。しかしながら話題を普通のものに戻すと、口調もゆったりと砕けたものになり )
ん?……ああ、ちょっと細工しただけ。あの瞬間だけ圏外にした。警察来る頃には全部戻ってるから、圏外だとか停電だとか言っても相手にして貰えないだろうね──そうだ。蛍さん、やること終わらせたら仮眠取って良いから。僕、さっき軽く寝たし。



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