．bl ｜ ココロの住処 ｜ ゆる.だら.いちゃ.

(身じろぎをする彼に気付いてはいるものの手加減どころか余計に責め立てたい気持ちを掻き立てられるだけで、強引なキスの終わりは中々来ることは無く次第に壁にもたれかかるようにしながらズルズルと床へと尻餅をつき。「まだそんな事考える歳では無いけど、そうありたいな」壮大な話に明後日の方向へ向き苦笑して。「もう寝てる...ｸｽｯ」さっさとおやすみを告げ一人で夢の国へ行ってしまった相手におかしく笑って、話しているうちに目の冴えてきたのをいい事にじっと寝入った表情を観察して。)

…ん、…。
（眠りから目が覚めると軽く片目を擦り、頭の下に相手の腕の感覚を感じればゆっくりと隣を向き「ふっ、よく寝てる」相手が居る事が嬉しく、まだ夢の中の彼の頬をツンと突いて。）

......
(規則的な呼吸を繰り返しながら深い眠りに入っていたが、近くで何かが動く気配に瞼を痙攣させ腕の中にいる彼をもう片方の腕で抱きしめるような動作をして。)

…起きて、もうお昼だよ。
（抱き締められれば起きたのかと顔を上げるも閉じたままの瞼を見ては顎先にキスして。）

もうそんな時間か、おやすみ。
(キスされれば目を瞑ったまま口元に笑みを浮かべｷﾞｭｰと抱きしめ再び寝入る事を決めたのか、彼の頭を撫でる間隔が遅れていって。)

え、え、寝ちゃうの！？起きてよ、篠宮！僕と遊ぶって言ったじゃん！！
（目を開ける事もなく、寝ぼけているのか返ってきた予想外の言葉に慌て、抱き締められた腕の中でジタバタと暴れだし。）

...んー、可愛くおねだりしてくれたら、考え直してもいい。
(抵抗する言動を始める彼に諦めたように重い瞼を開き途切れ途切れになりながらもそんな事をお願いしてはそのままじっと相手を見つめ、抱き締めたままだと行動を制限してしまうため腕枕をしていない腕を解放してやり。)

お、おねだりって何さ！！
（何だか言葉が卑猥に思えてぶわっと顔を赤くし。暫く沈黙を作った後おずおずと起き上がり、赤い顔のまま相手の頭の横に両手をついて上から見下ろせば「…僕、篠宮といっぱいイチャイチャしたい…から、起きてよ。」と恥ずかしさから少し震えながら告げて。）

俺の事必要としてるんでしょ？
(途端に顔色を変え何を想像しているやらと内心おかしく思いながらも表情は変えずに暫く見守るようにして。「へぇ、例えば...どんな事したいのかな？起きるのは起きるよ」見下ろされるような格好で羞恥に必死に耐える彼が愛おしく意地悪をまた言って。)

ひ、必要ってどういう意味で！？
（一度卑猥な事を考えてしまうとその後に続く言葉も卑猥な言葉に直結してしまい、所謂恋人同士の“そういう行為”の事か！？と更に顔を真っ赤にして狼狽え。起きてはくれるようでほっとするも自分の発言に対する具体例を聞かれては、恥ずかしさから視線を逸し「例えばって…ぎゅってしたりとか、キス、とか…一緒にお風呂入ったりとかさ…。」とぼそぼそと話し。）

どう言う意味かな...ｸｽｸｽ
(あまりにもおかしくなれば耐えられず吹き出して一人で笑い出して。「こうして...キスして...他には？」上体を起こし乞われるままに抱きしめ口付け、お風呂に入るは流石に難しい為しばらく静止し、至近距離で見つめニコッと笑顔を向けて。)

え！何？何で笑ってんの！？
（相手が笑い出せば、この状況が理解できず相手の両肩を掴み揺さぶって。「…ん、…他？じゃあ、頭撫でて。」キスを受ければ満足気に頬を緩め。至近距離の相手に胸の鼓動を早めながら子供じみたお願いをして。）

いつも一所懸命だなって。
(見当違いなはぐらかした回答をして揺さぶられるままにさせて。「おねだり、上手上手」無茶振りにも果敢に応えてくれた事をしっかり褒めながら優しく頭を撫で、抱き締めて触れている彼の体の鼓動に気付き嬉しくなって今度は自らあちこちにキスを落として。)

馬鹿にしてるだろぉ～！
（自分は内心どぎまぎしたというのに、と揺さぶる手を止めず。大人しく頭を撫でられ、鼓動が伝わってしまいそうと思いながらキスを受ければ「ふ、擽ったい」と身動ぎし。）

ﾌﾌｯ、揶揄ってるって言う方が近いかな。
(余裕の笑みで彼の胸の内を受け止めながら、空白期間の寂しさも霧散出来たかなと安心して。「何度も君の夢を見たよ...束紗君は、俺の事少しは考えてくれてた？」身を捩る彼に甘えるような仕草を取り囁けば再び彼とソファへ身を預けるような姿勢へと戻り。)

もう僕を揶揄うの禁止だ！
（いつも彼の方が一枚上手で何だか悔しく相手の両頬を摘んでむっとして。「うん、夢の中でも君と一緒だった。夜空の星を見たり、お花畑にいたり、温泉に入ってたり、断片的にしか覚えてないけど幸せだったよ。」目を閉じ昨夜の夢の記憶を思い出しながら顔を綻ばせて。）

困ったな。
(宣言内容に眉根を寄せていれば突然顔に刺激が走り目を細めそう言って。「嬉しいな、夢の中の俺が羨ましい...、まだ君とは何処へも行けてないから」幸せな夢を語る口調も表情にもうっとりしながら、充足感を補うようにｷﾞｭと抱き締めて。)

篠宮って意外とほっぺた柔らかいよね。
（相手の両頬をむにむにと摘んでは感触を楽しんで。「そうだね、篠宮は一番どこに行きたい？」相手の背中に腕を回し抱き返しながら尋ねてみて。）

意外だったんだ、もっと色んな所触ってもいいよ
(今日は1日玩具にされる事を覚悟しては気の済むままに身を任せると告げ。「一番か、まずは生活雑貨の店...ほら、お揃いの物買うって約束してただろ」行き先と理由を簡単に説明して、抱きしめ返されれば彼の匂いをかいで。)

いいの？あんな所やこんな所触っちゃうよ？
（嬉しそうに目を輝かせては、スー…と彼の太腿をひと撫でし鼠径部の辺りを擦りニヤニヤとして見つめて。「そうだった！お箸とかマグカップとかいろいろ欲しいな！そういえば篠宮は好きな色なんなの？」以前に話した事を覚えていてくれた事に喜びを隠せずにこにことして。）