始まりの詩【非募】

和真くんのほうがセンスないくせに…( 小さい声でぼそりと )
あぅ…そんなに嘘つくの下手かな？

おい、聞こえてるぞ。俺のどこがセンスないんだよ？（ギロッ）
顔にも態度にも思いっきり出てるんだよ、お前は

わ、聞かれてた…！じゃあ、なにかセンスのある呼び方してみてよ。
そんなことないもん！( むぅ )

な、なんだよ、藪から棒に…そうだな、八千だから、ちーとか…？あー…やっぱり今のなしっ（頭抱え）
そんなことあるっての、大体お前のそういうわかりやすくて素直なとこ…可愛…じゃなくて、正直嫌いじゃねえし…

ふふ、やっぱり和真くんてセンスないね。なにその可愛い呼び方。( くすくす笑い )
ありがとう…って今なにか言いかけたよね？

うるせえ…そういうお前はセンスある呼び方出来るのかよ？（ジトッ）
なんでもねえよ…

そうだなぁ……しばちゃんとか、かーちゃんとか？( 首傾け )
んー、空耳だったのかな？和真くんにちょっとお願いがあるんだけど…。

デカい口叩いておきながらお前だって全然センスないじゃねえか。なんだよ、かーちゃんって…お袋かよ（ふはっ）
お願いだぁ？一応言ってみろ、考えるだけ考えてやる

少なくとも和真くんよりはセンスある…と思う。お母さーん、なんて。 ( くすり )
えーとね、甘えてもいいですか…？

ふざけんな、そんなんなら俺の方がずっとマシだ。…てか、お前喧嘩売ってんのか？絶対バカにしてるだろ（指をポキポキ鳴らし）
却下だ。…たまには立場交代しろ（言いながら膝の上に頭を置き寝そべり）

えー？私のほうがマシですー！バカにしてるってやだなぁ、そんなことないよ？( 内心焦りながら )
…分かりました。( にこりと微笑み頭撫で )

…まあ、いいかアホらしい。こんな低レベルな争い続けるだけ虚しくなる（やれやれと肩を竦め）
八千…お前ってやっぱり痩せてるよな、特に一部分が…こうしてるとよく顔が見えるし（くくっ）

ふふ、そうだね。ちょっと子供っぽいかも？
一部分ってどこがかなぁ？(軽く頬摘まんで引っ張り)

ふんっ…俺がお前のレベルに合わせてやってるだけだけどな
いてててっ…ちょっ、やめろ、何すんだ…！（じたばた）

…それって私が子供っぽいってこと？そこまでお子さまじゃないですー！( むぅ )
着やせしてるだけで、出てるとこは出てるんだから！( ふんす )

そうやってムキになるところが子供っぽいっていうんだけどな（ふはっ）
へぇ…それが本当かどうか確かめてやろうか？…なーんてな

べつにムキになんかなってませんー！
か、和真くんの変態…( 少し顔赤くしてぼそぼそと )

はいはい、わかったわかった（頭なでなで）
とか言って本当は少し期待してたんだろ？（ニヤッ）

もっと撫でてほしいな。( 撫で受けながらちらっと視線向け )
べ、べつに期待なんてしてない…こともなくはないけど…。( ぼそぼそ )

ふん、頭撫でられて喜ぶなんてやっぱり子供だよな八千は（言いつつなでなで）
バーカ、何考えてんだよ。よくそれで人のこと変態とか言えたよな（そう言って口へとキスをし）…今はこれぐらいで我慢しとけ

だって、好きな人に撫でられてるんだもん。嬉しくないわけがないよ。( 抱きつき )
和真くんよりはマシだと思うけど。うぅ、いきなりキスするとかずるい…。( 顔真っ赤にして )

相変わらず恥ずかしいことを言う奴だな…（背中へとそっと腕を回し）
じゃあ、今お前どんなこと考えたか素直に言ってみろよ。俺よりマシだっていうなら問題なく話せるよな？…言わないなら、解放してやらねえ…（顎を半ば無理やり持ち上げ、再びキスをして）

ほんとのことだもん。また一緒にお泊まりしたいなー、なんて言ってみたり…。( 抱きしめて )
ええと、私の体を触りまくるとか？…もう和真くんの意地悪。お返し。( 頬に軽く口付け )

別に…俺の家ならいつだって来ればいいだろ…どうせいつも一人だしな（顔背け）
なんだよそりゃ…大人しい顔してそんなやらしい妄想したり期待したりしてたのか？やっぱり変態だな、お前（再び口づけをし、そっと押し倒し）

それじゃあまたお邪魔させてもらおうかな。
べ、べつに期待なんてしてないし、変態じゃないもんっ。押し倒したりしてる和真くんのほうが変態だと思うけど…。( 疑いの目を向け )

その代わりお前は飯担当だけどな
あっそ、別に俺はここでやめてもいいんだけどな？お前がどうしてもって言うんなら考えてやらないこともねえけど（押し倒した体勢のままニヤリと口元に笑みを浮かべ）

そんな言い方じゃご飯作ってあげませんー。
もう、ほんと意地悪なんだから。……ぎゅってしてほしいかな。( 小さい声でぼそりと )

俺はお前のお願いを聞いて一晩泊めてやるんだから、お前も俺の言うことは聞くべきだよなぁ？
……（何も言わず隣に横になればこちらへ抱き寄せて）

分かりました、作ればいいんでしょ？和真くんが俺様になってるような気がするんだけど…？
……( ぎゅっと抱きしめて )

なんだ、悪いかよ…いいだろちょっとぐらいわがままぐらい言っても…（ぷいっ）
……（そうしているうちに寝息をたてはじめて）

どうしよう、和真くんが可愛く見える…！もっとわがまま言ってもいいんだよ？
あ、寝ちゃった。( 微笑めば優しく頭を撫でて )

…ちっ、その上から目線が気に入らねえ…（額へとデコピンをし）
……（身動きせず眠り続け）

上から言ってないのにひどい…。( 額擦り )
和真くんのこと大好きだよ。( ボソリと小さい声で言い )

言ってもいいんだよ、だとまるでお前に主導権があるみたいだろうが（少し子供じみた物言いをし）
…俺も……（ボソリと呟くその言葉は寝言か起きているのか、どちらともつかない様子で）

言ってほしいな、のほうが良かったかな？( うーん考えて )
！！も、もしかして起きてたりする…？( 目見開き、寝顔をじーっと見つめて )

まあ…それなら良かったんじゃねえの？…悪かったな、痛かったろ？（流石に反省して）
……（その問いには答えないまますぐに寝息をたてはじめて）

まあ、痛かったけど大丈夫だよ。いつもより和真くんが素直だ。( ふふっと微笑み )
起きてない…？( 首傾げつつも寝顔を見て )

うるせえ…大体俺はいつだって素直だ（面白くなさそうにそっぽ向き）
……（夜も遅いせいか今度こそ本当に寝てしまったようで）

素直な和真くん可愛い。( 微笑んだまま )
………えいっ( つんつんと軽く頬をつついて )

あ～…そうかよ…（眩しいぐらいの笑顔に思わず顔を背け）
んん…うるせえな…（顔を軽くしかめて両手を封じるように胸元へ抱き寄せて）

もしかして照れてる？( じーっと見て )
…あ、ごめんね。( 眉下げれば小さい声でぼそりと言い )

はぁ？別に照れてねえし…（言いつつ顔はそらしたままで）
……（胸元に抱き寄せたまま再び眠りに落ち）

じゃあなんで顔逸らしてるの？( じーっと見続けて )
……( ちらりと見上げれば頬に軽く口付け )

な、なんだっていいだろ…（僅かに顔赤らめながら見つめ返し）
……（目を閉じたまま髪をそっと撫でて）

…顔赤くなってるよ？( 手を伸ばせば頬に触れて )
ふふ。( にこりと微笑んですり寄り )

ちっ、うるせえよ…（頬に触れる手を掴んで顔を近付けて）
…ったく、本当にお前、朝まで寝ないつもりかよ…

うるさくないもん。( そっと目を閉じて )
お、起きてたの…！？( 慌てて離れれば口ぱくぱくし )

……（目を閉じ待機する相手へ黙って思い切り額を指で弾いて）
起きてたの？じゃねえよ、八千がいちいちちょっかい出すからしっかり寝付けねえんだろうが…

あうっ( 目を開ければ額押さえて )
邪魔してごめんなさい…。良かったら一緒に寝る？

ははっ、何期待してんだよ（ケラッ）
……（答える代わりに再び胸元へ抱き留めて）

和真くんの意地悪…。( むぅ、と頬膨らまし )
……( 顔を埋めて目を閉じ )