桜舞う道を二人で〆

…ありがとチヨノオー、なら天気いいし中庭で食べたいな。
(彼女の笑顔を見るとなんだか少しだけ元気が出て、ならば外で食べて気分転換したいなと立ち上がって)

いいですね！この前のお花見はヤエノさんとの勝負で有耶無耶になっちゃいましたし、あの日みたいに満開のベストスポットとはいきませんけど二人でちょっとしたお花見気分が楽しめそうですよね！さあ、いきましょー
(学園の敷地内にも桜の木はあり、あの日ほどの絶景は望めないが中庭でゆっくりお花見気分を楽しみながら食事が出来ると前向きに口にすると早速中庭へ行こうと相手の手を引いて)

確かにね…って、チヨノオーはしゃぎすぎだよ…
(口ぶりは素っ気ないがとても穏やかな顔をしながらチヨノオーに手を引かれて桜が舞う中庭にたどり着き)

いいお天気ですね！とりあえずこちらのベンチで一緒に食べましょー！
(桜の舞う青空の下、ちょうど誰も座っていないベンチを見つければそちらへと駆けていき、相手に手招きをして)

はいよ………本当に今日はポカポカ陽気でお花見日和だね。
(チヨノオーの隣に座り、体調はあまり良くないが陽の光浴びると段々と元気になってくるのを感じて)

はい！トレーナーさんもなんだかさっきよりいい顔になった気がします！…それじゃあトレーナーさん、お弁当を食べましょう、何か食べたいおかずはありますか？
(こうして青空の下に出て気分転換をしたのが良かったのかはわからないが、さっきより元気になったように見える相手の表情に嬉しそうにしては、二段重ねのお弁当を二人の間に広げると色とりどりのおかずとおにぎりが敷き詰まっていて)

まだ少し疲れはあるけどね……えーっと…まずは卵焼き食べたいな。
(体はまだダルいが先程に比べれば随分楽なのでいつものように微笑んでは、お弁当箱の中身見て卵焼きを食べたいと伝え)

卵焼きですね！わかりました、甘めの味付けなのでお疲れのトレーナーさんもきっと満足してもらえると思います！…それでは、はい、どうぞ！
(卵焼きはたまたま甘めの味付けにしてあるため、疲れた様子の相手にもきっと喜んでもらえるだろうと語りつつ、卵焼きを箸でつまむと自然な流れで口元へと持っていき、どうぞ！と満面の笑顔を浮かべ)

んっ…美味しいねこれ！優しい甘さが体に染み渡って元気が出てくるよ、もう1つ食べたいな。
(普通なら食べさせてもらうなんて由緒正しきトレーナーの家系出身ならありえないと反対するも疲れからか判断力が鈍りそのまま口開けて卵焼き食べれば笑み浮かべて感想伝えて、チヨノオーの優しさに侵食されたのか雛鳥のように口開けて)

本当ですか！？えへへ、それなら良かったです！遠慮せず沢山食べてくださいね
(反応は上々で声色に嬉しさを滲ませれば、尻尾をブンブン振って、もう一つ卵焼きをつまんで再び相手の口元へと持っていってやり)

本当に美味しいね、どんどん食べたくなる。次は唐揚げ食べたいな。
(チヨノオーに甘えて最初あった遠慮は無くなり、無邪気な子供のように食べさせてくれるのを待って)

唐揚げですね、了解です！これも自信作なんですよ、どうぞ！……あぅ……えへへ、私もお腹ぺこぺこなのすっかり忘れてました、えっと、その…トレーナーさん、もしよろしければ私にも食べさせてくれたりなんかしたりして…なんて
(相手の口にニコニコ笑いながら唐揚げを運ぶと不意に自分のお腹が小さく鳴って、お昼時なのだから自身も空腹なのは当然なのだが忘れてたなんて口にして苦笑しては箸を置き、冗談めかしてそんなことを言ってのけ)

唐揚げも肉汁たっぷりで美味しいね……ん？もちろんいいよ。何食べたいかな？
(唐揚げ食べて頬緩ませながら、食べさせてもらってるのでお返しするのは当然だと考え、チヨノオーから箸を受け取って何を食べたいか聞き)

ありがとうございます！えへへ…それじゃあまずはこのポテトサラダをお願いします…あーん
(笑顔でお礼述べると、弁当箱の中のポテトサラダを指差しお願いをすれば、早くも待ち切れないといった様子で口を大きく開けてスタンバイして)

はい、あーん……誰かに食べさせてもらうのも好きだけどお返しもいいね
(箸でポテトサラダ持ってチヨノオーの口に持っていき、食べさせてあげるとなんだか心がポカポカして)

我ながら美味しく出来てますね！トレーナーさんに食べさせてもらったから余計そう感じるのかもしれませんね。そうだ、喉が渇いたらお茶もありますからよければどうぞ！
(食べさせてもらえばニコニコ笑いながらそう言いつつ水筒と紙コップを取り出し、相手と自分の分のお茶を注いではしばらくの間二人で昼食をのんびり楽しんで)

…ご馳走様でした。どれも最高に美味しかったよ……ふわぁ…ご飯…食べたら…眠くなってきたな…
(その後も楽しく食べさせ合いっこして食べ終わると、お腹も満たされ体の疲れが取れたせいか睡魔が襲ってきて、徹夜してたせいもありすぐに陥落してチヨノオーの肩にもたれ掛かり)

あっ、でしたら良ければ私の膝をどうぞ使ってください！
(眠気を訴える相手が寄りかかってくると、横になって休んだ方がいいと思い、膝枕を勧めて自らの腿をポンと叩いて)

それじゃ……よいしょ…重くないかな？
(普通は断る場面だと思うが、眠気も増してきて何よりチヨノオーの優しさにどんどん甘えたくなりそのまま横になってチヨノオーの太ももに頭を乗せて仰向けになって)

全然平気です！それより、寝心地はいかがですか？
(相手の顔を見下ろしながら満面の笑顔で全く重くなく平気だと答えては誰かを膝枕するというのは初めての経験であるため、相手に感想を尋ねてみては首を傾げて)