吸血鬼 2018-06-27 00:10:52 |
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【ご快諾いただけて嬉しいです、ありがとうございます!こちらこそ、回りくどい表現を使ってしまいがちなので、分かりにくい描写などございましたら遠慮なく仰ってくださいね!
もう一つ留意して頂きたいことがあるのですが、出来ればハリーくんには好奇心というか、カリギュラをフルに解放して、ぐいぐいラザロに迫るというか、積極的に謎を探ろうとする姿勢をとって頂ければ、ストーリー進行上助かりますので、よろしくお願いいたします。ラザロもハリーくんを邪険にすることなど絶対にないので、ご安心くださいませ!
それでは以下、絡み分を投下させて頂きます。狼から逃げ、命からがらラザロの屋敷へ飛び込んでくる場面からスタートです。ではでは、今後ともよろしくお願い致します!】
(今宵は満月。とある街の西方、緑の茂る森の最奥。夜を告げるフクロウの鳴き声すらも届かぬ最深部に、その屋敷はひっそりと佇んでいた。ふと、狼の遠吠えが森に響き渡る。ガサガサと茂みをかき分ける音、複数の獣の軽やかな足音が、時折小枝を踏み砕き、パキリと音を立てた。狼たちが、今日の獲物を見つけたらしい。この騒ぎ様からして、よほど逃したくない大物なのだろう。イノシシか、鹿か、或いは人か。)
――やはり満月は明るすぎる。獣が五月蠅くて敵わん
(屋敷の書斎、暖炉に火も灯さず、ランプの仄かな明かりだけで読書を嗜んでいたヴァンパイアは、外の騒がしさに読書を一時中断して立ち上がる。重く窓を覆いつくす分厚い遮光カーテンを少し捲って外を見れば、満月の光が室内に差し込み、目が眩んだ。ふう、と短く嘆息してから、一人ごちる。この後、とんだ客が転がり込んでくるなど、つゆにも思っていなかった。)
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