匿名さん 2022-03-14 00:31:01 |
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( 櫻子に信じなくていいと言われるまでもなく、廊下で大きな声を出されたため焦って本音を零しはしたが、櫻子に上手くやられたような気もして、細い腕が抱き寄せる動きに、曖昧に栗色の髪に鼻を埋めるだけで返事は特にせず。
確かに背中も少し……かなり痛いが、他の場所も痛い程だ。ドロドロと下腹部に渦巻く欲を落ち着けようと、床の木目の数えて荒い息を吐いているところに、脳天気な櫻子の追撃をくらえば、堪らず目の前の美味しそうな唇に噛み付くように口付けて。俺は何度も何度も何度も忠告したはずだ、と欲望の渦巻く目がドロリと濁っているのにギラギラして櫻子を苛む様に射抜く。櫻子が声や吐息を漏らし反応する箇所ばかりを執拗に、長く長く責めたて、唇も赤く腫れてしまうほど吸って舐めて弄び。ちゅるんと水音を立てて小さな口をやっと解放し顎まで漏れた唾液を舐め取れば、重い腰に根性を入れて勢いよく立ち上がり。顔色は赤を越して赤黒くさえ感じられ、誤魔化しようのない濃い欲望をありありと男らしい顔立ちに浮かべている。櫻子を目の前にして最早勝手には鎮まらないだろうと諦めをつければ、最後の理性を一言、廊下に繋がるドアに向けてくるりと向きを変えようとして。 )
……便所。
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