赤薔薇のありのまま / 非募

赤薔薇のありのまま / 非募

匿名さん  2022-01-24 20:12:42 
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 この愛に偽りなどなく、


( / お相手さまをお待ちしております )

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  • No.1 by 匿名さん  2022-01-24 21:17:16 




( / こんばんは。募集板にてお声かけさせていただいた>28105の者です。この度は素敵なご縁をありがとうございます…!お相手として選んでいただけたこと、大変嬉しく思います。
思うように時間が取れずに文章を綴れないと言うのは当方も覚えがありますし、どうかお気になさらないでください。お互いのペースで無理なくお話できたらと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。)


  • No.2 by 匿名さん  2022-01-25 01:14:09 



( / 移動していただき有難うございます!
優しいお言葉、大変痛み入ります。当方としましても、お相手さまの無理のないペースでお返事いただければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします(といっても情けないことに此方がお待たせしてしまうことの方が多い予感がしているのですが……)

先ずは此方の提示した設定が余りにも簡素だったな……と思いましたので、追加の設定を次の投稿に投げさせていただきますね。追加で提示した部分で変更した方がいい部分等があれば遠慮なく仰ってくださいませ!

また、お互いのPFをもう少し詳細なものにしたいと思っているのですが構いませんでしょうか? もし宜しければ前世の容姿(髪色や目の色だけでも)を考えていただけないかと思いまして……! 今世とそっくりということであればその旨をお伝えしていただければ問題ありませんし、逆に全然違う姿でも大丈夫です。PFを詳細にといっても、いただいた情報をロルでの描写に活用できたらいいなと思っているだけなので、ご無理のない程度に軽くまとめていただけると嬉しくて飛びます……。
そして此方のPFはもう少しお待たせしそうです、初っ端からこのザマで本当に申し訳ないです……。もし此方のPFを参考にしたい等有りましたら、此方の提出の後に作成していただければ問題ありませんので……!! )


  • No.3 by 匿名さん  2022-01-25 01:17:13 



 ▽ 薔薇の古城について
吸血鬼の住まいである薔薇に囲まれた古城。かつては《愛しき人》も共に住んでいた場所。人の出入りが全くないかと言えばそうではなく、吸血鬼の城主がいることを知っている商人や、吸血鬼の同胞が訪れる。
城の周りには小さな湖や花畑等があり自然豊か。1人で歩いて街まで行くのは難しいが、逆を言えば馬車さえ用意できれば抜け出すことは容易いだろう。

 ・かつての《愛しき人》の部屋
貴女の部屋として整えられている。貴女から見れば調度品は古めかしいものばかりだが、どれも丁寧に手入れされているようで、使用するのに問題はなさそうに見える。

 ・吸血鬼の部屋
城のどこかにある。部屋の中は殺風景で、一通りの家具が揃えられているものの、殆ど使用された形跡は見られない。窓際には瑞々しい薔薇が生けられている。


 ▽ 《愛しき人》について
吸血鬼がかつて愛していた人。吸血鬼は彼女のことをローザとも呼んでおり、度々生まれ変わりである貴女を同一視している。吸血鬼からの《愛しき人》の人物像はあくまで吸血鬼視点の主観であり、吸血鬼の話からは「お互い愛し合っていた」という部分が垣間見えるが、その実《愛しき人》が吸血鬼をどう思っていたかは不明。
ただ1つ言えることは吸血鬼の愛情は本物であり、表現の仕方や順序を間違えていても、貴女を傷付けるようなつもりは全くないということ。
※募集さんの前世ということになりますので、詳細部分はお好きに考えていただいて大丈夫です。


 ▽ 吸血鬼の使役するコウモリ
簡単な命令をこなすことができる。総数は不明だが、相当な数が古城に住んでいるようだ。
中でも古株のコウモリは13から15歳程度の姿の人型になることができ、話すことはできないが吸血鬼や貴女の身の回りの世話を焼く。


  • No.4 by 匿名さん  2022-01-25 21:33:45 




( / 追加の設定の展開、ありがとうございます!新たな要素にわくわくが止まらないのと同時に、募集版でお見かけした時と同様、想像(もとい妄想)が膨らみまくっております…!城からの脱走を試みたりだとか、同胞の吸血鬼から聞くかつての《愛しき人》と提供様の話だとか…書き出すと止まらなくなりそうなので自重しますが、さながら、物語の欠片という名のおもちゃを与えられた子供の心境です。一人でテンション爆上げしていて申し訳ありません。ですが、本当にありがとうございます…!

PFの詳細化につきましても、大賛成でございます!前世と重なる部分とそうじゃない部分をいくつか設定し、交流の際に活かしていけたらと思っておりましたので、その機会をいただけるのはとても嬉しく思います。これよりPFの作成に取り掛かろうと思いますので、暫しお時間をいただけますと幸いです。また、お相手様につきましても、どうか無理の無いよう、かつご随意にしていただければと思います。軽くまとめていただけるだけでも嬉しいですし、反対にゆっくり時間を取ってまとめたい場合であれば、いくらでも待てますので…!
その他、萌え・萎えやこういう設定が欲しい、これについて設定して欲しい、ここを変えて欲しい…等があれば、PFの提示前でも提示後でも、遠慮なくお申し付けくださいませ!)


  • No.5 by 匿名さん  2022-01-26 22:50:49 




( / そんな訳で、詳細PFの作成が完了いたしましたので投下させていただきます!前世の《愛しき人》についても、主に今世との対比や共通点となる部分の設定を考えさせていただきました。先にも申しました通り、お相手様のイメージと異なる箇所や、変更したほうが良い箇所、追加で設定が必要なもの等がありましたら、遠慮なくお申し付けくださいませ…!)



 ▽ 詳細PF
名前:アマーリエ(Amalie)
年齢:20代前半
性別:女性

容姿:緩くウェーブのかかった、胸元までの長さの燃えるような赤毛 / 前髪は眉にかかる程度の長さでやや重め / ぱっちりとした二重に新緑の瞳 / 洗練された美しさはないが愛嬌のある顔立ち / 身長160cm / 華奢だが女性らしい柔らかさのある体形 / 健康的な肌色 / 職業柄か手指は荒れがち

服装:濃紺の詰襟ロングワンピースに白いエプロンが屋敷の制服 / 着飾ることには無頓着 / 自前の私服も似たような簡素なワンピースばかり

性格:責任感が強く意地っ張りで、人に弱みを見せたがらない / そのため言動は厳しくなりがちだが、動植物には優しく、何だかんだ困っている人を放っておけないお人よし / 懐に入れた人と子供には甘い / 何かと世話焼きである反面、自分が世話を焼かれるのは苦手 / 何もしていないのはどうにも落ち着かない性質 / 一人の女性として扱われるのも苦手 / 愛や恋の類いとはほぼ無縁な仕事一筋の人生を送ってきたため、箱入りで初心な一面も / 《愛しき人》の生まれ変わりだが、当人にその記憶や自覚は無い / それどころか、前世や運命といったものには懐疑的な現実主義者

好き:甘いもの / 日向ぼっこ / 家事全般
苦手:寒さ / 雷

備考:教会に併設された孤児院育ちの天涯孤独 / 生まれも正確な年齢も不明 / 10代後半で孤児院を出てから、紹介を受けた貴族の屋敷でハウスメイドとして働いている / 簡単な読み書きなら可能 / 手先は器用だが、これといった特技はない器用貧乏



 ▽ 《愛しき人》
名前:ローザリンデ(Rosalinde) / 愛称はローザ(Rosa)
年齢:享年28歳
性別:女性

容姿:癖がなく真っ直ぐな、腰までの長さの淡いストロベリーブロンド / 前髪は作らず左右に流す / 愛らしくもどこか儚げで、気品のある佇まい / 透き通るような白い肌に白魚のような手 / 身長、体形、顔立ちと瞳は今世と変わらず / 並べて血縁だと言われれば、互いに納得してしまう程度には似ている

好き:甘いもの / 薔薇の花 / 刺繍
苦手:寒さ / 陽の光 / 怒鳴り声

備考:かつて20代後半という若さでこの世を去った、吸血鬼の《愛しき人》 / 生まれつき病弱で体が弱かった / 家名を捨てた元貴族令嬢 / 令嬢らしい教養と所作 / 刺繍の腕は天才的だが、それ以外は壊滅的に不器用

薔薇の古城で過ごす彼女は、真実彼を愛していた。それ故に彼を置いて先立つことを憂い、最後までその未来を案じていた、とも。
自分のことなど忘れて幸せになって欲しい。どうか忘れないでいつまでも愛していて欲しい。そんな相反する思いを抱えて、終わりの近い彼女は咲き誇る薔薇の花を眺めていた。


  • No.6 by 匿名さん  2022-01-27 22:51:54 



( / わーーー! 早速のPF有難うございます……!
本当に、本当に申し訳ないのですが中々時間を取ることができず難航しておりまして……、まだやりとりを始めたばかりということもありますので、ちゃんと見ました! 生きてますよ! の意思表示としてコメントを残しておきます!

少なくとも土日の間にはちゃんとしたお返事ができる予定ですので、もう暫しお待ち下さい。アマーリエさん&ローザリンデさんの感想とか諸々もそちらに含めて投稿させていただくつもりです。言葉が全然まとまらないのですが「 えーーー!?!? 本当にこんな素敵な娘さんとお話ししていいんですか!?!? 」となっているぐらいにはウハウハのウキウキですので、修正をお願いする所はないとだけお先に……! )


  • No.7 by 匿名さん  2022-01-29 19:27:01 




( / 慌ただしく一日を終えて文章を綴る時間も気力もない、と言うのはとても分かります故、どうかお気になさりませんよう…!むしろそんな中での生存報告、大変嬉しく思います。ありがとうございます!
また、二人の設定も、爆上げしたテンションのままに綴ってしまいましたので、戦々恐々としておりましたが…お気に召していただけたようで安心いたしました!
冷え込む日が続きますし、ご無理をなさらないよう、お体に気を付けてお過ごしくださいませ…!)


  • No.8 by 匿名さん  2022-01-30 23:55:30 



( / 大変お待たせしております、PFが完成しましたので投稿いたします。
変更した方が良い箇所、分かりづらい部分、他に知りたいことなどがあれば遠慮なくお申し付けください。問題ないようでしたら、一先ず募集板で回していただいたロルテの続きを此方が回して開始としようと思っております……!

改めまして、PFの提出有難うございました。アマーリエさんとローザリンデさんの類似点、相違点のバランスが絶妙で……! 別人(生まれ変わりであっても)と分かっていても、どうしてもかつての愛しい人、ローザ本人を求めてしまうといった風にRPさせていただければ、と。因みにですがアマーリエさんの現実主義者な部分がとても好きです。此方の吸血鬼はだいぶロマンチストな部分がありますので、是非絡みの際には遺憾なく現実を突きつけてやってくださいませ!
それから城からの脱走の試みや同胞の吸血鬼との対話もいずれ実現させましょう! とても乗り気です( ← ) その際には此方でサブキャラの操作をさせていただければ幸いです! )


 ▽ PF
名前:レナード ( Leonard )
年齢:少なくとも数百歳
   └見た目年齢は20代半ば程度
性別:男性

容姿:身長175cm程の細身 / 彩度の低い金髪、前髪長めの短髪 / 血のような赤い切長の瞳 / 小ぶりの尖った牙 / 整った目鼻立ち / 陽に当たっていない白さの肌 / 穏やかな雰囲気

服装:質が良いと見て取れる古めかしい礼服をいくつか / 普段はテールコートを着用していることが多い / 装飾品の類はなし / 白い手袋

性格:聡明で落ち着いた大人の男性 / ……は見せ掛けで、子供っぽい執着が根底に渦巻く / 精神的には少し不安定 / 都合の良いように信じ込む、違うと分かっていても正しく認識することを避ける傾向がある / 自分の懐に入れた人物には甘い対応 / 人間から見て常識的な振る舞いを心掛けている / が、時折吸血鬼としての本性が見え隠れしている / 自分の大切なもの・身近なものとそれ以外での対応の差は歴然で、興味関心のないものに対しては淡白

好き:紅茶 / 薔薇の世話 / 綺麗なもの
苦手:陽の光 / 銀 / 己の過去の話

備考:かつては人の血を好む化け物として畏れられ、薔薇の古城に居着いてからは人間からの供物や略奪したもので好き勝手していた / 一時期は貴族の真似事を好んで行っており、古城に揃えられている物品や丁寧な口調はその時のもの / 今は獰猛な一面はナリを潜め、古城で静かな暮らしを営んでいる / 花の生気 ( 主に薔薇 ) で生き永らえており、吸血鬼としては本調子ではない / 体温は低め、心臓の動きもゆっくりしている / 睡眠を殆ど必要としない / コウモリを使役しているが、良き隣人のような扱いであり、彼らの全てを事細かに把握しているわけではない


  • No.9 by 匿名さん  2022-01-31 01:52:31 




( / PFのご提示、ありがとうございます!なんかもう総じてエモい(語彙力)吸血鬼様に、これからお話しできるのが楽しみで仕方ありません。変更箇所など微塵もございませんとも…!
いただいたPFに問題など皆無なのですが、当方のロルテを読み返してみると、完全に出会い(声掛け?)を捏造してしまっており…恐縮です。ロルテのことは忘れていただき、ファーストコンタクトからでも大丈夫ですので、お相手様のやり易い方法で回していただければと思います!

穏やかな見た目や雰囲気とは裏腹な危うさや、垣間見せる本性、大変ツボです…!お言葉に甘えまして、かつての愛しい人を求めるレナードさんに対し、あくまで別人であるというスタンスを崩さずに現実を突き付けていくアマーリエ、といったRPをさせていただこうかと思います。恐らく、良いものではないであろう第一印象が、一緒に過ごしていく中で変化していく…と言うのも絡みの中で表現できたらなぁ、と。また漠然となのですが、そのうちにアマーリエがローザリンデと重ねられることに我慢ならなくなるタイミングが来るのかな、とも感じております。
そして垂れ流した妄想にまでご賛同いただき、感謝しかありません…!お相手様もこんなエピソードを、と言うものがありましたら、遠慮なくお申し付けくださいませ!必要があれば、こちらもサブキャラを操作させていただきますので…!)


  • No.10 by レナード  2022-02-02 23:32:20 



( / 問題ないとのことでしたので、ロルテに続ける形で回させていただきました!
出会いの部分に関しても想像しやすく、寧ろ助かったぐらいで……! ロルの中に入れ込めれば良かったのですがあまりにくどくなりそうだったので此方で補足させていただきますと、
・レナードは珍しく同胞の吸血鬼と約束があり町に出ていた(けどアマーリエさんを優先したので約束はすっぽかしています / 後々登場させるきっかけになればいいな、と )
・アマーリエさんを古城に連れてくるまでの過程で、物理的にではなく魔法的な力で昏倒させている
といった感じで想定しています。ご都合な感じで申し訳ないですが、どうかご了承いただけたらと……!

それと、こちらのロルをお見せするのは初になるかと思いますので、もし苦手な表現方法などがあれば改善できるよう努めてまいりますので、お気軽にお伝えくださいませ!

それでは改めて、お相手よろしくお願いします。このやり取りがお互いにとって良い時間になれば幸いです! )

-

(閉ざされていた瞼の下から現れた新緑はかつての色そのもの。もう見ることも叶わないと思っていたそれが自分を見つめている。その事実さえあれば、警戒されていようと然程気になりはしなかった。彼女は《愛しき人》に違いなく、ただ己と共にあった頃の記憶が無いだけ。共にこの古城で過ごせばきっと、彼女もあの頃を思い出すだろう。そんなこれからに思いを馳せ、ふっと表情を和らげて)おはよう、愛しき人。──といっても、もう夜だけれどね(部屋を照らすのはランタンの火と、窓から差し込む月明かり。彼女に声をかけた時から数時間が経っているのは、多少、手荒な真似をしたからだ。寝台から降りるようであればと手を差し出しながら、心配の声をかけ)気分は悪くないかい? どこか痛むところは?


  • No.11 by アマーリエ  2022-02-05 12:09:00 




( / 補足事項につきまして、二点とも承知いたしました。同胞登場への伏線、流石です…!魔法に類する力については以下のように解釈したのですが、問題ないでしょうか?
・人智を超えた力は存在しているが一般的ではなく、アマーリエのような一般人にとっては創作やお伽噺の類い

ロルにつきましても、まったく問題ございません!むしろ情景が目の前に浮かぶような素敵な文章に、心躍る思いです…!
改めまして、こちらこそよろしくお願いいたします。お相手様と一緒に楽しく物語を紡げましたら嬉しいです!



(頼まれた買い物を済ませ、品物は屋敷へと届けて貰えるように手配をし、それから――それから、どうしたのだったか。孤児院に寄ろうと近道である細い路地へ入ったところまでは覚えているが、その後のことが綺麗さっぱり抜け落ちており、思い出そうとすると頭に靄がかかったような気分になる。街へ出たのは昼下がりだったはずだが、窓の外には既に夜の帳が降りていて、極めつけに知らない場所と知らない男性。柔らかな表情からは悪意などは感じられないが、だからと言って安心できるものでもなく)ええと――大丈夫、です(その身なりからして貴族だろうかと当たりをつければ、起き抜けから一転、いくらか丁寧な言葉を心がける。まるでご令嬢にするように差し出された手には申し訳ないからと首を横に振り、寝台から立ち上がれば軽く髪と服とを整えて)あの、あなたは――花屋の前でお会いした方、ですよね? あの時もわたしを《愛しき人》と仰っていましたが、人違いだと申し上げたと思うのですが…(困惑を隠さない様子でそう告げれば、不安から強張る手を身体の前で握り合わせるようにして目の前の彼を見上げて)


  • No.12 by レナード  2022-02-08 21:41:10 



( / ご確認いただきありがとうございます。魔法に類する力に関しまして、解釈に相違ございませんのでその認識でお願いします……!
また、ロルに関しても問題なかったようで何よりです。展開の相談は都度行えればと考えておりますので、適宜背後からお声掛けするかと思いますが一先ず背後は引っ込みますね! 此方に関しては返信不要です。 )

-

(花屋の前で目を引く様な鮮やかな赤毛に視線を奪われて彼女の顔を見た瞬間、まるで心臓を掴まれた様な心地がした。見た目が最愛の彼女に似ていたからというのも勿論、彼女が《愛しき人》だという確信が芽生えたからだ。しかしこれは直感や勘といった己の感覚に基づいたものに過ぎず、人違いという彼女に提示するには正当性に欠けているという自覚はあり、どう答えたものかと返答に迷い口を閉ざし)……いいや? 君が《愛しき人》で間違いないとも、ローザ(結局のところ彼女に思い出してもらわなければ、この溝が埋まることはないだろうと説明を放棄し、まるで子供に言い聞かせる様に甘く優しい声色で。見つめる赤い瞳はどろりとした血を煮詰めた様な、底の知れない妄りな執着の一端を垣間見せ。──ふ、と表情を見られない様、窓の外を眺めて顔を逸らす。きっと今、余裕のない酷い顔をしていた。それを断ち切るように表情を繕えば、彼女の困惑や不安の解消になれば、と)君が良ければ此処を案内しよう。懐かしいものを見れば君も思い出すかも知れない


  • No.13 by アマーリエ  2022-02-11 17:13:03 




(ローザ、と呼ぶ声が優しく耳朶を打つが、もちろんそんな名前ではないし、知り合いにもそのような名前の人物は存在しない。思わず訝しげに眉を寄せて見つめ返し、自身の名を告げて反論しようと口を開き)いいえ、わたしは――っ…(視線の先、その瞳の深淵へと捕らわれるような感覚に、思わず告げようとした言葉が喉に張り付く。感じたのは理屈ではない、もっと根源的な恐怖。しかし一つ瞬きをする間に窓の外へと視線を向けた彼からは、もうそんな気配は感じられず、残ったのは全力疾走後のように、やたらと早鳴る自身の鼓動だけで)いえ、だから……っ、わたしはこの場所のことも、あなたのことも知らない!(何度も人違いだと告げているにも関わらず、”思い出す”などと言ってくる時点で、こちらの話を一切聞いていないことが分かる。先ほど感じた恐怖が少しばかり薄れてくれば、その反動なのかふつふつと怒りが込み上げて来て、思わずその感情のままに素の口調で声を張れば、眦を吊り上げてほとんど睨むように見つめて)わたしの名前はアマーリエよ! その”ローザ”って人とは別人なの。――分かったらそこを退いて。わたし、早く帰らないといけないから。


  • No.14 by レナード  2022-02-12 00:18:30 



(声を張る姿はまるで彼女とは似つかない──故に、目の前の相手の怒りにガンと頭を殴り付けられて、多少の冷静さを取り戻す。彼女が《愛しき人》というのは己の中では捻じ曲げることのできない事実であり、彼女の主張に素直に頷いてわかりましたと言う訳にはいかないが、彼女にとっては突然見知らぬ場所で目が覚めて知らない男に訳の分からないことを言われているのだと気が回り。こんなこと、少し考えれば分かることだというのに思い至らなかった辺りも含めて、気持ちが舞い上がって制御し切れていないのだ。少しでも自分を見つめ返す余裕があったなら、もっと上手くやれた。そんなことを今思っても、ファーストコンタクトから今に至るまで失敗続き、彼女からの印象は最悪だろうということは覆らない)……そう。そうだね(困ったように眉を下げ、端的に彼女の言葉に理解を示すような言葉を転がしながらどうしたものかと思案する。勿論、帰す気なんてさらさら無い。ずっと幽閉するつもりもないけれど、外に出すのは彼女がここに戻ってくると確信を得てからだ。先程までの自分であれば『帰るなんて、どこへ? 君の帰るところはここだろう』と、言ってしまっただろうが怒っている彼女を態々逆撫でするのは愚策だ。取り敢えず今、彼女を止められればそれでいい)君の足では夜の森は抜けられない、森には獣もいる。君を危険に晒したいわけじゃないんだ。……今帰るのは待ってくれないか


  • No.15 by アマーリエ  2022-02-12 10:59:43 




(さざ波立った感情のままに口を開けば、あとは止まることなく言葉が溢れだしてくる。全身で怒りを表現しながら一息に捲し立ててから、僅かに荒くなった呼吸を整えるように視線を伏せて深く息を吐き出せば、幾ばくかの冷静さを取り戻していって。だからこそ、再び視線を向けた先、困ったように思案する彼の様子が目に入り――端的に”やってしまった”と思った。貴族(多分)相手になんと言う口の利き方をしてしまったのだろうか。ともすればこの場で手打ちにされてもおかしくはない状況に、思わず逃げ場を探すように視線を彷徨わせる。扉は彼の後ろだから、いっそ窓を破って外へ――などと考えを巡らせていたところで声をかけられれば、見透かされでもしたのだろうかと、自分でも驚くくらいにびくりと肩が跳ね)――え…っと…?(待った、今なんて?思っていたのとはだいぶ方向性の違う言葉に一瞬理解が追いつかず、頭の中で彼の言葉を繰り返してみて、ようやくその内容を理解する。そして理解すれば、そもそもここがどこなのかすら知らないにもかかわらず、帰るなどと豪語した自分が恥ずかしくなり、それを隠すように視線を伏せて)――分かっ…りました。日が昇るまでは、待ちます(その言葉のすべてを信じた訳ではないが、少なくとも夜が明けるまでは大人しくしていた方が良さそうなのは確かで。何とか丁寧な言葉を取り繕えば、渋々といった様子ながら頷いてみせて、再び彼へと視線を戻し)――その森を抜ければ街なんですよね?明日のお昼くらいには、辿り着けるでしょうか。


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