【NL/戦闘】血の匂いに君を想う。【学園/指名制】

【NL/戦闘】血の匂いに君を想う。【学園/指名制】

主  2019-12-11 01:03:56 
通報
ーーー私立桜香学園。
ここには日本有数の資産家の令嬢子息が通い、表向きは名門高校と名高い学園である事と完全寮制である以外は他の高校と変わらない。
しかし、名家の令嬢子息の身を守るため、学園内の生徒教員の約半数近くが令嬢子息と個別の契約を結び彼らの護衛の任を負っている。
護衛者の多くは護衛対象である生徒特別な訓練を受けこの学園に入学し、また学園内でも通常の授業の他に訓練を受ける生活を送ってきた。
学園内の警備は厳重で、部外者の侵入を許すことを無く、校門から校舎内、いたるところに監視カメラが設置されているがそれでも日夜令嬢子息の命を脅かす存在がいる事もまた事実。
そうして今日も、彼らはこの閉ざされた学園で主人の為に戦うのだーーー。





>1 ルール
>2 募集プロフ

※レス禁


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  • No.61 by 海原 誠  2019-12-19 19:05:10 

>>玖珂
海原誠ッス、1年ですー…って、そんな睨まないでくださいよ(話しかけたのは早まったかと内心冷や汗ものだが、それでも持ち前の笑顔は崩さないままで、鋭い眼光に気圧されたかのようにさり気なく右足を半歩だけ下げ。両の掌を相手に見せる事で敵意の無さを示しつつ、相手を宥めるように。それでいて、不測の事態でも最低限の防御が取れるように顔を守れる位置に持ってくる。ーー所謂、パッシブスタンスという護身の一種で、そこから重心を変えて拳を握れば、ボクシングのファイティングスタンスを取るのは容易だったが、そうはならない事を願いつつ。「うちの学年ただでさえビビりばっかなんスから、あんま威嚇しないでやってください」そう言って顎で自分の後方を指し示すが、視線は決して目の前の相手から逸らさず。)

>>有川先生
………せーんせ、俺やめましょうって言いましたよね?(相手の質問の答え代わりにとばかりに手近にあった空席にガンッと乱暴にトレーを置けば、その上の食器達が小さく跳ねて音を奏でながらトレーの上にまた収まった。上記の言葉を紡ぐその口元は辛うじて弧を描いているものの、相手を見据える目は笑顔ほど遠い冷たさを孕んだそれで。「まっずい飯食いたいんなら他当たって下さい。」空いた手を相手に向かってヒラヒラ振りながら席へと座り。)

>>美弦
いやいや冗談ですって!…先輩って結構天然ッスか?(相手の言葉は断り文句などではなく、心からの言葉のようで。自分の軽口をここまで真に受けて、あまつさえ頭を下げてくる相手も珍しい。自分のペースを崩される感覚にガシガシと自分の後頭部を掻き。「美人と一緒の帰り道なんて野郎にとっては役得でしかねぇッスよ」必死に弁明のような言葉を告げてくる相手にまたヘラリと笑みを作れば、やっぱり押して押して押しまくったほうがこの手の相手には良いのだろうかと思い直したようで。「俺に一時の楽しい時間くれません?」と告げて。)

>>芹華
ん、よく言われる!伊月はかわいーんだからもう少しニコニコしてたら多少の毒舌も許されるって『変な人』と言ってくる相手にしたり顔で返せば初めてみた相手の微笑を脳裏に焼き付けながらも「…いや、でもむしろそこがいいって奴もいるのか?」なんて笑ってみせて。何かを思い出したように、ポツリと呟く声が聞こえたが、その後の予定を聞かれれば答えは決まっていて。)え、なに、お茶のお誘い?いやー、嬉しいなー(そういう意味ではないだろうとは思っていたが、そんな聞き方をされればおどけない訳にはいかない。)

  • No.62 by 有川清里  2019-12-19 19:08:41 


>宝城
一応俺の方からもお前にあった護衛者を探しておくよう手配しておく。それでいいな?
(落ち着きを取り戻した彼女を見て安心したかのように大きく息を吐き自分に出来ることはこれくらいしかないが、と護衛者はこちらでも探してみると提案して。これを機に彼女が暗い過去ではなく明るい未来へ目を向けれるようになることを心の中で願って。)
>伊月
いや、俺はもう昼は済ましたよ。それじゃあな。何か相談したいことがあったら遠慮なく言えよ。乗ってやるから。
(相手の言葉を聞いてチラリと腕時計を確認するともうそろそろ次の授業の準備をしなければならない時間になっていることに気づき。一応間に合わせようと思えばギリギリでも間に合うのだが彼女の食事の邪魔をしてはまずいと考えヒラリと手を振ると回れ右をしてその場から立ち去ろうとし)
(/この辺りで一度絡みを回収させていただきたいのですがよろしいでしょうか?)

  • No.63 by 有川清里  2019-12-19 19:17:13 


>海原
はぁ・・・。わかったからそう怒るなって。
(相手がトレイを置いた衝撃で少しずれた椅子の場所を直しつつため息混じりに相手をなだめるような言葉を吐き。「先生が一緒に飯を食おうって言ってんだ。そんな言い方はないだろ。」ヘラヘラしながらそう言うと海原の隣の席にトレイを置き。半分、その乱暴な態度を鬱陶しく思ったがそれと同時にそのエネルギッシュな生徒を頼もしく思い)

  • No.64 by 伊月 芹華  2019-12-19 22:08:08 

>恭司郎

………もういい。もーいいです!怒りました!
(彼の言う"想像の絶する不幸"が何を示すのかは分からなかったが、それが何だというのだ。彼はまだこうして自分と話して、息をして、その心臓は動いていて…だからこそ、慎重になってほしいというのに。そう思えば掴まれた腕が痛くて眉根を寄せているのか、怒りでなのか、それとも別の何かなのかは芹華自身にも分からなくなっていた。だから、自分で決めつけるようにそう言って相手を睨みつければ、怒号が飛んできた。彼のその姿は大口を開けて雄叫びを上げる獅子のようで。差し詰め自分は獅子に睨まれた鹿だろうか、なんて場違いな考えに笑おうとしたが、その声はひどく情けないものになりそうで、何とか震える声で絞り出したのは、負け惜しみのような言葉。「…っ……じゃあ、虐めに見えないか…やってみますす…?」鼻の奥のツンとした痛みを我慢しながらでは先刻の彼の言葉にそう返すのがやっとで、もう一度心の中でもういい、と呟けば途端に視界が滲み。)
……なんっ……なんで……自分だけ、心配っ……してるって……勘違い、して……
(ボタボタと自分の目から流れ落ちるその滴は頬を伝い襟元を汚すが、拭う事さえせずにそれでも尚彼を睨み続けて。彼の怒声で周囲の目が向いて居るのは理解していたが、それすら気にならず、そもそも彼の言う心配すら全くの見当違いだと未だ気付いて居ない彼を滲んだ視界で捕らえることにだけ必死になっていて)


>海原くん

お世辞とか要らないですけど…別に、私だって話してて楽しい人とだったらニコニコしますよ?
(そんなにいつも笑顔がないだろうか、と自分の頬にぺたりと手を当てればその口角は上がっておらず。けれど教室では、と思い返すもそんな談笑をする様な級友すら思い浮かばない事に苦い顔をしながらも、言い訳がましく「いつもこうな訳ではないですもん」と口を尖らせて小さく呟きながら、それでも実情は自分が一番よく知っているため彼の目を見るのは憚られて目線を逸らし。)
そういう意味じゃないんですけど…でも、お茶ですか。
(そういえば、甘い物を食べようと思っていた事も思い出す。揶揄う様なその口調の彼にまんまとのせられるのは些か癪ではあったが、甘い物には勝てなくて「カフェテリアでケーキなら、まぁ、いいですよ」暫く思案してから、相手にそう告げて)


>有川先生

…はぁ。
(急に相談だの悩み事だのと言ってくる相手に思考が追いつかず、思わず生返事を返し。何か悩んでいる様に見えただろうか、と思い返すも心当たりは無かった。「…ま、いっか」教員としては生徒には気を配らないといけないのかもしれない、と自分の中で結論づければ去って行くその背中にまるで関係のない様な口調で溢して、気を取り直して席を探すべく歩みを進めた。)
(/構いませんよ。とりあえず〆させていただきましたー、ありがとうございました。)

  • No.65 by 宝城 美弦  2019-12-20 00:49:52 

>>芹華

っぁ……ええと、ごめんなさい、あなたのせいじゃなくて…!
(少し外を見て落ち着いたのか、出掛けていた涙もスっと引いた時。彼女から告げられたのは心の底からの謝罪で美弦は慌てて俯いた彼女の肩にそっと手を添え。見る限り彼女は護衛側の人間だし、聡明そうな彼女のことだ。きっと先程の自分の言葉の意味を直ぐに理解してしまったのだろう。そうとなれば、先程の言葉に自分が気分を害したと考えるのが当然のことだ。「私の答え方も少し意地悪だったわ、ごめんなさい。……私は平気だから、気にしないでね。」出来るだけ、ゆったりとした声で自分は何も気にしていないことを伝える。願わくば、彼女と護衛対象が自分たちのようにならないように、と。自分が手を添えている華奢な肩からそっと手を離して。)


>>橘先生 背後様

(/わぁあ、お誘いありがとうございます!もちろんです!
何も知らずに美弦は橘先生を先生として尊敬していると思うので是非騙してあげてください~!)


>>玖珂

元はといえば、私が暗い顔をしていたからでしょう?……上手く切り替えができなくて。だからごめんなさい、ってこと。
(自分の謝罪に対して理由を問う彼に、少し悩ましげな仕草をして見せた後に上記を述べて。自分ではできるだけ顔には出さないようにはしているものの、やはり深層心理ではずっと引きずってしまっているのだろうかと苦笑いを浮かべて。「貴方、意外と人の顔色だったりを見ているのね。」前の彼のイメージは、ただ問題を起こしがちな隣のクラスの男子生徒。というイメージだったが、そのイメージは良い意味で払拭されたとくすくすと可笑しそうに笑いながら左記を述べて。)


>>誠

え?自分ではしっかりしているつもりだけれど…。初めて言われたわ。
(天然、と言われれば心外だと言わんばかりに首を傾げて頬に手を添え。危なっかしい、とは以前の護衛者によく言われたがこうもハッキリと天然と表現されたのは初めてだった。天然、というのはふわふわとした女の子を表現するものだろうと勝手な自分の中でのイメージを頭の中で膨らませつつ自分は天然じゃないと首を横に振り。「……ええと、じゃあ……よろしくお願いします、?」ここまで自分を案じてくれているのに、それを断るのもここまで来てしまうと彼に申し訳がない気がしてきたのか、美弦は左記を述べればまた彼に頭を下げて。大丈夫、今まで1人でも何も起きてこなかったんだし、今日だって平和に寮に帰れるはずだ。と特にあての無い確信を得つつ。)


>>有川先生

えっ。……でも、そんな。そこまでご迷惑はかけられません。
(護衛者を手配するという彼の言葉に思わず目を丸くしてはそこまでしなくて大丈夫だと首を振り。生徒の身をきちんと案じてくれる彼の事だ、おそらくしっかりとした護衛者を手配してくれるのは間違いない。だが、それではダメだった。しっかりした護衛者なんかでは、またきっと‘立派な護衛者として’自分の命を守る為に自らを危険にさらしてしまうだろう。「……自分で、探せますから。」にっこり、と出来るだけいつもの優等生らしい笑顔を浮かべる。前を向くとは言っても、やはり誰かを目の前で亡くすのは、もうごめんだった。)

  • No.66 by 玖珂 恭司郎  2019-12-20 11:12:30 




>誠


海原誠……海原って海原薬品のか?
(名乗った相手の苗字の方に肩眉をぴくりと動かして。玖珂財閥と無関係な相手ではないからだ。となると邪険にもできない。別段、業界知識などほしくもなかったがこの辺りはどうしても、いや腐ってもというべきか、財閥御曹司である。武道に傾倒していようとビジネスマナーや芸術などは最低限身についてしまっている。「ちっ……まさか海原の長子がこんなちゃらついた野郎だったとはな」と一切オブラートに包まず評す。残念ながら一般教養だけはしっかり身に付かなかった結果である。それでもようやく得心したようにポケットから両手を出しては腕を組んで警戒を解いて視線を交差させた)

威嚇した覚えはねェが。お前へらへらしてやがるが素人じゃねえだろ。俺が手ェだしゃすぐにでもカウンター入れてきそうだぞ。まぁ、ここじゃ自衛手段を持ってねえヤツの方が少ないだろうがな。あと言っとくが俺に媚び売っても家の得にゃならねえからな。



>芹華


ああ? 周りなんざ関係ねッ……ッて、……おまえ……?
(――思えば。こいつとの出会いはどんなだったろうか。などとこんな時に考えてしまった。相手の双眸より滴る涙の雫はそれくらいに、衝撃だった。眼前の小生意気な護衛者はいつものように物怖じせず、その矮躯に見合わぬ膂力で噛み付いてくるものだとばかり思っていたから。武道には常在戦場という言葉があり、常に戦場に身を窶している心持ちで動ぜず対処する事が肝要である。あるはず、なのに。どうしていいかわからず、思わず相手の腕から離したその手で、零れ散る雫を受け止めようとして……やめた。ぐっと拳を握り、視線を逸らす。「ンだよそりゃあ……新しいな? 成程、今度はそういう手で俺をやり込めようってワケだ?」 そんな事を言う。散った涙の雫が、相手の襟元を汚す。「驚いたぜ。まさかお前がそんな小細工に出るたァよ……」 相手は、滴る涙を拭わない。「だまされねェからな。泣くほどイヤだっつっても後で痛い目に遭うのはお前なんだから、よ……」 涙に歪んだ黒い瞳は、どこまでもまっすぐにこちらへ向けられていて。「ッ……!」――――握った拳を解く。そして手を、伸ばした。相手の頭へと、まるで緻密な硝子細工に触るようにゆっくりと、そっとだ)

……わかった……。俺が悪かった……泣くな。もう怒鳴らねェから。だから、泣くなよ……。
(わからない。何故相手が泣いているのかは依然としてわからないままだ。だがそれでもいい。相手の目線へと腰を下げて、相手と水平になるように視線を交わせば自分でも驚くくらいの弱々しい眼差しと声でそう告げて)



>宝城


おお……つまりアレだな、なるほどな? よくわかったぜ。そういう事だな?
(大仰に。いかにも納得した風にうんうんと頷き返す。ちなみに相手が何を言っているのかさっぱりわからなかった。暗い顔が……切り替え? なんの事だ。だが男たる者、そんな事は聞けない。そういえば“武士は鍬無ェど高楊枝”とかいう男らしい言葉があったな、あれはきっと武士が畑を耕す時は鍬など無くとも楊枝で十分だという事に違いない。細けェ事はいいって事だなきっと、と謎の思考でまたひとつ男を上げてしまった、と誇らしげな顔をしていて。だがそれも彼女の『顔色を見ているのね』という言葉でぴたっと固まる。「あー? 誰が人の顔色を窺って――」と、咄嗟に食って掛かろうとして、もう一度固まる。それほどに相手の、彼女の笑い顔は。なんとも綺麗だった。「ちっ……今度は笑ってやがる。変な女」と呟き、手持ち無沙汰の手を自身の首をほぐすように当てては「アンタ、名前は?」と視線をはずしたまま問いかけて)


  • No.67 by 橘 水樹  2019-12-20 13:54:26 

>宝城
(外を歩いていると渡り廊下の窓越しに人影を発見してじっと見つめるとそれが護衛者を付けないという護衛対象であることがわかり。おそらく窓は防弾仕様であるためここからは狙撃出来ないし何より自分の目的はあくまでも取り逃がした暗殺対象。それ以外の生徒を殺してもなんの得にもならない。しかし彼女が暗殺対象であるという可能性もあるためここは探りを入れておくのが最善手だと判断し教室棟へ入ると足早に渡り廊下に向かい)
…どうした?浮かない顔して。
(偶然を装って声をかけると、ここにきて長年演じている教師という職業のいわば職業病のような生徒を心配する感情が胸から溢れ出てきて)
(/暗殺対象の件、承諾ありがとうございました。こちらの方もまだ気づいていないという設定でいきたいと思いますがそれでよろしいでしょうか?これからよろしくお願いします。)
>有川
…生徒の迷惑も少しは考えたらどうだ?
(腹ごしらえをしようと学食に足を運ぶとそこで生徒に混じって並んでいたのは教師仲間の男性。無闇に声をかけては自分の正体に気づかれてしまう可能性もあるためここは少し距離を置こうと学食を後にしようとするがここで腹の虫が鳴り。生徒たちに聞かれてないかと顔を真っ赤にしながら仕方なく列に並ぶがここで声をかけないのは逆に不自然だろうと判断するとおそるおそる声をかけ)
(/絡ませていただきます。教師同士これからよろしくお願いします。)
>all
………。
(以前の自分であればそつなくこなせていた仕事にもうかれこれ一年近くの歳月をかけている。これは何が原因なのか。目の前にある前の授業で使った実験キットを見つめながら考えると一つの結論にたどり着いた。自分がこの職業を楽しい、と思ってしまったことがそもそもの間違いなのだ。潜入初日、自分は任務など忘れてただひたすらにこの仕事を楽しんだことは今でも覚えている。そしてその時に、自分は殺し屋よりもこの職業の方が向いているのでは、と思ってしまったことも。そんな自分が嫌になりやり場のない怒りをぶつけるように理科室の壁を殴り)
(/絡み文を投下させていただきます。皆様、これからどうぞよろしくお願いします。)

  • No.68 by 有川清里  2019-12-20 16:42:35 


>宝城
・・・わかった。
(彼女が護衛者を探すことに抵抗があるのはわかっている。が、それでも教師としては彼女に安全で安心な学校生活を送ってほしい。しかし彼女の心をないがしろにするわけにもいかないためひとまずここは彼女を優先して。教師としての自分がすべきことは彼女に無理矢理護衛者を付けることじゃない。時が経てば彼女も自身の置かれている状況がわかってくるだろう。そんな事を考え)

>橘
んあ?って橘先生か。
(後ろからの声に生徒だと思いすっとんきょうな声を上げて振り返るとそこにいたのは自分と同じ教師。たしか理科系教科を担当している橘水樹、だったか。自分とはまるで対照的な白衣に白スーツというしっかりとした服装。教師の中の教師、といった感じだ。こんな人間はハッキリ言って好きではない。面倒くさく思いつつも「俺は空気が読めない人間なもんで。」とヘラヘラ笑いながら言葉を返して)
(/こちらこそこんな愚息ですが何卒よろしくお願いいたします。)

  • No.69 by 伊月 芹華  2019-12-20 19:57:06 


>宝城先輩

先輩が、謝るような事はないです。
(その過去は自分のせいではない。それでも、一度は綻んだ相手の顔ににまた影を落としたのは紛れもなく自分のせいで。行き場が無くなりいつの間にか下ろしていた手にぎゅっと力を込めればまだ握ったままのチョコレートが潰れてじわりと広がる嫌な感触がした。その上相手に謝られては立つ瀬がなくて、奥歯を噛み締めれば後ろ向きな思考に脳内が埋め尽くされそうで)
あーー!!もーー!!
(ネガティブな自分を追い払うように、腹の奥から大声を出して。ふぅ、と一息つくと「先輩は何一つ悪くないので謝らないでください!今回は、知らなかったとはいえ全面的に私が悪いです、だから、ごめんなさい!でもちゃんと知ったので、次はしません!」と、勢いよく言った後で、これまた勢いよく頭を下げてから気づく。…こんなに勢い任せで話してしまうと気の弱そうな彼女は怯えてしまうのではないかと、そう思えば遠慮がちに頭を上げてそちらを見て)


>恭司郎

ヴ…っ…そう……っ
(もう意地の張り合いだった。ただただ、自分が涙しているのが悔しくて、周囲からは弱々しく見えるだろうその現実を否定したくて、だからその涙を疑う相手の言葉を肯定したかった。芹華自身、これが嘘泣きならどんなに救われたか…それでもその言葉すらもう紡げない口を噛み締めて、この感情の波が過ぎ去ってくれるのを肩を震わせながら待つ他なくて。視線の先にいる相手の姿は周囲の視線よりも芹華自身の視線に戸惑っている様で、威風堂々とした普段の彼とはまるで別人に感じた。初めてみる彼のその姿を、その手を、拒絶するのはひどく子供じみている気がして憚られた。)
…怒鳴られたから、泣いたんじゃ……ないですもん…
(幾分落ち着いてきてなんとか聞き取れるようになった言葉で、すぐにそんなことを言ってしまう自分は可愛げがないと分かっていたがそれでも言い訳のように口にしてしまう。その言葉は本当だったが、じゃあなんなのだと聞かれたら、自分でも分からない。気遣うような、困った様な彼の声色はまるで幼い妹を宥める様で、彼とこんなにも目線の高さが近くなる事が今まであっただろうか、と思い返せば芹華の顔はそこで初めてくしゃりと歪み、拗ねたようにふて腐れたように口を尖らせて交わる視線を外し。)

  • No.70 by 海原 誠  2019-12-21 00:01:29 

>>有川先生
…しょーがないッスねぇ。そんなにイケメンと飯食いたいんスか?(未だ相手への苛立ちは収まってはいなかったが、尚も自分の隣へと座ろうとする相手へ向けていつもの笑顔を貼り付けて、そう冗談を言う程度の余裕は残っていて。「んじゃ、頂きます。」見かけに似合わずそう言って目の前の食事に手を合わせるのは、育ちの良さか習慣か。スプーンでロコモコを一口大掬い取れば口に運び、咀嚼して。)

>>芹華
世辞じゃねぇのになぁ…(不満気にそう呟いたのも束の間、相手の言葉に思わず目を剥けば「えっ…ニコニコすんの!?伊月が!?」と大声で言いながら前のめりになる。先程一瞬笑っては居たが、それだけでも珍しいと思った程だ。笑顔で軽快に話す相手の姿が想像出来ずにまじまじと見つめれば次第に苦い顔になっていく。…やっぱこっちの方が見覚えがあるな、なんて心の中でだけ呟けば「えー…全っ然信じらんねぇ……例えば?」と疑問を投げかけ)
お、マジで?んじゃカフェテリア行くか!(怒るだろうと思って居たが意外にも相手の返答は好意的なもので。本心から笑顔が出れば図書棟方面へと足を向けて。)

>>美弦
いやあ…なかなかの天然だと思いますけどねぇ…ま、良いとこ育ちのお嬢様なんてそんなもんッスかね?(自身も御曹司でありながら何でも屋という仕事柄、もちろん柄のよろしくない相手とも連む事も多々あるため、自分の価値観はどこかズレているのかもしれないと思えば、まるで他人事のようにそう口にして。…まぁだから俺みたいなのに狙われるんだろうけど、というのは心の中でだけに留めておけば、疑問形ではあるが相手から夜道を共にすることに対して了承の言葉が飛んできて。)
はいはーい、とりあえず先輩教室に荷物取りに行きますよね?(そこまで言って、そう言えば自分は資料で相手の名前を知っているが、名乗っていない事を思い出す。…こういう所が相手を天然だと思う所以なのだが、まぁいい。「てか、そういえば俺名乗ってないッスね?一年の海原誠ッス」と付け足し)

>>玖珂
意外と見かけによらないかもしれないッスよー?(そうは口にするがまぁ実際自分は見かけのとおりな訳で。それにしてもよくもまぁ、苗字だけで自分の家業を言い当てるものだと思った。実際、製薬業界における海原薬品の力は絶大だが、目の前の相手の印象からはそういった業界の力関係や水面下のやり取りなど興味も無さそうだっため、意外に思えば見かけによらないのは寧ろ相手の方で。先程の自分の言葉が言い得て妙で、思わずくつくつと1人で笑ってしまい。)
いや、流石に放課後に1年の教室に続く廊下に3年が居たらビビりますって。先輩ただでさえ有名ですし。あとまぁボクシングやっては居ましたけど下手の横好きですし、めちゃくちゃ強いって噂の玖珂先輩に出来る事なんてせいぜい一、ニ発防げれば良い方じゃないッスかねぇ(相手の威圧感が解かれて、殴られる事は無さそうだと理解すれば自分もパッシブスタンスを解いてへらりと笑み。「あと俺まだ家業継いでないんで所詮道楽息子ってとこですし、今の所は家の損得なんか知ったことじゃないッスよ。」もちろん、正式に家業を継いだらそんな考えは捨てざる負えないし、万が一かの玖珂財閥の長男と一悶着あったとなっては自分の父親が怒り狂う事は容易に想像出来るため内心胸を撫で下ろしつつもそう付け足し)

>>橘先生
(手持ちの精製水を切らしてしまい、製薬が出来ずに困り果てた。外出許可を取るのはひどく手間がかかるし、実家に頼んだとしても数日は掛かるが…いや、と思い直した。理科室なら精製水がある、と。どうせ追々必要にはなるため実家からは手配しつつ、その数日間やりくり出来る程度なら分けてもらえるだろう。意気揚々と理科室へと向かい。)
せーんせー、ちょっとだけで良いんで精製水分けてくださーい…ーーーっと。(ノックもせずに勢いよく理科室のドアを開ければ遅れて聞こえてくる鈍い音。つられてそちらに目を向ければ壁に拳を打つ、逞しいとしか表現し得ない女性の姿。珍しく自分の笑顔が凍りつくのを感じれば「…お邪魔、でしたかねぇ……」などと分かりきった事を口にして)

(/絡ませていただきますー!襲撃者同士お願いします)

  • No.71 by 橘 水樹  2019-12-21 10:16:36 

>海原
!………少年か。少し待ってろ。
(不意に聞こえた声にハッと振り向くと製薬会社の御曹司である少年。咄嗟に忍ばせていた拳銃を引き抜こうとするがそこて我にかえり手を止める。別段潜入がバレたわけでもない。にも関わらず殺してしまっては逆に目立ってしまう。それに将来有望な若者を殺すのも気が引ける。ここは誤魔化してやり過ごした方がよさそうだ。たしか以前に使ったのが余っていたはず、と準備室を覗くと案の定精製水が入った容器がそこにあり。「残った分は後で返してくれればいい。」と相手に容器を手渡し)

  • No.72 by 玖珂 恭司郎  2019-12-21 11:13:29 




>橘


こう、で……こう……違えな。こっちか。で、こう……いやダメだな、左ががら空きになっちまうから……。
(鏡。鏡の前で左掌、右膝、右肘、左爪先、右掌底。流れるように素振りをして鏡に映る自身を仮想敵の陽炎として熱心に型を繰り返す。鏡を前にすると人は誰しも自身を見つめなおすという。例えばそれは身だしなみだったりおしゃれであったり。それが玖珂恭司郎にとっては武の型だったというだけの話。実習棟の手洗い場にて、鏡をみてなんとなく素振りをしたらハマってしまった。そう――理科室隣の、男子手洗い場である。「! なんだ……?」反対側からだろうか。唐突に壁を打ちつける音が響き、こちらもほとんど条件反射で音がした壁を反対から殴り返す。その顔はイラッとしていた。誰だか知らねェが喧嘩売ってやがンだな、と。大股で手洗い場を出れば、真隣の理科室の扉を勢いよく引いて、中へと怒鳴り込んで)

誰だコラァ! 人がせっかく無ェ知恵絞って新しい型を試してン……!
(と。そこにいたのは予想もしない教師の姿で。鬼の形相もかくや、そのまま固まってしまい)

(/絡ませていただきました! 案の定絡み方もアホの子ですがよろしくお願いします……!)



>芹華


……だな。お前はそんな事で泣きゃあしねェよな……。
(しゃくるような嗚咽交じりの声が、ひどく胸に刺さった。同時に相手の言い分はもっともなものだった。確かにこいつは怒鳴られたくらいで泣くタマではねェなと。じゃあなんだ? 理由はなんだ? 思考がぐるぐると交差するがわかるはずもなくて。とにかく、今は――。手を差し伸ばしたもののどう触れていいものかもわからず、そっと相手の頭に掌を乗せる行為を1回、2回と繰り返してから、ゆっくりと撫でて。バッと弾かれるかとも思ったがそんな事もなく。肩を震わせてただ涙する相手の姿は、日々研鑽、勇往邁進する普段の面影がまるでなかった。“こんな顔してたっけか、こいつ……”視線を合わせ、近づけた顔でまっすぐ相手を見やれば、そんな感想を抱く。思考が表情にでてしまったのか、相手は拗ねたように視線を逸らして口を尖らせていて。「いい。もういい。何も言うな。俺が悪りィ。悪かった。すまねえ。この通りだ」屈んだ姿勢でそのまま片膝をつけば、頭を下げる。そう、そうだ。いかに護衛者などといったところで女、ましてまだガキ相手に俺ってヤツは……と激しい自戒の念に捉われた。どんな理由があろうと、女を泣かすヤツは男と認めねえ。そう思っていたはずなのに。「なあ。俺は、お前に――」と、顔を上げたところで。『玖珂! おまえ……またか、なにをしている!?』背後を振り返れば――先ほどまで、職員室で相対していた教師がこちらへ駆けてくるのが見えた)



>誠


はっ……まァ、親不孝なんつったら人の事どうこう言えた義理でもねえからな、俺も。
(くつくつと笑う相手につられてか、口元を緩めた。言葉の端々、そして態度の節々に不機嫌を匂わせているというのに眼前の相手はまるで意に介した様子が無い。確かこういうのを“柳に風邪”とかいうんだったはずだ。柳が風邪なんかひくわけねーもんな、などと頭の中でくしゃみする柳をもやもやと浮かべながら、会話へ応じる)
バカ野郎、3年だろうが2年だろうがここ通らなきゃ帰れねえだろうが。みろ、お前以外誰も気にしてねェだろうが――。
(と、周囲へ意識を巡らせたところで、遠目にこちらの様子を窺う生徒の視線がいくつも視界に入って「なっ……見せもんじゃねェぞコラ!」と吼えてから舌打ちをする。)

ったく……つーか誠! てめーは一体全体何の用で声かけてきやがった。俺は今自分の行いに猛反省中だ。まさかそんなつまらねえ世辞言う為に近づいてきたわけじゃねェだろ?
(まったく猛反省に見えない態度のまま八つ当たり気味に相手を睨めば『家は関係ない』などという言葉にふっと笑って)


  • No.73 by 橘 水樹  2019-12-21 17:40:52 

>有川
はぁ………。
(相手の姿に呆れながらため息がこぼれる。この男、ここの教師になるということは生徒の半分が護衛対象である以上護衛者としての腕は一流であるのだろう。が、この姿を見てしまうととてもそうは思えない。これならば自分の正体がバレることもなさそうだ、と安心し、思わず安堵の表情が顔に出てしまい。)
>玖珂
………すまない、少々気が立っていてな。
(勢いよく開いた扉の方へ目を向けると一大財閥の跡取りである男子生徒。ふぅ、と息を吐くと申し訳なさそうに謝り。護衛者ならまだしも護衛対象の生徒にさえ自分の本性を多少なりとも見られてしまったことに衰えたな、と心のうちで自分に厳しい言葉をかけ)

  • No.74 by 伊月 芹華  2019-12-21 19:19:03 


>橘先生

はぁ…職員室だったらまた戻らなきゃですね……。
(級友達の提出物を抱えながら理科室へと向かっていた。本来であれば言いつけられた人間が居たであろうそれは、教壇の上に所在なさ気に乗せられたままだったものだから思わず手に取りここまで歩いてきたが、一歩また一歩とその足を進める度にもしかしたら届け先は職員室だったかもしれない、と不安になる。それでもここまできたのだし、と理科室の扉をノックしようとした所で、低く鈍い音が鼓膜を揺らした。打撃音のようなそれに心がざわつくのを感じれば、もし襲撃者が侵入してきたのだとすれば、万が一にも自身の護衛対象に危害が及ぶのは避けたくて。手に抱えていたプリントをそっと足元に置けば、確かめるようにジャケットの下のデザートイーグルに手を這わせて一呼吸。そのまま、扉を開けた…が、その向こうに居たのはよく知る教員の姿で、呆気にとられてポカンと口を開けたまま。)
……先生?
(いつも穏やかな教員と普段と何も変わらない理科室の風景に自分の早とちりだと理解するのに時間は要らなくて、頬が熱くなり。ジャケットの下の手をすぐに取り出して両手を振りながら「あの、えっと…ち、違うんです!あの、なんか…勘違い、したみたいで…」と慌てながら弁明して)

(/見落としててごめんなさい!絡ませていただきました、よろしくお願いします)


>海原くん

?例えば?……例えば、恭司郎といる時…とか?
(彼があまりにも驚くものだからなんだか居た堪れなくなって、自分の護衛対象の名前を出してはみたものの、そこで首を傾げて考えた。いや…もしかしたら笑ってる事より彼に対して怒ってることの方が多いかもしれないと省みれば、バツが悪そうに眉を下げ。「あ、でも甘いもの!甘いもの食べてる時!」甘いものを食べている時は腑抜けた顔をよく見せると家でも揶揄されていたのを思い出せば、確かに自分でも口元が綻ぶと思いながら、彼と共に図書棟へと向かう。「だから、カフェテリアは楽しみです」とケーキに思いを馳せれば自然と笑顔を相手に向ける事になり)


>恭司郎

…こんな護衛者、ダメですね…
(小さく呟きながらすん、と鼻をすすれば手を置かれた頭は先程掴まれた腕とは質の違う温もりを訴えかけてくる。きっと、護衛対象にこんな顔をさせるのは護衛者としては落第点で、だからこそ自分の不甲斐なさが嫌だった。泣いた事で彼に弱いと思われて居ないだろうかダメな護衛者だと思われて居ないだろうかと不安になる。銃の扱いが上手くなっても結局自分は護衛者に向いてないのだろうか、とも。それでも自分は護衛者で、ならばこそもっと、もっと強くならなくちゃいけないのだ…彼が認めてくれるくらい強く。そう思えばもう涙は止まっていて。さも申し訳無さそうに謝ってくる彼に言いながらも、それは自分に向けた宣言のようで。)
私も、ごめんなさい。泣いたのは本意じゃないです…もう、絶対泣かないので
(彼が何か言いかけたのとほぼ同時に彼を挟んだ向こうから声が飛んできた。彼の肩越しに覗き見れば教員が向かってくるのが見えて、級友の誰かが告げ口でもしたのか、はたまた彼の怒号が職員室にまで聞こえたか…後者にしては随分遅かった事を考えれば対面で蹲み込んでいる彼にだけ聞こえる声でそっと「お願いですから、恭司郎は黙っててくださいね。私、泣いたなんてバレたら恥ずかしいので」告げた言葉は虚実半々といった所だが、これからする教員への言い訳を黙認させるのにどれほどの効果があるのかは不安だった。どうか彼が余計な事を言いませんようにと願いながら彼の横に躍り出て。「先生?何してるって…恭司郎は私の目にゴミが入ったのを取ろうとしてくれてただけですよ?」しれっとそう告げて)

  • No.75 by 宝城 美弦  2019-12-21 22:18:52 




>>玖珂

宝城よ。宝城美弦。……貴方の隣のクラスなの。
(ふわり、と緩くウェーブしたヘーゼル色の髪を揺らしながら自分の名前を名乗ればにこりと微笑んで。自分の襟元に刺繍された3本の線を指先でさしては彼と同じ学年だということを表して。宝城、と名乗れば宝城グループの者だと言うことはわかるだろう。彼のように歴史がある財閥という訳では無いが、最近急成長をした財閥だという自覚はある。……無論、その分宝城グループを潰そうと目論む輩は少なくない。彼もきっと、歴史があり権力もある財閥だからこそそれを崩そうとする輩に狙われる機会は少なくはないだろう。「……貴方は、玖珂くんでしょう?よく存じてるわ、色んな意味で。」くす、と笑みを零しながら左記を告げる。無論家柄的なこともあるが、彼の場合は少し騒ぎになることが多い為である。)


>>橘先生

橘先生。……ええ、と。
(ふとかけられた心配そうな声にそちらをぱっと向けば自分より身長の高い、女性らしい柔和な体つきをした女性に目を丸くして名前を呼んで。慌ててにこりと控えめな笑顔を浮かべれば「…何でもないです。少しぼーっとしてしまっていたみたい。」と何事も無かったと告げて。彼女には、よく勉強の分からないところなどを聞きに行く機会があり、生徒のことをとても親身になって考えてくれる素晴らしい教師だという認識をしている。そんな彼女を心配させてしまっただろうかと少し不安になればちらりと彼女の顔色を伺って。護衛者のことは、あまり人に聞かせて自分も聞いた方も気持ちのいいはなしでは無いだろうから、聞かせない方がいいだろうと心の中でそっと考えつつ。)

(/はい、もちろん大丈夫ですよ~!!
こちらこそよろしくお願いします!)



>>有川先生

……先生は、怖くないんですか?家族でも何でもない、仕事上の関係の相手を庇って自分の命を落とすのが。
(少しの、沈黙の後。美弦の口から零れたのは、自分が護衛者を無くして、周囲の人達から新たな護衛者を見つけろと言われていた頃からずうっと気になっていた質問で。護衛者という立場の彼らは、どういった気持ちで自分たちを思っているのだろうか。最期に見た護衛者だった彼の顔は。自分が無事なことを確認して、とても安心したように笑っていたことを覚えている。血の繋がりも何ない自分を、自身の命を投げ捨ててまで守る彼らのその心は。「どうして、彼は笑っていたんですか。」ぎゅう、と握りしめた手のひらからは、爪が強くくい込んでしまった為か少し血が滲んでいて。)


>>芹華

!!
(彼女の小さな体から出た大声に、びくりと体が震えた。彼女はそのままバッと素早く頭を下げれば、そのままの勢いで謝罪を述べる。最初のうちはその勢いに驚いたり恐縮をしてしまったものの、段々とその彼女の真面目さや素直さに美弦の心は溶けていき、いつのまにか「ふふ、」と眉を下げておかしそうに笑ってしまって。暫くそのまま口元を隠しながらくすくすと笑っていたものの、目尻に溜まった涙を人差し指で拭いながら「貴女って、凄く真っ直ぐな人なのね。」と彼女に告げて。こんなしっかりとした彼女が自分より年下だなんて、と素直に感心をしており、その言葉尻と瞳には嘘がなく。)


>>誠

海原……、海原薬品の方?
(彼の苗字にぴくりと反応をすれば目を丸くしながら上記を問いかけて。薬はあまり効きにくい体質の自分でも、海原薬品の痛み止めをよく月に一度お世話になっているほどの効き目だ。いつも薬を服用させてもらってる、と彼に告げればすごい後輩と知り合いになってしまった、とどこか庶民じみたことを考えて。「私は宝城美弦よ。名乗るのが遅くなってごめんなさい、よろしくね。ええと……海原くん。」彼の名前を聞いてそういえば自分も名前を名乗っていないと気付けばにこりと微笑みながら自身も名前を名乗り。普段こうして人と改めて自己紹介をする機会が無いため、彼をどう呼んだらいいのか少し迷った結果、心做しが距離が拡がってしまったような気がして美弦は思わず自分のコミュニケーション能力の低さに呆れてしまい。)

  • No.76 by 海原 誠  2019-12-22 01:53:05 

>>橘先生
いやー、橘先生は話が早くて助かりますー…てか、良いんスか?こんなに(相手が先程の行為に言及しないのを見れば触れない方が良いのだろうと相手同様そ知らぬ顔でやり過ごす。秘密は女性の色香をより深いものにするし、なんて思いつつ手渡された精製水の容器を軽く振れば、ちゃぷりと中の液体が揺れる感触とその重量は自分が想像していたより随分と量が多い事を伝えてきて。もちろん自分としては有り難いのだが、実験にも器具の洗浄にも使うであろうこの液体をこんなにも安易に渡して良いのかとも不安になれば、苦笑にも近い笑みで首を傾げ。)

>>玖珂
だから、吼えないでやってくださいってぇ…俺のクラスの奴らがビビって教室に引っ込んじまったからどうしたもんかと思ったんスよ(相手の舌打ちした方向をチラリと窺い見れば怯えた様な同級生の顔が目に入り、ひらりと手を振れば苦笑を浮かべつつ相手を宥めるように告げ「天下の玖珂財閥の御子息に睨まれたくないとか、他人の護衛対象に干渉したくないっつってみーんな慌ててたし」甘やかされて育ってきたであろう護衛対象の奴らの言い分はまぁ分かる。だがしかし、護衛者ですら逡巡するその姿に呆れたものだからと言外に示せば「伊月呼んできても良かったんスけど、アイツを探してる風でもなかったんで。物怖じしない俺登場ーーー…みたいな?」同級生達が狼狽していたのは事実なれど自分が出てきたのは標的に近づく足掛かりのためでしかなかったが、さもそれらしい理由を並べ立てつつ戯けてみせれば筋が通るだろうか。)

>>芹華
あー、玖珂先輩なぁ…護衛者と護衛対象の絆って感じか?(契約している護衛者が居ない自分には理解し得ない信頼の境地とでも言うのだろうかとも考えれば、自分の嗜虐心が芽吹く。『その玖珂先輩が命の危機に瀕したらその顔がどんなに歪む事だろう』という仄暗い考えが現れてしまう口元を隠し思案する風を装いつつもやっと楽しくなってきたと思った。弱っていく護衛対象の横で目の前の相手はどんな顔をするのかと。)
じゃ、カフェテリアでは伊月のいい笑顔が見れる訳だな(自分の胸中など露知らず笑顔を向けてくる相手にこちらも笑顔で返せば「そういう所は女の子っぽいよな」と付け足し。)

>>美弦
あーそりゃどうも御贔屓に!言ってもらえれば市販薬くらいならいつでも融通しますよ(目の前の相手がこの言葉を鵜呑みにしてくれれば屠るのはどんなに楽だろうかとは思うが、他人から手渡された薬を疑わず口にしそうな無用心さはあれど人の好意に一筋縄で甘える図々しさは無いだろうなと考え直せば、名乗る相手に心の中でだけ『知ってます』と頷き。「宝城グループのホテルは旅行ん時にいっつも使わせてもらってますよー…って、こんな親父らみたいなやり取り辞めましょっか!」ホテルを利用するのは事実ではあったが染み付いたものか否か、どうしても社交辞令の様に響く自分の言葉が喉に粘つく様で「少なくとも今ここではふつーの先輩と後輩ッスよ」と付け足せば逡巡する様に自分の名前を呼ぶ相手の声。「誠で良いッスよー…つか、美弦先輩ダメッスよ!名前も知らねぇような男に付いてこうとしちゃあ!」事もな気にそう告げて、思い出した様に相手の無用心さに心配になり。)

  • No.77 by 有川清里  2019-12-22 10:05:54 


>海原
・・・ま、そんなところだな。
(相手の言葉に苦笑しつつも否定はせず。たしかに彼と一緒に食事をしたいというのは紛れもない事実。が、それは彼がイケメンだからではなく彼が護衛者を付けていないことについて聞きたいからだ。「そういやお前、護衛者付けてなかったな。無理にとは言わねぇけどやっぱり付けた方が安心じゃないか?」いつ学校が襲撃されてもおかしくない。そんなときに真っ先に命を落とすのは護衛者のいない者だ。彼にはそうなってほしくない。)

>宝城
そりゃあ死ぬのは怖い。だけどな、護衛者は護衛対象のことを本当の家族のように思ってるんだ。お前がそいつの事をそう思っているように。(たまに聞く質問だ。自分の護衛者が死んでふさぎこんでいる護衛対象はよくこんなことを聞いてくる。ハッキリ言ってこれが正解かどうかはわからない。が、死んだ彼が安心したような表情を浮かべていたならば少なくともそれは彼にとって彼女が家族と同等かそれ以上に大切な人であったということだろう。)

>橘
あっ、今俺に呆れましたね?うわショック。
(わざとらしく傷ついた感を装ってはみたが実際のところはなんともない。日頃から教師仲間はおろか教え子たちにも呆れられる自分にとっては全然屁でもない。「それより橘先生は並ばないんスカ?早く並ばないと食事が遅くなっちゃいますよ。」しかしこれ以上話を続けられたら自分に都合が悪い展開になる可能性も十分にあるためここは話題をそらすのが最善だと判断し)

  • No.78 by 伊月 芹華  2019-12-22 22:57:45 

>宝城先輩

(やれ思慮が足りないだとかやれ慎重になれだとかいつも口を酸っぱくして自身の護衛対象に言ってる割にこれだ。先程の無神経な発言も含め、気をつけなくてはと思いながら彼女の顔を見たのにその顔は次第に笑みを浮かべるものだからなんだか照れ臭くなってしまう。こういう無垢な笑顔浮かべる人を護りたいと思う気持ちは芹華でも分かった。きっと、彼女の護衛者がそう思っていたであろう事も。そんな事を考えていれば、彼女が予想外の言葉で自分を評価するものだから。「真っ直ぐ、というか…多分、護衛対象のが移りました…」言い訳に彼を出すのは些かずるいだろうかと思うが、ついそんな言葉が口から出て。「でも、そこが恭司郎のいい所なんですけど」と、きっと本人には言えない言葉を小さく付け足し。)


>海原くん

絆…なのかは分かりませんけど、恭司郎は敵には周りませんから。…だから、素直で居ても良いのかな、とは思います
(護衛対象と護衛者という契約が破棄されない限りは、少なくともお互いに利益がある間は、この関係は崩れる事はない。護衛対象以外は全員敵だと思えと教えられて育ってきた芹華にとって、そういう意味では唯一無二なのだろうと思う。そういう考え方をしているから友達が出来ないのだろうとも。)
海原くんは一言余計ですよね、そういう事は思っても言わなくて良いんです!
(別段自分の事を女の子らしいとは思っては居ないが"そういう所は"と評されれば不満がない訳ではない。膨れっ面で相手の口元を指させばそう言い返し)

  • No.79 by 伊月 芹華  2019-12-22 23:16:28 

ー追記ー

>25


ー募集プロフー

①護衛対象♀

17歳。高校2年。②と契約を結んでおり、また幼い頃から彼と兄妹のように暮らしてきた。身体が弱いものの、本人は腫れ物のように扱われるのを嫌う。

②護衛者♂

17歳。高校2年。①と契約を結んでおり、また幼い頃から彼女を守ってきたと自負している。①が病弱なのを気にしており、若干過保護気味。

③護衛対象♂
>34
18歳。高校3年。幼い頃から護身として武術を習っており人に守られるだけの状況を良しとしないものの、学園生活の中で④と契約を結んだ。本人の意思からあくまでも共に戦うという姿勢を貫く。

④護衛者♀
>6
16歳。高校1年。代々要人の護衛を受け持つ家系で育ち、物心がつい頃には護衛者としての術を教え込まれてきた。学園生活の中で③と契約を結んだものの、彼が共に戦う姿勢を見せるのには不満を持つ。

⑤護衛対象♀
>23
18歳。高校3年。以前は契約していた護衛者がいたが、潜入者の襲撃によって亡くす。以来フリーの護衛対象として特定の護衛者を付けず生活を送っている。

⑥護衛者♂
>18
25歳。教員。桜香学園の卒業生であり、特定の護衛対象は在学中からいない。フリーの護衛者という立場に安心感を抱いている節がある。

⑦襲撃者♂
>22
16歳。高校1年。フリーの護衛対象に扮して学園内に潜入している。報酬さえ積まれれば仕事は選ばない何でも屋。学園内の令嬢子息の命を奪えば奪うほど報酬を弾むと依頼を受けている。

⑧襲撃者♀
>55
23歳。教員。フリーの護衛者に扮して学園内に潜入している。名の知れた殺し屋だったが、以前暗殺対象を流した事から落ちぶれる。自身が以前仕留め損ねた暗殺対象を探すために学園に潜入した。

⑨襲撃者♀
⑩襲撃者♂

※⑨、⑩に関しましてはご自由にプロフィールをお作りください。

ーテンプレートー

【氏名】
【性別】
【年齢】
【性格】
【容姿】
【武器】
【備考】

  • No.80 by 海原 誠  2019-12-23 08:33:07 

>>有川先生
…べっつに、ポリシーがあって付けてない訳じゃないッスよ?ただ、命を預ける相手だし、俺のせいで死ぬかも知れねぇ相手そんな簡単に決めるもんでもないっしょ(本題はそっちかと眉を潜めればもう少し食事時に相応しい会話もあるだろうにと思う。それでも咀嚼していた物を嚥下し、水を一口飲んでから相手の問いに答えとして出したのは護衛対象としての自分の考え方で。襲撃者の立場から考えれば他にも理由はあるが、それは今口に出す必要がないため、そのまま相手に質問を返し「てか、有川先生だって護衛対象居ないじゃないッスか。教師だからって護衛対象付けちゃいけないって訳でもねぇのに」)

>>芹華
つまり、他には素直にならないって事だろ?そんな肩肘張って生きるの疲れねぇ?素直で居た方が楽しいし、楽しけりゃなんでも良いと思うけどなー(相手がその細い身体であまりにも気丈な事を言うものだから目を剥いた反面、その愚直さに苦笑しか出てこなくて。自分とは正反対かも知れないその考え方は交わる事はないのかも知れないと思えば「…家柄かもなぁ」と思わず呟いた。相手の家柄を考えれば護衛者と護衛対象という立場の差はあれどそれなりの柵があるとしても頷けるし、この学園の生徒は誰も彼もが雁字搦めの状態で生きているのかも知れないが、少なくとも今は自由気ままに生きている自分からすれば肩の凝る話で、ついその首をゴキリと鳴らし)
あ、いやいや伊月はなんかそういうのも『興味ないです。』って言いそうなイメージあったって言うかさー(拗ねた様な表情を見せる相手にその声真似をしてそう告げたものの自分でも驚くほどに似ていない裏声に思わずくつくつと笑ってしまえば反省の色などどこにもなくて。)

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