主 2019-12-11 01:03:56 |
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>>玖珂
宝城よ。宝城美弦。……貴方の隣のクラスなの。
(ふわり、と緩くウェーブしたヘーゼル色の髪を揺らしながら自分の名前を名乗ればにこりと微笑んで。自分の襟元に刺繍された3本の線を指先でさしては彼と同じ学年だということを表して。宝城、と名乗れば宝城グループの者だと言うことはわかるだろう。彼のように歴史がある財閥という訳では無いが、最近急成長をした財閥だという自覚はある。……無論、その分宝城グループを潰そうと目論む輩は少なくない。彼もきっと、歴史があり権力もある財閥だからこそそれを崩そうとする輩に狙われる機会は少なくはないだろう。「……貴方は、玖珂くんでしょう?よく存じてるわ、色んな意味で。」くす、と笑みを零しながら左記を告げる。無論家柄的なこともあるが、彼の場合は少し騒ぎになることが多い為である。)
>>橘先生
橘先生。……ええ、と。
(ふとかけられた心配そうな声にそちらをぱっと向けば自分より身長の高い、女性らしい柔和な体つきをした女性に目を丸くして名前を呼んで。慌ててにこりと控えめな笑顔を浮かべれば「…何でもないです。少しぼーっとしてしまっていたみたい。」と何事も無かったと告げて。彼女には、よく勉強の分からないところなどを聞きに行く機会があり、生徒のことをとても親身になって考えてくれる素晴らしい教師だという認識をしている。そんな彼女を心配させてしまっただろうかと少し不安になればちらりと彼女の顔色を伺って。護衛者のことは、あまり人に聞かせて自分も聞いた方も気持ちのいいはなしでは無いだろうから、聞かせない方がいいだろうと心の中でそっと考えつつ。)
(/はい、もちろん大丈夫ですよ~!!
こちらこそよろしくお願いします!)
>>有川先生
……先生は、怖くないんですか?家族でも何でもない、仕事上の関係の相手を庇って自分の命を落とすのが。
(少しの、沈黙の後。美弦の口から零れたのは、自分が護衛者を無くして、周囲の人達から新たな護衛者を見つけろと言われていた頃からずうっと気になっていた質問で。護衛者という立場の彼らは、どういった気持ちで自分たちを思っているのだろうか。最期に見た護衛者だった彼の顔は。自分が無事なことを確認して、とても安心したように笑っていたことを覚えている。血の繋がりも何ない自分を、自身の命を投げ捨ててまで守る彼らのその心は。「どうして、彼は笑っていたんですか。」ぎゅう、と握りしめた手のひらからは、爪が強くくい込んでしまった為か少し血が滲んでいて。)
>>芹華
!!
(彼女の小さな体から出た大声に、びくりと体が震えた。彼女はそのままバッと素早く頭を下げれば、そのままの勢いで謝罪を述べる。最初のうちはその勢いに驚いたり恐縮をしてしまったものの、段々とその彼女の真面目さや素直さに美弦の心は溶けていき、いつのまにか「ふふ、」と眉を下げておかしそうに笑ってしまって。暫くそのまま口元を隠しながらくすくすと笑っていたものの、目尻に溜まった涙を人差し指で拭いながら「貴女って、凄く真っ直ぐな人なのね。」と彼女に告げて。こんなしっかりとした彼女が自分より年下だなんて、と素直に感心をしており、その言葉尻と瞳には嘘がなく。)
>>誠
海原……、海原薬品の方?
(彼の苗字にぴくりと反応をすれば目を丸くしながら上記を問いかけて。薬はあまり効きにくい体質の自分でも、海原薬品の痛み止めをよく月に一度お世話になっているほどの効き目だ。いつも薬を服用させてもらってる、と彼に告げればすごい後輩と知り合いになってしまった、とどこか庶民じみたことを考えて。「私は宝城美弦よ。名乗るのが遅くなってごめんなさい、よろしくね。ええと……海原くん。」彼の名前を聞いてそういえば自分も名前を名乗っていないと気付けばにこりと微笑みながら自身も名前を名乗り。普段こうして人と改めて自己紹介をする機会が無いため、彼をどう呼んだらいいのか少し迷った結果、心做しが距離が拡がってしまったような気がして美弦は思わず自分のコミュニケーション能力の低さに呆れてしまい。)
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