保健室 - nl。

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ヌシ。  2013-10-01 22:49:50 
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-「 せんせ、…おはよ、ごさいます。」
-「ん-、はよ。てか、また来たのか。」

 病弱サボリ魔女子生徒
     ×
 テキト-男性保健医先生 の、恋愛物語。


《rule》
-荒らし、中傷、成り済まし。出禁!
-寝落ち、闇落ち、亀レス、置きレス。有り!
-中-上級者で中-長ロルな方。希望!
-長期夜型可能な方。
-ダルくてテキト-で、適度に真面目な新人男性保健医様、1名募集。
(pf.ロルテスト 提示御願いします。)

I love the teacher.I love this child.
A thought leads each other.


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  • No.81 by 知駕 舞  2013-10-26 21:05:12 


(あれから時間が経ち、4時間目となった。今日の4時間目は科学の実験があり移動教室。「舞ちゃん行こ-!」と授業の準備を整えた女の子達が数人私の席に寄ってくる。「うん、ちょっと待ってて。」私は頷くと、皆は「分かった。」と声を揃えて答えた。皆、この間までは私を遠巻きに見ていた女の子達で、今日、前にお昼を一緒にして居た人達と話していると彼女達も私達の中へと入ってきた。そして今では全員と仲良くもなって、すっかり友達、という言葉に恥じない仲になった。

舞ちゃん、と呼ばれるのは久々なもので何だか難痒い感じがする。勿論私も皆の名前を呼ぶこともあるが、皆苗字にさん付け。皆必死に、「そんなのいいよ、名前で呼んで」とか、「もう仲良しなんだから。」と、優しい言葉を掛けてくれるのだが、今日1日で、という事が引っかかってどうも呼べない。いや、言い訳かもしれない。今まで人と距離を離していた私だから皆の近さにどうも馴染めないでいるのかもしれない、やはり何処か他人行儀で、私と貴方は他人、という境界線を張ってしまっている。見えない壁で彼女達を遠ざけてしまうのは正直嫌なのだが、関わろう、という気持ちに踏み出せない自分に苛立つ。

「皆、行こう。」と、私が席を立ち科学の教科書とノートと筆記用具を片手に歩き出す。皆は後ろに付いて来て、「なんか舞ちゃんって、あんまり授業出てないのに頭良いよね。」と1人の女の子に言われた、そしてそれに後付く様に次々と口が開かれる。当たり前、先生が「サボんなら、自習。」と私に机と椅子へ行かせ勉強を強要するから、そして分からないところは意外にも先生が教えてくれる。私は、「神崎先生が教えてくれるんだよ。」と笑うと、「へ-、先生勉強出来るんだ。」「外見も格好良いけど、知的でもあるなんて。」とお褒めの言葉が飛び交う、「そうそう、先生を好きな生徒もいるしね-。」と何とも意外な事も言っていた。そっか、先生モテるんだ。何か複雑。そして、私達は科学室に入り授業への時間が始まった。

(はい、頑張りますよ! そうですね、ゆったりと素敵な純愛を作って行きましょう。

舞ちゃんは、好きな人とか今まで居た事が無いので鈍感な部分も有る感じですね。

いや、私も何と無く表現が下手なので!! では、本体はドロン.。○ )

  • No.82 by 神崎 諒治  2013-10-27 01:27:09 




「ちげぇよ、バカ」
(12時前、生徒は4時間目の授業をしている最中。俺は昨日からやっていた書類が一段落着いたので助手の書類作成を手伝っている。"もぉー、バカってなんですかぁ"と口を尖らせる。ったく口動かしてねぇで手動かせよ。この間の研修前に俺に確認をしてくれと渡していった書類や帰ってきてから作った書類はひどいものだった。俺の書類仕事は大抵この助手の間違いの訂正。わざと間違えてるのか、本気で間違えているのか。どっちにしろ間違えなければいいことなのでわざわざ横に座り、教え、確認して指摘している。面倒ったらありゃしない。だがこれで俺の仕事が減れば楽なこと。カタカタと馴れない手付きでキーを打つ助手。…おい、今間違えたぞ。


――そして昼休み。さっきのお礼だと言って助手がまたでかい重箱みたいな弁当箱をでん!とにっこにこした顔でテーブルに置く。「(これは…食わないと面倒になるな)」そう思った俺はソーセージを1つ摘み、おにぎりを1つ手に取ると「ごちそうさん」と言い保健室を出、購買部へ向かった。"ちょっと先生っ"なんて聞こえたがこれ以上あいつといるのにはうるさすぎる。廊下を歩き生徒と挨拶を交わし購買部に着く。そしていつものように生徒の列に並んだ)

  • No.83 by 知駕 舞  2013-10-28 19:01:39 


(「ここの原理はここの方程式を用いて、比べる━━」科学の実験前に先生が方法など、注意する点などを黒板に書き記している。私は、眠い。とカクカクしていると先生が「では実験に━」と声を大きくする。ハッ、として顔を上げ先生を見ると明らかに私を見て黒笑みを浮かべていた。「(しまった、バレてた。)」と半ば焦りながらも、皆が動くのに一歩遅れて動き出す。

そして、ガタガタ、と実験道具を用意すれば実験に取り掛かる。隣に座る男の子から「知駕さん、これ持ってくれないかな。」と試験管を一本私に差し出してくる。私は頷いて試験管を持つ。どうやら今日は加熱によっての変化を見る授業で、熱しすぎると試験管が割れることもあるらしい。次の過程で私の持つ試験管が熱する事になった。「知駕さん、気を付けてね。」と隣の男の子が言う。「うん、有難う。」と言って私はガスバーナーに試験管を当てる。

すると、さっき授業前に一緒に来た女の子達の会話が聞こえてきた。「━知駕さん、神崎先生と付き合ってる感じじゃなかったね。」「私、まだチャンスあるんだね。」「告白しちゃえば?」と楽しそうにしている。何それ、私そんな風にも思われてたんだ。それにあの子先生が好きなんだ。別にそんな事どうでも良いけど、良いんだけど。「知駕さん、危ないっ!」と言われてパンッ、と音が鳴った。気が付くと手に持っていた試験管が割れて私の手に血が滲んでいた。「ぃたっ…。」最悪、人差し指しか切れなかったものの流石に痛む、「知駕、保健室行って来なさい。」と言われ私は保健室に向かうと、丁度授業終わりのチャイムが鳴った。

私は慌てて階段を下り、保健室に急いだ。そして、保健室の扉を開けるとそこには保健医助手の先生がお弁当を仕舞っていた。「━神崎先生、お弁当食べてくれた。」と喜んでいる先生の呟きが聞こえる。そして私に気づくと、「知駕さん、怪我?」と聞かれる、「違います。」と言えば咄嗟に手を隠す。先生は「あ、神崎先生に会いに来たの?駄目よ、生徒と先生の恋は。」なんてふざけた様に保健室を出て行く。「なんだ、先生居ないんだ。」と呟き中に入る、そして椅子に座り外を眺めているとガラリ、と保健室の扉が開く。先生?と思って視線を寄せると、さっき科学室で隣だった男の子だった。男の子は「良かった、まだ居た。ごめんね、知駕さん。」と私に歩み寄ってくる。そして、「怪我大丈夫?俺が持てば良かったのにごめんね。」と誤り続けてくる。私は手を開き、血に滲む人差し指を見れば、「あ、まだ処置してないの?俺、するよ。」と、消毒液付きの綿と絆創膏で私を処置した。「有難う」とお礼を言うと、「大丈夫、俺が悪かったし。それに━」と言い掛けて男の子は口を閉ざした。私は不思議そうに首を傾げると、男の子が近づいてきた。

( ぅわぁっ、1日遅れてごめんなさぁいいいい!!! )

  • No.84 by 神崎 諒治  2013-10-28 21:32:13 




「ははっ、ありがとうございます」
(いつも通りパンを買うと購買部のおばちゃんがカウンターから"神崎くん神崎くん、これ間違って買っちゃたやつなんだけど、よかったら持ってきな!"と気前よく缶コーヒーをくれた。眠気覚ましにはちょうどいい。この人は気持ちのいい程にさばさばした肝っ玉母ちゃんといった感じだ。俺は礼を言ってその場を去った。


「(今日は天気もいい、保健室にはあいつもいるから屋上で飯食うか…)」そんなことを思い助手のおにぎりを食べながらのんびりと廊下を歩く。昼寝日和なんだけどな、という気持ちと共に階段に足を掛けたその時"あっ、神崎先生!"とあの保健室にいるはずの喧しい助手がこちらに駆け寄って来た。近付くなり俺の手に気付いたのか「あー!おにぎり食べてくれてる!今日は神崎先生が好きそうな具にしたんですよぉ」と何故か喜んでいるようだ。「…それだけか」こちとら用もないのに話している暇なんぞない。淡々とそう答えると「違いますよっ、私これから各トイレにトイレットペーパー置きにいかなきゃならないので保健室お願いします」とやっと用件を話した。「了解」そう言えば「お願いしますっ」と階段を駈け上っていった。「(また今度か…)」久しぶりの屋上は諦め、いつもの白い部屋へと戻ることにした。


保健室不在と聞きスタスタと足早に向かう。職場放棄なんて思われたら面倒の中の面倒だ。途中すれ違う生徒達はそんなことも知らず「せんせ、ベッドで昼寝したい」やら「先生も寝ようよ」やら「パン一個ちょうだい!」とサボる気満々で話し掛けてくる。そんな奴らには軽く拒否の言葉を掛けやっと保健室へ着いた。ドアに手をかけると何やらぼそぼそと声が聞こえる。どうやら男子生徒と女生徒のようだ。


「(……またか)」これまでにこういうことが何度もありその度に空気が読めないだとか言われたが俺には関係ねぇ。カラッとドアを開けると男が女に近付いていてまさにキスでもするだろうという瞬間。女生徒は部屋を仕切るカーテンに隠れて見えはしない。しかし男子生徒の願望叶わず女生徒は体を背け拒否しているように見えた。


「…おい、てめぇらそういうことは他でやれ」俺はドアに寄りかかりながらそう声を掛ける。すると男子生徒は慌てて「すっ、すみません」と逃げて行った。真面目な奴だったんだろうな、女生徒は未だ顔が見えない。「おい、お前も…」カーテンをシャッと開きそう声を掛けると目を大きく見開き驚いたような顔をする知駕がいた。


その瞬間いつもなら何を言われようが関係ないと思うはずがこの時ばかりは、こいつの青春の邪魔しちまったな、と少しだけ後悔した。しかしここは保健室。そうは思えどここでやるなと思うことは事実だが責め立てはしない。…俺は知駕に甘いのか?「…元気になってよかったな、」体調が良くなってよかったと切実に思いそう声を掛けたが未だ固まりうつむく相手。「…どうした?」とテーブルにパンを置き訊ねた。


(/いえいえ!お忙しい様でしたら大丈夫ですよっ)

  • No.85 by 知駕 舞  2013-10-29 23:00:03 


(「な、なに?」と近づいてくる彼に体を強張らせる。「ゴミ、付いてるよ。」と私の肩に彼は手を置いて私にもっと近づいてくる。と同時に、ふと保健室の扉から声が聞こえた。その声の主は勿論、この保健室の主である先生。私に近づいてきた彼はぎょっ、として慌てて保健室を出て行った。別に出て行かなくても良いのだが、正直先生が来てくれてほっとした。まだ慣れない人に近くに寄られて肩を抱かれる、思い出すと少し震えてしまう。

彼はただ純粋に私に付いていたゴミを取ろうとしていてくれただけ、他に私に感情なんて抱いていない。先生がシャッ、とカーテンを開ける。私は不意に顔を上げ先生を見つめた。微妙に静かな空気が流れる。太陽が照らすこの保健室は暖かい筈なのに、ここだけ冷たく固まったようだ。先生は何故だか顔を顰めながら此方を見ている。

まさかとは思うのだが、先ほどの私たちをみて何か勘違いを抱いているのでは無いだろうか、そうなるとこの状況に納得できるしシックリもくる。そして先生は此方に歩き苦笑いしながら話し掛けてくる。私はその急な行動についビクッ、としてしまう。「…うん、」こくり、と頷けばそう呟いて。そして、先生、さっきのは疚しい事じゃない。と言おうとすると、その前に先生が口を開いてしまう。私は俯いて「…、科学の実験で怪我、しちゃって。」と途切れ途切れに答える。何やら誤解を招く事態の事について説明するタイミングを逃してしまった。

( もう、お優しい方ですねっ、  怒ってくださって良いんですよ、
 いっそのことこのバカ主って罵って下さって良いほどです!! )

  • No.86 by 神崎 諒治  2013-10-30 22:28:09 




「怪我?…見せてみろ」
(怪我と言われれば黙ってはいられない。一応俺は保健医。俯いたままこの場に居辛そうな雰囲気を醸し出す相手だったが、怪我の具合を見るためにそう言った。


知駕は俯いたまま、視線を泳がせながら手を出す。「さっきの奴がやったのか?」と聞けばコクリ、と頷く相手。少し雑ではあるもののある程度丁寧に処置されている。…これが切り傷だけならこれでいいんだけどな。これは見た感じ…「火傷だな、それだけじゃ不十分だからこっちこい」薬品やら色々乗っている机の近くに来るよう言うと顔を見ようとせずに近くの椅子に座った。


「(…まあ、今の今までどちらの意味にしても、だ。青春の1ページみてぇな時に入って行ったからそんな風にもなるか)」そんなことを思いながら先ほどの絆創膏を丁寧に剥がしていく。消毒は出来ているようだから後は薬を塗るだけだ。机の引き出しから薬を探す間もシン、と静かなこの部屋。時計の秒針が進む音がよく響く。薬を見つけ引き出しを閉めるガラッという音がとても大きく感じた。薬を塗りガーゼとテープで綺麗に処置していく。

「終わり、もういいぞ」
薬を引き出しにしまい使った器具を消毒するものを入れる給湯スペースに持っていく。カチャカチャと鳴る金属と時計の秒針の音だけが未だ響き渡る。…知駕にとっては居辛いだろうな。それに、俺もこういう雰囲気は嫌いだ。そう思い器具をお湯に浸け終わらせると「今日は授業出れてるんだな。どうだ、まだ慣れねぇか?」とこの沈黙を切り裂く様に、相手を見ながらパンを置いたテーブルに座り買ってきたパンとおまけに貰った缶コーヒーで昼飯を食べ始めた。)



(/いやいやいや!こんなに素晴らしいトピ(私を除いて)を作った主様はバカどころか素晴らしい想像力の持ち主ですよ!!

あ、神崎先生は少しだけ勘違いしていますが(KISS展開か!?と考えた自分が恥ずかしいですw)

私はちゃんと理解しているので大丈夫ですよっ(何が←)

  • No.87 by 知駕 舞  2013-10-30 23:54:24 


(怪我、と言い先生は私の怪我を見せろ、と言う。多少言ってしまった事に今更ながら後悔が募る。ただ、先ほどの男子生徒の処置で果たして良かったのか気になったから、おずおず、と俯きがちに先生へ「どうぞ。」と手を差し出す。先生の質問には頷くことしか出来なかった。何となく口で表すには抵抗が有ったから。

先生は私の腕に自分の手を重ね私の怪我の状態を集中してみている。それだけの事で何故だか心が波打つ、私に触れた先ほどの男子生徒には不安感と焦りが漂っていたのだが、可笑しい、先生はもっと違う、何と言うか純粋な意味で、というのだろうか、上手く言葉に表せない。私は自分の怪我をした指先へと視線を移す、とても頑張って処置したとはいう感じの絆創膏の貼り方、男の子ってこんな風なのだろうか、ふと考えてしまう。先生は指先に触れ丁寧に絆創膏を剥がして行く。私はじ、と見つめその繊細な先生の指をそのまま見つめる。そして先生は保健医っといった完璧な処置を指先に施した。先生と言う立場上さすが、とは言わざるを得ない。

終わると、手を引き自分の胸元でぎゅ、と片手を握る。今気づいたのだがその手だけ熱を持ったように熱い。シンとした静まり返る保健室、時計の針が普段は気にならないのに音を立てて確かに時を刻んでいた。どうしよう、こういう場合は私がしゃべった方が良いのだろうか。いつもなら軽々と先生に話題を話せるのだが、今日は何かと訳が違う。男子生徒と一見抱き合い、キスを迫られたようなシーンを見られているのだから、気まずい。そして先生は沈黙を切り裂き問いかけた。「慣れないけど、中々楽しく過ごしてます。」と何故だか改まった様に敬語へと変化してしまう。

( いや、想像というか妄想ですよね。主の頭の中は煩悩塗れなので。

いやいや、主の表現を工夫するべきでした、すみませんorz  )

  • No.88 by 神崎 諒治  2013-10-31 20:39:33 




「…フッ、…よかったな」
(いつもとは打って変わって違う態度で答えた相手をパンを食べながら鼻で笑ってしまった。バカにしたわけじゃない。ただただ相手があんなに畏まって気まずそうに敬語を使う姿を見慣れないため、おかしくて笑ってしまった。だが最後の言葉には、心からの意を込めて。


「…焦って慣れる必要はねぇからお前のペースで出来る限りのこと頑張ってみろな、体調が悪くなったらいつでもここに来ていい。…ただしサボりは受け付けねぇぞ」
(カシュッ、とぬるくなった缶のタブを開けながらそう言いコーヒーを口に流し込む。…あのおばちゃん、甘党なのか。俺が処置を施した手を処置後から胸元でギュウッとしている知駕はコクッ、と下を向いたままではあるが頷いた様だ。


「あ、後――」2つ目のパンを買ってきたビニール袋から取出し食べる前に「――授業中何考えてんのか知らねぇけど、ボケッとすんなよ」フッと再び笑ってしまいながら一言告げるとパンを一口頬張った)


(/主様は妄想力も素敵ですが国語力も素敵ですよー!羨ましいくらいにっ)

  • No.89 by 知駕 舞  2013-10-31 23:27:10 


「その内、先生から離れるんだから。」
(鼻で笑った相手にピキッ、と青筋を立てれば睨みの利いた視線でジロリ、と相手を見て上記を言う。そう、本当の事だ。私が皆の輪に溶け込んで、その内恋人なんて出来てしまったら、この保健室に来ることは減ってしまう。

「別に、焦らないし。…大丈夫、先生の迷惑には掛からないようにするから。」
(前半は自分への暗示とも取れるような言葉、他の人との距離に焦りを確かに感じているのかもしれない。後半は、先生へ心配を掛けない、という事と、モテる先生の傍にいて変な噂が立ったりしないように、と言った言葉だ。そして少ないが、今の現状、私のクラスの女子は私と先生の仲を疑っていたりもしていた。先生への言葉、行動、全てに置いて私は疚しい感情なんて持ち合わせていないのだから。

先生の触れた手がふと目に入る、握った手をゆるりと解く。「別に、何も考えてなんかっ…!」図星を付かれた、何で分かったのだろう。そして何よりも悔しいのが先生の事を考えて怪我をしてしまった事。まさか、そこまで先生はお見通しなんじゃないか、と疑ってしまう。

( まさか!! 国語力なんて素晴らしい言葉。私には勿体無いですよ!
むしろ、その国語力は神崎様の様な方にこそ相応しいですよ!!ほんと毎度毎度驚いちゃってます! )

  • No.90 by 神崎 諒治  2013-11-01 22:57:21 



「……。」
(いつもとは違う反抗的な…。いや、違うな。いつもの、保健室にいる時のあいつは身体は弱いがいつも笑顔で甘ったれな奴だった。だが今日の知駕にいつもの雰囲気はない。…それに、こいつを迷惑だと思ったこともない。ただ、何も言わねぇで体調が悪いことを隠してぶっ倒れること、それだけは止めて欲しい。具合が悪いのなら俺に言えばいい。そして今日のこの雰囲気は、成長と言うべきなのか、何と言うべきかはわからないがこれが成長、進歩なら受け入れてやりたい。そんな風に、いつもと違う雰囲気を感じながらパンを食べる手を止め、黙って相手のを返事を聞いた。


俺が思ったのはこうだ。"どうせ昼寝したいとか授業面倒臭ぇとか、そんなことを考えているんだろ"と思って知駕にボケッとするなよ、と釘を刺したつもりだった。だが俯いていた顔はバッ!とこちらに向き目は驚いたように見開き、顔は赤く、まるで"私、何か考えていました"と言っているかのように見事に心理状態が表情に出ている。


「…お前それ、何か考えてたって言ってる様なもんだぞ」若干呆れているような少し笑っているような、そんな気持ちで言った。そうだ、漫画だと呆れツッコミとかどこかの奴が言ってたような………まあいい。



知駕と、恐らく相手からすれば何となく話しているとキーンコーン…と予鈴が鳴る。ああ、もう昼が終わったのか。午後もまたあの助手と一緒だと思うと肩が重くなった気がするが俺の仕事を必要最小限に減らすには色々教えるしかない。「授業遅れるなよ、」そう言い終えるとコーヒーをグイッと飲み干し椅子から立ち上がる。コツコツ…と助手が廊下を歩く音も聞こえる。俺はこれからあいつと入れ替わりで職員室に行かないとらないので缶をゴミ箱に捨てその場を後にする前に知駕にこう言った。


「知駕、俺はお前を迷惑だとか、面倒と思ったことは一度もねぇ。だからな、具合が悪くなったら周りとか意地とか関係なくここに来いよ」そして保健室を出た。



(/いや…私のロルは安定感がないので微妙な感じですよw

でもありがとうございます!
もっと精進しなくては!

あ、それとこの後の展開如何致しましょう?)

  • No.91 by 神崎 諒治  2013-11-03 21:53:08 



(/あげますー)

  • No.92 by 知駕 舞  2013-11-03 22:32:57 


「それに、先生にも可愛い生徒がたくさんいるし、私だけじゃ困るだろうし。」
(何処か拗ねた、そんな口調で私は上記を言う。先生は私をじと、と見て手を止めている、その空気、目にドキリ、と胸が波打つ。いつの間にか、冷静で真剣となったこの空気、まるで家にいる時の様で怖い。私は俯いてその空気に怯える、慣れたはずのその空気、何故か体が震えてしまう。両親が私に出す、あの冷たい空気、何処か気を抜ければ一瞬で崩れてしまう、そんな空気に。

「ッ先、…考えてません。」それは、先生の事を、と口走りそうになり慌てて口を手で塞ぐ。危ない。と先生を上目で見て、後者の台詞を小さな声で、タジタジと言えば、目をふい、と先生からそらす。まるで、私が先生に隠し事をしている様で、そんな感覚に納得が行かない、だって女子高生の話題になる先生が悪い、私の気を逸らしてしまう先生が悪いんだから、別に私が気になった、とかじゃなく、単純に先生がなんというかこう、よく分からない感情になったというか、とにかく先生が悪い。

不穏な空気に、ただ俯くことしか出来ない。先生の話には何となく言葉を短く返したり、そんな会話を続けた。そして、次の時間の予鈴がなってしまう。時間は流れるのが早い、そう考えてしまう。ボー、と時計を見つめると、視界の端に先生の声が聞こえる。「先生、…ッ。」そう言えば、私は先生に話したい事があった。今日先生に話す、そう決めていたことを今思い出した。先生を呼び止めようとすると先生は保健室を後にしようと立ってしまい、言い淀んでしまう。

「そんな優しいこと、言わないでよ先生。…虚しくなるのは私だけ、何だから。」先生が出て行ってしまえば、上記を言い呆然とその場に座っている。そう、本当のこと。優しくされるのは私にとって虚しいこと、優しさを知らない私はそれに縋ってしまいそうで、怖くて、仕方がない。

(/いやいや、誰だってそうですよ。微妙ですよね?

そうですね、取り合えず舞ちゃんの家族内関係暴露、と行きましょう。
決心した彼女自身が頑張って話してくれると思いますよ!

最後に、遅れちゃってごめんなさいスライディング!!    )

  • No.93 by 知駕 舞  2013-11-04 00:00:45 


( もう、落ちちゃいましたかな?? 一応、2時迄待ちますね。 )

  • No.94 by 神崎 諒治  2013-11-04 18:20:13 




「…ああ、じゃあそれもお願いします」
(職員室で客用の椅子に座り、医療業者と話しをしている。とどのつまり保健室の薬やら包帯の補充だ。こんなもん保健室でやればいいもののこの毎度来る業者の男、事務員の女が目当てでわざわざ職員室を選ぶらしい。頭をひっぱたきたくなる理由だがそんなことはさすがにしねぇ。……おい、ちらちらちらちら、さっきから俺の肩越しに事務員を見るんじゃねぇよったく、仕事中だろ仕事中。


「……フゥ」
(一仕事を終え保健室に向かう。案外長引いたな…。職員室の空気は嫌いだ。俺にとっては窮屈な場所でしかない。保健室へ近付くとふと気になることが。…そういやぁ、知駕の奴授業行ったのか?まあ、このドアを開けばわかることだけどな。ドアに手をかけカラカラ…と開くと乾いた音が廊下に響いた。)


(/了解です!

スライディング受けぇーっ!w
大丈夫ですよっ♪)

  • No.95 by 知駕 舞  2013-11-04 20:12:53 



(先生が出て行ってしまった後、私はそのままぼ-ッ、としていた。授業に出ようか、いや、出ないと先生には怒られるのだけど、はっきりいって次の時間は体育でしかない。つまり、私は保健室か体育館で見学、の2つの選択肢が待っている。「見学しよう。」と呟いて私は教室に行き、スクールバッグを片手に女子更衣室に歩いていく。中に入ると勿論誰もいない、まぁ、もう授業が始まってしまっているから当たり前だけれど。更衣室は妙に寒い、もう冬へと近づいているからなのか。スクールバッグからジャージを取り出す、私の場合遅れても保健室から来た、と言えば別にどうとでもなってしまう。私は、ジャージに着替え、体育館へとゆっくり歩いていく。

体育館に入れば、丁度バスケの試合が始まっていた。あちこちから「パス!!」「こっちこっち」と、楽しそうな声が聞こえる。私は、座ろうと奥へ行くと私を見つけた体育教師が寄ってくる。「知駕、大丈夫なのか?顔色があんまり良くないぞ。」と声を掛けてくれる。「遅れてすみません、大丈夫です。」それに対して私は前期を述べる。「一応、熱計って来い、この間みたいに倒れたくないだろ。」先生は首を振り私の言葉を否定するようにそう言った。多分私は行かないと行けないのだろう、さっき保健室に行ったばっかりなのに、また戻る羽目になるなんて。

私は体育館を出ると、保健室への静かな廊下をとぼとぼと歩く。廊下には暖房の設備が少ないため寒い、私は腕を摩りながら少し急ぎ足で保健室へと入った。私は、素早く体温計を見つけた。先生と居れば、どこに何があるのかも分かってしまう。私は、ギシッ、と音が立つベッドに座れば、体温を計る。図っている間、ついうとうととしてしまう、限界に来たのか私はベッドで寝てしまった。

( 良かったです! )

  • No.96 by 神崎 諒治  2013-11-04 23:37:38 




(扉を開けると保健室はしん、と静まり返っていた。「(…授業に行ったか。)」先程座っていたその場所を見るとそこに知駕の姿はない。…しかも助手の気配すらない。この時間に生徒の姿がないことは例外を除いて当たり前だが保健室に誰もいない、ということはあってはならないことだ。「(…すれ違った時に留守番しとけって言ったのによ)」保健室に戻ってきたらこっぴどく叱ってやる、と心の中で決め入り口から机に向かった。するとベッドからスー、と僅かに寝息が聞こえることに気付く。「(……?)」ピタリと足を止めそちらに視線を移すと授業に行ったはずの知駕がジャージ姿ですやすやと眠っていた。…なんだ、具合でも悪りぃのか?そう思い額に触れてみるも特に熱もない。「………。」原因がわからなければ何にもならないのでとりあえず話を聞くために相手を起こすことにした。


「…知駕、おい、どうした」
肩を力控えめに揺するとそこまで深い眠りではなかったらしく思いの外早くパチッと目を開いた。そして隣のベッドに座り「具合悪りぃのか?」と。)

  • No.97 by 知駕 舞  2013-11-05 18:24:12 


(グィグィ、と私の体が揺れる。「(何…?)」と目を開けて目を擦る。はっきりした視界に一番に入ってきたのは、白衣の先生だった。「っうわぁ!」と私は驚いて起き上がった。先生は怪訝そうな顔で私の顔を見ていた。その顔は如何にも、〝起こしてやったのに、何で俺が驚かれてんだよ。〟と語っている。私はその顔に、顔を引き吊らせながらベッドに正座をして直る。

「あ、その、体育の先生に、…顔が青いって言わ、れて…。」途切れ途切れに先生に言えば、その、体温計で体温を測ってた。と上目に先生を見ながら上記を言えば、そう言えば体温計、と思い出したように体温計を出すと、見事に時間が経っていたのか体温計は切れていて。はぁ、と溜め息を付けば体温計をベッドに置いて、ジャージのジッパーを下に下げる。

  • No.98 by 神崎 諒治  2013-11-05 19:46:52 





「気持ち悪いか?」
(ベッドの上に背筋をピンと伸ばして正座、というよくわからない格好の相手に反対側のベッドからダルそうに(座り方だけ、)そう訊ねると"いえ"と首を横に降る。まあそうだよな、俺が見る限り体調は悪くは見えない。逆に昼寝をしたおかげですっきりしている様に見える。そうと決まれば選択肢は2つ。見学に戻るかここで勉強するか。ベッドから立ち上がり知駕の横にある体温計をスッと取る。使用後は消毒をしないといけないので消毒するべく薬品の傍へノソノソと近付き「――勉強すんなら早く鞄持ってこい、見学なら戻れ」と。小さなガーゼに消毒液を垂らし体温計の熱を計る部分をサッと拭きケースへ戻した。それにしてもあの体育教師、よく生徒を見てから判断しろよな。)

  • No.99 by 知駕 舞  2013-11-05 21:56:27 


(ピンッ、と背筋をのばして正座でいると、隣に座る先生を上目で見る。先生は、私のところから体温計を持っていくと、先生は消毒液で消毒している。私はそんな先生の後ろ姿を見つめ、「(確かに、かっこいいなぁ…。)」と、今日の女子生徒たちが話していたことを思い出し、ついジッと先生を見てしまう。寝てしまったからか頭がスッキリしている、いつもよりか頭が回る。そして先生が振り向いて此方を向く。ハッとして目を背ける、すると先生は〝体育に出るか、保健室にいるか。選べ〟と私に聞いてきた。

私は、座っていた体勢を崩してベッドを立ち上がり先生を見る。そう言えば先生に話したいことがあった。でも、何となくタイミングが掴めず話せずにいる。「体育に、出る…。」と言うと私は俯く、何だか避ける様に先生を遠ざけてしまった。何だか先生には言いづらくなってしまった。私は体育館に行こうと保健室の扉に向かった。

  • No.100 by 神崎 諒治  2013-11-06 20:27:52 




(のそのそと気だるそうに保健室を出ていく姿は本当は行きたくないところなのだろう。部屋を出ていく知駕に「…無理はすんな、」と机に寄りかかりながら相手を見送る様にそう言った。あいつにはいつもいつも何かしら意地で動く様なことがある。どこか意地っ張り、2年くらいいればわかることだ。今も意地なのかもしれない。俺が行くか行かないか、どちらかの二択を選べと…、選べとは言っていねぇが言ったも同然だな。だがそこは本人の意志に任せる。ここに残るなら勉強で解らないとこくらい教えてやるし、行くというのなら背中を押してやる。ただ、さっきも言った通り意地で通して無理をすることもある奴だから色々と心配の意味も込めて無理はするな、と伝えた。なんやかんや言っても俺は心配しない程の鬼じゃない。心配するもんはする。あいつがやりたいことは黙って見守ってやる。ただそれだけだ。それにそれが教師、保健医ってやつだろ?


無理はするな、と伝え俺は知駕が昼寝をしていたベッドを整えるべく机から離れた。)

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