人格は1人1つとは限らない！

…まだかなぁ(相手が戻ってくるのを待っていて、大人しくソファーに座っていて)

戻りました…（少し顔色が悪くなりながら戻ったと言って材料を渡して）

お、おかえり…(相手が戻ってくれば、嬉しくなるものの、その顔色を見ては、心配になり、「どうしたの？やな事された？」と尋ねて)

珍しいものを見る目で見られるのが初めてで…少し周りも自分より高いからいつもは平気なのに怖くなっちゃって（相手の言葉に首を振りながら、背が低くなったためか高圧的に見えてしまったとこぼし苦笑して）

そうだったんだ…ごめんね、一人で行かせたばっかりに(相手の説明で理解すれば、申し訳なく思い、安心させるように抱きしめながら謝り、「俺のために頑張ってくれてありがとう」)

…これくらい執事として当然です（相手が抱きしめてくれるとなんだか安心して笑顔を見せ、いつもの調子を見せて）

次からは一緒に行こうね(相手が怖い思いをしないようにと、一緒に行こうと言い、作ろうと思い、早速作り始めて)

うん、そうします（相手の言葉に頷いてから、相手が作っているのを手伝って）

出来た、かな…(手順通りに作り、完成したが初めてな為、出来ただろうかと呟いて、｢瑠夏くん、戻った時のために服いるよね。瑠夏くんの部屋行く？｣と尋ねて)

そうですね、行きましょう（自分の体型は今と違うためドレスが破れると思い頷いてから相手と腕を絡めてみて）

！…じゃあ行こっか、お姫様？(相手が腕を絡めて来ると、少し驚いたが、すぐに微笑みを浮かべながら相手を姫と言い、部屋を出て相手の部屋に向かい)

ひめって…そんな（相手の言葉に照れてしまいながらも、楽しそうに一緒に歩き、部屋に着くと服を準備して）

王子である俺たちの婚約者なんだから、お姫様でしょぉ？(相手の照れる様子に、ふふっと笑いながら婚約者である以上相手は姫になると言い、相手が服を用意すれば、持ってきていた先程作った解毒薬の入った小瓶を相手に渡して)

確かに…執事に姫だなんて豪華ですね（そう言って少し笑ってから服を着替えると、小瓶を一気に飲み干してみると元に戻って）

見慣れた男の子だぁ(相手の姿が元に戻れば、成功したことに安堵して、そう言いつつ相手に抱きついて)

ふふ、見慣れた高さです（相手が抱きつくと頭を撫でながらホッとして「安心しました」と抱きしめ返して）

女の子の瑠夏くんもいいけど、やっぱり男の子の瑠夏くんが一番安心する(相手に撫でられ、嬉しそうにしながら、男の姿の相手の方が安心すると言い)

本当ですか？よかった（安心すると言われると嬉しそうにし「僕も正直安心します」と笑って）

…あれ、お兄ちゃん？(相手は女の子だと思っているため、男に戻っていることにきょとんとして、少しずつ理解すれば嬉しそうにして)

戻る薬を作ってもらいました（相手が変わるとそう言いながら抱っこをし「執事の仕事ができなくなっちゃいますからね」と微笑んで）