プロキオン 2018-03-25 11:36:03 ID:3171c5af3 |
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【 世界観 】
様々な空間に存在する不可視のエネルギー“魔力”。
空間中の魔力を用いて成される奇跡は、“魔術”と呼ばれ、遥か古から、それらを扱う類い稀な才能を持つ者“魔術師”がいたとされている。
魔術師は魔術が悪用されぬように、また魔力の暴走による災害が人々の営みに影響を与えぬように魔力の流れに注意を払いながら、可能な限り人目を避けて生活するようにしていた。
やがて時は過ぎ去ってゆき。
時代の流れと共にその存在は、一部の人間を除き、フィクションのみの存在として認識されるようになっていた。
そして、西暦2015年8月。
世界で唯一の魔術師が天寿を全うし、この世を去る。
その時から、徐々に世界は変化を始めた。
魔術師によって流れを操作されていた魔力は乱れ、寄り集まった魔力が時として、様々な形をもって具現化するようになったのだ。
その一つは、魔導書(グリモア)。
魔力を内包し、書物のような形を持つ道具だ。
相性の良い適合者に特別な力“呪文”を扱う術を与える。
その一つは、魔族(デモン)。
魔力を内包し、呪文を用いる生物であり、様々な外見を有する。
他の生物に友好的なものも入れば、好戦的なものもいる。
魔導書の適合者による犯罪、魔族による破壊行為、これらの影響で多くの人命を失った世界の状況を受けて、ある組織が立ち上げられた。
世界中の魔術師の動向を公正な立場から監視し、支援を続けていた国際組織“聖盾機関(エイジス)”を前身とする“魔導図書館”だ。
魔導図書館に属する職員は“魔導司書官”と呼ばれ、彼らには高い給料と引き換えに、危険と隣り合わせな職務が課せられる。
魔導書の回収・管理、魔導書の適合者の捜索ならびに魔導図書館へのスカウト、敵対的な魔族への対応などだ。世界情勢の悪化により多発してきた凶悪犯罪や、魔導書の適合者による犯罪への対応も行うようになった。
魔導図書館の設立から数年の月日が経ち、西暦2021年。
乱れた魔力が頻繁に流れ込み、特殊現象が多発するようになっている極東の島国……日本。
その中心地である東京都を所在地とする“日本国立中央魔導図書館”に身を置くあなたは、そこで一体何を成すのかーー
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