milk tea(BL/非募)

ポニョってホラー映画だったのか……っ、何。昨日、飲んで死にそうになったのはやっぱりアレルギーからか……( 仕事が一段落し休憩室にて椅子に腰掛ければTVのポニョの最後ら辺を観ては感想述べスマホ通知(無い)音を耳にしては手に取り文面を目視して顔を顰め肘を立て指背で口元押さえ不服そうに呟けば返事を打ち送信し )



件名、
ご想像に任せします。
子供の頃に喘息だったが、治ったと勝手に俺は思っている。
という事は今後飲むなって事か。辛い。

…あの時、なんでぽにょって呼ぶって言ったんだろ(愛猫を足元に引き連れては寝室へ入りベッドのど真ん中へ広々と寝転がっては仰向けになり携帯に触れ長々と文章を打ち)…俺は一体、何屋さんだよ。

件名、
アレルギーは誰しもが、いつかなるものと考えていい。みんなそれぞれ水の溜まる容器を持っている。その容器が皿みたいな人もいればバケツサイズの人もいる。そこに毎日みんな同じ量の水滴が落ちる。溢れる時期は個々に持っている容器のサイズ次第。小さな容器を持って産まれれば早くに水が溢れてアレルギーを発症する。大きな容器を持って産まれれば水が溜まるのが遅い分、発症も遅い。だから昨日まで変哲無く過ごしていたのに急に発症しても可笑しくはない、らしい。

ま、要するに皆いきなりアレルギーが出るって事だな……多分( 長々と並べられた文面を唖然としながらも読めば取り敢えず解釈しては緩く握った拳を下唇に添え考えては決意を胸に返事を打ち送信し )


件名

……俺は死にかけても飲むぞ。

ちゅー……何処かで見られてる？(体勢をうつ伏せに変え唇を緩く尖らせ目の前に座る愛猫の鼻先へ寄せた瞬時に通知音が鳴り、渋々と近付けた顔を離し携帯を手に取り)

件名、
まだ介護はしたくありません。

は、こんな若いうちに誰かの世話になるぐらいなら死んだ方が良い( 椅子の背凭れに脱力し文面見ては鼻で小さく笑い身を屈め体勢を変えて文を打ち送信し )


件名

いや、死ぬのでそのまま骨を棄ててくれたら大丈夫。はい。

ん……あ、舐めた(隙を見て愛猫の鼻先へ口付けては唇をひと舐めされ、愛らしさと嬉しさに頭を優しく撫で表情を緩ませるも携帯画面を覗けば険しいものへと表情を一変させ)

件名、
物騒なこと言わないで。

……試しに明日少し飲んでみるか気のせいかもしれんし( 文面からも伝わる相手の想いに目視出来ず画面から視線を背け頭を指先で緩く掻き己の思い違いかもと思い呟けば一言返事を打ち送信し )


件名
でも、楽しみの一つ何だが。

は？楽しみのひとつって…何が(先程より更に表情を顰めては不服にひとり呟きながら思いの丈を打ち、送信しては不貞腐れたように片腕を枕代わりに頭を乗せ)

件名、
楽しみのひとつであるビールを禁止するのは確かに君にとっても俺にとっても拷問。でも早々と骨になられるのも俺にとっては拷問。

っ、……く…本当に今窮地に立たされている( スマホ画面の文面を見ては片手でもう片方の腕を握っては下唇を噛みどうしても諦めきれず返信し )

件名、
飲んでてアレルギーって治らないものなのか？でも、介護されんと生きていけない程の後遺症が残るのはいやだな、

んー……(画面を暫く見つめては深刻な表情で唸り、文章を打ち終えて送信しては頭を指先で掻き)

件名、
アレルギーにもレベルがある。例えば何らかの食物アレルギーだったとして。食べても肌の湿疹で済む人もいれば、口にしたことでアナフィラキシーを起こして……うん。

──…はぁ……もう、寝てるよな( 大惨事が終わり椅子に深く凭れてはため息を吐き出し時計の時刻を見て気遣い返信しようか悩み顔を顰めるもまだ話していたい気持ちに駆られるも留まり最後に挨拶で締めくくり返事を打てば送信し )

件名、
今回のは、心臓がバクバクして身体が熱して息苦しくなった……駄目な奴だよな、これ。
と、もう寝る頃だからおやすみって言っとく。今日は、俺の事ですまん。サンキュな。

寝顔を楽しむよりその後のお楽しみ…(隣で眠る愛猫の寝顔を見つめながら呟いては、通知音に驚き一瞬目を開いた愛ねの背を優しく撫で再び目を閉じたことを確認すれば携帯を手に文章を打ち)

件名、
心配だから一応、病院行こう。何もなかったなら、それはそれで気兼ね無く飲めるわけだし。
内容がどうあれ、こんな事があったんだって話してくれるのが嬉しい。

っ……病院。何で、喜んでんだよ、くそ( 最後の文面目視しては少し頬を染め画面から視線を反らすも再び向け頬を指先で掻けばスマホ画面に指先滑らせ返事を打ち送信 )



件名
え、嫌だ。病院は嫌いだ。
絶対この症状からして絶対、アレルギーだし、"はい、アレルギーですので控えて下さいね"で終わる。←
……おやすみ、もう返さんで寝ろ。

ん…(一度は落ちた眠りから目を覚ましては待っていた返事を知らせる通知が画面に表示されているのを確認して微笑み、内容を読んでは眠気に打ち勝てず携帯を口元へ寄せ画面の上部に口付けては携帯を握り締めたまま目を閉じ)…かわいい。おやすみ。

行ってきます…(愛猫を檻へと帰し携帯を片手に文字を打ちながら玄関先へ向かえば靴を履き、送信を確認した上で家を後にし)

件名、
お疲れさま。日中だけ仕事です、行ってきます。

──…はぁー…。( シャワー浴び後、スマホ片手にメール受信を確認すれば簡潔に返事を打ち送信しては台所のテーブル上にスマホを置き。直ぐ様、冷蔵庫からお茶のペットボトルを出し顔を若干顰め頭痛薬内服してはお茶ボトルを冷蔵庫のドアポケットに仕舞おうと手を伸ばすも並んだアルコール類を目視しては暫く見詰め眼を閉じ左右に緩く頭を振ればボトルを離し冷蔵庫の扉を閉め扉に手を当てて大きなため息を吐き出し暫く間を置き愛猫の檻へ近付けば片手を檻内へと伸ばし片手で抱き寄せ頬緩み頭を撫でては愛猫の鼻先へ軽く口付けし )……リン、主人が帰って来たぞ。くぁ…ぁー………( 眼を細め見詰め合い愛猫が大きな欠伸をしては此方も釣られて欠伸を溢し眠たげな眼でソファへと腰掛ければ愛猫と共に横になり抱えたまま眼を閉じ睡魔に襲われ )



件名、

お疲れ、了解。いってらっしゃい

──…和泉？まだ、帰ってないか。はー…喪失感、半端ない。くそ。( ソファ上で自然と目が覚め上体起こしては寝惚け眼で周り見渡し相手を探すも居ない寂しさからため息を吐きと共にアルコールが摂取出来ないという事実を受け止めきれず前髪を掻き上げ額を抑えては眼を瞑り再び大きなため息を吐き )しかも、此れから日曜日は用事で忙しくなってくるし、俺人生詰んだな。はは( 乾笑いし )

ただいまー…(部屋奥から物音を感じながらも様子を窺うように靴を脱ぎリビングへと足を進め、ソファへ寝転がる姿を見つけては顔を遠慮気味に覗き)

おかえり。そして、おはよう( 声を掛けられ片腕を曲げ枕代わりし横に寝転んだまま顔だけを向け寝惚け眼で見据えては挨拶し )

ただいま、とおはよう(相手の傍へ寄り上半身側の床にしゃがみ込んでは片手を伸ばすも指先に巻かれた絆創膏を目に逆の手に変え相手の髪に触れ)