異能世界でぼくらは生きるｰmetanoiaｰ（文ストキャラ・いのぼくのキャラのなりきりストーリー）

ｰその頃ｰ
・・・・・・・・・はぁ。何やってるんだ、俺。
らしくねぇな・・・・俺が、徘徊、するなんて・・・・
（無意識に腕を引っ掻いてしまう。足元が覚束無いせいなのか。躓いて倒れてしまう。その目の前には、麦色の髪の毛をした眼鏡の青年がいた）by希美


（国木田さんを出して欲しいです・・・！）

(国木田やります！)
国木田「ん？おいお前、大丈夫か」

っ・・・・あ、あぁ・・・何とか・・・・（ふと、黒と赤のモッズコートがずれ、腕の引っ掻き傷が一部見える）by希美

国木田「！それは…ちょっと待ってろ(手帳に包帯と書き、書いた紙を破り取る)異能力『独歩吟客』(紙が光だし、包帯となる)動くなよ、応急処置ぐらいはしてやる(モッズコートを脱がせ、腕に包帯を巻く)」

・・・・・・・済まないby希美

国木田「…おい、一体何があった」

・・・・・・それと、ごめんな。
俺、何も感じなくなっちまった。大切な人の温かさも感じられなくて、大好きな歌も歌えなくて。
・・・・・・・怖いんだ、大切な人がいなくなっていくのがby希美

・・・・・・・・・縁を、切っちまったんだ。俺の親友と。
それも、最悪な事に喧嘩別れしちまったんだ。
俺、感情的になるとさ暴力的になるんだよ。どうしても。
やっちまったんだ・・・感情的になっちまったんだ・・・・親友を、繋ぎ止めようとして・・・・。

“こんな俺、俺じゃない・・・・！土方に、嫌われちまう・・・・！嫌だ、土方に嫌われるのだけは、嫌だ”

（嫌だ、嫌だと連呼して、首を掻き毟ろうとする）by希美

国木田「！おい、何をして───」
凛「！…見つけたぞ、春咲希美…！(希美に向かって走り出し、顔面を思いっきり殴る)」
国木田「！何やってるんだお前！！！(凛の手を掴むが、振り解かれる)」
凛「関係のない奴が首を突っ込むな！！！(希美の上に乗り、胸ぐらを掴んで起き上がらせる)おい、朝日様は何処だ。朝日様は何処へ行ったんだ！！！」

・・・・・・・・知らない。知らない。俺は、知らない。
知らない。知らない・・・・!!!!俺は、悪くない！俺は、悪く、悪くない。by希美

俺は悪くない、俺は悪くない、俺は悪くない、俺は悪くない、俺は悪くない、俺は悪くない・・・・・（ぶつぶつと繰り返すように呟く）by希美

凛「っ…！！(希美を殴り、何度も何度も殴り続ける)ふざけるな！！！お前と朝日様が別れた後、朝日様は行方不明になった！！！私にだけではなく、鈴華様や、響様にも黙って！！！朝日様はあんな風に一人で何処かへ行く方ではない！！！お前が朝日様をおかしくしたんだろ！！！！お前なら朝日様を任せると、ファミリー全員信じていた！！！だがお前はそれを裏切った！！！やはりお前に任すべきではなかったのだ！！！！！お前のせいで、お前のせいで朝日様が！！！！！」

────────ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁぁぁぁぁあああああああby希美
そこまでですよ。（凛の背後に、立っている）by澁澤

凛「！(気配を感じなかった…！？)」
国木田「貴様は！！！！(手帳に拳銃と書いて破り取ると、紙が拳銃になり、澁澤に銃口を向ける)動くな！！！澁澤龍彦！！！！」

凛「！(気配を感じなかった…！？)」
国木田「貴様は！！！！(手帳に拳銃と書いて破り取ると、紙が拳銃になり、澁澤に銃口を向ける)動くな！！！澁澤龍彦！！！！」

おや、物騒ですね・・・見合わせるや否や、得物を向けるなんて。
ですがご安心ください、武装探偵社の御方。今日は彼女を助けに来ただけです。
（希美の方に近づく）
大丈夫ですか？哀れな姫君by澁澤
・・・・・・・・ぁ、と、トシ。そこに、居る──の？（まるで縋る子供のように、澁澤の方に手を伸ばす）by希美

凛「(短ドスを出す)連れて行かせるか…そいつを、ここに置いていけ！！！！(澁澤に刺しかかる)」
国木田「！やめろ！！！そいつは…！」

危ないですね───実に。

（ふと、辺りから霧が発生し希美達の姿が見えなくなる）

ご安心を、今回は武装探偵社の御方の異能を奪うつもりは皆無です。
ただ────貴女達に、興味が湧いてきました。
貴女の力を・・・・・“私が貰いましょう”

（そう言い、掌をかざすと凛の胸から五芒星型の黄色い結晶が出てくる）

あぁ・・・・なんということでしょう。やはり異世界の異能者達はその異能すらも異なるとは─────！by澁澤

凛「私の…固有魔法…！？」
国木田「澁澤ぁ！！！！(引き金を引き、澁澤を撃つ)」

・・・・・・・・・・・や、め。ろ───!!!!（宝石を放ち、弾丸を相殺する）by希美
───────それでは、私はこれで・・・・（そう言い、霧が濃くなる─────霧が晴れた時には、澁澤と希美の姿はなかった）by澁澤