．bl ｜ ココロの住処 ｜ ゆる.だら.いちゃ.

あれ、なんか暗い話みたいになってた...。ごめん、そうそう。続きさせてってお願いしたかったんだ。
(自分で話し始めたが何故か思いもよらぬ方向へ進んでいた事に苦笑しながら謝って。すかさず入る彼のフォローにありがたく乗っかれば調子を取り戻し子供のようにあやされる状況を打破するかのように大人なキスを返して。)

違うの！？なーんだ！僕がしんみりさせちゃったじゃん！…もっとして。
（自分の話の受け止め方が違ってたかと気付けば笑ってしまい、深くなったキスに相手の首へ腕を回し、キスの合間にもっとと強請って。）

君は優しいからね、ますます好きになって困る。
(強請られれば焦らすようなキスへと変え反応を楽しんで、一方で彼の上に移動すれば服に手をかけ始めて。)

ねぇ、焦らさないでよ…お願い。
（期待した反対の態度を取られれば上気した顔で見つめ、服が脱がされかけているのが分かれば「…暑い」と呟いて。）

...我慢出来ない？
(乱れた前髪を整えた後頬や首筋にキスをして「ほんとだ、ちょっと汗かいてる」と彼の上着とシャツのボタンを全て外し終えると服の間から肌に触れて。)

…我慢できない。もっと口の中ぐちゃぐちゃにして。
（唇が離れてしまえばもっとキスして欲しくて堪らなく、口を開けて舌を見せ。「篠宮に触られるといつも暑くなる。」素肌に触れられればピクリと一瞬反応しては相手の服も脱がそうとシャツのボタンを上から順番に外していき。）

(開かれた口に2本の指を入れｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬと音が鳴るまで弄り倒した後引き抜き再びキスをして、今度は遠慮なく貪るようにし溢れた唾液もわざと音を立てて啜って「嬉しい」微かに身じろがれても構わず脇腹を撫で上げるように上へゆっくりと指を這わせ、相手にしてもらいやすいような姿勢へと変えて。)

ンッ、ン…
（口内に指で掻き回されては声を漏らし、ようやく求めていたキスをしてもらえば満足気に目を細め、耳に届く厭らしい音に興奮して。「…う、擽ったい。」普段人に触られる事のない箇所を触られゾクゾクとした感覚を感じながらもボタンを全てはずし終えればネクタイも解き相手の胸元に手を触れて。）

キス好き？
(嬉しそうに細められた瞳に視線が吸い込まれ欲に濡れた眼差しを返し再び口付けその行為に没頭して。「直ぐに慣れるよ」濡れた指で体のあちこちを愛撫し行き、もう片方の空いてる手でスルスルとズボンも脱がせてそのまま流れに任せるようにして。)

…好き…篠宮とのキスが、好き。
（いつもの優し気な瞳に欲が混じっているように見え、それが自分に向けられていると思うと嬉しく、キスの合間に答えては自らも積極的にキスに応え。「…一つになれるね、幸せ。」愛撫の気持ち良さに時折声を漏らしながら、流れに身を任せ、この幸せを実感して。）

束紗君。
(緩急をつけながら相手と息継ぎのペースを合わせつつ楽しんで、合間に質問への解答を貰えれば再び激しく強引なキスになって。愛らしい変化を逃すまいと体の機関をフル稼働させたまに揶揄うような事や恥ずかしい台詞を囁きながら愛をぶつけ「ありがとう」と快楽が全身を支配し始めた頃、突然強烈な倦怠感が訪れ重なるように彼の体に身を預け。)

…篠宮…好き…。
（相手への想いが溢れてくれば何度も名前を呼び好きだと繰り返し、キスの息苦しささえも愛しく幸せで。堪えきれず喜悦の声を漏らながは囁かれる言葉に更に激情して相手と同じタイミングで達し、彼の体を受け止めると全身に感じる倦怠感すら幸福感で満たされて。）

離れたくないな。
(求めるように名を繰り返されれば何故か胸が締め付けられるような愛おしさを感じ、会えなかった分以上の好きを返して。名残惜しそうにキスを終えると彼の身体も解放し、額から流れてきた汗を拭いながら上体を起こして。)

…？…離れなくていいじゃん。
（逆上せたような状態で頭が回らない中不思議そうにして。事後の彼の色っぽさに暫く見惚れ、だんだんと正気に戻れば、欲のままに相手を強請っていた自分が恥ずかしくなり「か、顔見ないで！」と両手で顔を覆って。）

......、お風呂にお湯を溜めに行こうと思って。
(一人でジタバタしている模様を無言で眺めながら彼の心境を好き勝手に推測し隠された表情を見ようと腕を掴んで。)

なんだ、すぐじゃん。どこかいっちゃうのかと思った。
（十数歩くらいの距離の話だと理解すればクスッと笑って。腕を掴まれれば指の間から目だけチラリと見せては「…気持ち良かった。」と行為の感想を告げ。）

どこに行くと思った？って、もう反抗期終わったのか。
(先程の剣幕はどこへ消えたのだろうと揶揄いの眼差しを送りながら伺い見るような彼を不思議に思って。「キス？」と特に彼が強請っていた行為を連想させると尋ねて。)

反抗期？
（相手の言っている事の意味を察する事ができず首を傾げて。「全部。」勿論キスもだがその他の行為も全て愛が伝わってくるもので、愛された全身が快楽に飲まれていたと。）

顔見るなっての。まぁそういうところは束紗君らしいな、安心した。
(反抗期の子を持つ親の気持ちに何となく察せる部分を見つけたような感覚で、何でもないよと。「そう、気に入ってもらえて嬉しいよ」彼との初めてはいい思い出として残せたことがその発言から伝わりﾄｸﾄｸと胸の鼓動に暖かみが増して。)

今なんか僕に失礼な事考えてない？
（何かを察してはじとりと見つめ、「あんまりこういう行為には興味が無かったけど、篠宮とはしたいと思うよ。」自分が想像していたものと全然違う、幸福感で満たされるものだと実感して。）