某国の戦闘メイド 2018-10-18 02:24:07 ID:170c1b13c |
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はぁ…はぁ…流石私の同僚達…手こずりましたね…でもこれで…主様…っ
(私に何故裏切ったのかと涙ながらに問いかける同僚達…某国を壊すそれが主様の為なのですと話しても同僚達は目を覚ましてと訴えかけてくるばかり…私と同僚達は暫くの間戦闘を繰り広げました。地に倒れる同僚達,勿論殺めてはいません。だって彼女達は私と思う同じなのですから。だからこそ手こずり時間がかかってしまったのです。ですが漸く私は辿り着きました。視界は主様を捉えそして一直線に主様の元へ…ですが鈍い破裂音がしたかと思えば私は地面に突っ伏してしまいましたそして走る激痛。助けを求めようと主様を見ると手には煙をあげた銃が握られていたのです。)
あ,…るじさま?
あらあら、その子はあなたの事を思ってここまでしてくれたのに。あなたを帝国から護るために心を鬼にしてきたのに可愛そうに。ただ大切なあなたを守りたかっただけなのに、何をそんなに怖がるのかしら。あなたを奪いたいだけなのに(ゆったりと破裂音のした方に向かえば倒れ伏す相手の姿と主様の相手を見る異常ななモノを目の当たりにした瞳に同情するように声をかけ、立ち上がらせて)
主様…どうして…どうして…あるじさまぁっ
(主様が私を撃った。何故?解らない,ふと気付いた。主様は私を何か化け物を見るような目で私を見ていたのです。主様は[何故裏切ったお前には目をかけていたのに]と激昂しながら投げ掛けてきました私は主様を縛る国から救いだそうとしただけなのです。そう口にしました。主様は[私は国を愛している!それをお前は怖そうと言うのか!狂っている……お前は許されないことをした。国に背信し兵士達を殺めたお前を私は処分しなければならない]と再び銃を私に向けてそう口にしました。何故私の想いを受け止めてくれないのですか?私は貴方の為を愛しているのに。それなのにどうして…絶望とはこういう事を言うのでしょう愛していた主様に拒絶され私の想いと行動を全否定される,押し寄せる哀しみとすがる想いで私はただただ涙を流しました。捨てないで下さい私を一人にしないでください。そんな中その場に現れたのは彼女でした。)
簡単な話よ。あの人はあなたの主様足り得なかったの。だって貴女の足はそこで止まってしまったでしょう。本当に守りたかったなら、捨てないで欲しかったなら貴女は拒絶されてもあの人のもとに向かったはずよ(足を止めてしまった相手に寄り添うように、銃口から遮るように、倒れないように前側から抱き締めれば囁くように悪意に満ちた自分の論理を語れば自分の香りと声を染み込ませるように抱き止める強さを強めて)
そんな…あの方は主の器ではないと…じゃあ私が尽くしてきた意味は…私のこの想いは無駄だったと言うのですか?……じゃあ一体何の為に私は…遣えてきたのですか…
(全部が無駄だったと意味がなかったとそう思うと涙が止まらない。そういえば,主に捨てられた哀れな私を何で彼女は私を抱き締めているのだろう。私と彼女は協力関係にあっただけなのに私を強く抱き締めているのだろうか。衰弱した私の思考に彼女の香りと声が染み渡る。)
貴女の守りたいという欲求を満たすのに足らなかったというだけよ。守っていることに酔いたいという欲求を満たすのに。もちろん軽蔑なんてしないわ。それがあるべき姿なのだから(手段を目的にするように、自身の考えを当たり前のように述べていき我欲に生きる事は当然の事だと諭すようにそう言えば)
ところで私、今銃を突きつけられていてとても怖いの。ねえ、『護ってくれないかしら?』
私のこの感情は…自己満足による陶酔だったと……そう,そうなのですね…フフっ…アハッアハハハ!……馬鹿馬鹿しい…それを愛と思い込んでいたなんて…それでも誰かに必要とされたいと思うのは自分勝手ですね私は…貴女はそんな滑稽で哀れな私に護って欲しいと…?
(貴女の言葉が頭に響き妙に納得し自分の滑稽さに狂ったかの様に笑みが溢れました。一頻り笑った後、私に自身を護って欲しいと口にした貴女。そして銃を向けるゴミを見た後,私は貴女に問い掛けました)
ええ。最初に言ったと思うのだけれど貴女が欲しいの。略奪者の私が棄てたモノを拾うのは少し矜恃に反するのだけれど。そう思うくらいには欲しいのよ。(相手の忠節を奪い。相手の誇りを奪い。内心の満足度はかなり高いが主からは奪う前に捨てられてしまった事を少し残念に思うも望み通り相手を手に入れられそうであり。絶望し狂気を纏う相手に同類に対する親愛のようなものを覚えながら相手の問いかけにそう返して)
そう…ですか。なら私は貴女を護りましょう,貴女に刃を向ける者をほふりましょう。だから…私を一人にしないでください。
(貴女の言葉を真近で聞いて撃たれた脚を引きずりながらも自身の力で立ちあがり大剣を振りかざし貴女の言葉を受け入れかつての主だったゴミに近づく。ゴミは私に銃を向けましたが冷静になれば何の事もありません。ただ大剣を前に出せば良いのですから。それだけで成す術を失います。そして程なく弾切れ,銃弾は私に届く事はなく大剣に阻まれましたそして笑顔を恐怖で表情を歪ませる奴に向け[さようなら]と告げ肩から下を一閃物言わぬ肉片になったソレを見ても何の感情も湧きませんでした)
ふふ、護らせてあげるわ。そして与えてあげるわ。そのエゴを満たす機会を。奪う快楽を得るために私は闘い続けるもの。ついてこれるかしら(自身を護るといった相手の姿に自身が奪ったということ以上にはじめて感じる不思議と満たされた感情に少し混乱すると護ってもらうなんてはじめてだということに気付き、そんな相手に特別な感情を抱きはじめていることは相手に悟らせないように泰然としてそう聞けば)
今この時から私の主は貴女です。私の名はフロアージュと申します。私は貴女の剣であり盾でも有り何より貴女の忠実なるメイドとして貴女の命には絶対的な忠誠を誓います。これからは何なりとお申し付け下さいご主人様。
貴女の忠実なるメイドである私に主たる貴女のお名前をお聞かせください
(貴女の言葉を聞いた瞬間、貴女の眼前に私は静かにかしづき頭を垂れる。そして誓うのは貴女に対する忠誠。私の新たな道そして新たな主。私の心は不思議と彼女のメイドとなる事を何処と無く悦んでいるように感じた。)
ええフロアージュ。貴女は私の所有物よ。帝国貴族リグーリア侯が次女、アンジェリーナ・ド・リグーリアのモノよ。さあ私のフロアージュ。(膝をつきかしづく相手にニッコリと笑えば主従の誕生を祝福するかのような赤い噴水の前で右手の甲を相手向けて差し出せば/一度落ちます。今日は不定期返信になると思います)
我が主アンジェリーナ様…ここに誓います。私は貴女の忠実なる所有物。いついかなるときも貴女のお側に付き従い御身をお護りします。私の命尽きるその日まで。
(貴女…いえご主人様から差し出された右手を手に取る。これから私は帝国貴族アンジェリーナ様の忠実なるメイド,欲にまみれた私を導き,私を求めて下さった尊き御方の右手に忠誠の証として唇を落とした。)
『了解しました~。さて晴れてアンジェリーナのメイドとなったフロアージュですがこれからは主従を越えた関係へ少しずつ進めていきましょう。それだけではなくきっちり此方の精神を歪めていくのも平行して進めなければなりませんね。』
帰りましょうフロアージュ。私のモノとして貴女に似合う薔薇を買ってあげるわ。ふふ、楽しみね(にこやかに笑いながら剣を立ち上がるとここには用はないとばかりに自陣の方に戻りながら相手を自分のモノだと印象付けるために自身と同じ薔薇を与えようと考えて)
はい,アンジェリーナ様。……あの……メイドの身でありながらひとつ我が儘を言わせて頂けるならメイド服一式も頂けませんか?これは敵国メイドの服…アンジェリーナ様の所有物として相応しく無いと思うのです。
(優しい笑みを浮かべる貴女から名を呼ばれると私は頷き傷を負った脚を引きずりながら着いていく。ご主人様からのプレゼント。それは嬉しいものだ。だが私は自分の身なりを見て貴女に所有物の身で有りながら要望を口にした。これまでの愚かな私を捨てると言う意味も込めて)
『アンジェリーナ様のメイドとしての衣装…真紅のメイド服とかですかね~』
あら。私はそのままでもいいと思うのだけれど、そういうのなら新しいのを買おうかしら。でもそのメイド服は私がもらうわ。捨ててしまうなんてもったいないもの(相手の申し出に少し思案をする。今の某国のメイド服に自分の象徴たる薔薇を着けるのは奪った感が出てとてもよいと思っていたが相手の今となっては棄てたい過去を私だけが知っているというのもなかなか滾るのではないかと考えて了承すれば)
それに貴女は私のモノ。貴女の過去は私だけが知っていればいいの。私がこの服を、貴女の過去を預かっているという事をゆめゆめ忘れないようにね。
(ちょっとたて込んでおりました)
承知致しました。私にとって捨てたい過去をアンジェリーナ様が欲しいと言うならば私は貴女に捧げます。それが貴女の欲求を少しでも満たすのならばそれは私にとっても喜ばしい事なのでしょう…
(私の心を見透かす様な発言。普通の感性なら気味が悪いと思うのだろう,だが私はご主人様に私の全てを握られている様な気がして気持ちを高揚させながら身体を震わせている……はしたない…私はこんな女だったのかと自虐的な笑みが溢れる。剣を支えに歩いていたが嫌な亀裂音が聞こえた瞬間大剣はポッキリと折れてしまい体勢を崩し貴女にもたれ掛かってしまい)
『大丈夫ですよ。今日もよろしくお願いします。』
どうやら武器も新調しなきゃいけなそうね。そのままおぶさりなさい。野営地まで連れてってあげるわ。(武器の折れる嫌な音と相手の重みを背に感じれば怪我をさせていた事を思いそのままおぶさるように告げれば陣中に引き返し治療をしようと考えて少しかがみ)
え…ですがアンジェリーナ様に御迷惑をかけるわけには…
(よくよく思い出せば,戦いが始まってずっと使っていただけではなくご主人様との熾烈な斬り合いで限界が来ていたのだなと感じつつ貴女の言葉に慌てて離れようとするも脚のダメージは思っているより大きいのかそれも叶わず)
私の時間を奪う気かしらフロアージュ。それも愛らしくていいけれどそういうのはもっと別の時にするわよ。(離れようとはするものの動けな相手をそのまま有無を言わさずに背負えば冗談目かしながらそう言えば帝国の陣中に向けて歩みを進めて)
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