日本国立中央魔導図書館 (ＮＬ/戦闘/ほのぼの/初心者様、経験者様、途中参加歓迎/人数制限あり)

「……ノーチェ？それは他の誰かでもなく、僕に対してそう呼んでいるのかい？初めて聞いたよ」

「それが君の本能なら仕方がない。けど、巻き込まれてボロボロになってしまうのはごめんだ。おいで、存分に遊ぼう」


【名前】ノーチェ
【性別】無性別(気質や口調、立ち振る舞いは男寄り)
【経過年数】一年とおよそ二カ月
【派閥】中立派
【個体名称】 「ノーチェ」外見上の特徴である真っ黒な体毛が、まるで夜のように深い事から名付けられた。

【容姿】全体としてはどこか猫の縫いぐるみを連想させる姿形。頭部はほぼ球体だと表現しても可笑しくなく、骨格や体つきに関しては動物と人間を混ぜ合わせたかのよう。体長およそ1mの2.5等身。体毛は黒色で生え方や触り心地は短毛種の猫に似ている。対となって生えている三角形の大きな耳は真っ直ぐにして立っているというよりも、顔の中心近くまで若干垂れ気味。獣同様の両目は大きく開かれ、眼球その物が塗ったように深い青色で虹彩も同色。それが影響し、どこまでが虹彩なのか目視が不能。また、縦長の瞳孔は鮮やかな黄色。嗅覚はあるが鼻を確認する事は出来ない。肉球共にヒゲは無し。細長い尻尾にギザギザと先端の尖った牙を持ち、手足の爪も肉を切り裂くには十分鋭く出し入れを行える。
服装はケープに袖を付け加えた物を思わせ、生地は暗い赤。耳を通すため穴の空いたフードを常に被り、首元にあるボタンを留めている。両袖は手の一部を隠す長さで丈は胴体を完全に覆い、裾の部分だけが荒々しく破れている。左右の袖口には金色の金具が付いた黒いベルトが巻きつく。

【性格】自らが騒ぎ出す事は滅多になく、普段から落ち着き払っている。言葉遣いや行動には物理的な煩わしさが見られず周囲の人物に対してその態度は穏やか。これによって根本から物静かだという事が判断出来る。初対面であっても臆さず気さくに接していくが、己を気取ったり無闇に土足で入り込むかのような度を越した言動をしない。あちらから来れば対応はするものの、もちろんお互いの関係の深さで異なりはするが、そこにすこぶる愛想が良いとも非常に友好的だという素振りはあまり見受けられない。表情の変化は生じるが普段から浮かべるそれは雲に隠れ、全身を露わにしない太陽のようにどことなく淡いもの。会話に困らない十分な語彙と知識を備えており、放浪癖があるらしく一定の場所にとどまっている時が少なく、日時の間隔も構わずふらりと現れては消えるを幾度か繰り返す。


【クラス】Sクラス。発見時は目立った動きがなかったため本来ならばどのクラスへ位置するか分からず、民間人に対して何らかの悪影響を及ぼしたという報告もない事から一時的にCまたはBとされていた。だが、襲いかかってきたAクラスの魔族を倒したという目撃情報によりクラスを昇格。

【呪文】現在扱える呪文は二種類。全て詠唱を必要とせず、どちらも併用は可能。

〈闇創造系：咲き乱れる黒〉星素を凝り固め、黒光りする結晶を生成し思い思いに扱い武器としても。硬度は鉄と同等であり、先端は針のように非常に鋭く攻撃性が高く、速度を加えてより衝突などの強さを高められる。結晶の全体が完全するまでサイズによって異なるが、数秒から十数秒がほとんど。主な操作は空中に浮かばせ対象に向かって動かす。また、殴る、蹴るといったある程度の衝撃を与える事で壁や地面から結晶を生やすなど。けれども、生命体に直接生やす事は出来ずそれ以外のものに限られており、追尾は肉眼で確認が可能でなければならない。他の使い方では足場や何層にも重ねて防御壁など臨機応変に。

〈火現象系：烈火の幕開け〉端的に言えば火炎を操る。剣や弓矢のように何かしらの形へは出来ないが、大小は可能となっている様子で生成時間は基本的に両手の指に収まる程度。爆発にも近しいほどの火力を与えられるが衝撃を最大まで加えれば、その分魔力の消費も増していき同時に数分間もの手間を費やす事になる。

【備考】二カ月前に魔導司書官に発見され、新たな情報として伝えられている。けれども、実際は具現化してから一年という時間が経過済み。当初は人間が踏み込む事などまずない山の奥深くにいて、人里に降りはせず森林から森林へと移動を続けていた。また、その頃ちょうどに出現していた大型の魔族に注目が集まり発見に遅れが生じてしまった。前触れもなく芽生えた好奇心に動かされ、人口の多い関東圏へ進む。この旅路の最中に見つかり、調査が行われていた。本人は行く先々に出会った魔族から話を聞き、魔導図書館を知っていたためそれについてはなんとなく気付いている模様。また、生まれた時から固定の名前を持たず「野良」だとか「黒いの」などというように呼ばれていたが、耳の早い魔族に個体名称「ノーチェ」を教えられ今後からその名を扱うと決断。
身体能力が高く、素早さや跳躍力などに長けている。ノーチェの意思で空中へ浮かぶ事が出来、これは呪文ではなく元々ある特有の性質に近い状態。


(/必要な記述を抜かしてしまい、申し訳ありません。呪文の部分のみ改訂をしたので、そちらを確認お願いいたします。)