名無しさん 2017-02-11 21:42:25 |
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悪かった、待ってくれ
(部屋を出ようとする相手を引き止め、素直に差し出そうとするが仰向けの態勢という事もあり「…片手で上手く出せない」ブツブツ言いながら悪戦苦闘して
どこに閉まってるの?
(ドアノブに手を掛けたところで引き止められ、素直に出すといわれ振り返りジョシュの側によりベッドのふちに両手をかけ覗き込み
(右手でベストを捲り中に入れてあるのを見せ、好きな物を我慢する後ろ髪引かれる思いを払拭し「これで全部だから」今度は正直に答え預かってもらうようお願いして
嘘はなしよ?
(渡されたものを預かればもう1度念を押すように微笑み、部屋の奥にある鍵付きの棚にしまい「私は隣にいるから何かあったら呼んでね」手を振り部屋を出て
あぁ、少し休む。ありがとう
(棚にしまわれる煙草と酒を遠い目で眺め、部屋を出る相手に礼を述べて見送りドアが閉まる音を聞き瞼を下ろせば痛みに耐えつつ眠りに入り
おかえり、明日は店に出れるから・・心配かけてごめん
(ひと段落し休んでいると父が店から帰ってき、体調のことを聞かれれば大丈夫と答えたあと父はそのまま自分の部屋へと戻りジョシュが居ることは何も言わず
…結構寝ていたのか
(昼過ぎから寝ていたはずが目を覚ませば辺りは薄暗く、もう夜明けかと起き上がろうとするが痛みで上手く力が入らず。痛みはあるものの熱は引いたようで、リシュリーを呼ぶか迷い大声を出して良いか分からず寝転んだままでいて
(その日の夜は早めに自分の部屋で休み、犬の鳴き声に目が覚め父より早く起き店に行く用意をしてから「起きてる?」ジョシュのいる部屋のドアを軽く叩き
…起きてる
(安静にしたおかげで幾分と体力が戻った感覚がありドアの向こうへ返事して、痛みもましになり上半身を起こし服を整えて
熱、下がったようだね
(返事が聞こえると静かにドアを開け、顔色のいいジョシュを見てホッとし「傷口に当ててる布変えるから・・いいかな?」服を着たばかりだろう相手に申し訳なさそうに眉を下げ
おかげさまで
(よく眠れて体が軽く右手を挙げ挨拶し、申し訳なさそうな相手に対し傷を見せるにあたり上半身脱ぐ必要があり「いや自分ででき…ないか」少し間を置き悩んだ末に歯切れ悪く答え
そう、よかった
(安心し優しく微笑み、何も考えず口にした言葉にハッとして「すぐに終わるから・・」顔を赤らめて一旦部屋を出ていき新しい包帯と布を手にし戻り
…じゃあお願いするか
(顔を赤らめる様子に申し訳なく思う反面可愛らしさを感じ頬を緩め、ベッドに横向きに座り直し戻った相手に頭を軽く下げて頼んで
だいぶ治ってきたね
(心を落ち着かせながら服を脱がせて、包帯と布を取り縫った場所の皮膚が元通りになっており布と包帯を取り替え
リシュリーのおかげだな
(自分一人では治せる自信はなく、感謝の気持ちを思えば自然と手が出てリシュリーの頬にそっと触れ「…看病のお礼」顔を近付け耳元で囁き頬にキスして
そんなこと・・・・っ
(ジョシュの手が頬に触れ何だろうと思った瞬間、頬に唇が当たりサッと顔を向ければ再び顔を赤らめては脛に蹴りを入れ「やめてよね・・」瞳に涙を浮かべ布と包帯を手に取り部屋を出て
いって、何すんだよ
(脛を押さえて痛みに踞り一筋縄に行かない相手に溜め息を付くが、内心その方が楽しくもあり口角を上げ顎を手で擦りめげずに次はどうするか企み
なんなのよ・・・
(部屋を出てキスをされた頬を押さえ目に浮かぶ涙を拭い店に行き、ディッシュの餌やりをしてから開店準備を済ませいつも通り店のカウンターに立ち
(部屋の窓からリシュリーが店に行くのが見え、追い掛ける事も考えたが禁酒してる身には遠慮したい場所で。特にすることもなくベッドに腰かけたまま手持ちぶさたにトランプで遊び
少し働きすぎだった見たい、でももう平気
(働きすぎというのはウソで事件現場を目の当たりにして体調を崩したとはいえず心配する常連客に笑顔を見せ普通に過ごすも、先ほどのジョシュとの事が頭から離れず
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