牙は深淵に堕つ、≪〆≫

牙は深淵に堕つ、≪〆≫

吸血鬼  2018-06-27 00:10:52 
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森を訪れたとある青年は、狼に襲われ、逃げ込むように古びた屋敷へ足を踏み入れた。

しかしそこは、血を吸う鬼が孤独に住まう、呪われた屋敷であった――。


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  • No.1 by 吸血鬼  2018-06-27 00:14:29 

ラザロ / 見た目20代後半 / 男 / ヴァンパイア / 185cm / 森の奥の屋敷に一人で住む / 青白い肌 / 銀髪短髪ウェット、前髪はかきあげ / 紫の桃花眼 / サラサラのストレート / 泣きボクロ / 溢れ出る色気 / シックなスーツやレトロな腕時計が似合う / S寄り、不意打ちには弱い / 独占欲強い / なんだかんだ青年(募集)を溺愛するようになる / 吸血を拒むことには理由があり、それはストーリー上で明かされていく


・ヴァンパイアが一人で住んでいる屋敷に、あなたが迷い込んでくるところから、お互い心開いて恋に落ち……。裏なしですが、甘いちゃできたらなと。少し耽美で、シリアスなテイストを入れられたら胸熱です。
・ロルは豆~長、どれでも。
・細かい設定は相談して決められれば。
・長期参加していただける方
・応答なし10日でリセット


【以上、基本情報を再掲しておきます。一応、大まかな軸となるストーリーを用意しておりますので、主が基盤となる部分をやんわり誘導しながら、2人で物語を紡いでいく形となると思われますが、ご了承いただけますでしょうか…?】

  • No.2 by とある青年  2018-06-27 00:56:14 



「僕はどうしても帰らなきゃ行けないんだ。君が音をあげるまで、僕は諦めない」
「分かった、分かったから、せめて順番にしてくれ。一度に全部は…僕がもたない」
「どうした?具合でも悪いのか?見るなって言われても…そんな状態の君を放っておけない」

ハリー・ウェスト/23歳/男/人間/身長175cm/栗色髪のショートヘア、前髪は短め/スカイブルーの瞳/鼻先と頭が丸っこい/少しでも背が高く見えるよう常に姿勢がいい/チェックシャツにシンプルなズボン、カーディガンなど服装に金はかけない/医学生で現在は一人暮らし/面倒見がよく世話好き/責任感が強く時に毅然として頑固だが結局押しに弱く折れることが多い/無自覚だが他人に振り回されるのが好き/他人と親しい関係をあまり築かないが、嵌まると抜け出せない/文句を言いつつもいろいろと受け入れる体質

【トピ建てありがとうございます!お相手了承していただきとても嬉しいです…こちらこそどうぞよろしくお願いします!ストーリーの進行方法了解しました!問題ありませんよ!屋敷に迷いこんでから少しずつラザロさんの謎を探りつつ物語を進めていければと思います。時々思いっきり勘違いすることもあるかと思いますので、その時には本体様からこっそり教えていただけると嬉しいです笑】

  • No.3 by 吸血鬼  2018-06-27 01:13:33 

【ご快諾いただけて嬉しいです、ありがとうございます!こちらこそ、回りくどい表現を使ってしまいがちなので、分かりにくい描写などございましたら遠慮なく仰ってくださいね!

もう一つ留意して頂きたいことがあるのですが、出来ればハリーくんには好奇心というか、カリギュラをフルに解放して、ぐいぐいラザロに迫るというか、積極的に謎を探ろうとする姿勢をとって頂ければ、ストーリー進行上助かりますので、よろしくお願いいたします。ラザロもハリーくんを邪険にすることなど絶対にないので、ご安心くださいませ!

それでは以下、絡み分を投下させて頂きます。狼から逃げ、命からがらラザロの屋敷へ飛び込んでくる場面からスタートです。ではでは、今後ともよろしくお願い致します!】


(今宵は満月。とある街の西方、緑の茂る森の最奥。夜を告げるフクロウの鳴き声すらも届かぬ最深部に、その屋敷はひっそりと佇んでいた。ふと、狼の遠吠えが森に響き渡る。ガサガサと茂みをかき分ける音、複数の獣の軽やかな足音が、時折小枝を踏み砕き、パキリと音を立てた。狼たちが、今日の獲物を見つけたらしい。この騒ぎ様からして、よほど逃したくない大物なのだろう。イノシシか、鹿か、或いは人か。)

――やはり満月は明るすぎる。獣が五月蠅くて敵わん

(屋敷の書斎、暖炉に火も灯さず、ランプの仄かな明かりだけで読書を嗜んでいたヴァンパイアは、外の騒がしさに読書を一時中断して立ち上がる。重く窓を覆いつくす分厚い遮光カーテンを少し捲って外を見れば、満月の光が室内に差し込み、目が眩んだ。ふう、と短く嘆息してから、一人ごちる。この後、とんだ客が転がり込んでくるなど、つゆにも思っていなかった。)

  • No.4 by とある青年  2018-06-27 09:20:52 


【了解しました!おそらくですが最初は元の生活に帰るために、後々はラザロ本人のことを知るために色々聞き出そうとしていきますね!
絡み文投稿していただきありがとうございます!改めましてどうぞよろしくお願いします!】

(最初の間違いは「この森を横切れば近道になるのではないか」という安直な思いつきだった。少し森をかすめるだけ、今日は調べものをして遅くなったし早く家に帰りたい。そうやって森に足を踏み入れたものの暗い森は外側からみるのと大分印象が違っていて数分もしないうちに道が分からなくなってしまった。引き返そうかと思った矢先近くから唸り声が響き渡る。ゾクリと背筋が凍る感覚のあと自分の周りを赤い目が囲んでいるこに気がついた。その後は逃げるのに必死でどう走ったかは覚えていない。小枝を踏みつけ石を飛び越えながらとにかく道なき道を走った。そして幸運なことに、森の奥で屋敷を見つけたのだ、その屋敷に住むのがどんな人物かも知らずに。逃げる速度そのままで入り口の扉に飛びつくとまた幸運なことに扉は開いていて、蹴破るようにして入り口を突破すると玄関ホールを派手に転がってしまう)

誰か!誰かいませんか!助けて!!

(助けを求めて声の限り叫んでみるが、屋敷のなかに人影はない。喉はカラカラなのに息がつまって唾を飲み込む。先ほど通った入り口の方を呆然と眺めながら狼がこの屋敷に突入してこないことをただただ祈ることしかできなかった)

  • No.5 by 吸血鬼  2018-06-27 16:54:35 



――!

(突如として、玄関ホールから響いた派手な物音に、思わず目を瞠った。そんな出来事は、この数十、否、数百年一度もなかったことだから。物音の後には、切羽詰まった男の声。どうやら助けを求めているようだ。書斎を出て玄関ホールへ向かうラザロの足取りに、迷いはなかった)

…………獣なら、此処へは入れない。

(玄関ホールの正面にある厳かな階段、その上の吹き抜け部分から訪問者を見下ろしながら声をかけた。何かから逃げてきたようなその様子に、先ほどの獣騒動の原因はこいつか、と一人納得して。)

いや……獣だけでなく、人も入れないはずなんだが。何者だ?

(コツンコツンと、革の跫音を響かせながら階段をゆっくりと降りつつ言葉を紡ぐ。その声は、思ったより威圧的ではなく、警戒や猜疑心も剥き出しにされてはいない。だが、訪問者ハリーをじっと見つめるラザロの訝し気な表情が、彼自身招かれざる客であることを物語っていた。)


【 ラザロが不愛想で申し訳ございません…!なるべくテンポ良くお互いを惹きつけ合いたいと思っていますので、態度は徐々に柔らかくなるのでご安心くださいませ!それでは、背後はここらで失礼いたします/お辞儀 】

  • No.6 by とある青年  2018-06-27 18:13:35 


あぁ、良かった!僕を追って狼が…

(大量の汗を額に浮かべて屋敷の玄関を恐怖しながらみていると、ふいに言葉が降ってきてさっとそちらを振り返った。そこには自分と同じ人間の姿が見えてまずは安堵のため息。その後、状況を訴えようとするがその前に獣は入ってこないと言われ、再び玄関へと目を向けると狼の気配はすっかり消え去っており今度は大きく深呼吸をした。屋敷の明かりをみて引き返したのだろうか)

え?あぁ、えっと…僕はハリー・ウェスト。医学生で森で迷ったあげくに狼に追いかけられてしまって…あーできれば朝までここで匿って欲しいんですけど。朝になったらすぐに出ていきますから

(続いた相手の言葉には違和感を覚えた。人も入れないはず、なんてどうして彼は自分と人とを分けるような言い方をしたのだろうか。とりあえず誰だと問われたので自己紹介をしておくが、彼が聞きたいのはそういうことではないような気がする。歓迎されてないのも明らかだ。だが今はとにかくこの屋敷を追い出されないようにしなければならない。夜の森に放り出されれば今度こそ命はないだろう。とにかく一晩の宿を恵んで欲しいとこうた。望まなくともこの屋敷にとどまり続けなければならない運命にあるとは知らずに)

【いえいえハリーも始めは社交的ですが一時ツンケンするかと思いますので…ラザロくんと甘いちゃできる時を楽しみにしております。ではこちらも背後は失礼いたしますね!】

  • No.7 by 吸血鬼  2018-06-27 19:27:14 



そうか……災難だったな、ハリー。大したもてなしは出来ないが、ゆっくりくつろぐといい


(パーソナルスペースを侵さない距離、すなわち腕を伸ばせば指先が触れる程度の距離まで近づいて歩みを止める。ハリーのスカイブルーの瞳をじっと見つめながら、事の経緯を聞く。ここに匿って欲しい、という要求を、突っぱねることはなかった。否、彼を追い返すこと自体が不可能なのだ、この呪われた屋敷では。)


朝、か……。……とにかく奥へ。久方振りの来客だ、秘蔵の茶葉を出そう


(「朝になったら出て行く」との言葉に、ラザロは指先を自身の顎に添えて何か考え込むようなポーズをとる。さて、彼にこの悲劇をどう伝えるべきか。数秒間の沈黙の後、ラザロは伏せていた視線を上げ、ハリーを応接間へ誘う言葉をかけながら踵を返した。長い長い廊下を歩く間、ラザロは多くを語らなかった。きっとハリーは、廊下が長すぎやしないか、と思うだろう。それは錯覚ではない。この屋敷には、不思議な力が働いていて、外観の数倍は広いのだから)


好きな所へ掛けてくれ。ああ、カーテンは開けないように


(どうみてもラザロが一人で管理できる大きさではない不自然な屋敷、その応接間にハリーを招き入れる。ひんやりとした部屋の空気は、いつもならば気にならない。しかし、ハリーは寒く感じるだろう。おもむろに指を弾くように鳴らせば、乾いた音と同時に暖炉の火が勢いよく燃え上がった。その原理をハリーに説明するのは後回しにして、自分はキッチンへと足を向ける。ふと、部屋を出かかったところで振り返り、分厚い遮光カーテンに触れないように釘を刺した。)


――――どうだ、気分は落ち着いたか?申し遅れたな、俺はラザロ。此処に一人で住んでいる


(数分して戻ってくれば、温かい紅茶で満たされたティーカップと、砂糖やミルクの類が乗せられたトレンチをテーブルに置いた。ハリーの向かいに自身も腰掛け、ティーカップに手を伸ばしながら、落ち着いた声音で問いかけて。ふと、まだ自分が名乗っていないことに気付けば、とても簡素に自己紹介をして)

  • No.8 by とある青年  2018-06-27 20:49:29 


ありがとうございます!感謝します。飛び込んだのがここで良かった

(近づいてきた彼を改めてみあげると妖艶という言葉がよく似合いそうな男だった。人を誘惑する長いまつげに泣きボクロ、背は高く見上げなければ視線が合わない。まるで絵画のようだなと思っていると彼は妙な沈黙を持った。が、それを聞く前にお茶をと言われ、ありがたくいただこうととりあえずは彼の後を追う。
屋敷の廊下を歩くと荒廃した様子もなくある程度手入れが届いているようにみえる。使用人がいるのかを考えようとしたときに今度は飛び込む前にみた屋敷のイメージよりも廊下がえらく長いことにも気がついた。動転してきちんと見ていなかったのだろうか。極めつけは彼が指を鳴らしたことによって暖炉に炎が灯ったことだ。思わず暖炉の方をみて信じられないと怪訝な顔をする。マジシャンかとも思ったがこの寡黙そうな彼がマジシャンのような口が達者な職についているとは思えなかった。小さな疑問がポツポツ浮かんではそれを問うタイミングを逃し続けている。この屋敷は何かがおかしい、そんな予感はするがまだ確信には至らなかった。適当にかけてと言われ手近な椅子に座るもしばらくは暖炉を眺めて先ほどの現象について考えていた)

ありがとうございます。おかげで今は気分も良い。…一人で?本当に?こんなに広い屋敷が綺麗にされてるんだから相当な使用人がいるのかと…あなたが掃除を?

(礼をいいつつ紅茶に手を伸ばすとまずは角砂糖を2ついれてティースプーンでかき混ぜる。そして紅茶に口をつけようとしたところで手が止まった。屋敷に一人ですんでいる、という彼の言葉をを信じられなかったからだ。そしてまた頭の中にこの短い時間にみた様々な不思議な現象が浮かんでは消える。いまだに紅茶に口をつけないままハリーは彼の返事を待っていて)

  • No.9 by 吸血鬼  2018-06-27 21:11:09 



そうか、良かった。……使用人なら、いないこともないが。見せた方が早いか


(この屋敷の不自然さについて、彼の方から口火を切ってくれたことを、最早ありがたいとさえ思う。これから告げなければいけないことを考えれば、彼のことが気の毒でならない。さて、使用“人”という言い方には語弊があるが、百聞は一見に如かず。ラザロは、ティーカップをテーブルに置くと、軽く手を叩いた。乾いた音が小さく響くと同時に、パタパタと何かの羽音が聞こえる。すると、廊下の奥からコウモリたちが、バスケットに入った茶菓子を運んできた。彼らはそれをテーブルに置くと、ぽむっとコミカルな音を立てて煙の様に消え去った。)


見ての通り、使い魔たちが色々と手助けしてくれる。……この屋敷は、煉瓦で出来たただの建造物ではない。此処は俺の家であり、棺でもある。……呪われた場所だ


(椅子の背もたれに体重を預け、長い脚を組み、青白い手を腹の前で組み合わせる。一連の所作をゆっくりと行いながら、なるべくハリーに与える混乱を少なくするために、つとめてゆっくりとしたスピードで言葉を紡いだ。)


朝が来ても、お前は此処から出られない。何故お前が此処へ侵入できてしまったのか……その理由は分からないが、一度入ってしまえば出られないことだけは確かだ。……気の毒だが、な

  • No.10 by とある青年  2018-06-27 22:09:00 


使用人をみせるって………

(含みのある言い方に首を傾げていると、すぐにその答えはやってきた。特徴的な羽音、そしてお行儀よくバスケットを運ぶその姿。しばし口を開けたまま狐につままれたような顔をしつつコウモリ達とバスケットを目で追う。煙を伴って消えたときにはさらに目を丸くさせた。あたりを見回してみるも当然その姿はどこにもない。いまだに手のつけていない紅茶は宙を浮いたままだ)

ちょ、ちょっと待った。コウモリの使い魔に棺って。それに呪われた場所…あぁ、なるほど僕を驚かせようと…

(不可思議な屋敷に散見されるキーワード、そこから導きだされるのはひとつの伝説上の存在だ。当然そんなものを受け入れることはできない。乾いた笑いを浮かべつつ首をふるが紅茶のカップを持つ手は震えていた。そして勝手に納得しようとした矢先に信じられない言葉を突きつけられる。そこで初めて、彼に向かって敵意のある顔をむけた)

何を言ってるんだ君は。この屋敷から出られないなんて、冗談はやめてくれ。僕は医学生としてまだ勉強しなくちゃいけないし当然医者になりたいっていう夢もある。君の妄想ごっこには付き合ってられない!

(だんだんと語気が荒くなっていき、最後にはガチャリと派手な音を立てて紅茶のカップをソーサーにおいた。彼の気遣いむなしく頭の中は大混乱だ。奇妙な状況、奇妙な相手、そして告げられたこの屋敷から出られないという話。到底信じられないと椅子から立ち上がりゆっくり後退していって)

  • No.11 by 吸血鬼  2018-06-27 22:29:14 



…………。


(相手の一連のリアクションを、咎めることも否定することもせず、ただじっと見つめる。そのアメジストの瞳は、どこか物悲しそうで、それでいてやるせないような、どうしようもない諦観にも似た感情を宿していた。妄想ごっこと言われても、怒る素振りも見せない。それが当然の反応なのだから。警戒や嫌悪のような、ある種の敵意を剥き出しに自分から遠ざかるように後退していくハリーを見ながら、ラザロはそっと目を伏せた。)


今日は、生涯で最も腹立たしい夜だろう。……俺も、そうだった


(他愛もない日常の取るに足らない1ページに過ぎないはずだった今日。それがいきなり、日常から隔離され、もうそこへは戻れないだなんて、急に受け入れられる現実ではない。動揺するハリーの心中は、察するに余りある。目を閉じたまま静かに口を開いたラザロの声音には、どこか共感のような色が含まれていて)


だがこれは現実に他ならない。お前は、理由は分からないが異世界の扉を通り抜けてしまい、この屋敷へ入り込んでしまった。気の毒だが……な

  • No.12 by とある青年  2018-06-27 23:23:14 



…君も閉じ込められてるのか、ここに……分かった、少し冷静になる

(真実に気づいた獲物の前に本性を現し獲物へと襲いかかる…ホラー映画であればおおよそこのような展開だろうが、目の前に広がる光景は違っていた。冷めていて達観しているような、はるか上から自分を冷静に観察しているような、そんな目。そして「俺も」という彼の言葉を聞けばその理由の一端を知る。彼も同じ立場なのだ。先ほどの発言とあわせれば彼はこの屋敷に閉じ込められ出ることを諦めていることになる。自分が勘違いしていたことに気づくと今は彼の話を聞いてみようという気になっていた。再び椅子に座り直しすんっと鼻から息をつくと、紅茶を一口飲む。暖かい味わいが体に広がり心を落ち着かせた)

いろいろと聞きたいことはあるけどまずは君のことから聞こう、ラザロ。信じるかはとりあえず置いといて。まず、君は何者かってことだ。コウモリの使い魔に、屋敷のことを君は棺と呼んだ。そこから考えられるのは…君が吸血鬼ってことだ。てっきり君はこの屋敷の主人たる吸血鬼で僕の血を飲むために誘い込まれたのかと思ったけど…それは違う?

(とにもかくにも、まずは彼が自分にとっての敵ではないことを確認しなければならない。吸血鬼かだなんてファンタジーで馬鹿げた問いかけにも思えるが先ほどから目にする現象を思えば彼が伝説上の生き物であると言われても納得がいくように思う。今度は真実を探るように彼のことをまっすぐと見据えていて)

  • No.13 by 吸血鬼  2018-06-27 23:50:42 



……お前は強い人間だな、ハリー


(必要以上に取り乱すこともせず、自分の置かれた状況をひとまず飲み込んで理解しようとする冷静な姿勢を見せた彼に、少しだけ驚いたような表情を浮かべて感心の意を表する。人間とは窮地に追い込まれれば自分のことしか考えられなくなる生き物であると思っていたが、この余裕のない状況で自分だけでなくラザロ自身の状況にも思いを馳せたハリーに、ラザロは少なからず興味を抱いていて)


ご明察。俺はいわゆるヴァンパイアだ。この屋敷の主人だが、もう何百年も前から血を飲んでいない。これから先も、飲むつもりはない。お前は誘い込まれたのではなく、自分の目でこの屋敷を見つけ、自分の足でここへ踏み込んだ。この場所は、あらゆる存在を寄せ付けず、跳ね除けてしまう。お前の失踪を心配した身内が森を捜索しても、この屋敷を見つけるどころか、認識すら出来ないだろう。……本当に驚いている。人間がこの屋敷を見つけて中に入ってくることなど、ここ数百年で初めてだ。


(散りばめられた小さなヒントから、己の正体を言い当てたハリーに、聡い奴だ、と感心する。だが、血を飲むため云々のくだりに関しては全否定し、安心感を与えるためにも、血を飲む意思はないとはっきりと告げて。まっすぐにこちらを射貫く青い視線を、戸惑いやたじろぎの欠片もない誠実な紫の瞳で真っ向から受け止めつつ、自分も本当に驚いているという旨を話して)

  • No.14 by とある青年  2018-06-28 12:28:22 


僕が?ハハッ、どうだろ。確かにスプラッタな場面をみてきたから少しは肝が座ってるかも。それかこの紅茶のお陰か

(未だ緊張が抜けない頭だったのにふいにかけられた誉め言葉に思わず吹き出した。医学生の関係上普段人間が生活している限りは縁の無さそうなものもみた経験はある。それ以上に本人が世話好きであるからこそ彼の話を傾聴できているのだが、本人は気づいていないようだ。冗談も交えたところでようやく普段通りの自分の調子を取り戻しつつあり)

つまり君は血を飲まないヴァンパイアってわけだ。安心したよ。それにしても厄介だな、本来入れない場所に入った上に出られないなんて…あぁでも僕を探しにくる人はいないからこれ以上森で迷う人は出ないかな。それで、君はこの屋敷の主人なんだよな?それなのになぜ君の意思で出られなかったり、人も動物も寄せ付けないことになってるんだ?

(目線の先にあるアメジストの瞳には策略の類いの色はみえず、彼が事実を話しているのを示していた。これで嘘なら相当な役者だが、すでに彼の手中にあるのにいまだに生きていることに説明がつかない。そこで次の疑問が浮かぶ。この屋敷の主人でありながらこの屋敷に幽閉されているのはなぜなのだろうか。閉じ込められた時に腹立たしいと思ったのなら今の状況は本意でないはず。彼の始まりを知れば自分との共通点が見えてくるかもしれない)

  • No.15 by 吸血鬼  2018-06-28 14:46:23 



.....なるほどな。つまりお前は、俺の正体を知って尚、俺のことを恐れないと?


(初めて見るハリーの笑顔に、つられるようにこちらも少しだけ表情が綻ぶ。こんなに穏やかな気持ちになったのはいつぶりだろうか。誰かと言葉を交わすことすら久しいラザロは、彼のこの笑顔を覚えていよう、と人知れず自分に誓いつつ、ふと疑問に思ったことを問うて)


お前は学生なんだろ?学校に連絡を入れなければ、教師や友人、家族がお前を探すんじゃないのか?


(誰にも探してもらえないという旨の発言に、ラザロは違和感を覚えた。記憶が正しければ、人間とは群れるものだ。それに彼は医学生、学校とは人間の集まる閉鎖的コミュニティでもある。それ以前に、家族すらいないかのような口ぶりに、ふと自分の数百年の孤独を重ね合わせ、思わず疑問を口にして)


.....後になって諍いを起こしたくないから言っておくが、血を飲まないヴァンパイアなど存在しない。もちろん俺もだ。お前を襲って無理に血を貪るような真似はしないが、俺の前で出血を伴う怪我はしないよう注意を払ってもらえると助かる。血を飲む意思がないとは言え、数百年ぶりに目の前で血を見せられたら、自制出来る自信が無い。


(どうやら自分の言い方が誤解を与えてしまったらしい。ラザロは正真正銘のヴァンパイアであり、生きていくには人の血を摂取することが絶対条件だ。それは意思が云々の話ではなく、自然の摂理であり、本能の領域である。つまり、ラザロの目の前で血を流すのは、飢えた獣の檻に生肉を放り込むに値する行為だと説明し、注意を喚起して)


この屋敷は、俺を永久に閉じ込めておくために拵えられた。俺は望んでここに住むことを決めたのではなく、ここに封じ込められたと言っていい。そういう意味では、この屋敷の主人は俺ではなく、俺を閉じ込めるためにこの屋敷を作った者を主と呼ぶべきかもな。設計上、この屋敷に必要なのは、俺だけだ。人や獣、その他の生命、余計な不純物が屋敷に入り込まないように.....そういう呪いもかかっている。誰もこの屋敷を見つけられないとは、そういうことだ

  • No.16 by とある青年  2018-06-28 19:54:15 


もちろん。君は僕を殺そうとはしてないし、第一印象は怖そうだと思ったけど今の君の顔をみると尚更。ヒステリックな学校事務員の方がよっぽど怖い

(ここまで話した感じでは彼は敵ではなく同じ境遇のある種仲間だとも言える。造形が美しすぎて人間味がないとは思っていたが、今みえた綻んだ表情はとても親しみがあって、恐れなど感じなかった。今ならこの場にいない学校関係者のことを言っても大丈夫だろうと悪戯っぽく笑ってみせる)

あーいや、家族はいないんだ、僕のこと心配するような友人も。みんな何かしら病気にかかって亡くなってて今は一人暮らしだ。でも学校には連絡したほうが良さそうだな。外部との連絡手段ってある?

(家族がいない旨を手慣れた様子で話す。もう何度も聞かれた質問をいつと通りに返しているといった印象だ。諦めのような達観したような口ぶりで、自分は一人だということを隠さず、また心苦しくも思っていないようだ。しかし彼の言う通り学校に連絡は必要だと思い直すと、この閉鎖空間に連絡手段などあるのかきいてみて)

っ……わ、かった。なるべく怪我しないように慎重にすごすよ。…ってことは君、血を飲むのを我慢してる?人間でいう禁煙状態?

(先ほど彼のことを恐れないと答えたばかりなのに、彼の言葉にゾクリと寒気が走り、同時に恐怖を感じた。冷静で物静かな彼が血一滴で変化してしまうのだ。もし欲望を押さえ付けているのだとしたら、その時の反動を考えると自分がどんな目に遭うのか想像できる範疇にない。自分の手をゆっくり揉んで気を落ち着かせた。次々に浮かび上がる疑問、それをそのまま彼へと投げ掛けながらカップのなかの紅茶はどんどんと減っていく)

それで君はこの屋敷を棺と呼んだのか。ここは君を封じ込めるための箱に等しいわけだ。…となると僕がここに入ることができたのがますますおかしいな。しかも出られないし…ちょっと聞きにくいことだけど、君ってなにか悪いことした?同じことを僕もしたのかも

  • No.17 by 吸血鬼  2018-06-28 22:11:21 



……俺の、顔?一体どんな表情をしていた……?


(今の顔を見れば、と無邪気に笑ったハリーの言葉に、きょとんと目を丸くする。何百年も孤独でいると、表情には能面の如き無表情が張り付いてしまうものだ。しかし親しみやすい表情を自分が無意識に浮かべていたのだとしたら、それは奇跡に近い。最早自然な笑い方すら思い出せない自分が、一体どんな表情を浮かべていたのか、信じられないといった様子で問いかけて)


……寂しく、なかったのか。人間は、孤独に耐えかねて自死を選ぶこともある種族だと聞いたが。いや……悪いが、通信手段の類はないだろう。望むなら使い魔を飛ばしてみるが、恐らく徒労に終わるだろうな


(人間は群れるものだという先入観があったためか、途端に目の前にいる彼が人間界の異端者のように思える。無論悪い意味ではなく、ただ珍しい、という意味の異端だ。自分が一人であると淡々と説明してくれた彼の表情を見る限り、特にそのことに苦痛は感じていないのだろう。だが、全く微塵も寂しくないなんてこと、人間である彼に在り得るのだろうか。ふと、外部との連絡手段について問われれば、自身は試みたことがないものの、それを許してくれるほどこの屋敷の呪いは優しくないだろうと、申し訳なさそうに推察を述べて)


ああ、悪いな。もし怪我をした場合は、傷口を包帯か何かで完全に塞いでくれ。禁煙ほど生易しくはないな。ヴァンパイアにとっての血液は、ただの嗜好品ではなく、最も重要な栄養分だ。人間に例えるなら断食状態と言えるだろう。


(彼が己に恐怖を抱いたことは、肌で敏感に感じ取れた。それをショックに思わなかったと言えば嘘になるが、彼の気持ちも理解できる。自分の血液を餌とする化物と一つ屋根の下で暮らさなければならないのだから、そのリスクを考えれば彼の反応は当然と言えた。ふと彼のカップに目を遣ると、どうやらおかわりが必要なようだ。自分も、こんなにたくさん言葉を発したのは久しぶり過ぎて、喉が渇く。――喉の渇きは、本当にただ喋りすぎたせいか?――否、そんなことを考えるな。一瞬頭をよぎった本能的な感情を発達した理性で封じ込め、軽く手を叩けば、どこからともなくコウモリが現れ、2人のカップに温かい紅茶を注いで)


いや、お前は何も悪くないだろう。俺も罪を犯してなどいない。……究極に不運だったんだ。お前も、俺も

  • No.18 by とある青年  2018-06-28 23:08:30 


君の顔?さっきはちょっと笑ってる感じだったけど…くく、その顔もいいな。今は驚いてるって表情だ

(彼の口から出たのは予想だにしない質問で戸惑いつつも返事をするが、驚いて固まっている姿をみればまた笑みが溢れる。能面かと思っていた彼の顔は細かくではあるが案外いろいろな表情をしている。じっくり観察していたらもっとたくさん彼の表情をみることができるかもしれない)

まぁそりゃ、それぞれが死んだ時は悲しかったけど、人間いつかは死ぬものだし、医者を目指していたら人間って案外もろいものだって分かったし…誰かと特別親しくなるのは無意味だなってのが僕の結論だ。それを寂しいとは思わないよ

(軽い冗談でも言うような口調で自身の生命感を語る。親しい人間が亡くなって、涙は枯れ果て、仕方がなかったと諦めの言葉で彼らの死を乗り越えたのだ。知り合いは多い、だが友人やそれ以上はいない…それがハリーの交遊関係だった。連絡手段についてはおそらく無駄足に終わるだろうと踏むと「じゃあ遠慮しておくよ」と断りをいれておく)

分かった。包帯を巻くのは得意だから念入りにするよ、お互いのためにもね。食事を完全に断っているのと同じ状態か…確かにそれは禁煙以上につらそうだ。おっと、ありがとう……こういう紅茶とか、パンとか、僕らが食べるようなもので腹は満たされないの?

(まだまだ未熟とはいえ医学を勉強する身、怪我の処置にはなれている。彼の食事になりたくはないし、彼としてもそれは不本意とみえる。良好な関係のためには『血』は禁断となりそうだ。そこで浮かぶ次の疑問。なぜ断食をするのか、ということ。だがこの質問はなんとなく彼の確信へと迫りそうで聞きにくいことでもある。先ほど幽閉された理由を思い切ってきいてみたが、また立ち入った質問をするには少し早い気がした。ちょうどよくコウモリが紅茶を注がれ話題が途切れた。とりあえず遠回しな食事の話を続けながら「不運だけで幽閉されるのか…」と一人ぼやいていて。彼の渇きを刺激していることも知らずに)

  • No.19 by 吸血鬼  2018-06-29 01:34:57 



…………俺をからかっているのか


(笑っていた、と言われれば、また信じがたいように鳩が豆鉄砲を食ったような表情に。短時間で表情がくるくると変わる事なんて、長い長い間なかったことだ。いとも簡単に感情を動かされたことに幾分か悔しさのような思いが湧き上がり、まるで背後に黒い靄が渦巻くかのような迫力を纏い、ジト目にも似た視線でハリーを睨んで。無論冗談交じりだが)


達観しているんだな。人間はもう少し泥臭く、その実暖かい生き物だと思っていたが。……例えば、だが。今ここで俺が……、……いや、やめておこう


(ハリーの理論を黙って聞いたうえで、本当に珍しい奴だ、と思う。彼からは、いわゆる人間臭さのようなものが感じられない。他者との繋がりにおける淡白さは、むしろ人間よりこちら側なのではないか、とすら感じた。連絡手段についての諦めの速さからも、人間たちとの関係性という面においては、本当に未練が無いのだなと実感して。ふと、馬鹿げた疑問が頭をよぎり、うっかりそれを口にしそうになるが、あまりに馬鹿馬鹿しいので自重して)


そうだな……人間の食事こそ、俺にとっては単なる嗜好品だな。今となっては、血よりも紅茶が飲めなくなることのほうがよっぽど苦痛だ


(ハリーの質問に答えた後、一旦話の流れが途切れる。質問攻めが終わり目的のない時間が訪れたからなのか、それとも餌を前にして無意識に本能を刺激されるのを恐れたのか。ラザロはおもむろに立ち上がった。不運を嘆くハリーに、脳裏をよぎる数百年前の記憶。突然訪れた悲劇の夜。忌々しい追憶を振り払うように、数回ゆっくりとかぶりを振って)


……もう遅い、お前も逃げ回って疲れただろう。来い、部屋へ案内する


(時計を見れば、ちょうど真夜中を過ぎた頃だ。名実ともに夜行性である自分にとって夜は歓迎すべき時間だが、真逆のライフサイクルで生きている人間にとっては、身体が休息を求める時間だろう。この屋敷はだだっ広いが、ラザロが1人で生活するように設計されているため、客を泊めることの出来る家具や設備が整った部屋があったかどうか。とりあえず場所を変えようと、ラザロは応接間を出て)


【お疲れ様です、サッカー見てて返信が遅くなって申し訳ございません><
 さて、ハリー君の部屋の件ですが、案としては「①客を泊める部屋が無かったので、今後はラザロの寝室で一緒に眠る(ラザロは棺、ハリー君はベッド)」「②運よく空き部屋があったので、ハリー君はそこで暮らす」の二択かなと思っているのですが、どちらがやりやすいでしょうか…?】

  • No.20 by とある青年  2018-06-29 19:19:51 



なんで怒るんだよ。それに僕がいったことに嘘はない。

(気迫を伴った声に一瞬体を固くするがその中に冗談混じりなものを感じとると困ったように笑う。彼は吸血鬼なのだから恐らく自分よりもよっぽど長く生きているのだろうが、予想外のことを指摘されて驚いたり少し悔しがったり、子供な面も見てとれる。可愛らしいギャップだと内心思うが口にすれば今度こそ怒りだす気がして胸に留めておいた)

つまり僕は冷たい人間?…冗談だよ。まぁそういう人もいるだろうけど、僕には僕の考えがあるってとこかな。…どうした、何か聞きたいことがあれば聞いてくれて構わないけど。僕も散々君に質問したし。

(彼の人間像から言えば自分はそこから外れた存在であるらしい。実際淡白な人間だと思われるだろうが、多くの親しい人を失って哀れみの目を向け続けられた身としては好奇な目でみられるのも慣れたものだ。なにかを言いかけた彼には首を傾げて聞き返す。こちらばかり質問してばかりで気が引けていたところだ)

それなら紅茶は切らさないようにしないと…茶葉の備蓄が十分だといいけど。そう言ってくれるとありがたいよ。紅茶を飲んだらリラックスして…眠たくなってきた

(カップに残った紅茶を飲み干すと、彼に続いて立ち上がり、応接室を出た。彼についてはまだまだ聞きたいことが山ほどある。なぜ血を飲むことをやめたのか、この屋敷を立てたのはどんな人物か、使い魔はコウモリだけなのか…だがそろそろ目まぐるしい出来事から解放されて疲労がやってきたころだ。また明日彼に聞いてみることにしよう。そして同時にこの屋敷をでる手段を考えなければならない。親しい人間が外にいないからといって自分の夢を諦めたくはなかった。部屋で眠るふりをしてこっそり玄関口にいってみようかなど考えながらラザロの後ろを歩いていって)


【いえいえ日本決勝トーナメント進出してよかったですよね笑 せっかくですし①がいいかなと思うのですがいかがでしょう?後々一緒にベッドで眠ることになってもいかな、なんて思います】

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