湊さん募集（シンみな）

あ、いや、なんでもない。(なんだか不穏な空気を察して、言ったらダメだと直感的に思い)
俺のつまんない話しなんかより、シンの学校での様子とか聞きたいなぁ～(なんとか話しを逸らそうとして、話題作りを始めつつ手にシャンプーをつけて泡立てシンの頭皮に触れて)

学校での俺……湊さんからの連絡がくるのが1番楽しいです。もちろん、勉強に力は入れていますが。最近は…そうだ、バレンタインが近いとかでその話題が多いですけど俺には関係ないので（むすっとしながらも自分の頭に触れる相手の手の感触が気持ちよくて少しずつ静かに話し始め）

バレンタインかぁ。そういや、もうすぐだな。シンモテそうだし、女子からたくさんもらえるんじゃねーの？
(相手から言われて、そういやそんな時期だなぁと思いながら、シンの髪をわしゃわしゃと洗い)
俺は、もらえるとしたら商店街のばーさん達だろうなぁ～

俺は貰いません。湊さんからの気持ち以外を受け取ることはないので。湊さん、毎年貰ってるんですか？モテますね（顔の広い相手のことだから様々な人から受け取っているのだろうと想像し不服そうに口を結んでそっぽを向き）

いや、もらってるって言っても、全部ギリチョコだぞ？逆にお返しが大変なんだよ。
(溜め息をつきながら、シンの髪の毛を洗い続け)
それより、痒いとこないか？てか、気持ちいい？なんも言わないから分かんないんだけど、、

お返し…湊さん、お返しのチョコの買い出し付き合います（義理だとしても納得いかない様子だが相手と出かけられるのならと申し出て）

湊さんのシャンプーが気持ち良くないわけないじゃないですか。…すみません、俺以外には絶対してほしくないし俺には毎晩してほしいくらいに気持ちいい（逆ぎれ気味に言ってしまった態度を正しながらも複雑な心境に額を抑え）

え？マジで？ありがとな。(買い出しに付き合うと言われて素直に喜び礼を言い)

え？毎晩？そんなに上手いのかな、、いやでも、人から洗ってもらうのって気持ちいいって言うからな。
てか、お前の家兄妹居るんだから、たまには洗っいことかしてねーの？(賑やかそうでいいよなぁと思いつつ)

湊さんが他の人間にチョコ…（髪を洗われながら暗めの表情で独り言のようにぶつぶつと呟き）
弟や妹を洗うことはあっても洗われることはないですから。だから湊さんとこういうことできるの嬉しくて。…もっと別のところもお願いしていいですか（相手の手をとると自分の胸あたりに押し当て）

あ、もちろん。シンにもあげるぞ。いろいろ世話になってるからな。どんなチョコがいいか、考えてろよな。(ニカッと笑いながら髪は洗い終わり泡を流し)

ん？どこ洗ってほしいんだよ。って、ちょっ、おまっそこは自分で洗えるだろ！(シンの行動に動揺して赤くなって焦り)

み、みなとさん……！俺、、湊さんの本命チョコがほしいです…っ（相手にきらきらした瞳を向けると無茶な願望を言ってみて）

自分じゃうまくできなくて…湊さんに洗ってもらったほうが気持ちいい……だめ？（我ながらやり過ぎの自覚はあるもののどうせ断られるのなら相手の反応だけ味わっておこうという思考に辿り着いて）

え？本命、、いや友達としてあげるだけだからな。か、勘違いするなよ(ハッキリと言っておかないとお互いの為にもならないだろうと思い)

はっ？ダ、ダメに決まってんだろ！背中なら、やってやるよ。(直視できずに、顔を横に逸らしながら妥協案を言い)

そうですか。まぁ、いずれ本命を貰うので大丈夫です（きっぱり）

わかりました…でも背中の延長だと思って触れてほしいところがあって、いいですか？（顔を逸らす相手の頬をゆっくりと撫でて落ち着いた声音で尋ね）

その自信はどこから来るんだ？(内心、感心しながらぽろっと口にだし)

背中の延長？どこだよ。変なところはダメだからな！(一応、言われる前に釘をさしてから尋ね)

湊さんの本命が俺になるように努力を続けます。そしていずれ一緒に住んで、毎日共に食卓を囲み、同じベッドで寝て朝起きたら隣に湊さんがいるのでおはようのキスをしますけど何か。（至って真面目に返答し）

……まだ、少し痛みがあって、俺の…腰に。だから…、（相手との繋がりだと思っていた水泳をやめざるを得なくなった原因となる部分を辿々しく伝え視線を逸らしながら口ごもり）

お、おまっ、よくもそんな恥ずかしいセリフを、こんな所で言えるなぁ(シンの発言に紅くなり、辺りを軽く見るが客層はあまりないようで聞かれていた様子もなく、ひとまず銭湯でする話しじゃないと思い)

腰？痛いのに触って大丈夫なのか？お前に何かあったら責任感じるだけど、、(素人の自分が下手をして、余計に悪化したら、どうしようと思い)

俺と湊さんの未来予想図のどこが恥ずかしいんですか。今すぐにでも叶えたいくらい……夢の中でなら何しても許されますよね？今夜、湊さんが見る夢に俺が登場するので色々させてください。…いや、それだと夢の中の俺に嫉妬で狂いそうなのでやっぱり現実の俺と色々しましょう（一息）

湊さんが…、触れてくれると楽になりそうで………いえ、すみません忘れてください。俺はもういいので湊さん体洗いましょ、先に湯船浸かってていいですから（腰と心に負った傷も相手なら触れただけで和らげてしまうのだろう、しかし慰めてほしいだけの甘えた考えをした弱い自分が情けなくなり吹っ切れたように相手と交代するため立ちあがろうとし）

いやいや、怖い怖い！その発想が、もうアウトだからな！
(なんで、そんなに自分の事を好いてくれているのか分からず、しかし好意をむけられるというのは、嫌な感じは全くしないので
、どうしたものかと思い)

あ、いや。痛みが和らぐならしてやらないことも、ない、、(なんだかシンが可愛く思えてきて、ダメだと分かっていても、なるべくならシンの要望に答えたくて)

こわい？何が湊さんを苦しめているのかわかりませんが俺が湊さんを何者からも守ります（手を伸ばせば遠ざかっていくような相手の反応を納得いかなそうに眺め）

…この、へん（相手の優しさにつけ込んでしまっている罪悪感をもちながら、痛みの残る腰の箇所を顔を背けて指先で示し）

うん、まぁ、自覚がないならいいや、、(ぜんっぜん伝わってないけど、ハッキリ言えば相手を傷付けるかもと思い。とりあえずこの話しは終わりにしようと思い)


ん？ここか？(手探りで、シンが言うところへ手を伸ばして触れて)
痛かったら、ちゃんと言えよ。

俺が湊さんのこと好きすぎて迷惑かけてたらすみません…抑える気もないのですが湊さんに負担かかってる時は言ってください。対処法は考えます（現状を少しだけ察し、相手に嫌われたら元も子もないので冷静になろうと）

……っ（声にならない息を漏らしてびく、と体を揺らし）
い、痛くないです…湊さんの手、あったかくてきもちいい、、（相手の手の感触に思わず頬を上気させて背中越しの相手を見つめ）