名無しさん 2017-02-11 21:42:25 |
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何があっても守るから、いい加減俺を信じろ
(傷があるのに安静にしなかったせいで息が上がり発熱している気がするが今はそんな事には構わず、リシュリーに触れられる距離になり震える華奢な身体をそっと抱き締め
今さら信じろって・・無理よ
(体を大きな手が包みジョシュの熱が伝わり、これ以上の言葉が出なくなると堪えてた涙が一気に溢れ出し周りを気にせず泣き始め
泣きたい時は泣いていい。俺の前では強がるな
(リシュリーに悟られまいと意識して呼吸を整え、背中に回した右手を上げ何度も優しく頭を撫で。今まで苦労や恐怖を沢山感じたであろう相手の過去を思い、今は泣かせてやろうと静かに抱き締めたままでいて
どうして・・・ここまで・・
(優しく包む体に身を任せ、背中に手を回しひとしきり泣くと落ち着きを取り戻し少しだけ体から顔を離すと深呼吸を何度も繰り返し
…本気で…惚れてる…から…な
(落ち着いた様子にホッと胸を撫で下ろし気が抜ければどっと疲れが押し寄せ、発熱で熱くなった体温が伝わりそうでリシュリーから手を離し距離を置き
・・・どうしたの?
(再び言われれば胸が苦しくなり嬉しさなのかまた涙が出そうになるがぐっと堪え、離れていくジョシュを見上げるとまゆを潜め
…別に、どうってことない
(眉間に皺を寄せ肩で粗い息を繰返すが口では平気なふりして「俺は先に店にもどってるから」リシュリーに背中を向け、ふらふらした足取りで店に戻ろうとするが直ぐに柱に手を付き立ち止まり
待って・・!
(様子がおかしいと駆け寄り、首に手を当てると首元が暑くうっすらと汗が滲みでて「熱・・まさか、呑んだの」前に回り込み支えるように体に手を置き
やけ酒を少しだけ…な
(あまりに避けられ沈む気持ちをどうにかしようと飲んだ事を白状し、少しだけ体重をリシュリーに預けて踏ん張り「迷惑だろ?今日は…帰る…から」途切れ途切れに言葉を吐き出し
呆れた、ほんとにバカね!
(呑むなと注意したばかりなのにと頭を抱え「歩ける?」空いている方の手を背中に回し、自分より大きな身体を動かして
リシュリーが…俺を嫌うから…
(荒くなる息でポツリと返事して「あぁ、まだいける」二人共倒れに注意し体重をあまり掛けないよう足を踏ん張るもののリシュリーに支えれ何とか歩き
・・いくよ
(子ども見たいな理由で不貞腐れるジョシュに自分かよとなんとも言えない気持ちになり、少しだけ動いてる足を見て「無理だったら言ってね」自分の家の方向に向かい
大丈夫だけど…悪いな
(せっかく店に出たのに自分に付き合わせて申し訳なく思い、一言詫びを入れた後は口を閉ざし 朦朧としてくる意識で足を動かすことに集中し
いいの、今日は休んだから
(横を見ずただひたすら前を見て、家に到着すると使ってない空き部屋のベッドにジョシュを横にさせ桶に冷水を組みに行き
…助かるよ。ありがとう
(額に汗を浮かべ横になり目をつぶり深呼吸を繰返し、せっかくリシュリーが甘えてくれたのに己の不甲斐なさに拳を握りしめ
当分大人しくしててよ
(冷水に浸した布を額にあて、そうだと何かを思い出したように持っている煙草に気づき手を相手の前に差し出し「だして」
…冷たい
(足音に気付き目を開け、出来ない約束はしない主義で返事はせず。向けられた手をじぃと見つめ、何を求められているか分からず「何を?」微妙に頭を動かし不思議な物を見るようにリシュリーに視線を送り
体調が戻るまで、煙草もお酒も禁止
(怪我が治るまでは体に良くないものは中止と腰に手を当て、見下ろし首を傾けながら急かすようにジョシュの目の前まで手を持っていき
それは嫌だな。何もなくて寂しい
(横になった事で減らず口を叩く元気が出てきて、煙草も酒もベストの内ポケットに入れている事は隠して反対に顔を向け嫌だと駄々を捏ねて
・・あっそう
(何を言おうと聞かないジョシュにため息しかでず、頭を横に振れば「ほんとバカだよね、人の命なんだと思ってるの」そう言って部屋から出ようと
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