煌　▷▷　無登録　　

…本気で望めばいいのね。そう、本気で貴方を欲しればいいのね。
可愛いだなんて、歳の割に子供だと仰いたいのでしょう？
（　指先にハートを撃ち抜かれてしまったのか、上手く口が動かないくらい心臓がドキドキと音を立てるなんて私はどうしてしまったのかしら。男の人に何を言われても響かなかった心に、何故だかこの人の声だけは突き刺さる。自分でも気づかぬ内に虜になってしまったのだろうか。ふわりと満開に咲いた花の如くドレスの裾を広げ、はしたない行為だが相手の座る椅子近くの床に腰を降ろし。いつもの気の強い余裕のある表情は最早消え失せ、自分の気持ちに戸惑い助けを求め弱々しく見詰め　）

遂に今日は雪が降ったのね。ひらひらと落ちていく様は迚も美しく、朝一番に外を見た時の銀世界は一際冬を楽しくさせていたもの。あの頃はお兄様とも良く遊んでいたのよ。屹度何処かに一緒に大きな雪だるまを作った写真が残っているはずだわ。ふふ、後で見せてあげる、
もう後２年しかこの街を。…否、もう２年も残されていない。こうして訪れる冬も春も、其の四季折々を心に刻んで行かねば成らない。もう直ぐ私は此処から去るのだから。向こうで閉じ込められた生活をして行くのだもの、屹度我が国の景色は心の支えになるわ。 _____ 必ずよ。

偶にね、私が男だったら、ッて思うの。そしたら私の骨も身も魂も、全て此の国に捧げ、此処で朽ち果てる事が許されるのに、って。死して尚、彼方の国に縛られる命を、捨ててしまいたいなんて、 ______ ねェ。







>上げ 、

さて、私が此処に訪れるのは二回目かな。前回は独白すら吐かせてくれなかったからねェ。さてと、何から話そうか。君は何が聞きたい？この国が作られた所以？私の見聞きした何百年間？君は私へどんな利益を求めて居るのか、お聞かせ願えるかな。

_______違う？…何がどう違うのだろう。私の魔力が欲しい訳でも無いのか。それじゃあ、私は如何したら良い？何年も其れ以外の価値を見出せて貰えなかった私は ____ 俺は、どうすれば、君と、
答えておくれ、如何か。君が望む物を、私に、

此の前街に降りる機会があった物でな。お前に似合う様な物を買ってこようとは思ったのだが、如何せん俺は高い物が良いと思う傾向にある様だ。…お前は、高ければ良いと言う訳では無いのだろう。仕方あるまい、次の休みはお前を連れて街に降りる事にしよう。所詮この様な男が降りた所で危険はあるまい。あゝ、然し爺には言うなよ。

______ よもやその目、俺がお前と共に街へ降りる口実だと疑っているまいな。…何時からそんなに察しが良くなったんだか。さてと、其処迄分かりきっているお前は断る訳には行かぬだろう？
それでは、ゆめゆめ忘る事勿れよ、

扨と、三日も空けてしまうとは不覚の事ですな。いやはや申し訳有りませぬ。然し此の爺め、城下町で良い情報を手に入れる事が出来ましてな。ええ、そう。豆ロルとやらを存分に活用して行こうかと思いまして。（　　どやり　　）此のジルコン、今時の若い者には未だ未だ負けませぬぞ。ご覧下さい我が豆ロルを ________ ！（　　ふんす。　　）

…処で話は変わるのですが、豆ロルとは一体どの様な豆の事でしょう？（　　こそ、　　）…節分が近い事も有りましょう、本年はその豆ロルとやらを蒔いて _____ …え？豆ロルは豆ではない…？（　　ぱちくり　　）と、なりますと…。豆ロルとは、一体…？（　　きょと　　）

朝目覚めて吃驚したの、真逆雪が積もってるなんて！何時も早起きしてた甲斐が有ったわ、未だ誰にも踏み荒らされてなかったもの。ふふ、姫様も起こして遊んでしまったのだけれど、久し振りにあんなに笑顔の姫様を見たの。…嬉しかったなあ、

でもその後は寒くって。そうそう、何時もよりもお皿を……って、如何して知ってるの…！？ひ、秘密にしてねっ、

もう月が変わっちまッたな。特段冷え込んだ訳じゃねェけど、身体には気を使えよ。俺だって御前と話せなくなるのは嫌だからな。…流行病も最近は甚だしいみたいだけど…あの薬師の所に行かせるのは一寸不安が残るんだよなあ…。

扨と、長ったらしく話すのももう大方飽きただろ、御前もさ。もう一周俺らが話す間に誰も来なければ此処は朽ちていくからさ、暇ならまぁ覗いてけよ。
今日も一応上げておこうかな。

（／　一年振りながら　、　上げ　）

まぁお久しぶりね、私の事は覚えておいでかしら？ねぇガーネットさん、今夜は寒くて眠れそうにないの。私が寝付くまで少しお話しして下さらないかしら。

＿＿＿ッは、これは驚いた。一年越しにも関わらず麗しいプリンセスが俺に興味がある、なんて。…一寸嬉しいよ。
あゝ本当に今日は冷える。女性は体を冷やしちゃ駄目なんだッて、よく言われてるぜ。

御出で、フランソワーズ。眠れるまで側にいてやるよ、…愛しい君の為に。

いくら月日が経とうとも興味は変わらないわ、それに結局貴方の心は手に入らないままですもの。有り難う、身体は寒くても心は暖まるわね。
（頭から片時も離れた事のない彼の顔をもっと近くで見たい、寒さで凍えるなんて言うのは勿論二人の距離を縮める為の口実である事に彼が気付くか否かはどうでも良い。ドレスの裾を少しだけ地面から浮かせヒールの音を響かせ側へ寄り）

随分な言い草だなァ。俺だって君に心を奪われているさ＿＿分かるだろ？
手に入れられないのはフランソワーズ、君の心…の間違いだろ。
（　相も変わらず＿＿否、一年の月日を超えて彼女は殊更美しくなった。男共が寄って集って彼女の身も心も己の物にしようと奮闘する様をまざまざと見せ付けられていた日々は、以前手許にあった彼女の体温を思い出し、微かな優越感と嫉妬に燃えたもの。再び声を掛けられた事に対し、一抹の安堵の息を吐きそうになるのを飲み込んだ。
傍寄る彼女のほっそりとした腕を見てゆるりゆるり、口角を上げて笑みを浮かべては、その身を己の腕の中に閉じ込める為に腕を掴もうと手を伸ばして　）

分からないわ、だって貴方は女性がお好きとの噂。私以外の女性にも同じ事をおっしゃるのでしょうね。
（ お国の為に努力を惜しまない彼に心を奪われない方法があるなら知りたい。他の殿方に言い寄られようとも感じない心のざわめき、本心の見えない表情。そのどれもが平常心を切り取り、直視出来ない彼との間に一線を引く為の扇を広げ紅色に染まる頬へ目隠しを。男性の逞しい腕が此方に向かって伸びるだけでも呼吸が止まりそうになる。それでも腕をどかさないのは彼に触れて欲しいから、視線だけを己の腕へと落とし ）

嗚呼、全く困ったモンだな。君にそう思われてしまうなんて…＿＿＿あれ。もしかしてさァ、嫉妬してる？
（　今迄の己の素行に対しての後悔をしたことは一度もない。恐らく此れからも無いだろう。まるで後悔している様な口振りでかぶりを振った後にふと、彼女の双眸を見詰めて。二人を隔てる様に広げられた紅色は、彼女を引き立てる花の様に瞳に映る。この人を抱けば、高ぶる感情は治るのだろうか。幾秒にも満たぬその思考の先で、此れ迄人に対して感じた事のない様な感情＿＿誠意がちらりと垣間見えた。触れるには己は汚れ過ぎている。はたと気付いて、伸ばしかけていた掌は方向転換。彼女の髪を一房掬い上げ、其処に唇を落として顔を覗き見れば朱に染まる頬へと視線が奪われ　）
…何されると思った？

ごめんなさい、私ったら不覚にも寝てしまっていたわ。せっかく意地悪で素敵な貴方がお話ししてくれていたと言うのに…とても残念。

何時も何時も相手してくれるお嬢さんには頭が上がんねェよ。暇だったらまた御出で。＿＿＿勿論、俺を選んでくれるんだろ？

扨、こんな時間だが募集上げだ。

　◇　メイビス　◇　♀　◇　１９ｙ　◇　密偵

白金に輝く長髪を腰迄靡かせ、偶に結上げる ／
翠を湛える両眼 ／ 薄紅色の唇 ／ 白皙 ／ 女使用人服を着用 ／ １６２ｃｍ ／ 纏う雰囲気は淑やか ／ 色香の中に少しの幼さが稀に垣間見得る

新しく派遣されたメイド。…に装った隣国の密偵。此の国の状況や状態、王家の情報を知るべく命知らずにも潜り込む。隣国内では有名な才知に恵まれた密偵の者。表情は表面的なものが多く、何処か僅かの無機質さを人に与える。彼の元へ来て幾日も経っていない日、早々に密偵の者だと気付かれ弱みを握られてしまう。其方に何らかの情が有るのか否か、未だ周囲には悟られていない。此方も又弱みを握られている状況下であるのに彼との過ごす時間を楽しく思う。



( ／背後より失礼させて頂きます、実はずっと気になっていたものの勇気が出ずに参加出来ずしまいで終わり…然し再び上がっていたのに歓喜しこうして参加希望させて頂きました…！スパイ的な立場である為余りそぐわないと感じられましたら蹴って頂いて構いません。指名はジェットさんにお願い出来たらと思います。何卒ご検討の程宜しく御願い致します…！ )

あれ？ なんだ、お嬢さんはまァだ此の国にご執心みたいだなァ。　見てるこっちが面白いから別に構わねェけど。
嗚呼でも、俺以外の奴に其の首を渡すのはご勘弁。＿＿御前は無料でも殺してやるよ。…最高の口説だろ？




（／　いらっしゃいませ、以前より気になっていたとのお言葉、そして参加希望ありがとうございます…！密偵とは当方全く想像していないキャラクターですので一体どの様な物語になるのか、迚も楽しみです…！如何ぞ寝てしまう迄の間、暫しのお戯れですがお楽しみ下さいませ。）

ええ、随分と小洒落た口説ね。思わず色々な意味で胸が高鳴ったわ。…どうせ国に帰った所で待っているのは手厚い処罰だもの、此処で貴男に殺されても構わないのよ。──貴男に出来るのなら、だけれど。
( 真夜中の宮廷内は酷く静謐な空気が漂い、息遣いさえ鮮明に聞こえて仕舞いそうな程。人の気配が微塵もない長く大きな通りに対峙する男は相当な手練の暗殺者であり、尚且つ此方が密偵だという事を知っている。自国からの帰還命令も出されておらず、彼の言う通り未だに此の国に住まいを置いている。連々と紡がれる詞に顔色一つ変えず、滔々と此方も返しつつも末尾に挑発するような科白を残したのは微かにでも余裕を演出したいがためだろう。周囲には彼と自分しか居ないからと、高くに纏め結い上げた髪を勢いよく解き。 )



( ／快く了承して下さり有難う御座います…！シチュエーションをロル内で決めて仕舞いましたが、何か不備が有りましたら仰って下さいませ。はい、存分に楽しませて頂きます。宜しく御願い致します。 )

恐怖の事を人は恋と勘違いする生き物なんだ、口説にゃ変わりねェさ。＿＿＿…へェ、強がっちゃッて、…死にてェの？
（　足音一つすら響く廊下の中で対峙する二人の男女。側から見れば麗しい逢瀬にも見ゆる其の実、相反する者同士の戯れだと誰が思うだろう。緩慢な、然れど無駄の無い動きで窓際に腰掛ければ、差し込む月光に照らされて一際目立つ艶のある白銀がふわりと舞った。刹那目を奪われてしまいそうな程に美しい女性へと、賛美と冗句を綯い交ぜにした口笛を投げ掛けた。ちらり、窓の外へと目を向けては耳を澄まして人の気配が無い事を確認。暫しの歓談と洒落込む事を決めては再び視線を彼女へと。　）