3063 2025-09-26 16:57:27 |
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ところで、アイリスさんはまぞ…魔法を使えるようになりたいとは思いませんか?
(お茶を2人分淹れて、アイリスにテーブルにつくように促しながら)
はい、魔法です。使えるようになれば、戦いを有利に運べるようになります。どうでしょう、やってみませんか?
《そして、ゆくゆくはわたしと同じ魔族になってもらいましょうねぇ。くっくっく。》
わかりました。では、さっそく今日から始めましょうか。昨日の街外れ、わたしたちが出会った場所に行きましょう。
(杖を手に取ると、杖の先についている赤い宝石がボゥっと怪しく光出す)
……。出会った場所…わかった!
(ナハトの杖の先についている赤い宝石が光ったことに驚き少し固まるも、すぐにナハトの手を握って「出発しんこ~♪」と告げて歩き出して。)
せっかくですから、その立派な剣も活かせるような魔法を使えるようになるといいですねぇ。アイリスさん、剣技はお得意なんですか?
(街外れへの道すがら、アイリスに尋ねる。もはや、自然に手をつないでしまっていることは気にならなくなっている。)
なるほど、苦手ですか。先ほどの様子から、使える魔法もお持ちではなさそうでしたねぇ。では、アイリスさんのお得意なことはなんでしょうか?
(よく今日まで生き残ってこれた、と半ば関心しつつ、さらに尋ねる)
……気配消したりとか?だと思う…
(少し考える素振りを見せ、気配を消すことぐらいしか思いつかないアイリス。しばらくの沈黙のあとにそのままの意味で言い)
ほう、それはとても役に立つ特技ですねぇ。わたしは、剣技の方はまるでわかりませんが、なんとかアイリスさんの特技を活かす方向でいきましょう。
《そう言えば、あの勇者も神出鬼没、気配を絶つのはうまかったですねぇ。さすがはその血を引く者、と言ったところ。》
(自身の顎をさすりながら、アイリス向きの魔法を考える。勇者のことを思い出しても、今までのようにあまり怒りが湧いてこないことに疑問をもちながら…。)
えへへっ♪役に立つ特技…♪
(役に立つなんてあまり言われたことがなかったため、ものすごく嬉しそうに満面の笑みを浮かべて…。)
うれしそうですねぇ。ただ、何事も努力が必要ですよ?魔法を身につけるにしても、アイリスさん自身の努力が必要なんです。それには、まず魔法に対する理解を…ん?あれは…
(2人の進む道の途中、何者かが道を塞ぐように佇んでいる。一見してわかる異形、人間ではないようだ。)
努力…。ナハトさんがいるなら私頑張るっ!…ってあの人も魔族さん…?
(ナハトの努力が必要という発言に、自身も目一杯頑張ると告げ…すると道に佇んでいる異形の人物を一瞥し、思わず疑問が口からポロッとこぼれて)
あれは、コボルドですねぇ。こんな日中に、しかも単独で…。アイリスさん、あれはコボルドという種族で、魔族です。単独で活動することは滅多にない種族なんですが、どうしたんでしょうねぇ。
(アイリスよりも小柄だが、頭部は小さな角の生えた犬のような姿。刃こぼれした短剣を持ち、ウゥと低く小さくうなっているのがこちらにも聞こえる。)
コボルド…?魔族さんってワンちゃんみたいのもいるんだ…。
(おそらく警戒した様子で小さく唸っているコボルドに対して呑気に「ワンちゃんみたいで可愛い」という感想を抱いており、こっそりコボルドに近づこうと考えているアイリス…)
ワンちゃん…犬とは全く別者ですよ。まぁ、単体であればそれほど危険ではありませんがねぇ。
《わたしがいるのに、威嚇している?おかしいですねぇ。格上の魔族に対して威嚇などするはずがないのですがねぇ》
そこのコボルド、脇に下がって道をあけなさい。
(疑念を抱きつつも、コボルドに対して、手を振り脇に退くように伝える)
ふふ……♪
(いつの間にかナハトの手元から離れ、コボルドの顎の下をまるで子犬を撫でるかのようにワシャワシャと一心不乱に撫でているアイリス…)
【コボルド】…ウガァゥゥ…グァルルゥ…
(アイリスにわしゃわしゃされているコボルドの目は真っ赤に充血し、口からはボタボタと涎がたれ始めている。明らかに様子がおかしい。)
【ナハト】なっ!アイリスさん、不用意に近づいてはいけませんよ。様子がおかしい、コボルドからそっと離れてください。
(アイリスが離れたことに全く気づけなかったこと、アイリスがコボルドを子犬扱いしていること、二重の驚きがありながらも、コボルドを刺激しないように、落ち着いた口調で。)
【コボルド】ギャァゥゥッ!!
(離れようとするアイリスに、コボルドが襲いかかる)
【ナハト】我が声に応えよ「貫く者」。
(ナハトに召喚された魔界蟲が、鋭く尖った頭でコボルドの心臓を貫く。コボルドはその場に崩れ落ちる。)
さぁ、アイリスさん、今のうちにこちらに。
………。
(自身に襲いかかってきたコボルトが目の前で心臓を貫かれたのを目の当たりにし、完全に腰が抜けているが頑張ってナハトの元まで震えながら移動して…)
ケガはありませんか?やれやれ、図らずも、魔法のお手本を1つお見せすることになりましたねぇ。
(震えるアイリスの服の汚れをはたきながら)
だ、大丈夫。怪我してないよ…。
(戦闘や魔法に慣れていないアイリスにとってはかなりショッキングな出来事だったため、目に涙を浮かべながら大丈夫だと告げて)
そうですか、ケガがなくて幸いでした。
《これではっきりしました。わたしは、魔族から人間を守った。いや、アイリスさんを守った。初めての感情ですねぇ、やれやれ。》
(自身の行動に、気持ちはかなり動揺しているが、それは微塵も表に出さず、じっとアイリスを見つめながら)
あっ、ナハトさん助けてくれてありがと…
(そういえばお礼を言ってなかったことを思い出し、手で涙を拭ってから、ぺこりと頭を下げながらナハトにお礼の言葉を言い…)
…アイリスさん、無闇に魔族に近づいてはいけません。まぁ、魔族のわたしが言うのも変ですが。話の通じない者もいますから。もっとも、それは人間にも言えることですがねぇ。
《決めました。アイリスさんを立派な魔族にし、魔族の頂点に立ってもらいます!》
(アイリスの顔をじっと見ながら、優しく諭すように語りかける。倒れたコボルドは、石と化し、ビシッと音を立てて崩れ、砂となる。)
……!
(ナハトの話を真剣に聞き、するとビシッという音が聞こえ咄嗟にそちらに視線を移すと砂になったコボルドを見てしまい「ヒュッ」と小さく息を呑んで、すぐナハトの手をぎゅっと握って)
アイリスさんには、少々刺激が強かったようですねぇ。そこの木陰で少し休みましょうか。
(木陰を指差し、アイリスの手を引き、木陰に連れて行く。)
…だ、大丈夫だよナハトさん
(ナハトを心配させないように精一杯の作り笑いをするも、木陰につくと緊張の糸が切れたのか…その場にすっと座り)
無理する必要はありませんよ。一休みしましょう。
ところでアイリスさん、今更ですが、魔族であるわたしとこうして一緒に居ることに、抵抗はありませんか?
(作り笑顔を察して、休憩を促す。一息ついたところで、問いかける。)
抵抗…?ナハトさんは優しいしそんなの私は全然ないよっ♪でもお兄様に気づかれたら…。
(ナハトに対して抵抗は一切ないと笑顔で告げ、今は任務で旅をしている兄のことを思い出し、すると少し表情が曇って…)
そうですか。それはよかった、魔法の習得にはある程度時間が必要ですらねぇ。
それはそうと、お兄様がいらっしゃるんですか。そのお兄様は、どんな方なんですか?
《やれやれ、勇者の血統がもう1人いましたか。これは、アイリスさん魔族化の大きな壁になりそうですねぇ。》
なるほど、お強いんですねぇ。言いたくないことは無理して言う必要はありません。まぁ、魔族のことはあまり良く思ってらっしゃらない、と言ったところですか?くっくっく。
《勇者である父親の気質を濃く継いだのは、兄の方かもしれませんねぇ。注意しておきましょう。》
(敢えてアイリスの方は見ずに、意地悪げに笑う)
おや、図星でしたか?くっくっく。わたしは、全く気にしませんけどねぇ。まぁ、どちらかと言うと、魔族と一緒に居るアイリスさんの方がが珍しいと思いますよ。くっくっく。
(図星をつかれて驚くアイリスの頭をポンポンと軽く叩き、また意地悪げに笑う)
私って珍しいの…?で、でもナハトさんみたいに優しい魔族さんなら一緒に居ても楽しいよっ!
(ナハトの顔を見つめ屈託のない笑みを浮かべながらそう言い、様子から察するに嘘ではなく本心から言っているのがわかるだろう…)
ええ、珍しいです。もっとも、人間に優しいと言われてしまっているわたしも、魔族としては珍しいのでしょうがねぇ。正直、あなたのお父上のことは、憎くてしようがないのは変わりません。しかし、不思議ですねぇ、あなたのことは全く憎めないんです。
(段々とアイリスに惹かれていっている自身のことを認めはじめる。しかし、魔族としてそれでいいのかという葛藤も含みながら。)
…ん~、珍しいとかそういう話は私には難しいけどナハトさんが優しいのは良いと思うよ♪
(14歳であるアイリスにとってはナハトの話が難しかったのかナハトの葛藤など知らず呑気な答えを出して)
(/兄のpfは貼ったほうがよろしいでしょうか?)
そうですか。しかし、魔法の習得に関しては厳しくしますよ。しっかりと学んでもらいます。
(一転、しっかりとした口調で自身の決意も込めて伝える。)
(/おお、是非お願いします!)
名前:トリスタン・アイリス
性別:男
年齢:16歳
容姿:髪は真っ白で雪を思わせる色のミディアムショート。瞳の色は母親譲りのワインレッド。身長は160cmほどで小柄であり、服装は黒色と赤色を基準としたシャツの上に白いマントを羽織っており、足元には身長を誤魔化すために厚底の編み込みブーツを着用している。腰には金色の装飾が施された短剣を身につけている。
性格:基本的には誰にでも優しく、魔族に対しては勇者である父親譲りの敵意を抱いている。あとかなりのシスコン。
備考:勇者の子供としては妹であるアーサーよりも有名であり、各国の魔族の残党狩りの依頼に積極的に協力している。聖剣には選ばれなかった過去があり、自身の身長とその過去をあまり良くは思っておらず、身長に関しては一応毎日牛乳を飲んでいる。ちなみに戦闘能力はアーサーとは比べ物にならないほど強いが、精神面はかなり打たれ弱い。
(/こちら兄のpfです…)
わたしも、精一杯お教えしますよ、アイリスさん。あぁ、それから、わたしのフルネームは、ナハト・テンペスタスと言います。改めて、よろしくお願いします、アーサー・アイリスさん。
(笑顔はないものの、その口調には強い意志と喜びを感じることができる。)
…♪改めてよろしくねっ、ナハトさん!
(どこか喜んでいるナハトに気づき自身も嬉しそうに改めてよろしくと頭を律儀に下げながら告げて)
では、そろそろ行きましょうか、アーサーさん。学んでもらうことは山ほどありますからねぇ。
(立ち上がり、ローブの裾をはたきながら)
…うんっ!
(先程の砂になったコボルドのことはもう記憶にないようで…立ち上がったナハトの手を握り、そのまま自身も立ち上がって)
では、歩きながら、魔法についてお話ししましょうかねぇ。まず、物質世界と精神世界についてですが…
(街外れに向かう道中、得意の魔法学について語り出す魔法オタクのナハト。もはや、アーサーが理解できているかは関係なくなってしまっている。)
……?物質世界と精神世界…?
(ナハトが何を言っているかは全くわかっていないが、なんとなくで頷きながらも一応は真剣に聞いており)
…つまり、魔法とは精神世界における事象を、物質世界に具現化させることである、と言えるわけです。アーサーさん、ここまでで何か質問はありますか?
(魔法学の入り口の手前の話です、とでも言いたげな顔で)
…質問はないけど、魔法ってすごいんだねっ♪
(相変わらずナハトが何を言っているかはわかっていないが、目をキラキラと輝かせながら魔法ってすごい…という結論に至り笑顔でそう告げて)
実際にはわかってしまえば、どうということはありませんよ。さぁ、着きました。では、さっそく始めましょうか。まずは、精神世界を認識できるところまでいかなくてはいけません。アーサーさん、ここでご自身が、直感的に1番安心できる場所に移動してみてくれますか?
(大好きな魔法のことを、素直にすごいと言ってもらって、内心喜んでいる魔法オタク。)
…ゴ、ゴホン。選んだ場所はさて置き、今の感覚が精神世界の事象を物質世界に具現化、つまり、イメージを現実のものにすると言うことです。いきなり出来ましたね。たいしたものです、アーサーさん。
《やはり勇者の血を引くだけのことはあります。これは楽しみですねぇ。》
(思った以上の才能の発見と、自身の側に来たことに内心大変喜んでいる。)
ただ、気をつけないと、体力と同じように精神力にも限界はありますから、あまりやりすぎると最悪命を落としたり、廃人になったりします。また、移動系の魔法は、移動先の情報が曖昧だと、壁と同化してしまったりすることもあるので、これも注意が必要です。
(魔法慣れしているナハト、恐ろしいことを涼しい顔でサラッと言ってのける。)
廃人…壁と同化…。
(少し不安そうにナハトのローブの裾をぎゅっと握るも、涼しい顔で言っているナハトを目の当たりに少し呆気に取られたようで固まって)
まぁ、使い方次第、ということです。その剣も、使い方を間違えば自分を傷つけてしまうこともあるでしょう?それと同じですよ。正しく使えば、問題はありません。ここまでで、何か質問はありますか?
(物入れから革製の水筒を取り出し、アーサーに渡す)
えっと、もし壁と同化したらどうなるの…?
(思いついた質問をそのまま言葉に出し、渡された水筒を見つめ一口、口に含んで)
そうですねぇ。運が良ければ、壁人間として生きてはいけます。運が悪ければ、人が埋まった壁ですねぇ。
(別の水筒で水を飲みながら、またもやサラッと言ってのける。)
……壁人間…。
(壁に埋まった自分を想像してしまったようで、少し顔が青ざめているアーサー。魔法はすごいけど…怖い、そんな結論に至るのだった。)
力の怖さを知ることは、大事なことです。大丈夫ですよ。アーサーさんは良い魔法使いになります。恐らく、わたしよりも高位の魔法も操れるようになると思います。
(アーサーの肩にそっと手を置き、安心するよう語りかける。)
ほ、ほんとっ!ナハトさんよりもすごい魔法使いに私が…。
(顔がパーっと明るくなり、よほど嬉しかったのか今にも小躍りしそうなほど喜んでおり)
しかし、それには弛まぬ努力が必要です。才能?努力?最強、ということです。アーサーさんは、イメージの基礎は出来ているので、次は元素魔法の基礎をやってみましょうか。
(肩下げの物入れから、小さな本を取り出す。表紙には、なにやら魔法陣やしきものが書いてある。)
う、うんっ…!
(ナハトが取り出した本に描かれている魔法陣を見て、きれいな模様だな~と考えているアーサー、それもそのはず魔法陣なんてものを今初めて見たからだ)
失礼、不明瞭でしたね。才能ある者が、努力をすることで最強になれる、ということです。
そして、この本は魔術書、表紙に描かれているのは、魔法陣です。いずれ、アーサーさんもご自身の物を持つことになりますよ。
(魔術書を見せながら、説明する)
…ナハトさんもその、魔法陣?っていうの持ってるの?
(魔術書の内容はあまり理解できていないが頭にふと浮かんだ質問を問いかけてみて)
はい、この魔術書に書かれた魔法陣がわたしのものです。アーサーさんが召喚魔法を身につけて、わたしとの契約を結べば、この魔法陣を使ってわたしを呼び出すことができるようになります。
(魔術書をめくると、それぞれのページに様々な魔法陣が描いてある。)
召喚魔法…。
(様々な魔法陣をよく観察しだすアーサー…、安心できるナハトを呼べる召喚魔法に興味をもったようで目をキラキラと輝かせて)
どうやら、召喚魔法に興味があるようですねぇ。では、召喚魔法の習得から始めましょうか。
(ナハトの魔法陣が描かれた羊皮紙を取り出し、アーサーに渡す。)
わ、私の声に応えてっ「ナハト」さん…。
(先程ナハトがコボルドを倒したときの詠唱を真似て言ってみるが、あまり上手くいかなくて…)
アーサーさん、慌てずゆっくりいきましょう。まずは、わたしを召喚するには、わたしと契約を結ぶ必要があります。契約の方法はいくつかありますが、1番強力な「血の契約」にしましょうかねぇ。
(羊皮紙を地面に置くようにうながし)
文字通り、お互いの血を交わして契約とする方法です。と言っても、必要な血は、指先からの一滴で十分です。
(そういうと、小さなナイフを取り出し、自分の指先に傷をつけ、魔法陣の中央に血判を押す。)
さあ、わたしの血判の上から、アーサーさんの血判を押してください。
(ナイフを拭き、自身の血をぬぐってアーサーに渡す。)
ナハトさん大丈夫っ!?って…えっ?わ、私も…。
(指を切ったナハトを本気で心配し、次に自身もやらなくてはならないことを知り、少し固まるが、覚悟を決め「えいっ」と自分の指を軽く切り、思っていたよりも痛かったのか涙目になりながらも魔法陣の中央に血判を押して)
(アーサーが血判を押すと、魔法陣が青白く光を放ち、2人の血判がスゥっと羊皮紙に吸い込まれる。)
これで、契約は結ばれました。いつ、どこからでも、アーサー・アイリスの名において、ナハト・テンペスタスを召喚することができます。召喚に応じない時は、わたしが命を落とした時のみです。
命を落とした時…そ、それじゃ私がたくさん強くなってナハトさんも守るからっ。
(ナハトの手を優しく握って潤んだ瞳で見つめながら上記のセリフを言い…)
はい、期待してますよ、アーサーさん。あ、説明が前後しましたが、血の契約は生涯に1人としか結べませんので、ご注意を。
(握られた手とは反対の手でアーサーの頭をなでながら)
…♪ナハトさんそんな大事な契約、私なんかで良かったの?
(頭を撫でられ心地よさそうに目を細めていたが、生涯に1人…そんな大事な契約を自身なんかに使ってよかったのか…という不安が発生し…)
そうですねぇ。わたし自身も不思議に思っています、まさか勇者の娘と契約を結ぶとは。しかし、正直うれしく思ってもいます。契約を結べたのがあなたでよかったです。
(まっすぐアーサーの目を見つめながら、正直な心のうちを語りかける。)
わ、私でよかった…。
(ナハトのその言葉をものすごく嬉しく感じており、なぜかはアーサーにもわからないが無意識のうちに自然とポロポロと涙を零し…)
…。わたしは、人間のように涙を流したことがありません。なぜ涙を流すのかもわかりません。ですが、あなたが流す涙があたたかいことは、はっきりとわかります。
《人間と魔族…そうやって分ける意味はないのかもしれませんねぇ。》
(自身の感情、考え方の変化を認めつつあり、またそれが心地よく、穏やかな表情でアーサーの涙を優しくぬぐう。)
…!?さ、さて、今日はこのぐらいにしておきましょうか。そう言えば聞いてなかったですが、アーサーさんは普段何をしているんでしょうか?
(生まれて初めて頭をなでられ、思いっきり動揺している。)
ふふっ♪普段はお家でのんびりしたりとか、お散歩したりかな~
(動揺しているナハトに思わず笑みが溢れ、その後自身の普段していることを告げて)
なるほど、わかりました。わたしは、あの小屋に住んでいます。大抵はこの辺りに居ますので、アーサーさんが魔法の練習をしたい時にここにいらしてください。あぁ、それから、まだ魔法に慣れるまでは、無闇に召喚魔法を使わないように。先ほど言ったように、命を落とす危険がありますから。いいですね?
(先ほどの穏やかな顔から一転、真剣な顔で注意を伝える。)
う、うん…わかった…!
(命を落とす危険…それを真剣な顔で伝えるナハトに、真面目な雰囲気を醸し出しながらコクリと頷き…。)
では、続きはまた次回にして、お送りします。今朝のコボルドの件も気になりますしねぇ。なにがあるがわかりませんから。
(愛用の物入れを肩にからい、アーサーを送る準備をする。)
1番好きな…そうですねぇ、炎の元素魔法も好きですが、1番となると召喚魔法ですかねぇ。召喚できるのは、生物だけではないんですよ。
(魔法オタク、嬉々としてしゃべりだす。)
…えっ?そうなの…!
(生物以外も召喚できる…アーサーにとっては衝撃の真実を知り、どんなものを呼び出せるのか目をキラキラと輝かせながらナハトに尋ねて)
では、次回はいくつか召喚魔法を実演して見せましょうか。
(アーサーに自慢の魔法を見せることができると、内心ウキウキの魔法オタク。)
お疲れ様でした、アーサーさん。今日はゆっくり休んでください。思っている以上に疲れているはずですからねぇ。
(名残惜しいが、ぐっとこらえる。)
う…。も、もし危険な目にあったら、その時はやむを得ないので、すぐにわたしを召喚してください。
《なんでしょうか、無性に抱きしめたい衝動にかられています。どうすればいいのでしょうか。》
(感情が処理できず、どうすればいいのかわからない様子の奥手魔族。)
(二人がこうして抱きしめ合っているなか…、アーサーの家や街外れから遠く離れた北の国にて魔族の残党狩りの任務を終わらせた人物が一人。
そんな彼の周りに横たわる複数の魔族を横目に最愛の妹である、アーサーの写真を見ており…)
…やっと任務終わった~、これでやっとアーサーに会える…♪
【魔族】…魔族狩り…し、知らせねば。誰でも…いい、届いてく…れ…「魔族狩りに気をつけろ」
(トリスタンの足元、瀕死の魔族が念話を飛ばす。死の間際に見た光景とともに。)
【トリスタン】…はぁ~っ。
(死の間際になにを言うのだろう…と殺意が隠しきれていない様子で魔族を観察していたが、念話というトリスタンにとっては全く興味がない内容だったため、ため息混じりにその場をあとにして…。)
【アーサー】
(ナハトと抱きしめあった翌日…今度は一緒にご飯を食べようと思い、手作りのお弁当を持って街外れに訪れて。するとナハトを見かけると笑顔で駆け寄っていき…)
(街外れのいつもの場所、ベンチに腰を降ろし眉間に皺を寄せ、苦々しい表情のナハト。トリスタンに狩られた魔族からの念話が届いたようだ。)
《魔族狩り、恐らくは勇者の息子の方ですねぇ。と言うことは、アーサーの兄。早晩、出会うことになりそうですねぇ。》
(/わたしも、魔族をもう1人考えてもいいですか?)
……♪
(ナハトの横にいつの間にか座っており、呑気に鼻歌を歌いながら体を揺らして)
(/もちろんっ!大歓迎ですよ♪)
アーサーさん、いつの間に!?気配消すのが本当にお上手なんですねぇ。おはようございます、アーサーさん。
(隣に座るアーサーに気付き、驚くが、険しい表情は消えて、穏やかな表情になっている。)
(/ありがとうございます。キャラがまとまったらpfを出しますねー)
ナハトさんおはようっ♪あっ、これお弁当…
(元気に挨拶をし、自身の作ったお弁当をナハトに手渡して)
(/はいっ!楽しみにしてますね♪)
おや、お弁当ですか、ありがとうございます。とてもうれしいです。ところで、昨晩はよく眠れましたか?悪夢を見たり、疲れが残ったりしていませんか?
(お弁当をうけとり、微笑みながらお礼を言い、魔法の練習の影響がでいないか気にしている。)
ふふふ、たしかにお元気なようですね。よかったです。やはり、アーサーさんは才能があるようです。さて、今日は、召喚魔法の実演、でしたねぇ。
(元気なアーサーの姿に目を細める)
ご期待に沿えるよう、がんばります。とは言え、街が近いのであまり派手なものはひかえます。では、まず…我が声に応えよ「嘆きの壁」
(ナハトの召喚に応じて、黒板ほどの大きさの古めかしい壁が出現する。)
これは、「嘆きの壁」、非生物です。詳細は伏せておきますが、簡単に言うと、対魔法防壁です。
(そう言い終わると、壁は音も無く消える。)
対魔法防壁というのは、敵の魔法に対して、こちらの身を守るための防御手段、ということです。特に、聖なる力に対しては高い防御能力があります。
(魔法に関する質問には、ついついテンションが上がる魔法オタク。)
聖なる力…。ナハトさんほかにはどんなものを召喚できるの?
(ちらっと自身の腰にさしている聖剣に視線を送るも、すぐナハトに視線を戻して再び質問をするアーサー)
アーサーさんの腰の剣、かすかに反応していましたねぇ。(意地悪げに)
では、次は…我が声に応えよ「魔操兵」
(ゴゴゴ…と地響きとともに、地面が盛り上がりストーンゴーレムが現れる)
…。すごいっ、ゴーレムさんだっ!
(意地悪気なナハトにムッとした表情を向けるが、現れたストーンゴーレムに先程の嘆きの壁とは比べ物にならないほどのキラキラと目を輝かせ…それもそのはずアーサーは昔からゴーレムが出てくるとある絵本が大好きだからだ。)
名前:シュトゥーム・バルバドス
性別:男
年齢:約1800歳
容姿:見た目40代半ば。ややクセのある赤髪で肩が隠れるくらいの長さ。額の真ん中、左右に1本ずつ、全部で3本の角が生えている。赤拵えの具足を身につけ、腰には大小の太刀を佩いている。
性格:自信家でプライドが高い。
備考:魔界の三大貴族、バルバドス家の当主。魔族偏重主義で、人間は取るに足らない存在だと思っている。が、勇者との戦に敗走したことで、プライドをズタズタにされた。剣の名手で、愛刀は大太刀「紅時雨(べにしぐれ)」。斬るほどに刀身が錆びていき、錆びるほど斬れ味が増していく。定期的に斬らないと、錆が落ちて斬れ味が鈍っていく。
(/追加キャラです。よろしくお願いします。)
うんっ!大好きだよっ
(満面の笑みでそう告げて)
(/pfありがとうございますっ、これから出会うのが楽しみです!)
昔、ゴーレムさんが出てくる絵本を寝る前によく読んでもらってたってだけだよっ。
(自身の思い出を嬉々として語るアーサー。)
なるほど、そうだったんですか。ゴーレムも色々ありますが、アーサーさんは良いゴーレム使いになるかもしれませんねぇ。ちなみに、ゴーレムも非生物です。もう少し召喚魔法、見てみますか?
(内心は、見せたくてしようがない魔法オタクのナハト。しかし、頭の片隅では、魔族狩りのことが気になっている。)
【アーサー】
良いゴーレム使いって…、いいの?もっと見たいっ!
(良いゴーレム使いになれると聞いて照れ笑いをするが、他の召喚魔法を見たくて勢い置く返事をして)
【トリスタン】
…………。
(アーサーのもとに戻る最中、ふと自身の自慢の白いマントに目をやるとおそらくは魔族の返り血であろう、赤い痕が出来ていることに気づき顔を顰めるトリスタン。
そんな彼はまだ、気づいていないがマントの他にも顔や髪にも血痕がついており…。)
【ナハト】召喚魔法は、意外と相性も大事なんですよ。では、次は生物系にしましょうかねぇ。
(まだ試していないが、アーサーと自分の相性はどうなんだろうか、とふと気にしながら、次に召喚するものを思案中。)
【シュトゥーム】
先ほどの念話…あれが噂の魔族狩りか。勇者には煮湯を飲まされたが…その息子、我が愛刀の錆にしてくれる。
(ザリザリと音を立て、愛刀を鞘に納める。足元には、返り討ちにした魔族残党狩りで雇われた傭兵たちが倒れている。)
【アーサー】
相性…?じゃ、じゃぁナハトさんと相性が良いの召喚してみて?
(ナハトとの相性の良い召喚対象が気になり上記の質問をして)
【トリスタン】
……!
(シュトゥームの足元に倒れている傭兵たちを一瞥し、「この数を一人で倒したのだろうか…それならかなり強い魔族だな…。」と思案していたが、
今は久しぶりに妹に会える…そのためここで戦い始めたら時間の無駄だと認識し、くるりと背を向ける形で逃げ出して)
【ナハト】
わたしと相性の良い、ですか。そうですねぇ…では、我が声に応えよ「魔人の首」
(空中に、まぶたを縫い合わせられ盲目状態の魔人の頭が3つ、正三角形を形作るように現れる。それぞれの頭は、正三角形の中心を向くように配置されている。)
【シュトゥーム】
おのれ、逃げるか!…あの身のこなし、スピード、この距離では追いつけんか。まぁ、良い。楽しみは後に残しておくとしよう。
(ニヤリと不敵な笑みを浮かべ、トリスタンの背中を睨みつける。)
《戦える同胞を探し出し、軍備を整え、こちらから魔族狩りに仕掛けてやるわ。》
【アーサー】
……………。
(予想とは全く違う少し不気味な首が現れたことに驚きフリーズするアーサー。なぜナハトと相性が良いのだろうと疑問を抱くも口に出すことはせず、首からナハトにゆっくりと視線を移して。)
【トリスタン】
…ふふっ♪
(ちらりと振り返ると不敵な笑みを浮かべているシュトゥームが視界に入り、あっさり自身に追いつけないと諦めている様子に嘲るような笑みを浮かべ…。)
【ナハト】
この首と相性がいい!?…と、疑問に思っていますね?これは、使い勝手という点で、わたしと相性が良いんです。あの首に囲まれた空間は、ある種の結界になっています。そして、3つの首は、それぞれに魔法を放つことができる。つまり、わたしと合わせて、同時に4つの魔法を放つことができるんですよ。
(魔法オタク、得意の魔法の話でやや早口気味になっている。)
【シュトゥーム】
今のうちに笑っておれば良いわ、勇者の末裔。必ず、目に物言わせてやる。…まずは、テンペスタスの小倅を探すとするか。奴の魔法は、役に立つ。
(トリスタンの、嘲るような表情を見て、拳を握りしめる。そして、ナハトに会うため、出立しるシュトゥーム。)
【アーサー】
……う、うん。
(ナハトの話を聞き、同時に4つの魔法を放つことができるのは、凄いとは感じているが…見た目が見た目なため少し怖がっており、すっとナハトの後ろに隠れるアーサー。)
【トリスタン】
(シュトゥームと出会ってから約数十分が経ち、今になって傭兵たちを見捨てた選択に後悔しているトリスタン…一応後悔はしているはずだがその歩みを止めることはなく、やっと街外れ付近が見えてきたことに嬉々とした表情を浮かべており。)
で、でもっ同時に4つの魔法を使えるのはすごいと思うよっ!
(落ち込んだナハトに気づき、精一杯のフォローをするアーサー。見た目にも少し慣れてきたのか、隠れるのをやめており。)
無理しなくても大丈夫ですよ。やはり、ウサギや小鳥の首などの方がいいですよねぇ。
(違う、そうじゃない、ということには気がつかない、魔法オタク。)
……………。
(ナハトの首発言に若干引いたようでジト目で見つめるアーサー。ちなみにアーサーが他の人に引くなんてことは滅多にない…)
…何を間違えたかはわかっていませんが、アーサーさんのその表情から、わたしが何かも間違えて、アーサーさんの機嫌を損ねたのは手に取るようにわかります。
(魔人の首は消え、微妙な空気だけが残る。)
ナハトさん…首だけじゃない状態で召喚とかはできるの?
(ジト目で見つめるのはやめておらず、ちゃんと体がある状態で召喚ができるの?という疑問を投げかけて。)
もちろん、できますよ。ただ、首だけを召喚する方が使いがっ…では、我が声に応えよ「ブーレ」
(首だけを召喚する利点を説明しようとしたが、アーサーのジト目に押され、使い魔を召喚。見た目は人間の子どものようだが、尖った耳、背中にはコウモリのような羽を持っており、当然、体もある。)
…ナハトさん、この人も魔族さんなの…?
(ナハトに召喚されたブーレをまじまじと見つめ、体がきちんとあることに安堵の表情を浮かべ、ブーレの容姿を観察してから上記の質問を問いかけて。)
はい、広い意味では魔族です。どちらかと言うと、悪魔に近いですね。ちなみに、ブーレは種族名ではなく、個人名です。非常に優秀な使い魔で、探査、探知、追跡などか得意なんですよ。
(無表情で、アーサーをじっと見つめるブーレ。)
【ブーレ】
なはとサマ、ヒサシブリ。アブナイノ、フタツチカヅイテキテルヨ。
(カタコトの言葉で話すブーレ。見た目通り、甲高い声で、迫る危機を知らせる。)
ブーレさんってすごいんだねっ!…危ないのって?
(ナハトの探査、探知、追跡などか得意という発言にもしかして自分よりも優秀なんじゃ…という考えがよぎるも、素直に笑顔でブーレのことを褒めるアーサー。すると危ないものが近づいてきているとブーレの言葉に不思議そうに首を傾げて。)
彼は、自身を活かす術を良く知っている、と言うことですねぇ。アーサーさんも、自分を磨いて、活かす道を見つければ、すぐに優秀の仲間入りですねぇ。ありがとう、ブーレ。
(アーサーとナハトに一礼し、フッと消えるブーレ。)
さて、危ないもののうちの1つは、わたしにもわかりました。やれやれ、厄介なことになりそうですねぇ。アーサーさん、わたしの側から離れないようにしていてください。
(同じ魔族の気配を感じているナハト。杖を握る手に力が入る。)
優秀の仲間入り…私頑張るねっ!…えっ?わ、わかった…!
(優秀の仲間入り…ナハトに笑顔で自身も頑張ることを告げ、するとナハトに離れないように言われ、コクリと頷きナハトの後ろに再び隠れて…。)
はい、応援していますよ、アーサーさん。あぁ、どうやらアブナイのうちの1人のようですねぇ。わたしが知らない方のかたです。
(アーサーが怖がらないように、優しい口調で語りかける。やがて、トリスタンの姿が近づいてくる。)
【アーサー】
……!お、お兄様!?
(危ない人物という言葉を聞きアーサーが想像していたのは、犯罪者的な人物を想像していたが実際に目の前に現れたの実の兄であるため、驚きを隠せておらず目を丸くさせ固まるアーサー。)
【トリスタン】
……ッ!?!?
(久しぶりに妹に見かけ嬉々とした表情を浮かべるトリスタン…するとなぜか魔族と一緒にいるのも視界に入り、驚いてフリーズして。驚くと固まる癖があるのはさすが兄弟と言うべきか…。)
これはこれは、ご兄妹の再会に水をさしてしまいましたかねぇ、魔族狩り殿。そのご様子だと、わたしを狩るのが目的ではなかったようですねぇ。
《あの方がここに来れば、かなり場が荒れるはず。それに乗じて、逃げるのが得策でしょう。それまで、なんとか時間稼ぎですねぇ。》
(トリスタンの動きを見逃すまいと、視線はじっとトリスタンに向けたまま、集中を高める。)
…一応聞くけど、アーサーとの関係は?
(杖を持った魔族の瞳をじっと見て、返答次第では速攻叩き切る…という雰囲気を醸し出しているトリスタン。すると魔族の後ろから、アーサーが「ナハトさんは私の友達だよっ…。」と言うのが聞こえ、再びその場で固まって。)
アーサーさん、ありがとうございます。
ということです。申し遅れました、わたしはナハトと申します。
(アーサーには穏やかに、トリスタンには、毅然した口調で)
……、アーサーの友人なら攻撃する気はないやっ♪
(上記のセリフを言いきると同時に先程の殺意や敵意が薄まり、アーサーに似た笑みを浮かべるが、その笑みは純粋さを感じさせずまだ警戒心を抱いているのが見て取れるだろう…。)
おや、意外と懐が深いんですねぇ。わたしは、問答無用で斬り捨てられるかと思っていましたよ。アーサーさんに命を救ってもらいました。アーサーさん、ありがとうございます。
(警戒心を解いたわけではないトリスタンから、一切目を離さず語る。)
【アーサー】
……?
(あくまで本心を言っていただけであるため、命を救ったという実感は全く無くキョトンと不思議そうに首を傾げており。)
【トリスタン】
懐が深い…?ただ君が、僕の大事な大事な妹の友人だっただけ…そうじゃなかったら、今頃叩き切ってたよ。
(大事という言葉をかなり強調して言っており、それはまるで妹に危害を加えたら狩りの対象になる…という脅しにも近い雰囲気であり。)
なるほど。あくまで判断の基準は、アーサーさんということですか。それにしても、その返り血、随分と斬られたようですねぇ、魔族狩り殿。
(その判断基準、嫌いじゃないな、と思いながらも、同胞を斬られた感情が沸々と湧き上がってくる。それに伴い、杖の宝石が赤く光だす。)
……僕は今回はあくまで、任務として斬っただけさ。
(悪びれずにそう告げる姿は、勇者を彷彿とさせる狂気を瞳に宿しており。杖が光りだしたのに対しては自身もいつでも反撃できるよう、剣に手をかけて…。)
なるほど、任務ですか。個人的な感情からではない、ということですねぇ。わかりました、では、わたしの方から矛を納めましょう。アーサーさんも居ることですしねぇ。
(かつて、魔界を蹂躙した勇者の面影を、トリスタンの中に見出すが、アーサーの手前もあり、気を鎮める。と同時に、杖の宝石から光が消える。)
………。
(ナハトが矛を収めたことに予想外だったため少し呆気にとられ、そういうトリスタンは剣から手を離しており、自身を攻撃しない魔族であるナハトに興味を示したようでじっと目を見つめており。)
ほぉ、テンペスタスの魔気を辿って来てみれば、随分と面白そうな集まりじゃないか。魔族狩りの若者に、人間の娘と一緒に居る魔族。実に興味深いわ。
(強烈な魔気と共に、魔界の剣鬼、シュトゥーム登場!)
【アーサー】
ナハトさん、あの魔族さんと知り合いなの…?
(ナハトの魔気を辿って登場した見たことのない魔族にナハトに知り合いかどうか尋ねて。)
【トリスタン】
あっ、さっきの魔族…。
(強烈な魔気をものともしていない様子のトリスタン。ナハトから視線をシュトゥームに移し、先程の傭兵を返り討ちにしていた魔族か…と呑気に思考を巡らせており。)
【ナハト】
ええ、知っていますよ。あの方は、シュトゥーム・バルバドス卿、魔界の貴族の当主です。魔族の中でも、鬼人と呼ばれる方たちです。ちなみに、わたしは魔人と呼ばれる種族です。
(この状況の中、アーサーの質問に律儀にこたえる。)
【シュトゥーム】
こうやって近くで見ると、まだ子どもではないか。年端もいかぬ子どもに討たれるとは、なんとも不甲斐ないやつらよ。
(視線はトリスタンに向けたまま、堂々とした態度で、トリスタンとアーサーたちの間に割って入ってくる。)
【アーサー】
鬼人さんと魔人さん…?
(魔族の種族について初めて知ったアーサー。また今度ナハトに詳細を聞いてみようと心に決めて。)
【トリスタン】
へー、魔族って種族あったんだ…。
(アーサーの質問に対するナハトの答えを聞いていたようで、トリスタンにとっては魔族の種族なんてどうでもいいため、棒読みで上記の台詞をいい。シュトゥームの出方を伺うように静かに観察を始め…。)
【ナハト】
今度、魔界の住人についてお話ししましょうかねぇ。今は、動かない方がよさそうです。
《バルバドス卿は、人間と仲良く、というタイプではないですからねぇ。いざとなったら、アーサーさんの兄上と共闘に持ち込むのが良さそうですねぇ。》
(アーサーの安全を第一に考えるまでになった魔族ナハト。)
【シュトゥーム】
テンペスタス、人間なんぞに懐きおって、語るに落ちたな。魔族狩り、ヌシとの勝負は、テンペスタスへの仕置きの後、当然、そこの娘にも相応の報いを受けてもらう。良いな。
(トリスタン、アーサーたち、どちらにも視線を向けず、低く唸るような声で語る。)
【アーサー】
わ、わかった…。
(シュトゥームを刺激しないように静かにナハトに告げるがその声は少し震えており、ナハトの後ろにぴたっとくっつく形で隠れて。)
【トリスタン】
魔族同士で戦い合うなら勝手にしてもいいけど…、僕の妹を傷つけるつもりなら…相応の覚悟をしろよ…。
(シュトゥームのナハトに対する仕置きは別にどうでもいいが、アーサーに少しでも危害を加えるつもりなら自身と戦闘になることを告げ、その口調はどこか淡々としているがシュトゥームに対するドス黒い殺気と敵意が隠しきれておらず…。)
【ナハト】
アーサーさん、わたしがなんとか隙を作りますから、その間に兄上の元へ逃げてください。その際に、可能なら気配を消して。いいですね?
(アーサーが動揺しないよう、静かに落ち着いた口調で語りかける。)
【シュトゥーム】
クハハ…その若さで、大した殺気を放ちおるわ、魔族狩り。しかし、ちと出し過ぎだな。まぁ、それも若さ故、か。では、まずは人間のペットに成り下がった魔人の手足を刎ねるとしようか。
(そう言うと、ナハトの方にゆっくりと歩き出す。)
【アーサー】
……。
(コクコクと頷き、フッと気配を消しなんとかトリスタンのもとに逃げ、するとなにかをトリスタンに耳打ちをしてから、先程ナハトに教わった魔法で自身の家に逃げて。)
【トリスタン】
…わかったよ、アーサーここは僕に任せて。
(アーサーにこっそりと耳打ちされ、その内容を聞くやいなや、すぐさまナハトとシュトゥームの間に音もなく移動して…自身の武器である短剣を抜刀しシュトゥームに剣先を静かに向けて。)
【ナハト】
まったく、もう立派な魔法使いですねぇ。
さて、あとはこっちをなんとかしないといけません。幸い、兄の方はとりあえずこちらに刃を向けていないようですし。
(この場から逃げることができたアーサーに安堵すると同時に、もう1つの問題に緊張感が高まる。)
【シュトゥーム】
ほう、よほど人間に好かれるようだな、テンペスタス。面白い、だいぶ予定とは違ってしまうが、2人まとめて相手してやろう。
(いわゆる、無構えの状態でトリスタンとナハトに対峙するシュトゥーム。殺気はおろか、攻撃する気配すら感じさせない。)
2人まとめて、か…。
(無構えの状態に少し警戒した素振りを見せるが、すぐに様子見と言わんばかりにシュトゥームの首を刎ねる勢いで短剣を振るって。)
ガギィ…ンッ!
良い踏み込みだ、魔族狩り!
(左逆手で小太刀を抜き、トリスタンの斬撃を受け止めてさ、そのまま鍔迫り合いになる。2人の刃が、ギリギリと音を立て、せめぎ合う。)
敵対している魔族に褒められても…困るんだよね。
(皮肉っぽく上記の台詞を言い。このまま鍔迫り合いをしていたら不利だと考えたのか後ろに飛び退き、次はどう攻めてみるか…と思案しており。)
(/もしよかったら、次の展開で「ナハト魔法放つ→シュトゥームに通じず→シュトゥーム、ナハトの右腕斬り飛ばす」までを描写したんですが、構わないでしょうか?)
【ナハト】
「ライトニングヴォルト」
(トリスタンが飛び退いた矢先、ナハトの左手のひらから放たれた雷撃が、雷鳴とともにシュトゥームを襲う。が、シュトゥームに届こうかというところで、雷光は霧散してしまう。)
…対魔法障壁、ですか。恐らくは、その鎧が…っ!?
(次の瞬間、ナハトの右腕が宙を舞い、そのまま地面に落ちる。)
【シュトゥーム】
ほう、首を刎ねに行ったつもりだったが…やるな、魔族狩り。あの一瞬に、ワシの刀の軌道をズラすとは。ますます、面白い。命拾いしたな、テンペスタス。その強運に免じて、今日のところは勝負を預けるとしよう。クハハハハ…。
(刀を納め、笑い声だけを残して、姿は周囲に溶け込むように消えていく。)
(/ご協力、ありがとうございます!勝手にトリスタンも絡めてしまって、すみませんでした。)
…ナハトだっけ、腕…大丈夫?
(シュトゥームが消え、すると先程までのトリスタンの敵意が消失し、くるりとナハトの方を向き明らかに大丈夫な様子ではないが…妹の友人ということもあってか魔族のナハトに対して少し心配した様子で声をかけ。)
(/いえいえ、うちのトリスタンは死なない程度なら何をしても基本OKなので、気にしなくて大丈夫ですよ!)
止血はできましたが…正直、気を失う寸前ですねぇ。それはそれとして、アーサーさんが心配です。アーサーさんの元…へ…はや…く…。
(アーサーの家の方向に行こうとして意識を失うナハト。よく見ると、腕の傷口は焼き固めて止血している。一方、地面に落ちた腕の方は、早くも腐敗が進んできている。シュトゥームの刀の能力なのか…。)
……!
(魔族なのに自身の妹の心配をしているナハトに感打たれたようで…ナハトをおんぶしてアーサーの家に向かうトリスタン、本来の彼なら魔族相手におんぶなど絶対にするわけがないが…。)
ん…あぁ、すみませんねぇ、運んでもらって。そう言えば、まだお名前を聞いてなかったと思うんですが、また気絶する前に教えてもらえますか?
(朦朧としながら、几帳面な性格から、名前を尋ねてしまうナハト。)
僕はトリスタン…。まぁ、君なら呼び捨てでも構わないよ。
(ナハトのことをただの狩りの対象から、一転…妹の大事な友人と捉え始めているトリスタン。)
……。
(アーサーの家に着き、気絶しているナハトを丁寧にベッドに置き、そんなナハトを心配そうに見ているアーサーを心配させないようにアーサの頭を撫でて。)
うぅ…ア、アーサーさん…無事でしたか。トリスタンさん、わざわざ運んでいただいて、ありがとうございます。バルバドス卿は、ここまでは来ていないようですねぇ。
(目を覚まし、まずはアーサーの無事に安堵する。傍らにいるトリスタンに礼を伝え、体を起こそうする。)
【アーサー】
な、ナハトさん無理しちゃダメっ!
(ナハトの片腕がないことに気づいており、心配のあまり泣き出しそうになっており…。すると体を起こそうとするナハトに上記の台詞を告げ。)
【トリスタン】
お礼なんて言わなくていいよ、それに今は傷を癒やすのに集中したほうがいいよ。
(礼を言われたことに対し、自身は普通のことをしただけ…という、雰囲気を纏っているトリスタン。)
大丈夫ですよ、アーサーさん。命を落とすようなケガでもありませんから。アーサーさんは、ケガはないですか?
それから、トリスタンさん。お気遣いありがとうございます。トリスタンさんも、斬られたりしていませんか?
(上体を起こし、安心させるようにアーサーの頭を撫でる。それから、トリスタンの方を向き、真剣な顔で小さな斬り傷もないか問う。
【アーサー】
私は怪我してないよっ…!
(頭を撫でられたことに嬉しそうに目を細めるも、すぐに心配した視線をナハトに向けて)
【トリスタン】
ん…僕は斬られてないよ。
(ナハトの問いに同じく真剣な顔で答え。)
お二人とも、ケガがなくてよかったです。さて、先ほど襲来した魔族のことですが、間違いなくまた来るはずです。そこで、わたしの知る限りの情報をお伝えします。よろしいですか?
(アーサー、トリスタン、2人を交互に見ながら、血の気の引いた顔で語り始める。)
【アーサー】
…うん。
(血の気の引いた顔で語るナハトの様子から覚悟を決めるアーサー。)
【トリスタン】
………。
(コクリと頷き、情報をまとめれるように小さめメモ帳を取り出しており。)
名は、シュトゥーム・バルバドス。お伝えした通り、鬼人族です。白兵・格闘に特化した種族で、魔法は使えません。バルバドス卿…シュトゥームに関しては、尊大にして自信家、戦上手で、戦略家でもあります。そして、恐ろしいのは彼の愛刀です。紅時雨という大太刀で、斬れ味はもちろん、斬られた傷は全て呪いと化します。
(身振り手振りを交え、段々と語り口にも熱をおびてくる。呪いの傷のくだり、肘からやや下あたりから斬り落とされた右腕を2人に見せ。)
【アーサー】
………。
(ナハトの話を真剣に聞いており、すると斬り落とされた右腕を見た途端、ぴたっと固まって)
【トリスタン】
…魔法は使えないんだ。
(それが意外だったのかぽつりと上記の言葉を零し、そうしていると斬られた傷が呪いに化す、そんな言葉に興味を示したようでナハトの右腕を観察し。)
あ、わたしの腕は大丈夫ですよ。刃が触れた部分は切り落としましたから。呪いから逃れるためには、全身に回る前にえぐりとるか、解呪の聖魔法を使うしかありません。ちなみにわたしは、聖魔法は使えません。トリスタンさん、恐らく白兵戦でたちうちできるのはあなただけでしょう。くれぐれも、呪いのことは忘れないでください。
なにか、聞いておきたいことはありますか?
(再度、2人の顔を見まわし、しっかりとした口調で伝える。相変わらず、顔色は悪いが。)
…つまりは刃が触れたら、その部位を斬り落としながら戦うってことね。あははっ、愉しそうだなー。
(愉快そうに目を細めて笑みを浮かべながら、なかなかえげつない発言をするトリスタン。ちなみにアーサーはどうしているかと言うと、そんな発言をしている兄に明らかに引いており…。)
トリスタンさんは、なかなかの戦闘狂のようですねぇ。もっとも、それぐらいでないと、シュトゥームの相手をするのは、むずかしいでしょう。稀に、呪いに耐性がある人もいるらしいですが、実際に呪いを受けてみないと確かめようがありません。
アーサーさん、大丈夫ですか?
(トリスタンのびっくり発言に、頼もしさも感じつつ、実の兄に引いてしまっているアーサーの心配をする。)
【トリスタン】
戦闘、狂…?えっ?僕が…?
(自身が戦闘狂だという実感は一切なく不思議そうに首を傾げるトリスタン。そんな彼は妹にドン引きされていることには気づいていない。)
【アーサー】
うん、ナハトさん私は大丈夫だよ。
(ナハトの問いには笑顔で答えるアーサー。実の兄であるトリスタンにはドン引きしつつ、静かにジト目で見ており。)
>トリスタン
自覚なし、なんですねぇ。
(念話で見た光景を思い出し、やれやれといった風情で、小さく頭を左右にふる。)
>アーサー
ところで、アーサーさんがお持ちの剣、あれは聖剣ですか?
(アーサーの方に向き直り、穏やかにたずねる。)
もしかして、と思っただけです。嘆きの壁をお見せした時に、気にされていたので。恐らく、ですが、アーサーさんは呪いの影響は受けないと思います。
(不思議そうにするアーサーに微かに微笑みかけ、次に聖剣に目を移す。)
聖剣は、その持ち主を自ら選ぶ、といいます。アーサーさんが聖剣を持っているということは、聖剣に選ばれた、ということだと思います。聖剣は、聖なる力の象徴ですからねぇ。その加護によって、呪いの影響はアーサーさんには届かない、はずです。
(アーサーの目をじっと見つめながら、せつせつと語りかける。)
【アーサー】
聖なる力…。
(せつせつと語るナハトの様子からそれがすごいことなのが分かったのか、目を輝かせて。)
【トリスタン】
…………。
(聖剣の話になってからのトリスタンは選ばれなかった過去もあってか、小さく俯いており…その様子だけを見れば年相応と言うべきか…。)
しかしながら、アーサーさん、刀の斬撃は受けますから、致命傷になれば呪いなど関係なく、死に至ります。そこは、お忘れなく。
(左手の人差し指を立て、アーサーにしっかりと注意を促す。)
そして、トリスタンさん。やはり、シュトゥームを討つ鍵は、あなたが握っています。渡り合えるのは、あなたしかいませんからねぇ。わたしは、しっかりと魔法でサポートさせていただきます。
(残った左手で杖を取り、トリスタンの方を向き、しっかりとした口調で伝える。杖の宝石は、シュトゥームとの会合以降、光を失っている。)
…アーサーはボクが守るから、かすり傷だって負わせないよ……。あとナハトくんサポートするのは勝手だけど邪魔はしないでよ
(口調はかなり強いが、ナハトの杖の宝石が光を失っているのに気づいており、おそらく魔法が弱体している可能性を思案して、トリスタンなりに気を使って)
(/返信遅くなりました、すいません…。)
お言葉ですが、トリスタンさん、あなたが最優先すべきは、シュトゥームを討つことです。はっきり申し上げて、あなたほどの腕でも、アーサーさんを守りながらシュトゥームと戦うのは、無理だと思います。それから、もう少し体力が戻れば、あなたの邪魔にならない程度の魔力も戻ります。ご心配には及びませんよ。
(トリスタンの目をじっと見据え、客観的事実を、冷静に、噛んで含めるように説明する。そして、杖の宝石に目を移し、穏やかな口調で、語りかける。)
(/おかえりなさい。返信来てうれしいです!無理せずのんびり楽しみましょう?)
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