milk tea(BL/非募)

最善…(携帯画面を見ては安堵から一気に襲われる眠気に目を閉じ)おとなしくしますよ……何したって…あれだろうけど(激しさを増す雨とは真逆に睡眠の取れていない身体が限界を迎え、力無く虚しく携帯を手離しては目を閉じ)

──…眠( 椅子に座りテーブル上に両腕を組みその上に額をのせ軽く打ち付け繰り返し眠気と戦い中 ) 通知で起きる？…知らん。此方は眠気と戦ってるんだ( 顔を上げては寝惚け眼で自己主張し )

しょう…(誰もいない場へ手を伸ばし)

……ん( 机上で仏頂面で片頬杖をしては何もない方向へともう片方の手を横に差し出し視線を向けてみて )



起こしてすまない。仕事に戻る。

さ、残りの時間を楽しみますか(飾られたカレンダーを見ては呟き、互いの物がある部屋を見渡しては微笑み部屋を後にし)

ふぁ……此方は曇りでまだ降っていない……ふ( 片手で欠伸を隠しながらもう片方の手で玄関の扉を開けて入り内錠し靴を脱いでいては端にある昨日家を出る時に無かったバスタオルに気付けば表情緩み眼を細めほくそ笑み相手の気遣いに心なしか気持ちが温かくなり。そのバスタオルを手に取りリビングへと向かえば荷物を置きバスタオルを持ったまま脱衣所へと向かい )

──…ありがとうございます。……此方は、俺ので。……此方は和泉のか…前のペット用のカメラか？( 玄関口で２つの宅配便を受け取れば鍵を閉めリビングへと向かいつつ２つの箱を交互に見ては相手の宅配便はテーブル上へと置き自分の箱はソファへと腰掛けるも一つ欠伸をし中身を開けて )……眠い、今度読もう。( 何冊か持ち本棚へと移動すれば隠す様に前段の漫画本の後ろへ仕舞えば寝室へと向かい )

煙草吸いたい…(パソコンを閉じデスクに肘を立て顎を乗せ壁に掛けられた秒針の無い時計を睨み見つめ)お疲れさまでした。明日、休みなんで宜しくお願いします(予定通りの時刻に席を立てば軽く会釈し足早に職場を後にし、愛車に乗り込んではフロントガラスに落ちてきた小さな滴を見て眉を下げては車を発進させ)

…この子を履くと必ず雨降るのは何故だ(水浴びでもした程に髪先から雫を落としては玄関へと辿り着き、自分の足元を見て嘆く声量は室内を考慮し。挨拶も無く脱衣所へと直行しては服を脱ぎ捨て浴室に入り)

……ふぁ……っ、……( 自然と目が覚め手探りで枕横に置いていたスマホで時刻をまだ視界が定まらない寝惚け眼でぼー…と暫く画面上見詰め確認すれば欠伸が漏れ片手で覆い隠しては仕事からの身体の節々の痛みに耐えながらも上半身起こし真っ暗な室内を眼を凝らし見渡し )

眠い…(一気に押し寄せた気怠さに自然と言葉を発しては濡れた髪を肩に掛けたバスタオルで拭きながらリビングへ行き部屋の灯りを点けると、煙草とライターを手に窓を開け)

…… 、( リビングの灯りが点けば寝室の扉の隙間から光が漏れそれに気付き視線を向けるもメールでやり取りはしたもののあれから面と向かって話をするのも何となくやりづらく感じもどかしさから腕をぎゅっと握り )

……。(ベランダへ出て蚊取り線香と咥えた煙草にライターで火を点けては柵へ両腕を組み置き、肺まで深く吸った煙を吐いては視界に映った影を見て)…猫？たぬき？(興味本位で踵を上げ柵から身を乗り出し)

……よし。……て、あれ( 意を決っしベッド上から降りては寝室の扉のドアノブに手を掛け音を立てるのを抑えつつ開け顔だけ出してリビング内見渡すも相手が居ない事を確認しては頭を指先で緩く掻きながらリビングへ歩み入り )

あっ…(影に夢中になるあまり片腕を柵からずり落とし、眠っているであろう相手を考慮し極力、物音を立てず過ごした時間を無駄にするような物音を立て)

なっ？！っ！何やってんだお前！危ないだろ！( 物音が耳に入れば音のする方向へ顔を向けてはベランダにて落ちかけている様にも見える相手に形振り構わず咄嗟に駆け寄り腕を引っ張り顔を少々顰めては息を荒くし )

ちょっ……何(我身より先に煙草を持つ指先に気を止め後方へと振り上げては腕を背後から捕まれたことで両腕が柵から離れ、その場で足元を覚束せては相手の身体を壁代わりに崩しかけた体勢を保ち)

何って、お前……落ちて死んだらどうする気だ。はー…( 相手が身体を預けてきた同時に掴んでいた腕を解放し両肩口を掴めば支えて不服そうに述べた後ぎゅっと抱き締め安堵した様に眼を閉じため息を吐くも失ったかもしれないと気持ちから鼓動はまだ早めたまま )

猫が……ごめん(普段通りの口答えを言いかけるも振り向き様に見えた久々に見る顔に戸惑い即座に顔を背けるも、待ち望んだ温もりに自然と謝罪の言葉が生まれ煙草を指先へ挟んでいない手で相手の腕を包むように触れ)

……ん、今後気を付けろよ。( 眼を閉じ抱き締めたまま相手の頭に緩く頭で擦り寄るも徐に瞼を開け腕を解けば相手の頭に片手を伸ばしぽんぽんと優しく叩き指先で撫でて離れては背を向けリビングに入り )