相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.5224 by 検索  2024-04-21 14:56:36 

…、翔太郎? …僕はこの街の探偵をしているんだ。そして信頼出来る仲間から封印していた鬼が復活してこの風.都を支配しようとしているって話を聞いてね、鬼をもう一度封印する為の切り札を探してる。
(怪訝そうな目が向けられる中、鬼退治にまつわる祠の話題を出すと分かりやすく目を見開いて体を固くした。表情は怯えたような不安げな物に変わり鎖を握りしめている様子から強がっていても何か知っているのは明らかだ。だが過剰な反応を見ればつい相手の名前を呼んで心配そうに顔を覗き込んでしまう。頑固否定の態度を取られているがそれでも拒絶までいかない様子を見れば自分が探偵であることを明かす。そして鬼が復活して暴れようとしていることを伝えた。普通の人ならば何を言っているのかと一蹴されそうな内容だがきっと相手には引っかかるものがあると探偵の勘、相棒の勘があると告げている。そしてそれを防ぐ為の切り札の存在を探してることを伝えると「何か心温まるがあったりしないかい?」とその目を真っ直ぐ見つめながら再度問いかけて)

  • No.5225 by 探偵  2024-04-21 15:20:27 


っ、なんで俺の名前……たん、てい……俺、昨日の夜に鬼を見たんだ……
(脳裏に焼き付く光景から目を背けるため相手の話を聞かないように遠ざけようとする。しかし直後、相手がこちらの名前を呼ぶと驚いたように目を見開いた。まだ名乗っていないはずなのに、やはり相手は自分の知る人物なのだろうかと考えた矢先に探偵というキーワードが相手から出てきてまた驚いて目を見開く。しかしそれはまたゆっくりと恐怖に侵食されて声はしぼんでいった。相手が言う話は普通なら受け入れられない話で、鬼が復活だとか風.都を支配するだとか、バカバカしい話ばかりだ。だがそれが現実に起こりうることだと自分は知っている。こちらを真っ直ぐ見つめる相手と視線を交える。会ったこともない人間だがこちらの名前を呼んで探偵だという相手を全くの他人だとは思えなくなってしまって気を落ち着けるために軽く呼吸をする。そしてゆっくりと昨日の出来事を口にした。現実とは思えない光景が脳内にフラッシュバックしながらまた怯えた表情をみせる。そして「場所は教えてやれるから、そこを調べりゃいいんじゃねぇか?」と迷いが滲む声で告げた。風.都.の危機と聞いても幼い探偵は自ら動く気配はなくて探偵だという相手にこの件を押し付けようとしていて)

  • No.5226 by 検索  2024-04-21 15:46:05 


鬼を? なら、やはりここが歪みの中心なのだろうか…。 勿論そうしたいんだけど外を出歩くのは普段は相棒の担当だからあまりこの辺の土地勘がないんだ。
(思わず相棒の名前を呼べばまた目が見開かれる。探偵というワードに反応した辺りやはりこの時代の翔太郎で間違いなさそうだ。傍から聞けば御伽噺のようなものだがこちらの話を聞く相手の顔は真剣そのものだ。そのまま見つめていると相手が昨日のことを話し出す。野.上,良.太,郎達が鬼を抑えると言っていたが既にこの辺りを彷徨いているとは思わなくて驚いたように反応を示す。それと同時に怯えていた反応に納得がいった。ブツブツと考え込むように唇をなぞっているとその場所を教えてくれると相手が言う。当然有難い事ではあるが十数年前であるこの街の場所を教えて貰っても無事に辿り着けるか些か不安が残る。困ったように笑いながら普段は相棒任せであることを伝えると相手の性格を踏まえ「だから君に道案内して貰えると助かるんだけど…どうだい? 勿論鬼からは僕が君を絶対守るから」とお願いしてみて)

  • No.5227 by 探偵  2024-04-21 18:27:24 


………イヤだ!鬼がどうとか、風都がどうとか、そんなの………そん、なの……俺には関係ねぇ!!その相棒ってのに案内してもらえよ!!
(こちらが鬼を見たことを伝えれば相手はブツブツと何かを呟き始める、そんなはずないと言われなかったのを考えるとやはり昨日見たものは現実だったらしい。それならばなおのこと場所だけ教えてこの場を去りたかったが相手はそこまで案内してくれという。相手はあからさまに困っている、土地勘がないのならこの街の隅々まで知り尽くしたこちらが案内してやるのがいつものやり方だろう。それにこの風.都があんな鬼に溢れるところなんて想像もしたくない。そうやって頭にはよぎるのに口と体は動きだそうとしない、目の前の男を助けるのが正しいことだと分かっているのに少し前ならば喜んで引き受けていたことも今はすんなりと了承の返事をすることができなかった。長い沈黙の後に拒否の返事を叫ぶ、そして現代の探偵が愛すべき街だと称していたこの街のことを自分には関係ないと切り捨てた。勢いよくブランコから立ち上がると捨て台詞と共にその場から逃げるように走り出す、それほど足は早くないががむしゃらにただただ相手から遠ざかろうとしていて)

  • No.5228 by 検索  2024-04-21 18:45:27 

……え。っ、待って、翔太郎ッ!!
(相棒のことはよく知っている。鬼への恐怖はあるだろうが困っている人が居れば手を差し伸べてしまうのが相棒で、それは幼い頃から変わってないはずだ。だからこそこちらの目的を明かしてお願いしたのだが中々返事が返ってこない。そのまま待っていたが拒否の返事が叫ばれて目を見開く。そして何よりこの街の危機が自分には関係ないと叫ばれると困惑の声が漏れて固まってしまった。その隙をつくように相手はブランコから降りて走り出してしまってワンテンポ遅れて名前を叫びながら自分も走り出す。まだ手掛かりを教えて貰っていないという事もあるが何より相手の妙な態度が引っ掛かった。元の相棒なら追いつけないだろうが相手は子供だ。何とか全力でその背中を追うと段々と距離が縮まっていく。そこそこ走った頃合に漸く伸ばした手が相手に届いてその腕を掴むと「君じゃないと駄目なんだ、翔太郎」とバテて息を荒くしながら引き留めようとして)

  • No.5229 by 探偵  2024-04-21 19:05:50 


っ、離せよッ!!…なんで俺なんだよ。俺は、……
(あらゆる事から逃げるためこれ以上昨日の夜の光景に踏み込まないために相手の元から逃げ出す。それが間違っていると分かっているのに前に進むための一歩を踏み出すことが出来なかった。相手は初めて会った人間で逃げ出せばそれで終わりだと思っていたのに、何故かこちらの名前を呼んで追いかけてくる。全力で走るがそのうち距離は縮まって腕を掴まれてしまった。叫びながら腕を振るがほどけそうにない。自分じゃないとダメだという言葉に胸はズキリと痛む気がするが、突然現れた人間にそんなことを言われてもどうしたらいいか分からない。そんなややこしい理屈を抜きにして手を差し伸べられていた少し前の自分のことは押しやって、バテ気味でこちらの腕を掴む相手に怒りの声をあげる。上手く言葉が続かずに目をそらすと「俺より探偵の相棒に相応しい奴はいっぱいいるだろ。俺じゃなくても…」と目線を下げて呟いて)

  • No.5230 by 検索  2024-04-21 19:32:36 

離さない。…信じられないかもしれないけど、僕は十数年先の未来から来たんだ。そしてその未来で君の、左.翔.太,郎の相棒として探偵をしている。ここに来たのも未来の君が鬼退治の手掛かりを教えてくれたからだ。
(過去の人物に深く接触したらそれこそ歪みの原因になると頭では分かっているのにあの表情の相手を放っておけないでいる。心が動くままにその背中を必死に追いかけ腕を掴むとこちらを振りほどこうとしてくるが更に手に力を込めてそれを阻止する。何とか立ち止まらせると相手の両肩を掴んで目線の高さを合わせた。目は相変わらず合わないが呼吸を整えるように深呼吸をするとさっきは何となく濁した自分の正体を明かす。相手からすれば未来から来たことと未来では相手の相棒であることを告げると意識的に柔らかい笑みを浮かべて「だから僕は君に手を貸してほしい」と再度自分の想いを伝えて)

  • No.5231 by 探偵  2024-04-21 23:22:04 


あいぼう……ってことは、俺も…探偵なのか?…………俺、…昨日鬼を見た時に、目の前に襲われてる男の人と女の人がいたのに……動けなかった。おやっさんみたいにこの街の人を救えなかった……それなのに、俺はほんとに探偵になるのか?
(これ以上深入りしたくはないのに相手はこちらを捕まえ肩に手を置いて無理やり目線を合わせてくる。必死に目を逸らしていたが相手が未来で自分の相棒であることを聞けば驚いたように目を向けその言葉を拙い口調で繰り返す。鬼と同じくらいに未来から来たなんて信じられない話だが、相手がこちらに向ける目が嘘を言っているとは思えなくてその手を振り払う事ができなかった。そしてもうひとつ引っかかった事を拾い上げる、相手が相棒で探偵ならこちらも未来では探偵ということになる。その事に一瞬顔を明るくさせるがすぐに視線は沈んでさ迷った。相手が困っているなら手を差し伸べたい、未来で相棒なんて最高にかっこいい関係にあるなら尚更だ。しかし今自分が抱える楔を振りほどくことは未だできなくて、その原因を相手へと話す。この街を守ると、この街の人を泣かせないと息巻いていたのにそれができなかった。そんな自分が本当に探偵になれているのか半信半疑でじっと相手の様子を伺いながら恐る恐る問いかけて)

  • No.5232 by 検索  2024-04-22 00:17:44 

なるよ。全てが完璧とは言えないけど誰よりも風.都.のことを大切にしている僕の自慢の相棒で頼れる探偵だ。…それに無闇矢鱈に動くのが必ずしも良い結果になるとは限らない。君は正しく鬼の危険性を判断して潜む事が出来た、それも立派な探偵の能力のひとつだ。
(こちらが未来で相手の相棒だと明かすと驚いた目が向けられる。突飛押しもない話だが信じて貰えるようにその目を見つめた。自分が探偵なのか気になった相手はぽつぽつと昨日あったことを教えてくれる。そして半信半疑の目を向けられながら問われるとハッキリとした口調でそれに答えた。幼い相棒自身に説明するとは変な感じではあるが口元に軽く笑みを浮かべながら唯一無二の相棒のことを自慢する。そしてその流れに乗って相手が引っ掛かってる昨日のことについて自分の意見を述べていく。鬼が実際にどういった存在か分からないが聞いた話を纏める限りは怪人に近いような人ならざる力を持った物なのだろう。そんな存在にこんなに幼い子が立ち向かえないのは当然の話だ。だがそんな通説や合理的判断を説明しても響かない人物なのは知っている。ならば相手の行動が逃げの物ではなく先に繋ぐ為の良い判断だったと告げてやる。落ち込み方と口ぶりからその男女が命を失った訳ではなさそうなら尚更で「一人で難しいなら誰かを頼ればいい」と言葉続けながらぽんぽんと頭撫でて)

  • No.5233 by 探偵  2024-04-22 07:49:09 


っ!…ぁ……誰かを、………分かった。俺がお前を案内してやる
(先日まで憧れ羨望していたものに将来自分がなっている、それは喜ぶべきことなのに今は全くそれを信じられなくて懐疑的に相手へ問いかける。すると相手は驚くほどあっさりと短く力強く、それを肯定してまた目を見開いた。相手のことは全然知らないのに未来の自分を語る相手は本当に相棒とやらを頼りにしてるらしいのが良く伝わる、そんな存在に将来自分がなるのだろうか。鬼に立ち向かわなかったのを正しいと言われるがなかなか踏ん切りはつかなくて目線が惑う、しかし頭を撫でられると経験したことのない心地に視線は相手へと戻ってきて目を瞬かせた。誰かの手のひらがこんなに柔らかくて暖かいことを初めて知って嬉しさと困惑とが混雑する。その状態で誰かを頼ることを教えられると一度視線を外した。未だに暗がりの中でみた人を襲う鬼は怖い、誰かが傷つくのを見るのが恐ろしい。だが相手とならば、将来相棒になるという探偵と一緒ならば、またあそこにいけるかもしれない。未だ迷いは晴れないが再び相手の方を向く、そして相手と共に行くことを決めた。同じ高さにある目線から目を逸らさずに「お前、名前は?」と未だ知らない未来の相棒の名を聞いて)

  • No.5234 by 検索  2024-04-22 11:03:58 

……ありがとう、とても頼りになるよ。そういえばまだ言ってなかったね、僕の名前はフィリップだ。
(未来の相手は自分の頼りになる存在だと告げれば目が開かれ何やら考え込んでいるのが分かる。一人では出来ないことも二人ならば何とか出来ることは過去に何度も経験済みで一人で抱え込むことではないと伝えるように頭を撫でてみると視線がこちらを向いて目が瞬いた。相手が悩むのを手を止めることなく見守っていると目線が交わって一緒に来てくれるという返事を聞くことが出来ればぱっと表情を明るくして微笑んだ。幼くはあるが相棒が居てくれるのは精神的な意味で心強い。感謝を述べていると名前を問われて目を瞬かせる。こちらが一方的に押しかけてすっかり知った気になっていたが相手からしてみれば初対面に変わりない。相棒に自己紹介するというのも変な感じではあるが自分達の大切な人がくれた名前を名乗ると「よろしく、翔太郎」と手を差し出して)

  • No.5235 by 探偵  2024-04-22 12:34:06 


へへ、…風.都.のことなら任せとけ、何処でも連れてってやるよ!フィリップか…うん、よろしくフィリップ
(こちらが相手を案内することを告げると相手の顔はパッと明るくなる。自分がすることで誰かが喜んでくれるのはやはり嬉しい、それが未来の相棒だという人ならなおさらで照れ隠しに手を後頭部にやって年相応な笑い声を漏らした後に任せておけと自分の胸を叩いた。名前を聞けば返ってきたのは日本の名前ではなくて目を瞬かせる、それでも一度それを口にすればすぐに馴染んで差し出された手をこちらからも握って握手を交わした。相手を連れていくという使命を与えられた今気分はだんだん上向きになって握手をした手を繋ぎ直すとそのまま歩き始める。胸を支配していた不安は和らぎ将来自分が探偵になっていてしかも相棒がいることに浮かれ調子になっていて目的地へと歩きながら相手の方を見上げると「なぁ、俺将来かっこいい探偵になってる?おやっさんみたいに!フィリップと一緒に超かっこよく事件を解決する探偵だよな!!」と興奮気味に問いかけて)

  • No.5236 by 検索  2024-04-22 15:13:31 

かっこいい……、まあ誰かのために突っ走ることが出来て風.都.の人々に好かれている君はカッコいいと思うよ。
(自信たっぷりに胸を叩く相手に今の相棒の面影を強く感じれば口元が緩む。やはりこの時から人の役に立ちたいという思いは変わっていないようだ。そんな相手に自分の名前を告げれば少し驚いた様子だったが差し出した手を快く握られこの時代の相棒と協力を取り付けた。手が握り直され繋いだまま引かれると目を瞬かせるがこの歳の子供とつなぐならさほど不自然でもないだろうと素直にその隣を歩き始める。自分の将来が目指していた探偵だと分かって浮かれている様子の相手を微笑ましく見ていたが不意に未来の相手がカッコいい探偵かと言われると普段のハーフボイルドな姿が浮かんで目線が泳ぐ。勿論決める所は決めたりとカッコいい所はあるのだが鳴.海.荘.吉みたいなという言葉がつくと答えはノーだ。だが期待を込めた目を向けられるとそんな事言える訳もなく目を合わせると相手の長所を伝えながらそれとなく本題は誤魔化しながら告げて)

  • No.5237 by 探偵  2024-04-22 17:23:44 


街の人に好かれてるかっこいい探偵…へへ、かっこいい探偵……
(自分の未来を知る相手にこちらがかっこよくなっているか問えば一瞬目が泳ぐ。何か問題がある探偵なんだろうかと一瞬不安を覚えるが相手からは『かっこいい探偵』だと評価がなされる。相手が核心を誤魔化していることには気づくことができず言葉尻だけを捉えると勝手に理想の探偵になれると思い込んでさらに上機嫌に笑みを浮かべていた。何よりも風.都.の人々に好かれているのが嬉しい、自分もこの街の事が大好きなのだから。その思いが過ぎると余計に昨日の出来事に胸が痛んで一瞬目線を下げるが、今は相手を案内する方が先だろうとそこまで気負わない事にした。ふと手を繋ぐ相手の方を見上げる、未来から来ただとか将来の相棒だとか口にする事は信じられない事ばかりなのにこちらへ向く気持ちは真っ直ぐで自分を必要としてくれていて、だからこそ相手を信じられると思えている。前を見ないまま歩きつつじっと相手を見つめていると「フィリップはなんで探偵になったんだ?」とふと浮かんだ疑問を口にして)

  • No.5238 by 検索  2024-04-22 19:17:03 

その分探偵になる為の努力もしていたようだけどね。…なんで、か。…僕は色々あってとある場所に閉じ込められていたんだけどそこから助けてくれたのが翔太郎達だ。そこから一緒に過ごすようになって初めは喧嘩したり息が合わないことばかりだったけど風.都.の為に尽力する翔太郎を見て隣で力になりたいと思ったのがきっかけだったと思う。
(確信には触れないまま相棒への評価を語れば相手の顔には上機嫌な笑顔が浮かんですっかり浮かれきっている。何度もワードを繰り返す様子は年相応に可愛らしくてこちらまで表情は緩むが調子に乗りすぎないように軽く釘も刺しておいた。相手に手を引かれて中心地らしい場所から離れていく。再び相手がこちらを向くとじっと観察するように見つめられる。相手が転んでしまわないように気を配りつつ照れ臭さにも似たものを感じていると探偵になったきっかけを聞かれて目を僅かに見開く。自分の始まりはあの夜に結び付いていてそれを明かすことは大切な人の喪失を語ることにもなる。視線が迷うように揺れるが嘘をつくのも躊躇われて言葉を選ぶように二人の出会いを説明していく。何もかもが噛み合わなかった頃を思い出すと懐かしむようにその時の事を語り、再び視線を相手に戻すと自分が探偵になったのは相棒の存在だと少し照れ臭そうにも明かして)

  • No.5239 by 探偵  2024-04-22 19:56:33 


!、そっか…じゃあまだまだ頑張らねぇとな。おやっさん、全然俺の相手してくれねぇし……え……じゃあ、フィリップもこの街を泣かせたくないって思ってくれてるんだ……俺、この街が大好きなんだ。この街を、なくしたくない
(相棒からみてもかっこいい探偵になっているだなんてきっと将来はおやっさんみたいに超かっこいい探偵になっているに違いない。自分の将来の姿を妄想してしまいそうになるが相手から釘を刺されるとぴしりと背筋を伸ばす。将来は探偵になれているかもしれないが現状はおやっさんの所にいっても毎日門前払いの日々だ、いつか認めてもらうためにも頑張って探偵になれる努力を続けなければ。再度気合いを入れ直しながら相手が探偵を目指した理由を聞けば、想像もしない内容に思わず言葉を途切れさせる。どうして閉じ込められていたのだとか、『翔太郎達』ということはおやっさんも一緒だったのかだとか、様々な質問が浮かぶが、最後に相手が照れくさそうに探偵になったのは将来の自分の影響だと言われると、自分のことではないはずなのに親近感を強く感じる相手に影響を与えていることが嬉しくて照れ臭くて、しかしどう表現したら良いかは分からなくて、控えめに笑顔を浮かべながら繋がっていた手を強く握った。先程は関係ないと叫んでしまったが間違いなく自分は風.都.が好きだ、相手も同じように思ってくれているのならただただ嬉しい。そうやって話しながら歩くうちに森の入口へとたどり着く、といっても普通は人が通らないけもの道だ。将来の自分も風.都,を好きでい続けているならここでその風.都.を鬼に奪われるわけにはいかない。昨日のことを思えば手は震えてしまうが、森の奥を真っ直ぐ見つめながら「昨日鬼みたのはこの奥だ」と相手へと伝えて)

  • No.5240 by 検索  2024-04-22 21:16:25 

ああ、僕にとっても大切な街だ。その為にもこの街を泣かせるあの鬼を封印しなければ。…ここか。僕が先を歩くから出来るだけ離れないでついてきてくれ
(相手から鳴.海.荘.吉の話が出るとどう反応していいか分からず曖昧な表情を浮かべる事しか出来ない。この歳から慕っていた人物を自分のせいで、と胸が痛むがその罪を背負って自分はここに居るのだ。こうして探偵になった理由が相棒にあると言えばその顔に照れくさそうな笑みが浮かぶ。何時しか相棒が好きなこの街を自分も好きになっていて胸を張って大切な場所だと言える。さっきは聞けなかった相手の本当の気持ちを聞くことが出来れば穏やかな笑みを見せながら今からしなければならない事を再確認していた。そうして歩いていると人気のない森の入口にやってくる。現代でもこの辺りには来たことがなくて相手の案内が無ければ辿り着くことが出来なかっただろう。その先を見つめていれば繋いでいる相手の手が震えているのが分かった。大丈夫だと伝えるようにこちらから強く握り返すと自分が先を歩くことを伝える。更に自分から離れないように言うとゆっくりと森の中に入っていく。木々によって日光が遮られ周囲が包まれていると辺りの空気は外より冷えているように感じる。さっきより近い距離で手を繋ぎながら静かなけもの道を慎重に歩いていると奥の方に小さな建物が見えてきて「もしかしてアレかい?」と相手に尋ねて)

  • No.5241 by 探偵  2024-04-22 22:26:42 


……そうだよな。……うん…
(将来の自分が相手に影響を与えてこの街を好きになって、その事を知らされた自分がやはりこの街を守らなければと今勇気付けられている。深く考えれば頭がこんがらがってしまいそうだが今は相手から励まされているという事実だけあればそれでいい。森の前にやってくれば嫌でも体は固まってしまう、しかし相手から手を強く握られれば自分でも驚くほど過剰な緊張は解けていく。離れないように言われればそれに大人しく従って相手の後ろに隠れるようにピタリとついて森の中を歩いた。もう二度と訪れたくないと思った場所なのに相手とならば一緒に来れてしまっている。隠れながら見上げるその背中は大きくて足を前へ踏み出す勇気になってる。友達も仲のいい街の人もたくさんいるが誰かを頼ればいいなんて教えてくれる人はいなかった。相手は将来自分と相棒になるらしいが、将来の自分にもそう言ってくれるのだろうかとその背中を見つめながら考えを巡らせていた。ひんやりと冷たい森の中を進めばやがて小さな祠が見えてくる、相手に問われて頷き答えれば傍をピタリと離れないようにしながらも祠の裏手に回った。誰も来ない場所にある誰も立ち寄ることがなさそうな祠、その裏手はすぐ岩の壁がせりたっているが、その地下へと続く階段が祠に隠れるようにして存在していた。「…この下だ」と震えそうな声で言えば階段を相手と共にゆっくりとおりる、やがて僅かに日が差し込む少し広い空間へと出れば壁の方を指さした。そこには遥か昔にこの地で起こった鬼退治の様子が描かれていて)

  • No.5242 by 検索  2024-04-22 23:45:29 

まさかこんな場所があるなんてね。…行こう、翔太郎。…凄い、壁画のようだけどここまで保存状態が良いのは初めて見た。この文字を見る限りは室町時代辺りに描かれた可能性が高いけどこの筆遣いの絵はもう少し後の時代で流行した…
(人気のない森の中にひっそりと立つ祠はかなり古びていて建てられてから年月が経ったことを表している。相手に促されるまま後ろへと回ると存在を隠すように地下への階段が続いていて思わず感心の声をあげた。ここまで厳重に隠すということはきっと切り札に繋がる手掛かりがあるに違いない。震えそうな声の相手に優しく声をかけて手を握るとゆっくりと階段を降りていく。やがて少し開けたような場所に出てきて相手に促されて壁を見れば一面に描かれた鬼退治の壁画に素直な感想をこぼす。それも場所のおかげがかなり保存状態が良く絵の傍には古語のような物も書いてあって貴重な資料にその目は好奇心にキラキラと輝き出す。手を繋いだまま壁画に更に近付くと得た情報から分析したことを興奮気味に独り言のようにベラベラ喋りながら興味深そうに絵を見ていく。壁画はおおまかな時系列に並んでいるようで1番左は鬼が襲来して人々が襲われている様子、2枚目は鬼に追われながら人々が集会をしている様子、そしてその右には戦場で一人の男が打った矢が鬼の持つ紫の何かを撃ち抜き鬼が逃げ惑う様子が描かれていた。その絵に添えられていた古語の解読に集中していると背後の上の方から足音のような物が聞こえてきて)

  • No.5243 by 探偵  2024-04-23 07:49:17 


ん?……、…………
(前は好奇心のままに入ることの出来た地下へと続く階段も今は薄気味悪くて躊躇してしまう、しかし相手から優しく声をかけられればその恐怖心も和らいで階段を降りていった。たどり着いた先にある壁画をみせれば相手の目はあっという間にキラキラと輝き出して食い入るように壁に描かれたものを見始めた。先程までの頼りになる雰囲気とは全く違う好奇心のままに動く子供っぽい姿に最初は驚いて目を瞬かせていたが、相手はこういう未知のものが好きなんだろうかと新たな一面を知れて少し嬉しくもあった。こちらも壁画を見上げる、いつかのパトロールの延長で見つけた祠と壁画だったが何度見てもこの壁画で描かれているのは昨日みた鬼だ。相手が言っていた鬼をもう一度封印する切り札の手がかりがここにあるのだろうかと見上げていると、壁画の中に違和感があるのに気がつく。前にみたのと少し違うようなと首を捻っていたところで背後に足音が聞こえて自然と後ろを振り返った。そこには昨日みた鬼がゆっくりと音もなく近づいてきていて息を飲む、かつて相手がみたイ.マ.ジ,ン.に似たその怪物は二本の小さな角を携えていた。脳内には昨日の風景がフラッシュバックして恐怖で体が固まってしまう。このままではまた人が襲われる、しかも今度はせっかく仲良くなった未来の相棒だ。相手はまだ壁画に夢中だが後ろに隠れていた関係でこちらの方が鬼に近い、鬼もこちらに狙いを定めているようだ。それならばまず最初に鬼が攻撃するのは自分でその隙に相手は逃げられるかもしれない。恐怖と相手を守らなければという思いが入り交じり声をあげることも体を動かすこともできない。せめて邪魔にならないようにと繋いでいた手を離すと、同時に鬼が持っていた金棒がこちらへと振り下ろされようとして固く目を瞑って)

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