オペラ-罅隙- ／ 〆

知らないというのは、俺の本当の性別の事か？…それなら多分知らないと思うが、あの周防だからな。気付いていて知らないフリをしているという可能性も無くはない。

(櫻子と周防は最近親しくなったばかりなので色々と情報が少なくて。可能性の域から抜け出せない事に対して再び怖くなり、周防の性格から性別について密告は考えられないが、いつどうなるか分からなくて恐怖は拭えずにいて。異性で髪を撫でる手付きが心地好いと感じるのは汐以外いないと思っていたが、最近大切な親友から髪を触られるのが好きになり。恐怖で震えていた躰は撫でらた事によって落ち着きを取り戻すも、違う震えに気付くとそれが明人からだと伝わって理解し。周防を頼って明人から逃げるなど微塵も考えた事がなく、震える理由が分からずに思案するも櫻子にはわからないのか少しでも安心してもらえるよう、場所は廊下だが躊躇わずに正面からぎゅっと優しく抱き寄せたりと相変わらず警戒心がなくて。身長差がある為、爪先立ちになると鼻先へ優しく口付けをして喜びをほほに浮かべ。)

周防を頼って明人から逃げるなんて考えもしなかったぞ。でだな、鼻への口付けの意味を明人は覚えてるか？寝ぼけていて忘れているかもしれないが。

( 入学以来の付き合いで同室の自分が気づいてなかったものを、周防なら気づいているかもと言われれば良い気はしない。眉間に皺を寄せ、随分と周防を認めていることだと、また1人拗らせかけたところを抱き寄せられ、困惑したように両手を空にさまよわせると、鼻に触れた柔らかい感触に櫻子の細い腰にそっと回して。 )

相手を大切にしたいと強く思っている……か。
っ、分からないな、何故お前はそんなことを言うんだ……？

( 授業中にもよく見せる、理知的な印象の顎を傾ける考える時の癖らしいものを見せれば、昨晩の櫻子の言葉をそのまま繰り返す。その意味を理解して、この2日間の行いを思い起こせば起こすほど、櫻子がまるで明人を大切な相手のように扱う理由がわからなくて、自分の愚かさを突きつけられているようで堪らなくなる。くしゃりと苛立ちと不安の混ざった笑顔に表情を歪め、悲しみに揺れる瞳で櫻子を見つめると苦しそうに吐き捨てながら、先程回した手で拒絶の意を込めて櫻子を引き剥がして。その際に指先の届いてしまいそうな細い腰の感触に最初の夜を思い出せば、櫻子にも思い出させ甘い演技を黙らせるつもりで色っぽく背筋をなぞって。 )

……俺への復讐なら大成功だよ。

復讐なんて一度たりとも考えたことなかった。俺が原因なのだから、明人は何も悪くない！もっと早くに俺が話していたら、明人は苦しむことなく……悲しませてごめん。

(腰に回された手に安心していたが、苛立ちや悲しみなど負の感情が櫻子にも伝染したのか泣きそうになり。明人を傷つけた櫻子は悲しむ資格等ないと強く思っており、何とか涙をぐっと堪え。性別について話さなかった自身が一番悪く、明人は何も悪くない。今までずっと苦しませていた原因は自分自身だと戒める様に強く言い聞かせ、大切な人が悲しむ表情など二度と見たくないのに、櫻子はいつも明人を悲しませている。腰に回されたその手で躯を引き剥がされ、それが拒絶反応なのは誰が見ても明らかで。首筋をなぞる動きに色気を強く感じられ其れはあの夜を強く連想させられる。甘くて苦い感情が胸を占めると、再び抱き締めたいと言う感情に駆られてしまい、明人を見遣る瞳は熱を帯びて表情から強く求めており。)

あの夜の出来事があってもなくても、明人が大切なのは変わらない……願わくばこれからもずっと傍にいたい。明人の傍らは心地好いが、何故か胸がぎゅっと締め付けられる。

( 櫻子の僅かに潤んだ目に気がつけば重苦しい罪悪感と、言い様のない仄暗い快感が同時に湧き上がる。櫻子が必死になって言い募る言葉が、一昨日からずっと自分の機嫌をとるための虚辞にしか聞こえず、どんなに真摯で誠実な言葉も心に届かずに耳で滑るようでいて、同時に信用することの出来ない狭量な自分に腹が立つ。やはりこんな自分といては櫻子が不幸になるばかりだと思ってはいても、手放すこともできそうになくて、最早自分でも何がしたいのか分からない。複雑な内心を覆い隠すよう無表情で首筋の華を見つめて )

……ごめんな。

( と、ぽつり。ふと視線を櫻子の顔に移せば、此方を求めるような熱を浮かべた表情に堪らなくなって頤に指をかけ、その柔らかいと知っている唇に自分の薄いそれを寄せて。これまでのような激しいものではなく、ただ今ここで自分を熱く見つめている櫻子が本物かを確認するように、優しく数回はむだけの其れを落とせば、やはり愛しさと満足感と同時に、迂闊な櫻子への心配から来る苛立ちも湧き上がって。どの口が言うのかと、あまりに言う権利のない言葉に自虐的な笑みを浮かべれば、吐き捨てるような調子で忠告して。 )

唇への口付けは愛情、だったか？……そんなもの、なくたって幾らだってできるんだよ。
男ならこの先のことだってそうだ。だから……だから、挑発するような真似はやめろ。お前が無駄に傷つくだけだ。

大切な明人だから、口付けやそれ以上のこと……受け入れられた。幾らだってできるのなら、俺の事を求めてほしい。

(明人の表情を見ても何に対しての謝罪なのか解らず余計に苦しくなり。初めての口付けは荒々しくて理想と全く違ったが、今回は其れを上書きする様に唇を数回食むだけという驚く程優しくて、瞳から一筋の涙が頬を伝い落ちて。唇が離れると気持ちが溢れてしまったのか、今いる場所が廊下だという事を忘れて「悲しいや苦しいとか……どんな理由でもいい。明人に頼られたり、求められると嬉しいんだ。例えそれで俺がたくさん傷つくことになっても！」今思っている気持ちを全てぶつけてしまい。一方的に言ってしまったが後悔はしていなく、傷付くのは覚悟の上で士官学校へ入学し、“男”として生きていくと決めたからには弱音は見せないと決意したあの頃が懐かしくて。大切な親友から拒絶されてもなお「俺は大切な親友と一度認識したら、例えどんなに傷つけられてもその人を嫌ったりしない。それだけその人が大切だから。」忠告を無視するように言葉を続け、その内容が明人からしたら綺麗事の様に聞こえてしまうかもしれないが、櫻子の本音を吐露して。)

非常に恥ずかしい質問なんだが、男はその……女を求める時ってやっぱり気持ちとか色々と限界な時だったりするのか？ 少し気になってな。特に深い意味はないぞ！

なっ……あ、

( 口付けや艶事に対する忠告の返答に己を求めろと言う櫻子に、忠告を無視して誘っているのかと、そこまで自分が嫌いかと悲しくなると同時に、言葉自体の意味に抗い難い欲が腹の底を抉るのを感じれば顔を赤くして絶句。しかしすぐ流れた一筋の涙に、ほら見たことかと何故か少し安堵したため息をつき、ハンカチーフを出そうと懐に手を入れた瞬間、櫻子が廊下で亢奮し出せば「おい、馬鹿、廊下っ」と慌てて抱きしめ、女とは違う固い筋肉のついた胸で櫻子の声を吸収する。そのままもう殆ど近くになっていた自室に引き込み戸を閉め、とん、とん、とあやす様な優しい手つきで小さな背中を撫でると、先程自ら拒絶したにも関わらず抱き合う体勢のまま櫻子の話を聞き「それでも、俺が傷つけたくないんだ。……でも、一度大切な親友と言ったお前を信じることも出来ない。ごめんな。」と優しく悲しみに濡れた声でもう一度謝って。そこへ何を思ったか、男の事情を聞いてくる櫻子に思わず身動ぎすれば、先程の忠告から昂りつあった其れを押し付ける形となり、猫のようにビクッと後ろに跳びの退けばドアノブが背中の柔らかいところに突き刺さって低い悲鳴を上げ。そのままゆるゆるとしゃがみ込んで項垂れると、口の前で手を祈るように組み、耳や首筋まで発光してないかと言うほど真っ赤になって、深い深いため息をつき とうとう顔を上げなくなって。 )

……だから、男に気持ちなんかいらないんだよ。泣いてようが笑ってようがすぐ"こう"だ。だから気をつけろと……もう、勘弁してくれ……

(廊下の真ん中で宥められるように抱き締められ驚きから肩が一瞬跳ねるも、厚い胸板へ顔を埋めて男女の体躯の違いに緊張し。躯が固まったま自室へ入室する事で、改めて近付くまで来ていたことを知る。先程の自身の行動を振り返ると、廊下は誰かと鉢合わせしてもおかしくない場所なので危機感の無さを猛省し「……ありがとう。俺のことは無理に信じなくていい。その分俺が明人を信じて大切に想うから……謝るな。」背中を撫でる手付きが心地好く、瞼を閉じてはあやしてくれた事に対しての感謝を伝え。“傷つけたくない”というその気持ちが嬉しく、明人から直接信じられないと言われ踏ん切りがついたのか背中へと腕を伸ばし、優しい手つきでそっと抱き寄せ。
櫻子が質問した直後に明人は離れて鈍い音が響き。目の前で全てを目撃しているのもあり、櫻子が受けたわけではないのだが想像から表情歪み。床へしゃがみ込む姿を見て痛みで立ち上がれなくなってしまったのではないかと櫻子は勘違いし、慌てて近寄るとしゃがみこみ目の高さまで顔を寄せ。その口振りからあの質問はやはりまずかったかと反省し、そこでやっと耳や首筋まで紅く染まっている様子に気付き。鈍感な桜子は紅くなった本当の理由に気付くことはなく、その紅さから発熱しているのではと勘違いするほどで。俯く明人の頬へ両手伸ばし顔を上げさせ、体温計の代用としてやむを得ず額同士で熱を計測し。)

……熱はないみたいだな。背中はまだ痛むか？

( 櫻子に信じなくていいと言われるまでもなく、廊下で大きな声を出されたため焦って本音を零しはしたが、櫻子に上手くやられたような気もして、細い腕が抱き寄せる動きに、曖昧に栗色の髪に鼻を埋めるだけで返事は特にせず。
確かに背中も少し……かなり痛いが、他の場所も痛い程だ。ドロドロと下腹部に渦巻く欲を落ち着けようと、床の木目の数えて荒い息を吐いているところに、脳天気な櫻子の追撃をくらえば、堪らず目の前の美味しそうな唇に噛み付くように口付けて。俺は何度も何度も何度も忠告したはずだ、と欲望の渦巻く目がドロリと濁っているのにギラギラして櫻子を苛む様に射抜く。櫻子が声や吐息を漏らし反応する箇所ばかりを執拗に、長く長く責めたて、唇も赤く腫れてしまうほど吸って舐めて弄び。ちゅるんと水音を立てて小さな口をやっと解放し顎まで漏れた唾液を舐め取れば、重い腰に根性を入れて勢いよく立ち上がり。顔色は赤を越して赤黒くさえ感じられ、誤魔化しようのない濃い欲望をありありと男らしい顔立ちに浮かべている。櫻子を目の前にして最早勝手には鎮まらないだろうと諦めをつければ、最後の理性を一言、廊下に繋がるドアに向けてくるりと向きを変えようとして。 )

……便所。

(熱はなさそうで安心し自然に視線が合うと、初めて見る表情とその瞳に釘付けとなり。噛み付くような其れは欲望が強く伝わってきて、先程の優しい口付けを上書きされる。執拗に吸って舐めてを繰り返される度、動きについていくのが精一杯なのか苦しさや羞恥で瞼に涙が溜まっていき。長い口付けを受け櫻子は何時の間にか欲望溢れる女の顔の片鱗を見せ、自らも唇を強い押し付け受け入れて。唇が離れると愛のない冷たい口付けに、名残惜しいとさえ思ってしまった自分に櫻子は驚き。
肩で息をしながらゆっくり立ち上がり、明人へ近付くと手首を掴み。初な櫻子でも明人の次の行動を何となく理解しているのか「……待てって。明人の全てを受け止める覚悟はできている。その相手……俺ではダメか？」必死になって考えている内容が恥ずかしいのもあって言い淀むも、濁らせながら遠回しに話しかけ。しかし言葉にしてから事の重大さに気付いたようで掴む手を離し、慌てた様子で冗談にしようと試み。)

……早く戻ってこいよ？

( 最早あってないようなものだが、明人の名誉のために言うと本当に我慢する気でいたのだ。虚しかろうと1人慰めた後は櫻子が寝静まるまで帰ってくる気はなかった。それを手首を掴まれ引き戻された時点で、かなり治安の悪い表情を浮かべてまで耐えていたものを、恥ずかしそうに言い淀む櫻子を目にすれば、幾つか血管が切れたのではないかという音を明人は確かに聞いた。 )

……助平。

( やっと自分の大それた言葉に気づいて慌てる櫻子の耳元に顔を近づけ、艶っぽい甘ったるい声で櫻子を揶揄えば、ちゅっと耳に軽い口付けを。離された手を恋人繋ぎの要領で繋ぎ直し「もう遅い」と櫻子の冗談を一蹴、自分の寝台に腰掛け白い手を擽るように弄りながら櫻子を見上げて。櫻子が明人の愚かさを詰るために煽り続けるのは結構だが、これで櫻子が思い知り逃げるのであればそれで良し、これからも自分を煽り続けるのであればせめて辛くないようにしてやろうと、櫻子に自分から求めたのだと羞恥心を植え付けてやろうと、簡単に振り払える程度の力で白い手をとり弄り続け、挑発するような言葉を吐きながら頬擦りをして。 )

なんだ、相手になってくれるんだろう？
まさか俺に全部させるつもりなのか？

(自業自得だが先程から翻弄されると嫌な気はせず、嬉しくあり。一緒に眠って明人の寝台へ再び腰掛けるとその時の記憶が思い出され、思わずはにかんで微笑み。耳は弱い部位で軽く口付けられただけでも肩を跳ねさせ、敏感に反応示し。握る手に指が絡むと嬉しそうにぎゅっと強く握り返して。初な櫻子にとって明人の発言は全てが刺激的で“全部させるつもりなのか”に反応すると、何を想像したのか先程の明人同様に首筋まで一気に紅潮してしまい。頬擦りされて再びの至近距離に羞恥で頭がぼんやりとしてしまうが、柔らかそうな明人の唇を視界に映すと、空いている手で明人の腰を引き寄せ密着し。吸い寄せられる様に唇を近付け、態と真っ直ぐに瞳を見詰めながら美味しく食す様に唇を念入りに舐め始め、時折熱を孕んだ息が微かに漏れて。今度は角度を変えながら下唇を優しい力で食むようにして執拗に唇堪能し。最近まで口付けの経験すらなかった櫻子なのだが、明人との口付けがすっかり大好きになり。今度は上唇を何度も吸って舐めてを繰り返し、唇を離す所か強く押し付けつつも何とか言葉を発して。)

明人は、俺との口付け……好きか？

( 羞恥で真っ赤になっても挑発に引き下がらず、明人の腰を引き寄せんとする櫻子に応えて腰を浮かし口付けを受け入れる。密着させられた躰は柔らかく心地よいが、口内に侵入すらせず吸いもしない拙い口付けを必死に繰り返す櫻子を冷めた目で見つめていれば、櫻子の質問を鼻で笑って。 )

ああ、可愛らしくて笑えるよ……本当にする気があるのか？
っは、やはりご無理はなさらなくてよろしいんですよ、櫻子"お嬢様"。

( 櫻子が自分から唇を押し付ける光景と、熱い舌が自分の唇を濡らす感覚は腰に来るものもあるが、自分たちの関係で愛撫を繰り返す意味がわからず、櫻子の口付けが明人が動くのを宛にするような、自分からは決定的な行動を避けた様に思えれば苛立って。合わせた唇から櫻子の唇にへ、た、く、そ、と囁くように息を吹込めば、嫌味に口角を釣り上げ煽るように、態と性別を意識させるような言い回しで挑発を。その程度の覚悟しかないのであれば煽るなと、櫻子が泣いて謝れば許してやろうかともいう冷めた気持ちになれば、長い足を邪魔そうに色っぽい動作で組み換え櫻子を上目遣いで見つめ、白い手を取れば自分のベルトに誘導して。 )

ほら"お嬢様"よ、時間稼ぎはもう十分だ。

(　／　今晩は。何時も明人様にドキドキさせられながら櫻子共々お世話になっております！今回はこの次の流れについて御相談したく、馳せ参じました。語彙力不足で毎回上手くまとめられず申し訳ありません。マイルドに抑える表現が難しかったですが、こんな感じでダークチェンジさせてみました。どうでしょう？当初の予定では櫻子が明人様を攻めるつもりはなかったのですが、拗らせて最終的にこうなってしまい。櫻子を調子に乗らせてしまってごめんなさい！他の流れでの返信を希望でしたら急いで手直して再投稿致しますね！

PL様の方から新たにこんなことをしてみたいなど希望がありましたら大歓迎ですので、是非とも聞かせてください！今回もメインの方が長すぎて分割投稿となり申し訳ありませんが、ご回答お待ちしております！　)

(経験不足で下手なのはある程度覚悟していたが、直接言われると胸が少し痛み。“お嬢様”と連呼され本名で呼ばれると性別を強く意識してしまい、複雑な心境で。単純で負けず嫌いな櫻子は胸中複雑だが、挑発と煽りに対して対抗心に火がついたのか、繋いでいた手を離し。ベルトへ誘導されたのならそのまま利用してしまおうとカチャ、と音を響かせ外して。其れから明人の肩を押して寝台へと押し倒し組み敷くと、隙を与えず素早い動きで両手を頭上へまとめ、外されたそのベルトで両手を縛り手の動きを封じてしまい。羞恥から頬を紅くさせる初な顔から一変、妖艶な顔で舌なめずりして見せ。明人へ対抗するように挑発的な表情で見下ろしながら「その下手くそな“お嬢様”から攻められたら悔しいか？」最初は左鎖骨を甘噛みしていたが、噛みついて強い刺激へ変化させ。シャツの釦を数個外すと白くて瑞々しい柔肌が少し顕になり、次は右鎖骨へ強く吸い付き。櫻子は明人からされた事をそっくりそのまま真似るようにして、右鎖骨へくっきり紅い華を数個咲かせ。鎖骨から首筋へ滑らせる様にねっとり舌を這わせ、態と響かせるようにチュッ、と強めに首筋にも吸い付き。上半身を焦らすようにたっぷり攻め、先程とは違って遠慮がないのか噛み付くように強い力で唇押し付け、無理矢理こじ開けさせると生暖かい舌を咥内で暴れさせ。その勢いので舌を絡ませながら焦らすように、シャツの上から指の腹を使いゆっくりとした動作で上半身を更に刺激させ。)


……あき、ひと…ッ！

(たっぷりと焦らしながら明人の躰全体堪能すると行為に不慣れで自信がないが、櫻子なりに明人の敏感になっているだろう躯へ全身使って快楽を与えて。前回は無理矢理であまり覚えていなかったが今回は違い、櫻子主体で攻め立てるように躯を張って行為に集中すると、快楽に溺れてしまうような予感がして。明人の名を愛おしいと感じさせる声色で叫びながらフィニッシュを迎えた後、隣へぐったりと倒れ込み。残っている力で明人の腕を縛っているベルトを外して解放させ。動きも含めて行為に不慣れな櫻子は体力を全て使い果たしてしまったのか、意識はそのまま深い深い闇の底へ。)

( ／ お世話になっております！
此方も健気で色っぽい櫻子様にキュンキュンさせていただいております。明人は展開上どうしても櫻子様に冷たく当たることが多く、少し心配しておりますが大丈夫でしょうか。できるだけ櫻子様が明人にとって特別だと伝わるように意識はしていますが、話していて楽しくない、辛いなどありましたら糖度を調節致しますのでお申し付けください。

今回の櫻子様のダークチェンジの流れもとても素敵で、展開進行は全く問題ございません。
ただ性描写について、もう少しだけお手柔らかにお願いしてもよろしいでしょうか……？
セイチャットの規約自体は具体的な性描写は控えるとなっており、>94は許容範囲内だとは思いますので、完全に此方の都合でのお願いとなります。此方が曖昧なルールで進行していたことで、このような齟齬を引き起こし大変申し訳ございません。

募集板の方では記載していたのですが、多くのトピックで採用されるdキスまで、押し倒し以降暗転→事後描写の流れを採用しようと考えております。
背後様の描写はとっても魅力的なのですが、だからこそ背後様とは長くお付き合いしていきたいと思っております。規約違反にならないかハラハラしてしまいますと折角の描写が楽しめなくなってしまいますので、どうかご理解の程よろしくお願い致します。
今回は完全にこちらの落ち度ですので、どうかお気になさらず、これからもお付き合いいただければ幸いです。

それから今後の展開についてですが、以前お話した夜会と明人の縁談関係のNPCを登場させてみたいと考えているのですが如何でしょうか？
もしよろしければ、季節を少し進めて秋という設定で、少し関係が進んだ2人で見てみたいと考えております。此方のイメージですと、引き続き明人の監視は続き、煽ったり脅したりで関係を持つことにも慣れつつある段階でしょうか。
また新しい試みにはなるのですが、素敵な櫻子様が明人以外のキャラとお話しているのも是非見てみたく、夜会の場面の途中で此方が縁談相手を操作して女の子同士でお話してみたりとか如何かなあと。此方が上手く行けば、周防君ともその形式でお話してみたいです。
以上でよろしければ、今回の場面転換は此方でさせていただきます。

こちらこそ非常に長大となりましたので分割でお返事させていただきます。 )

( 負けず嫌いに火がついた櫻子がベルトに手をかけると、やっと彼女がこちら側に堕ちて来た様な気がしてニヤリと笑い素直に押し倒される。ベルトで手を縛られても「まさか、男の夢だろ」と意にも解さず、すました表情でクスクスと笑って。 )

──ごめんな。

( 櫻子が起きている間こそ、抵抗もせずに時に甘い声さえ聞かせて楽しげな表情を浮かべていたが、元の性格からはありえないような積極性を見せる櫻子に、自分が追い詰めてしまったと拭えない後ろめたさを抱いてもおり。それと同時に、真面目な櫻子がこんなことを引き起こせば、自分を見捨てたりなど出来ないだろうと、仄暗い悦楽に心を満たされるようでもあって。ぐったりと布団に沈む彼女に上体を起こせば、頬に張り付いた髪を除けてやり、優しい声でまた謝ると生え際にちゅっと口付けを落とし、自身もそのまま眠りについて。
翌朝櫻子より早く目を覚ませば、遮光カーテンの隙間から差し込む朝日に、手首についたベルトの跡や数々の跡を見て苦笑するも、櫻子がつけたものと思えば悪い気もせず。櫻子の見えない項にまた一つ花を咲かせれば布団から抜け出し、夏用の薄いものを残してカーテンを開け、夏の朝の少し湿った青い空気をたっぷりと吸いこんで。それからズボンの後、態とシャツを羽織る前に櫻子を布団の上から揺すり、白いお天道様に赤い跡らを惜しげも無く晒せば、悪戯っぽく微笑んで。 )

おはよう、お前、俺をこんなにしておいて朝寝とは薄情なんじゃないか。

(　／　いつもご配慮いただきありがとうございます。現在の明人様は櫻子に裏切られて傷付き、信用していない状態ですので、明人様が櫻子に対する糖度はあれが妥当と思います。明人様の櫻子に対する冷たい態度や意地悪なお姿は貴重で、小躍りしてしまう程ですからね！糖度の微調整につきましてはPL様にお任せするという形でも宜しいでしょうか？

今回の件は完全に当方のミスですので、PL様に否はありません！もっと注意を払いながらまとめていたら違う表現の仕方ができたかもしれないと反省しております。暗転からの事後描写の流れ等も把握いたしました！今後このようなことがないよう、十分注意して参ります。

以前相談した夜会の件が具体的に纏まりつつあり、とても楽しみです。NPCを登場させる件と季節の移り変わりの二つの件、賛同いたします！二人の関係も夏に比べて少しずつゆっくりと変化が見られ、夜会を境に二人の関係が大きく変われたら(こっそりと)喜びます。明人様の縁談相手のご令嬢と櫻子が会話できるのは夢のようですし、櫻子は年齢の近い同性と話す機会は今までなかったのでガールズトーク楽しみです！夜会には“櫻子”として出席ですので、明人様とばったり遭遇してしまった際は周りの目もあり、初対面というていで“初めまして”とご挨拶しますね。
周防と明人様が会話できる日もそんな遠くない未来で待ち遠しくなりました！二人は会話する度に衝突し、時に櫻子をめぐって火花を散らすのが目に見えますね！

場面転換の件、ありがとうございます。どうなるのか楽しみにしておりますね！

　　※返信不要だと感じましたら省いてしまって構いませんので！今後ともよろしくお願い致します。　)

――昨日の件は即刻忘れて、早くシャツを着てくれ！

(薄い夏用の掛け布団に包まりながら幸せそうな寝顔で寝返りを数回し、揺すられると薄ら瞼は開かれて。寝ぼけ眼を擦りながら聞いており、上半身裸の姿と数箇所紅く散らされた痕が視界に入ると完全に覚醒したようで。慌てて飛び起きるも自身の今の姿に更に驚かされ、首まで真っ赤にさせながら掛け布団で躯を覆い隠すと恥じらい見せ。明人の左右の鎖骨や手首にはくっきりと痕が残っており、昨日の件を嫌でも思い出され。今度は明人がからかわれてしまうのではないかと危惧した瞬間、頬から赤みが薄れていき。そして自分がまさか異性に対してあんな積極的に、しかも自ら率先して。思い出すと恥ずべき事で忘れたいのだが、手首を強く縛ってしまったのでその心配と、明人はどう感じたのか気になるのか言葉を詰まらせながらもそれとなく質問し。)

……色々と夢中になってしまって、すまない。特に手首と鎖骨は……平気じゃないよな。手首はまだ痛むか？

( ／ ご確認ありがとうございました。明人の糖度についてそう仰っていただけて安心致しましたが、良い機会でしたので少し軟化させていただきました。共寝で機嫌が良くなったという訳ではなく、櫻子様の態度に少し期待してという表現にしましたが、客観的には共寝で機嫌が良くなるクズという当て馬らしい形でまとめてみました、如何でしょうか。

性描写につきましては背後様の表現は恐く規約内ですし、此方がハラハラしてしまい楽しみ切れないという理由ですので、本当にお気になさらないでください。それではお互いの認識確認ということで、これ以降言及不要です。

夜会についても承知致しました。返信についてのご配慮もありがとうございます。背後様の返信を受けてすぐに場面転換するつもりでしたが、恥じらう櫻子様が可愛らしくてもう少し見続けたく、今のシーンを続行したのでご連絡させていただきます。
秘密共有系では定番でベタではありますが、秘密を隠すために2人が密着するという展開は如何でしょう？浴び終わった櫻子様が脱衣室を使用しているのを明人が見張っていたら、他生徒が朝風呂に来てしまい……といった感じをイメージしております。それ以前にも、一緒に入るかどうかで一悶着したりだとか、イチャイチャ出来たら楽しいかなと。明人の態度の軟化も少し表現出来ればと考えておりますので、もし苦手でしたら問題なく順番に浴び終えたという形で、次の夜会シーンに移行させていただきます。引き続きよろしくお願い致します。 )

忘れてくれとは愈々薄情だな。俺をあんなに滅茶苦茶にしておいて……

( 気持ちよさそうに寝ていたところ悪いが、昨晩あのまま寝てしまったから櫻子も体を清めたいだろうと、まだ他の生徒は寝静まっているであろう時間に起こした次第で。真っ赤になる櫻子に心外そうに目を丸くし、すぐ切なそうに瞼をふせると揶揄うつもりで婀娜っぽく赤い跡に指を這わせるが、櫻子の表情が真剣な心配を写せば明るく笑い飛ばして。 )

残念ながら昨晩からちっとも痛くはないな。
……お前は知らないようだが、縄は割と馴染みのある趣味だぞ。お前にそんな癖があるとは知らなかったが。

( 昨晩抵抗せずに受け入れた手首の跡は、見た目こそ派手だが殆ど痛みはなく。握ったり開いたりして見せる手首の艶めかしさと、櫻子を安心させるための爽やかな笑顔のギャップがちぐはぐな印象で。この世の終わりかのような絶望の表情を浮かべる櫻子を励ますためとはいえ、そっと耳元に顔を寄せ囁いた意地悪は確信犯で、一応櫻子の頼みを聞いて紳士的にシャツを羽織りながらも楽しそうに吹き出して。あれも演技だと言われれば最早拍手する他ないが、昨晩の無垢とは程遠い櫻子の表情を思い出せば、自分だけが求めているわけではないのかもしれないと、それを嬉しく感じるのがどの様な結論に辿り着くのかはまだ自分の気持ちに気付かぬふりをして、殆ど休暇前の明るさで櫻子に接していて。 )

風呂、行くだろう？
それとも俺が運んでやろうか。