始まりの詩【非募】

…いえ、そんなことありません。( 思わず視線逸らし )
うん。和真くんも私だけ居れば十分でしょ？

とか言いながら今目を逸らしたよな？（じいぃぃ…）
そうだな…まあ、今んところは

き、気のせいじゃないかなー？( 笑って誤魔化し )
…他の人のところに行っちゃやだ。

はい、お仕置き。志原は嘘が下手過ぎんだよ（頭にチョップ）
うっ…べ、別に他の奴のとこに行くとは誰も言ってないだろ…

うーん、上手く誤魔化せたと思ったんだけどなぁ…。( あははと苦笑い )
そうだけど…それでも嫌なの。

志原は絶対嘘とか向いてないタイプだから無理すんなっての（軽く肩竦め）
あーもう、面倒くせえな。軽い冗談なんだから真に受けんなよな…どこにも行かねえよ

和真くんの前じゃ嘘はつけないね。( 苦笑い浮かべたまま )
冗談だったの？分かりにくいよ。

いや、志原の嘘は俺の前じゃなくても誰にでもバレバレだと思うが（ふっ、と鼻で笑って）
誰がこんな軽いノリで恋人を見捨てるようなこと言うんだよ

そ、そんな…！( がーん )
和真くんの口から恋人って言葉が出るなんて…( 口あんぐり )

まあ、諦めて素直に生きるこった（頭ぽんぽん）
悪いかよ…いいだろ、事実なんだから

そうします…。( 撫で受けて )
ううん、嬉しいなって…ふふ、恋人かぁ。

そうしろ、俺も単純な方が扱いやすくて楽だし（クスクス）
う、うるせえな、あんまり調子に乗ると本当に見捨てるぞ

和真くんは単純なほうが好きなの？( 首傾げて )
…え、それはやだ。

単純っていうかわかりやすい方がいいな、少なくとも何考えてるかわかんねえよりは煩わしくねえ（一つ頷き）
ったく…志原もよくもまあ飽きずにいつまでも浮かれてられるよな…

なるほど…。( ふむ )私ってなに考えてるか分かんない部類なのかな？
え、そうかな？

眠くなってきたから落ちるね。

いや、志原はむしろ単純だし考えとかすぐに顔とか態度に出る方だと思ってるけどな（相手の顔を真っ直ぐ見やって）
そうなんだよ、いくら付き合ってるって言っても志原は少し浮かれ過ぎだ

おう、おやすみ
またな

え、嘘…。そんな顔や態度に出てる？
ごめんなさい。和真くんと一緒に居れるのが嬉しくて、つい。( 苦笑いして )

だってお前、落ち込む時は目に見えて落ち込むし嬉しいときは思い切りご機嫌になるだろ？流石に単純過ぎだ（おでこツン）
ったく…相変わらず恥ずかしいことばかりいいやがって…

言われてみれば確かにそうかも…。( 思い出して軽く頷き )
和真くんは嬉しくない？

だろ？だから志原は嘘とかそういうのは向いてないってずっと言ってるだろ
…嬉しくない…こともない（ぷいっ）