ペラペラの紙 2017-03-29 01:55:49 |
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>シロ
何時もの嫌味?
(会話の殆どは嫌味か煽りになる2人だった筈なのに今日は何故かそれが見当たらなくて。月が長く覆い被さっていた雲から顔を覗かせれば、影が地面に揺れ、ふとその事を思い出したように自身もまた意地の悪そうな笑みを取り戻して
>ユタ
ええ、嫌味です
(意地の悪い笑みと意地の悪い言葉。調子が狂っていたのはどうやらこちらばかりではないらしく、ニヒルな笑みを浮かべては服装を正すように襟元を直し。その足元で揺れる影が、どこか自分を笑うように見えたのか、足先でその端を踏むように一歩踏み出し)
>ユタ
⋯俺は説教のつもりで言ったわけじゃないんだけど⋯そう捉えるって事は、自分でそんな事を言われる様な行動してる自覚はある訳だ⋯??
(分かりやすく嫌そうな顔をする相手にニヤリと口角を上げれば、自分の周りの掃除を済ませて立ち上がり、使い終わった水の入ったバケツを無言で相手に突き出して)
>シロ
⋯へぇ、あんたもその小動物を愛でる趣向があったとは⋯意外だな⋯
(仕事帰りの為大きな大鎌を携え、いつもより気分が落ち込んだ状態で帰って来ては、何気なくふと立ち寄った中庭に相手を見つけると何やら猫と戯れており、この落ちきった気分も相手をいじれば少しは良くなるかと声を掛けてみるが、それは自分でも分かるほどに力のない声で)
(/お二方共返事が遅くなってしまい申し訳ありません!!)
>ルーク
(/いえ、こちらこそ遅くなってしまって申し訳ありません!)
死神よりは可愛く思えますので…嗚呼、お疲れ様です
(大きな鎌が暗闇の中でも光って見える。力のない声に顔を上げ、嫌味の様なそれに反応を返しては小さな声で労いの言葉を加え。自分は狼だから死神の仕事の大変さも苦労もわかるはずもないが、仕事は仕事、疲れるのは当然だろうと)
>シロ
あんまり影に足突っ込んでばっかりしてたら飲み込まれるかもな
(悪戯ばかりする子供に聞かせる作り話のような嘘、ただ実際此処で対峙しているのは人ではなく悪魔であるという点は現実。遅くまでふらついている迷子犬へと夜闇から伸びる手だってあるかもしれない
>ルーク
もういい。
(よくもそこまで口が回るものだと半分感心、もう半分はいくら断っても食い下がるしつこさに嫌悪、影も抑えきれずにどろどろと形を崩し、やはり掃除用具は受け取らないままに
>ユタ
こんな犬を飲み込んでも、腹や懐が満たされるのは人間様だけでしょう?
(足先を影から離すように元の位置に戻し踵を付けるとまるで人間を馬鹿にするかのように言葉を並べ。猫の姿がいつの間にやら無くなっているのに気が付けば「薔薇でも切って皆様のお部屋に飾りましょう」と言いつつ庭へと歩き出し)
(/この屋敷も随分と静かになりましたねえ…ええ、勿論それもこれも部屋数が増えたからですがね。屋敷の主人は気紛れで困ったものです、新しい入居者様を随時募集しております)
>ユタ
⋯ふっ⋯案外悪魔って面白い生き物なんだな⋯知らなかった⋯
(相手の予想を上回る反応に喉の奥でくつくつと笑うと、新しい玩具を見つけた子供の様に悪戯な笑みを見せては、まるで意思をもっているかの様に動く影に興味を引かれた様で「⋯それ何??⋯なんで勝手に動いてんの⋯??」と指さし)
>シロ
⋯っ、へぇ⋯あんたに労われるとか、明日は槍、いや、刃でも降るんじゃないの⋯??
(珍しくも相手が自身を労う様な言葉を発した為、一瞬硬直しつつも力なく反抗してみせれば、「⋯まぁ、猫より死神の方が可愛いとか言うやつはかなりの狂人だろうな⋯」と返そうとした所で、立つのが限界になったのかその場に崩れる様に倒れ込み)
>ルーク
では外出は控えるように御主人様方には通達を…おっと
(いつも通りの嫌味、労いの言葉に返ってきたそれを同じように意地悪で返せば崩れ落ちた四肢に思わず手を伸ばし。せめて減速して地面に倒れ込むようにと抱き抱える形で自分も座り込むと「大丈夫ですか」と一応尋ね)
>シロ
⋯ははっ⋯大丈夫だったら、今頃あんたの前でこんな醜態晒してないと思うけど⋯??
(いつも嫌味しか言い合わない相手に心配されれば、情けなさに笑いすら起きて。まぁ、どうせここまで見られたならと少し素直な気持ちを滲ませながら悪戯な笑みはそのままに口にして)
>ルーク
正論ですね…狼と死神では立場が違いますが、執事長として下っ端の醜態を忘れる努力程度はして差し上げましょう
(大丈夫なはずもない、理由は知らぬ存ぜぬ、その上理解できるとも思っていない。手袋をしたまま、その手の甲でルークの頬を擦ってはその顔に傷が無いかを確かめるようにじっと見据え)
>シロ
魂目当てに拐って行く悪魔とどっちが怖い?
(目を塞がれたまま充たされない空腹に自らの本業を思い出してしまった悪魔が居ないとも限らない、挑発気味に揺れた影は、彼女の後に歩みを進めれば木々の陰に姿を眩ませて。
>ルーク
見世物じゃない。
(相手とは真反対に睨み付けての不機嫌な様を見せて。自分なんかには構わずに大人しく人間の為の屋敷掃除に勤しんでおけばいいのに、と思えばまた厄介な物が見つかってしまったようで 「…ただの影。」 素っ気ない返事とは裏腹に自制の効かないそれはゆらゆら揺れて
>ユタ
…いい勝負かもしれませんね、両者とも空腹になれば自制がきかない点では私よりも獣です
(見えた白と赤の薔薇園。背後で闇に溶けるよう消えた影を横目に追いながら、燕尾服の内側から園芸用の挟みを取り出し。上記を肩越しにユタを見やりつつ意地悪な笑みを浮かべ告げ)
>シロ
一応人間用の食べ物で誤魔化して我慢してやってるのに、酷い言い分だな。
(ぼんやりと闇の中に浮かび咲く薔薇達を眺めながらに不満げに呟き。あの屋敷に飾る花が薔薇、だなんて如何にも過ぎると思いながらに手を伸ばせば棘がちくりと
>ユタ
本当に一応ですがね、ジャムの大量消費はやめていただきたい…おや、切りました?
(不満げな声に返事をしつつ、手近で窮屈そうな薔薇を挟みで切ろうと手を伸ばし。ふと、鼻をついた嗅ぎ慣れない血の匂いに顔を横に向け、ユタを見れば首を傾け)
>シロ
誰にも迷惑かけてないんだからジャム位いいだろ。
(渦中の苺ジャム、もとい鮮血が一筋指を伝い落ち。吸血鬼の住む屋敷で血の臭いを撒き散らすなんて自殺行為、彼等の常備食になってやる気なんてないのだから。咄嗟に咥えた指の味は甘い、訳がなくて唯鉄臭いだけ
>ユタ
まあ…あの匂いは少々迷惑でしたが、私の鼻には。血の匂いも、ジャムの匂いも好みません、頭が痺れる
(血の匂いはすぐに闇夜に溶けるように消える。悪魔の血は、人間の血と似た匂いがした。手を伸ばして怪我をした方のユタの手を掴むと「貸してください、棘が残っていないか見ます」と続け)
>シロ
お前の鼻が無駄に良過ぎるのが悪い。
(狼の癖に血の臭いが嫌いなんて意外、悪趣味な食生活の主人に飼い慣らされているせいでそうなってしまったに違いない。たかが薔薇の棘で悪魔を殺せる訳もないのに、と思いながら手を見せる様は従順に
>ユタ
…棘は無さそうですね。後で手当てをしましょう、一応…この血の匂いは覚えましたから、次から怪我をしていてもすぐに気付かれると思ってくださいね
(薔薇の棘は悪魔なんて殺さない。狼の鼻に覚えられた血は、怪我を隠し通すことは叶わない。手袋を外しその傷に押し当てるように血を拭いながら、手袋ごと手を離しては、自分は再度薔薇を切る作業に移り)
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