大倶利伽羅 2018-03-29 19:10:42 |
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…まぁ、そうでないと言えば嘘になる。
(手を添えられたと思えばそのまま彼の口へと持っていきリップ音を立てられて。彼は本当に煽るのが上手くなった、それも自身のせいに他ならないが。そんなことをぼんやりと考えながら再び口付けしようと顔を近付け)
廣光、…――っ、
(どんな反応をするだろうかとちら、っと片目で様子を窺がってみる何やらぼんやりと考え事をしているようで。どうしたのだろうと彼の名を呼び問いかけようと口を開くも至近距離で顔を近づけられ思わず肩を揺らしてしまい。それでも彼の金色の目が綺麗で目移りしてしまいそうに目を瞑り顔を少し近づけ軽く口づけてみせ)
…あんたがここまで積極的になったのも俺のお陰だな。
(顔を近付けしばらく彼の目を見詰めていると彼の方から軽く口付けをしてきて。最近の彼は初めの頃に比べると自分から行動するようになっただけではなく、此方の理性を揺するような煽りも覚えてきたようで悪い気はせずに何処か満足そうに笑み浮かべて)
…っふ、なんだそれは。それは自信ありげにいうことか?
(口を少し離し暫く見つめていれば彼の言葉で思わず吹き出してしまうと愛おしそうに彼の頬を撫でてゆき下へ下へと下げていくと、前に自身が付けた痕をなぞっては「…やらないのか?」と小さく笑みを浮かべ彼を見詰め返し)
…言われたからにはしっかりと付けてやる。
(自身の言葉に思わず可笑しそうに笑い出したものの、すぐに自身の首についた痕に触れては何処か挑戦的に言われこちらも小さく笑みを浮かべると彼の首筋へと顔を埋めると少し強めに噛み。それからゆっくりと噛んだ痕をなぞるように舌を這わせて)
い゙っ…ぁ、
(顔を横へ背け僅かに感じた首筋への痛みにぴくり反応を表し自然と翡翠の目から涙をジワリ浮かべ彼の頭へ手を添えやんわり撫でて彼の名を小さな声で呼んでみて)
ん…、
(舌を這わせまた甘噛みを繰り返していると頭を撫でられ小さく名を呼ばれた気がして。それに応えるかのように強めに吸い付き痕を付けてはまた舌を這わせてチラリと視線やって)
んっ、…っ
(首筋に痕を付けられる際びくん、と肩を揺らしそれでもなお声はなるべく抑えようと手の甲で抑えつけ。何やら視線を感じれば此方も其方へと視線をやるも若干瞳が潤んでおり)
痛かったか?
(こちらに視線をやる彼の瞳は涙で若干潤んでおり、そっと優しく指で拭ってやれば少し痛かったのだろうかと思ったようでそう言って)
…ん、平気だ。
(涙を拭ってくれる彼にぴくっと目蓋が反応しては薄っすら笑みを浮かべ大丈夫だと小さく頷き。ぽふぽふと頭を撫でて)
…ふふ、そうだな。昼から学校なんだがなんて言われるか。
(首筋を撫でられると僅かに擽ったさを感じつつも彼の言葉に照れくささの混ざったような笑みを向け困ったような口調でありながら何処か嬉し気で)
悪い虫に刺された…とでも言えばいい
(どうやら自身と同じく昼から学校だったようで、口調は困っている様子なのに嬉しそうにしているのを見ては可笑しそうに笑い「隠す必要も無いと思うが」とからかって)
悪い虫か…っふ、それは誰の事なのやら。
(此方も揶揄うような言い草で言えばふと、生徒に言われたことを思い出し「…前にあんたにつけられた痕を見た彼奴らが彼女でもいるのか何とか言われた。…その場合どうすればいい?」なんてじーっとどんな反応を示すのか彼を見詰め)
…、これでも見せながら片割れがいると言えばいい。牽制にもなるだろう。
(以前、自身が彼の首筋へ痕を付けた際に興味本位からなのか数人から声を掛けられていたのは目撃していて。しばらく黙り込んで考える素振りを見せていたものの、おもむろに普段から肌身離さずに付けている刀剣男士の頃から付けていたネックレスを外せば彼に手渡して。自身がこれを身に付けているのは周知の為、これならば察しのいい奴らは分かるだろうとそう言って)
えっ…これ、あんたの大事な物だろ?駄目だ、そんなことで使えない…っ
(手渡しされたネックレスを見てはいつも肌身離さず付けているのにこの時だけに使っていいのだろうかと焦ってしまうとそのネックレスを彼へと返そうとし)
元よりあんたに渡すつもりだった、それが今になっただけだ。
(返そうとする彼の手を遮れば元々彼に渡すことを決めていた為に構わないと首を振り「…その、あんたと恋仲になった証になればと…。渡すタイミングを考えていたが今でいい、受け取ってくれ」と何処か気恥しそうに視線逸らしそう言って)
…っえ…俺、に…?こんなの俺は何も…渡すものが…っ
(そんな嬉しいことを言われては返すにも返せなくなってしまい両手でネックレスをぎゅ、と握りしめ。彼に何か”証”になるモノと言っても自身にはそういった物は持ってはおらず困ったように眉を下げて)
俺が好きでやった事だ、あんたはこれからもそばに居てくれたらそれで構わない。
(恋仲の証を渡すなどは自身でもとても珍しい事ではあることは分かっていて、それでもずっと渡したい事は思っていたことでそれが叶い。それを気にしているのか、何も持っていないと困ったように告げる彼の頭を撫でてやればただ彼が居てくれるだけで他は何もいらないとそう言って微笑んで)
…ありがとう、廣光。
(ふと、ネックレスの意味は小さい方の兄弟から聞いたことを思い出し、確か”永遠の繋がっていたい”とかそんな意味だったような――その意味を知ると更に顔を真っ赤に染めるもそれはそれで嬉しいことは変わらずぎゅ、と彼へ抱き着き礼を述べて)
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