車掌 2020-02-25 21:27:29 |
通報 |
>パルカ
(部屋の主が不満げながらも無理に進めてこなかったことには安心した。此処で賭け事をして大敗するようなことがあってはならない。彼の目の前で弱さを見せるのは避けたかった。せめて一時だけでも理想の兄でいたいのだ。「目的と違うことをする気はないのでね」主と話していると自分の本心まで見えなくなるような錯覚を覚える。否、元より本心を漏らすつもりは毛頭ないが。目の前には見覚えのある深い緑色の盤が置かれている。机を前にして、暫くぶりの興奮が沸き上がる。久しぶりだ、誰かとこうして遊ぶことは。久しくなるが勝てるだろうか。とはいえ遊びたいという密かな欲は既に満たされることが確定しているのだが。クッションのある椅子へと腰掛け彼と向かい合う。どうやら選ばせてくれるらしい。学生は迷いなくそのうちのひとつを選んだ。自分を表すような、暗い闇の色。対照的な純粋で無垢な明るい光の色はとても良く彼に似合うのだ。さあ、始めようか。彼へと向けた視線は早くも真剣味を帯びていて。)じゃあ、僕は黒で。
(/半端ではありますが、そろそろ眠気で纏まらなくなってきてしまいましたので、この続きは明日以降に。お返事は次回お訪ねする際に作成しておきますので宜しくお願い致します。では、短い時間ではありましたがお相手有り難うございました。主様も素敵な夜をお過ごしくださいませ。)
トピック検索 |