───月夜に浮かぶ、 ( 〆 ) 

 ───月夜に浮かぶ、 ( 〆 ) 

とくめい  2019-09-25 09:21:08 
通報








( >4083様 )待ちのため、他者の立ち入り禁止。





コメントを投稿する

  • No.61 by 燭台切/霖  2019-10-07 06:03:47 





燭台切:
勿論。それは構わないけど───変な誤解、ね。僕ら、そういった仲に見えるのかな。
( 彼女は更に崩した渾名の方を気に入ったらしく、その名を呼ばれる度に縮まった距離を感じ、嬉しげに口角を上げ。演練場でこの呼び名をされる己は何度か見た記憶があるし、彼女程の若い審神者であれば違和感もない。しかし彼女はどうやら念慮があるようで、可愛らしいその理由に愉しげな笑いを。挙げた理由の内の一つを復唱し、懇ろであることの証明と捉えると、何の気なしに「だとしたら嬉しいね」だなんて零し。和やかな気分を助長させるように茶器へと手を伸ばし、そっと口を付ける。職務の間にこうして歓談と休憩を誘うのも悪くない。再びこうして誘ってみようか。己にしては些か呑気に考えを巡らせ。)

霖:
うん、そうだよね。ふふ、ごめんなさ────、
( 彼からのお咎めの言葉を聞くと、眉を下げて変わらず笑みを。冷静に考えると、ここで例え頷きを返されたとて口付けを強請れるわけではない。ただ此方が余計に彼を意識してしまうに過ぎず、更に職務を滞らせるのみ。矢張り夜は人を駄目にする。謝らなければと彼の方を向くと、悩ましげな溜息にまた一つ笑みを零し。謝罪を口に出した途端、彼の手が後頭部へと回り、一瞬の内に距離を詰められ眼前に迫る端正な顔立ちに息を呑み。叫びこそしなかったものの、冷めかかっていた火照りは再び耳の先まで染め上げ。ああ、こんなにも近くにいても、彼は綺麗だ。あの頃と何ら変わっていない。そっと手を伸ばし、彼の頬を掌でゆっくりと撫で。)
……ん、そうだね、やりすぎた…。眠い、のかな。



  • No.62 by 日和 / 膝丸  2019-10-07 13:48:35 



→ 日和

もう、そんな軽く考えちゃダメだよ。大事な事なんだからね?
( 此方の懸念事に対して嬉しい、などと呑気に口にした彼にぴくりと眉を上げ。万が一、恋仲だと誤解されて困るのは彼の方だ。だからこそ念を置いて配慮したというのに、勘違いしそうな程にそう軽く返されては色々と心配になって来る。どの本丸の彼も、皆こんな風に人誑しなのだろうか。困った様に眉尻を下げながら、のんびりと茶を飲む彼に何処か子供に言い聞かせるようにして食指を立て。けれども今までの甘言が彼の素で出ているのなら、あまり意味はないのだろう。取り敢えず今はこれだけで良いか、と考えて同じ様に茶器を手に取れば、揺らいだ心を落ち着かせるようゆっくりと口を付け。まだ温かみのあるそれにほっと一息つくと、今し方許しを得たばかりの彼の名を無意識に呟いて )
……みっちゃん、


→ 膝丸

…本当に分かっているのか?遊びではないのだぞ。
( 何をムキになっているのか、主人に対してこんな事をするつもりはなかった。この行為に嫌悪を感じさせていたらと咄嗟に身を引く事を考えたも、耳まで赤く染め上がった彼女の手が伸びて来ればそれも叶わず。近過ぎる程の距離でも、然程危機感を持たずにマイペースな言葉を零すのは、相手が己だからか。その様子から男として意識されていない事を再度理解しては、気の抜けたように言葉を掛けながら頬を撫でる手に目を細め。しかし、彼女の睡魔も限界まで来ているのだろう、何処かぼんやりとして見える眠気を帯びた瞳を覗けば少し顔を離し。翌日の事を考えると、そろそろ彼女を寝かせなければならないが、ふと先程の話を思い出して動きを静止し。今宵、彼女はどちらを望むのだろうかと意思を問い )
では、話はこの辺りで──…確認だが、今夜は共寝する、という事で良いのか?

  • No.63 by 燭台切/霖  2019-10-07 22:08:35 





燭台切:
あ、ごめんね。女性に対して流石に失礼だったかな…。
( 言動を咎められ、一瞬きょとんと目を丸めるも、すぐに慌てて訂正を。既に四年近く人の身を与えられて生きているというのに、今しがたの言葉は気遣いが足りなさすぎたか。彼女の近侍として生活し、面倒を見、たまには叱り。そんな毎日を繰り返す内、彼女と最も近い距離にいるのは己だと錯覚してしまう。今朝は否定していたが、世の女審神者のように、他の刀に懸想していたとて何らおかしくない。その事を考えると背中が粟立つような感覚に襲われ、知らずの内に寄っていた眉間の皺を解し。一度考え始めると、差し掛かる黒い靄は中々どうして消えない。どうしたものか、溜息が口から溢れかけたところで、聞こえるのは彼女の鈴の声。名を呼ばれただけですっと気が晴れ、自然と頬が緩む。器へと注がれた視線を此方へ向けるため、頬に手を添えて瞳を覗き。)
───なあに、あるじ。

霖:
うん。………嫌じゃなければ、膝丸のお布団がいいな。貴方の匂い、落ち着くの。
( 呆れたような確認に少し肩を竦め。男性に迫られた際、もっと可愛らしく恥じらい拒むような清廉な女性が好みなのだろうか。無論、相手が彼でなければ此方も拒んではいたのだが。訂正の前に話を切り上げられ、一つ控えめに頷き。彼と共寝、その言葉に未だ赤く染まったままの顔を俯け、嬉しさ半分恥じらい半分で身じろぎを。少しの沈黙の後、僅かに顔を上げると、先程の懸念を頭に置きながらも首を傾げて強請り。ふしだらに思われたくはないが、矢張り幼い頃を思い出して気が抜けるのは事実。きっとその精悍な腕で抱き締められでもすれば、こよなく幸せなのだろう。最早妄想の域に達していると気付けば、ふるふると小さく頭を振り。)



  • No.64 by 日和 / 膝丸  2019-10-07 23:38:29 



→ 日和

…みっちゃん、みっちゃん。──ふふ、新鮮だね。たくさん呼びたくなっちゃう。
( 大方予想は出来ていたが、やはり此方の真意は伝わらなかったらしい。きっと違う方向に勘違いしているのであろう彼に悩ましくなるも、横から伸ばされた手が頬に触れると驚いたように首を傾け。彼の言葉から察するに、どうやら名を口に出してしまったのだろう。無意識とはいえ、思った以上に浮かれている自分が恥ずかしく。一度唇を結んで恥じらいに身を捩るも、目前の彼を見ている内に徐々に口元は緩んでしまい。堪え切れずにポロポロと溢れ出てしまう彼の名を数回呼んでは、声に乗せる度に満たされていく幸福感を表す様に、微笑みを零しながら彼の手に柔らかく頬を擦り寄せて )


→ 膝丸

ああ、元よりそのつもりだ。君の布団では少し、小さ過ぎるだろうからな。
( 此方の問いに頷き、暫しの間顔を俯けていた彼女のいじらしい姿を静かに見守るが、漸く顔を上げた彼女から己の布団でと要望を告げられ。特に悩む事なくあっさりと頷いて見せては、ぽふりと彼女の頭に手を乗せ。落ち着く、と言うからには変な匂いなどしないのだろうが、彼女の言葉を聞いて密かに自身の匂いについて懸念してしまう。一体どんな匂いがするのか、気にした所で自分ではよく分からないもの。仄かな心配事を口にする事はせず、早々に考える事を諦めては、早速就寝の準備をするべく腰を上げ。側に纏めていた布団をてきぱきと丁寧に敷いていき。直ぐにそれを終えるなり再び彼女の元へ戻れば、つい昔の癖で抱き上げようと両手を差し出したまま笑みを向け )
──さあ、主。準備が出来たぞ。

  • No.65 by 燭台切/霖  2019-10-08 00:50:24 





燭台切:
ふふ、素直に浮かれてる主は可愛いね。僕も君の真名を呼べたら良いんだけど。
( いつも通り恥じらう彼女だが、どうやら今回は相当に浮かれているらしい。身動ぎもそこそこに再び溢れる笑みを見れば、余りの素直な愛らしさに此方も笑い声が溢れ。口から名が紡がれる度、一つ、また一つと咲く笑みに心が暖まり、愛猫のように己が手に擦り寄る様子を微笑ましげに見詰め。恥ずかしがりな彼女のこと、きっと無意識なのだろう。それほどまでに気を許してくれていることが嬉しく、何処からか桃色の花弁がふわりと宙を舞い。親指の腹で目尻をそっと撫で、砂糖を煮詰めた声色で率直な感想を告げ。ああ、この光景を見るのはどうか自分だけでありますように。拙い独占欲に身を焦がし、溢れる幸福な空気に思わず溜息を。)

霖:
うん、ありが────…、
( 若干の懸念も杞憂であったらしく、容易く返された頷きに表情を緩め。頭を撫でられるのも堪らなく嬉しく、これでは何方が主人なのか分からない。自然と上がってしまう口角を抑えることもせず、整えられていく床を眺め。やがて声を掛けられると礼を述べ、彼の姿に思わずぴたりと動きが止まり。穏やかな笑みは変わらず見惚れてしまいそうだが、問題はそこではない。何を意図するのか、此方へと差し伸べられる両腕。想起されるのは先程の願望であり、彼の思考が読めずに視線を泳がせ。昔はそんなにも密着して寝ていただろうか。だとすれば未だにそこまで自らを子供扱いしているというわけで──少し、悔しい。男扱いしろと言う割に、全く女性として見られていない。半ば自棄で彼の元へと近寄る。逸る鼓動に見て見ぬ振りをすると広げられた其処へと収まり、その精悍な身体へと腕を回し。)



  • No.66 by 日和 / 膝丸  2019-10-08 02:48:06 



→ 日和

っ、……──、
( 目尻を撫でる指先に軽く目を瞑るものの、甘さを存分に含んだ声を聞き入れた途端に再び熱が込み上げ。溢れる高揚を抑えられなかった上に、何ともだらしない姿を彼に見られてしまった。全身を擽られる様な羞恥に身体を小さく震わせながら、未だ緩みっぱなしの口元に手を当てて言葉を失った様に黙り込み。呼び名一つでこんなに浮かれて、幻滅されただろうか。そう不安げに眉を下げて彼を見上げたのも束の間、ふとこの反応が逆に意識している事を主張している様なものではないかと思考が過ぎれば、邪な感情を悟られる前にどうにかしようと一度深呼吸を。その後、上擦りそうになる声を和らげながら平静を装い、彼の手を両手でそっと包み。気恥ずかしさを振り払う様に肩を竦め )
真名かぁ…私も、いつか呼んで欲しいな。ずっと" 主 "じゃ寂しい、…なんて。


→ 膝丸

す、すまない。以前の癖が──…主、しっかり掴まってくれ。
( 腕を広げた状態で彼女を待つが、此方を見るなり動きを止めてしまった。内心で疑問を抱きながら口を開きかけたものの、自身の手元に視線を落とした所ではたと瞬時に理解し。昔は良く彼女を抱えて布団まで運んでいたからか、自然な流れで差し出してしまった事に謝罪を並べるが、引き下げる前にすっぽりと腕の中に収まった小柄な彼女に目を瞬かせ。背に回される細腕と、密着する彼女の華奢な身体に胸は高鳴るばかりで。思考が纏まる間行き場のない腕を宙に彷徨わせていたも、何とか動揺を抑え込んで彼女の背に片手を添え。以前の様に抱っこだと寝かせにくい筈。ならば横抱きを、と片手で彼女の手を自身の首元へ回させては、そのまま膝裏へと片腕を下ろし軽々と抱え上げ )

  • No.67 by 燭台切/霖  2019-10-08 04:02:34 





燭台切:
だーめ。…末席だけど、これでも神様なんだよ。もう少し言葉には気をつけて。
( ころころと移り変わる彼女の表情を眺め、何とは無しに唆られる庇護欲から目を細めて。平静を装っているのだろうか、節々に妙な力の篭った声色に笑みが溢れそうになるのを抑え、瞳を細めてその言を聞き。包まれた柔らかい手を軽く握り返し、空いた片手はそっと彼女の唇へと。食指を立て、桜色に色付くそこに押し当てる。恐怖心を煽ってしまわないよう優しく優しく微笑みながら、心よりの注意を。勿論己は無為に言霊を取るつもりはないが、黙って見過ごすには余りに魅力的な言葉であるのも事実。他の相手の前で同じことを言って欲しくない、というのは、物故の浅ましい独占欲だろうか。堅苦しくなってしまった雰囲気を解すように頭を撫で、一応の念押しとして「言うのは僕の前だけにしてくれる?」とだけ問い。)

霖:
わ、わっ!?ひ、膝丸っ、自分で行けるって、……あう、ぅ…。
( 密着する身体のせいで、とにかく心臓が煩くて仕方がない。きっと彼にも聞こえてしまっているのだろう、これだから未だにこうして子扱いが抜けないのかもしれない。半ば諦めにも近い感情を抱きつつも、背に彼の手が触れると身体が跳ね。ああ、彼と抱擁を交わしている。その事で一杯になった頭に他の情報は入って来ず、気付けば身体は妙な浮遊感に包まれ。彼に抱えられていると気付くと、その距離の近さに再び羞恥心を覚え。俗に言うお姫様抱っこなる体勢。下ろして欲しいと駄々を捏ねるわけにもいかず、首へと回した腕にしっかりと力を込め、顔を隠すように彼の肩口へ顔を埋め。)



  • No.68 by 日和 / 膝丸  2019-10-08 15:29:19 



→ 日和

う、そうだよね。気安く言葉にしちゃいけないのは分かってるんだけど…ごめんね。
( 理解しているつもりでも、心とはままならないもので。彼に名を呼んで欲しいという欲求はどんどん溢れてしまう。唇へ押し付けられた指と、優しく掛けられた注意には気落ちした様に顔を俯かせ。素直に反省の言葉を紡いでいき。先程から失言の目立つ自身の浮かれた感情を胸中で律し。彼ら刀剣の主人として、本来持つべきでない感情に振り回され、更には窘められている現状に酷い有様だと溜息を。嬉しくなると何でも口走ってしまう己の性分は、彼らに悪影響を与えているだろう。日々世話を焼いてくれる彼に甘え過ぎた結果がこれだ、このままでは本当にダメになるのではないか。そこまで考えて、弛んだ思考を断ち切るよう瞼を伏せたも、頭に乗せられた手と共に耳を疑うような問いが降ってくると弾かれた様に顔を上げ。突然の事に沢山の疑問符を浮かべながら首を傾けて )
えっ…え?でも、いま、ダメだって…、


→ 膝丸

君は軽過ぎるな、ちゃんと食事は取れているのか?
( 少し歩けば辿り着く距離、わざわざ抱えて連れて行く必要がない事は分かっているが、如何せん彼女には過保護になってしまう。睡魔で足元がふらついて転ぶかも知れないし、その拍子に怪我まで負う可能性だってある。だから、先程から忙しない心音は全部心配故なのだと必死に自分へ言い聞かせ。首元にきちんと腕を回し、肩口へ顔を埋めてしまった彼女をちらりと見下ろし。落とさぬ様軽く抱え直して、数歩分しか距離のない整えたばかりの床へと歩みを進め。その間、静かな雰囲気に呑まれてしまわないよう口を開くと、思っていたよりも手応えのない彼女の重みに、気になっていた事を問い。無論、以前に比べて成長している事は確かだが、この年代の娘は皆似たようなものなのだろうか。直ぐに辿り着いた床にゆっくりと腰を下ろし、衝撃のないよう注意しながら彼女の身体を柔らかな布団へ横たわらせ )

  • No.69 by 燭台切/霖  2019-10-08 18:23:57 





燭台切:
勿論言霊を取られちゃうっていうのもあるけど、…単純に、僕がやきもち焼きだから、なんてね。
( 己の言葉に対して目に見えて分かるように沈んでいく彼女の様子と声色に肩を竦めて眉を寄せていたが、最後に付け加えた傲慢さが逆に功を奏したらしい。首を傾げる彼女と目線を絡めるために此方も首を傾げ、表情を覗き込むように角度と深くして。注意も我儘も、どちらも本心。恥ずかしさから少しだけ内容を可愛らしく暈し、照れ笑いと共に彼女に告げ。暫くしてからじわりと居心地の悪さが滲み、ゆっくりと主人に背中を向けて顔を片手で覆い。全く、何を零しているのやら。怯えさせないようあざとく振る舞い、全く以って格好良くない。若干の自己嫌悪に浸りつつ、気付かれないよう肩を落とし。)

霖:
うう、……さっきから、子供扱いばっかり……。
( 少女漫画の決まり文句のような発言だが、彼の平衡な口調と先程の行動を合わせて考えるに、未だに子供扱いされていると捉え。此方はこんなにも彼を男性として見ざるを得ないというのに、魅力が足りないのだろうか。優しく寝具へと下ろされると、彼が横たわるであろう方へと身体を向け、先程の不満が残りつつも期待に胸を膨らませて。こうして一つの布団で寝てくれるのも、何も意識していないからなのだろうか。それならばいっそ、何も意識されていないことを利用して此方から距離を詰めてしまいたい。先程注意されたのも忘れ、考えは堂々巡りに突入し。)



  • No.70 by 日和 / 膝丸  2019-10-08 21:31:08 



→ 日和

やきもち…?──みっちゃん、みっちゃん。私もね、結構やきもち焼きなの。…同じだね?
( 目前で同様に首を傾げる彼と視線を合わせ、内心の困惑をそのままにじっと見詰めたが、照れ笑いに続いて彼から告げられた内容には首を逆方向に傾け。ぽつり、復唱する。予想だにしていなかった単語を呑み込むのに少しの時間を要し、背を向けてしまった彼を呆然と眺め。彼が己の事でやきもちを焼く事などあるのだろうか。俄かに信じ難いその響きに、自身の顎に手を当てて頭を悩ませ。しかしふと、子供が母親の取り合いをする気持ちと似た様なものなのではと思い至り。危うく勘違いする所だったと小さく咳払いを。その後、膝立ちをして彼の肩を緩く叩き、背後からそっと顔を覗き込めば、自分を指差しながら呑気に笑い )


→ 膝丸

──言っておくが…子供扱いしている者に、先のような真似はせんぞ。
( 己の言動は全て、彼女にとっては子供扱いの域に入るものだったらしく、小さくそれを零されると僅かに眉を顰め。内に燻る想いをありのまま吐き出す事も出来ず、それを抑え込めば次は誤解を与えてしまう。どちらに転んでも結果はあまり宜しくないのだろう。足元の掛け布団を引っ張り、彼女と自身の身体に被せながら横になれば、約束通り彼女の方へと向き直り。一先ず、子供扱いについての否定をと、つい先程口付けするギリギリまで顔を近付けた事を挙げ。何やら考えている彼女に目を細めながら片手を背に回し、抱き込む様に狭い布団の中で再び密着して )

  • No.71 by 燭台切/霖  2019-10-08 22:38:34 





燭台切:
僕の方が、だよ。この本丸にいる、……主は、一人だけなんだから。
( 背後から小さく聞こえる復唱が耳に痛い。嫉妬と称するのも言い得て妙だ。他の刀剣を信用していないわけではないが、誰も彼も真名を握ってしまえばいつでも人の子など隠してしまえる。それを考えると少女への憐れみではなく、刀剣に対しての嫉みが先行するのだから自分が分からない。小さく肩を叩かれ其方を振り向くと、柔らかく笑みを浮かべる彼女の姿。呆気なく毒を抜かれてしまえば、苦笑を一つ返した後に華奢なその肩へと腕を回し、膝立ちの不安定な姿勢をとんと強めに押して重心を後方へとずらし。傷付かないよう支えながらその場へと横たえ、覆い被さるように見下ろしながらその白い頬を撫でる。女性を、主と言い換えたことはまだ秘密だ。)

霖:
……そう、なの?
じゃあ、…女の子として、異性として、見てるの?
( 肌を掠めるやや冷たい空気が暖かな布団が重なり、緩く身体の力を抜いて。此方を向いて横たわる彼に抱き寄せられるように背中に腕を回され、ぴたりと身体が密着し。掛けられた言葉に何度か瞬きを返し、純粋に疑問に感じたことを口に出し。確かに自分は体付きも特別女性らしいわけでもないし、容姿に優れるわけでもない。そんな自分を、こんなにも恰好良い彼が、恋をする対象として見てくれているのだろうか。少しだけ返事が怖くて、表情を隠すように彼の首元に顔を埋め。懐かしい落ち着く香りがする。寝具も少しだけ彼の匂いがして、まるで抱き締められているようだ。)



  • No.72 by 日和 / 膝丸  2019-10-09 00:27:46 



→ 日和

っ、──…でもね、私にとっての" 燭台切光忠 "も、この本丸には君だけなんだよ。
( 肩に回された腕に抱擁だろうかと思考したのも束の間、気付けば身体は後方に傾いており。状況を理解する暇もなく彼に支えられながら畳に背中がつけば、そこで漸く押し倒された事を認識し。急激に込み上げる熱を感じながら、何の前触れもなく行動を起こした彼を狼狽えた様に見上げ、頬撫でる手を軽く掴んで。確かに、この本丸に主は一人しかいない。けれど、それは彼も同じ事。他の本丸に同じ刀がどれだけいようが、己が大事に想うのはこの本丸にいる彼のみで。とはいえ己と彼の心持ちが全く同じ、というわけではないのだろう。どうにか本意を探ろうと控え目に視線を送るものの、異性に押し倒されるという初体験に思考は上手く働かず。数秒後には耐え切れないとばかりに顔を背け、片手で彼の肩を押しやり )
みっちゃん、あの……これ、すごく、恥ずかしい…。


→ 膝丸

見ているも何も、君は俺にとって異性以外の何者でもない。その証拠に──、
( 腕の中に彼女が居る、久方振りのほっこりするような懐かしい暖かみを感じて頬緩め。返された疑問には何を言っているのかと一つ瞬きを。先日、昔と重ねて接してしまうとは言ったが、女性として見ていないと口にした覚えはない。再び再会した時から己の中の彼女はちゃんとした女性であり、一々気に掛けてしまう程に目が離せない存在なのだ。心を乱されている事実を悟られないよう気を付けているとはいえ、そこすらも伝わっていなかった事に苦笑を零し。自分の不器用さには呆れてしまう。しかしながら、彼女に不甲斐ない一面は見せられまいと、普段通りの凛とした声色で返答を返し。最後にふと途切れば、言葉だけでは不安を感じたのか彼女の手を取り胸元へ触れさせ、通常よりも少々速く脈打つ鼓動を直接知ってもらおうとし )

  • No.73 by 燭台切/霖  2019-10-09 01:06:24 





燭台切:
──…っふ、はは、嬉しいこと言うよね、主は。僕の言いたかったこととは少し違うけど、まあいいや。
( 彼女の視界が己で埋まっているという状況にどうしようもない充実感を得ている自分に呆れが差す。頬を撫でる手を掴まれ、力無い抵抗にそっと目を細めるが、彼女の口から出た予想外の発言に金の瞳を丸め。無論その言葉は自分だけでなく、この本丸にいる全員に適用されるものなのだろう。それでも、言語化され伝えられると心が暖まっていくのが分かる。思わず素直に笑い声を上げ、数秒の後に顔を背けてしまう彼女の上から退き。人の子の言葉一つ一つに心を掻き乱され、随分と傾倒してしまったものだと実感する。しかし不快に思わないのは彼女だからなのだろうか。呼吸を落ち着けると、もう一つ甘い言葉を貰えないかと問いを掛け。)
…ねえ、例えば僕が、他の本丸の審神者と懇ろになったとして。…主って、どう思うの?

霖:
───…!な、なんでもう少し分かりやすく表に出してくれないかな、私ばっかり必死になって…。
( 苦笑と共に告げられる言葉にも余り信憑性は持てず、不安げに眉を下げ。自らがあまりに分かりやすく心を乱しているせいか、彼の様子を見ていてもそういった気は全くしない。気を遣わせているのだろうかと睫毛を伏せかけたとき、手を取られ彼の胸へと手が押し付けられる。不思議に思い意図を問おうと思ったが、そこから伝わる逸る彼の鼓動を感じればはっと顔を上げ。しかし目の前の彼は普段通り涼しげな表情で、それがまた悔しさを助長させる。むっと唇を尖らせて彼を見詰め、一度手を離すと再び彼の腕の中へと身を寄せ、その胸板へと顔を埋め。聞こえる速打つ脈動が心地良く、こっそりと表情を緩め。)



  • No.74 by 日和 / 膝丸  2019-10-09 02:47:20 



→ 日和

とっても、意地悪な質問だね。…例え話にしても、そんな事考えたくないなぁ。それこそやきもち焼いちゃうし、誰にもあげたくな──っ、
( 彼の大きな身体に覆われ身を縮こまらせていたが、笑い声と共に影が引くとほっと息を吐き。ゆっくりと上体を起こして身なりを整えていき。相変わらず、心臓に悪い程突然距離を詰めてくる彼には困ったものだ。時折、此方の気持ちを分かってやっているような気さえする。なんて火照りを冷ましながら内心膨れていたも、唐突に問い掛けられた例え話にぴたりと動きを止め。彼が他の審神者と…、そこまで考えて胸が締め付けられる。その先の言葉を続けたくないのは醜い嫉妬心から。湧き上がる独占欲と、泣きそうな程の悲しみが溢れ、正常に働かない頭では整理も出来ず。勝手に口から漏れ出ていく本音にはっと口元を押さえ。咄嗟に誤魔化すよう声色を明るく持ち上げては、問いを返しながら視線を机上の書類に落ち着かせ )
き、急にどうしたの?この前の演練場に気になる子でも居た、かな?


→ 膝丸

意識している事を、そう表に出すものでもないだろう?…それで誤解を招いたのは悪いと思うが。──君は何を必死に?
( 言葉では伝わらないだろうと行動に移したは良いが、逸る胸の鼓動を彼女に聞かれるのは中々に気恥ずかしいもので。顔を上げた彼女の顔をまともに見る事も出来ず、表情を崩さぬようにとだけ気を付けており。しかし、彼女からの可愛らしい文句には表情も緩んでしまう。背に回した手を柔らかな髪へと移動させ、指先を髪に優しく通しながら此方を見詰める瞳と視線を絡ませ。しかし手だけでなく、直接胸へと顔を埋めた彼女には片眉を上げ。自分から行動した事ではあるが、こうも鼓動を確認されては収まるものも収まらない。だが彼女を引き離すつもりもなく、逸る鼓動をそのままに、何かを必死になっていたらしい彼女に問いを投げ )

  • No.75 by 燭台切/霖  2019-10-09 03:23:18 




燭台切:
ううん、まさか。…ただ、僕も同じ気持ちだよって、それだけ。
( 形のいい唇から、溢れるように大凡本音であろう言葉が流れ、心地いい独占欲に身を浸しながら耳を傾けて。元が物だからなのか、欲をぶつけられることに対してそう嫌悪感はない。満悦の様子で彼女の様子を見詰め、分かりやすい誤魔化しの視線の移動ににこにこと笑みを。加えられた問いにも表面に欲が滲んでおり、何とも分かりやすく愛らしい人だ。「ごめんね、吃驚した?」くすりと笑むと、詫び代わりにと書類へと向けられる顔へ手を添え、親指で色付く唇をなぞり。そのまま口を開けさせると、先程残った自らの和菓子を菓子切りに刺し、小さな口の中に押し込み。嗜虐趣味などないはずなのに、ついつい意地悪をしたくなってしまう。困った主人だ、小皿へと菓子切りを置き、また一つ笑みを。)

霖:
必死に、……必死に、………えっと、
───…な、なんでもない。
( 背に回っていた手が髪へと移ろい、優しい手付きで手櫛を通され心地良さに肩の力が抜け。必死にとは言ったが、何故必死に意識して貰おうと気を張っていたのだろう。幼い頃からずっと彼に会いたくて、やっと会えた彼は此方を幼少期と重ねてしか見てくれず、それが残念で仕方なくて。だから開き直り一緒に寝ようと誘ったり、強請れば口付けをくれるのかと問いたり、これではまるで、本当に。ゆっくりと埋めていた顔を離し、一度彼の表情を窺い。想いを寄せている人と一つの寝具で寝ているという状況を改めて理解すると、今宵何度目かの紅潮を露わにし。腕の中で彼に背を向けると、拒絶と受け取られないよう手を弱く握り、必死に己を宥め。)



  • No.76 by 日和 / 膝丸  2019-10-09 13:57:20 



→ 日和

……うぅ、みっちゃんひどい。私の事揶揄って楽しんでる…主は遊び道具じゃありません。
( 同じ気持ちとはいえ、此方の邪な気持ちと、恐らく本丸の主人を独り占めしたいのであろう彼の気持ちとでは交わる事はなく。それでも関心を持たれないよりはマシかと肩を落としたも、彼から伸ばされた手が頬に添い、指が唇をなぞってじわりとそこを開かされては戸惑ったように彼の手首を掴み。だが、遠慮もなく口へ押し入れられた甘い菓子に目を薄く見開けば、彼を一瞥した直後に本日何度目か分からない羞恥が込み上げ。彼はどこまで心を揺さぶれば気が済むのだろう。口内に残る甘味をゆっくり咀嚼して飲み込み、無言のまま正座から体育座りに体勢を変更しては、両腕で膝を抱えながら顔を伏せて身体を丸め。完全に弄ばれている現状に拗ねたような声色で大人げなく文句を垂れ )


→ 膝丸

──主が言いたくないのであれば、問い詰めるのはやめておこう。
( 己の問いはどうやら彼女を困らせてしまったらしい。腕の中で答える事に躊躇している様子を見てふと笑みを浮かべ。胸元から顔を離して此方を見た後、くるりと背を向けてしまった姿にそっと一つ瞼を伏せて。気になりはしたが、言い難いのであれば無理強いするつもりはない。彼女の様子からしつこく食い下がる方が野暮だと考えては、極力声色を和らげながら身を引く言葉を紡ぎ。しかしこの体勢はいただけないと弱い力で握られた手に少し力を加えては、彼女の耳元へ唇を寄せ、少々態とらしくも問い掛けを )
して、向かい合って寝るのではなかったのか?

  • No.77 by 燭台切/霖  2019-10-09 15:22:11 





燭台切:
ふふ、ごめんね。主の反応が可愛くて、楽しくって、つい。
( 白い喉が動いてごくんと和菓子が嚥下されるのを見届け、偉い偉いと頭でも撫でようかと思ったが、何も言わずに膝を抱え始めるのを見るときょととんとその光景を見詰め。背は丸まり、声色は落ち、顔は膝へと伏せられている。まるで幼い子供のようで愛らしいが、それを言うときっとまた稚く怒るのだろう。しかしそろそろ揶揄うのも辞め時か、くすくすと最後に笑うと、彼女の隣へと身を屈めて、此方を向いた時なるべく目線が合うようにその場へと蹲り、彼女の様子を見詰め。くつくつと喉を鳴らしながら謝罪の意を伝えると口を閉じ、小さな身体を見つめるだけの時間がどうにも楽しくて。身近な小さな幸せを享受し、表情を崩して。)

霖:
ひ、ゃッ…!…な、なんでそんなところで喋るの…!
( とくとくと煩く高鳴る胸を何度も撫で、乱れきった心を落ち着かせようと溜息を吐き。まだ顔の火照りは引きそうにないが、それでも速打つ鼓動は段々とマシになってきたようだ。若干の安堵から握っていた手を緩めると、不思議と向こうからは結びが強くなり。疑問符を抱えたのも束の間、耳元で聞こえた彼の声に身体を跳ねさせ、咄嗟に零れた間抜けな声に思わず口許を覆い。更に引かなくなった紅潮を深くし、彼の方へと向き直るとその頬を両手で包むように挟み。親が子を叱るように真っ直ぐに瞳を見詰め、冗談半分で軽く頬を膨らませ。機嫌を損ねた振りをしつつも、一連の流れがまるで恋仲の睦み合いのようだと自覚すると、弄ばれたとばかりに先程の意趣返しとしてずいと顔を近づけ。)



  • No.78 by 日和 / 膝丸  2019-10-09 17:34:07 



→ 日和

つい、であんな心臓に悪い事ばっかり…ダメだよもう。たらし込むような言動は控えてもらわないと。
( 直ぐ側からの笑い声に、此方の言いたい事をちゃんと分かっているのだろうかと密かに口を尖らせ。彼にとって己はたった一人の主人であり、手の焼ける子供の様な存在なのだ。薄々遊ばれている気はしていたが、最近の彼は時々距離感が可笑しい。否、正確には彼だけでなく、己自身も距離感については計り兼ねているのだが。このままでは一種の依存状態にまで発展してしまいそうだ。じっと動く事なく日々の悩みを思い起こしていくも、揶揄われて分かりやすく反応する情けない自分の姿ばかりが浮かび。これでは主人失格、といつか見放されるだろう。もっと耐性をつけておかなければダメになる、そう息を吐き出して伏せていた顔を上げては、目線の先に居る相手に何処かふくれっ面で注意を。続けて彼の頬を指先で柔く摘めば、妙に自慢げな様子で間の抜けた一言を零して )
──君の主はとってもちょろいんだぞ。


→ 膝丸

なんで…と言われてもな。こう近い距離にいては、仕方ないだろう?
( 肩を跳ねた彼女から漏れ出る可愛らしい嬌声を耳に入れ、悪戯の成功に薄く口角を緩めたものの、直ぐさま振り返った彼女の小さな手に頬を包まれるとゆっくり瞬きを。目の前で頬を膨らませ、機嫌を損ねたように見詰めてくる彼女に視線を返し。この場合、普段の己ならば真っ先に謝罪文を並べるのだろう。しかし、変に気分が高揚しているからか、喉まで出かかった謝罪は身を潜め。代わりに態と耳元で囁いた事を、二人で一つの布団に身を寄せ合っているのだからと適当に理由付け、普段通りの声音で惚けるような台詞を零し。そして己が先程した事を真似てか、顔を近付ける彼女に目を細めると、軽く顎を上げて鼻先に唇を掠め )
ああ、就寝前にはおやすみの口付け、であったな。

  • No.79 by 燭台切/霖  2019-10-09 20:34:43 





燭台切:
そうなの?それじゃあもう少し、だね。
───…さて、主。長居しちゃったけど、休憩になったかな?
( まるで幼い子供のように不機嫌に膨れたその顔を見ると、素直な彼女が堪らなく可愛らしく目を細め。此方の頬を摘んでくる悪戯な手を絡み取り、大きさの違いからややちぐはぐになりつつも指を絡めて体温を分け合い。口から零れるのは飽きもせずに揶揄の言葉で、これではまた怒られてしまうだろう。これ以上は流石に格好良くない。名残惜しい思いをぐっと堪えつつ結んだ手を離すと、互いに空になった和菓子の小皿を見遣り。午睡で残っていた眠気も覚め、午後の業務に身が入るだろうか。卓に残る小皿を盆の上に戻しながら一つ問いを掛け。)

霖:
………そう、だよ。おやすみのちゅう、しなきゃ。
( 口許に笑みを湛えた彼に謎の理屈を押し付けられ、むくれた表情は更に機嫌を斜めにし。あの生真面目な彼が、何かを咎めた際に謝らないなんて珍しい。しかし嫌悪感はなく、寧ろそんな彼の一面に喜びを見出しているのだから奇異なものだ。此方から顔を近付ければ彼も照れてくれるだろうかと思ったが、不意に動いた彼の唇が鼻先を掠めると、その意地悪な文言に悔しげに口をもごつかせ、必死に羞恥に耐え。自らも雰囲気に酔っているのか発起すると上体を起こし、彼の顔の横へと手をつき。空いた片手は彼の?へと添わせ、所謂押し倒すような形でその琥珀を見詰め。ゆっくりと距離を詰め、唇を一文字に結び、向かう先は彼の口端へと。ちゅ、と小さな音を立ててから離れ、得意げな表情で口角を上げて。)



  • No.80 by 日和 / 膝丸  2019-10-09 22:48:42 



→ 日和

──あっ、うん。大丈夫、一緒に休憩してくれてありがとう。次は私から突撃するね。
( やはり彼は己の言葉を正しく理解してはくれないらしい。一体何がもう少しなのか、未だ揶揄を口にする彼にどう窘めれば効果的なのだろうと思考を働かせ。ちぐはぐに絡められた手をやわやわと握り返したも、少しの後名残惜しくもその手が離され、投げられた問いには直ぐさま思考を切り替えて。昼寝した分の遅れを早く取り戻さなければと再び正座しては、予定より長く休憩を取ってしまった事に苦笑を一つ。心はあまり休まらなかった気もするが、話し相手として付き合ってくれた彼に感謝の旨を伝えては、先刻のティラミスを作る約束を思い出して次回は此方から彼の部屋に伺う事を告げ。いそいそと机の端に積み重なる書類を自身の方へと寄せていき )


→ 膝丸

……主。俺が忠告した事をもう忘れたのか?
( 隣に横たわる彼女を見ていると、不思議と困らせしまいたくなるのは何故か。決して意地悪をしたいわけではないのだが、むくれたままの彼女にはきっとそう思われているのだろう。悔しげな様子で不意に上体を起こした彼女の動きを目で追い、何故か顔の真横に置かれた腕を横目に見遣り。まるで押し倒されたような体勢に眉を顰めたものの、ゆっくりと距離を縮めた後、口端へと触れた彼女の唇に呆気に取られてしまい。先程気を付けろと言ったばかりだというのに、何故こうも無自覚に煽るのだろうか。此方の気も知らずに得意げな表情を浮かべる彼女は大変愛らしいと思うが、今の行動はいただけない。彼女の頬にそっと手を這わせ、親指で小ぶりな唇をなぞりながら低めた声で問えば、唇の隙間から指先をほんの少しねじ込ませ )

[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:1対1のなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック