主 2019-12-11 01:03:56 |
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>恭司郎
………もういい。もーいいです!怒りました!
(彼の言う"想像の絶する不幸"が何を示すのかは分からなかったが、それが何だというのだ。彼はまだこうして自分と話して、息をして、その心臓は動いていて…だからこそ、慎重になってほしいというのに。そう思えば掴まれた腕が痛くて眉根を寄せているのか、怒りでなのか、それとも別の何かなのかは芹華自身にも分からなくなっていた。だから、自分で決めつけるようにそう言って相手を睨みつければ、怒号が飛んできた。彼のその姿は大口を開けて雄叫びを上げる獅子のようで。差し詰め自分は獅子に睨まれた鹿だろうか、なんて場違いな考えに笑おうとしたが、その声はひどく情けないものになりそうで、何とか震える声で絞り出したのは、負け惜しみのような言葉。「…っ……じゃあ、虐めに見えないか…やってみますす…?」鼻の奥のツンとした痛みを我慢しながらでは先刻の彼の言葉にそう返すのがやっとで、もう一度心の中でもういい、と呟けば途端に視界が滲み。)
……なんっ……なんで……自分だけ、心配っ……してるって……勘違い、して……
(ボタボタと自分の目から流れ落ちるその滴は頬を伝い襟元を汚すが、拭う事さえせずにそれでも尚彼を睨み続けて。彼の怒声で周囲の目が向いて居るのは理解していたが、それすら気にならず、そもそも彼の言う心配すら全くの見当違いだと未だ気付いて居ない彼を滲んだ視界で捕らえることにだけ必死になっていて)
>海原くん
お世辞とか要らないですけど…別に、私だって話してて楽しい人とだったらニコニコしますよ?
(そんなにいつも笑顔がないだろうか、と自分の頬にぺたりと手を当てればその口角は上がっておらず。けれど教室では、と思い返すもそんな談笑をする様な級友すら思い浮かばない事に苦い顔をしながらも、言い訳がましく「いつもこうな訳ではないですもん」と口を尖らせて小さく呟きながら、それでも実情は自分が一番よく知っているため彼の目を見るのは憚られて目線を逸らし。)
そういう意味じゃないんですけど…でも、お茶ですか。
(そういえば、甘い物を食べようと思っていた事も思い出す。揶揄う様なその口調の彼にまんまとのせられるのは些か癪ではあったが、甘い物には勝てなくて「カフェテリアでケーキなら、まぁ、いいですよ」暫く思案してから、相手にそう告げて)
>有川先生
…はぁ。
(急に相談だの悩み事だのと言ってくる相手に思考が追いつかず、思わず生返事を返し。何か悩んでいる様に見えただろうか、と思い返すも心当たりは無かった。「…ま、いっか」教員としては生徒には気を配らないといけないのかもしれない、と自分の中で結論づければ去って行くその背中にまるで関係のない様な口調で溢して、気を取り直して席を探すべく歩みを進めた。)
(/構いませんよ。とりあえず〆させていただきましたー、ありがとうございました。)
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