[bl]銀河へキックオフ!!

ストレス、あるんですねえ……。まあ確かに一番取り易い行為だと思いますけど……っ、…。(じっと見詰めぽそりと呟き､相手の言葉眉寄せながら聞くものの終わると溜息と共に述べるが頭撫でられる感触にどこか気持ち良さげにし大人しく撫で受け)

(兄の肩に己の顎を引っ掛ける様に乗せる事で絡まる視線から意図的に逃れ、一定のスピードを保って頭部撫で続けつつ、言葉を聞き取り易い声量で紡いで行き)
だろ？つーか誰にだってあるって、ストレスは。竜持にだってあんだろ、

…、(撫で受けたまま相手の行動に僅かながら身体揺らし双眼微かに見開くものの背中手回すと何と無くよしよしと弟の背撫で)…そりゃあ無いとは言いきれません。僕だって少しはありますよ。

…うん知ってる
(数度背を這う兄の掌は心が安らぎ、一つ吐息を静かに漏らせば兄弟間に生じる純粋な愛情を求めて、二本の腕を兄の背へ運び強く抱き締め戯言を吐き)
いーよな、ハグって。俺好きだわ。…竜持女じゃねえからちょっとかてえけど、

強い、ですよ、苦しいじゃないですか。(力が入る相手の腕に眉寄せながら言いつつも対して真面目な様子でも無く何処か楽しそうに口許笑み浮かべながら己抱く弟の背ゆっくり擦りつつ)ふふ…、だったら女の子でも抱いてくれば如何ですか？

後少しで治るのに中々治りませんねえ…もう薬飲みたくないんですけど…(ぶつぶつ文句垂れながら水片手に薬開け)

ん、わり。
(指摘を受けた刹那、締め付けるそれ緩ませ短な謝罪溢し。髪で隠れる兄の項を尻目に見つつ些か瞼伏せては、感情の見受けられない声色で発言し)
…だめ、女は却下。こういうことしたら直ぐ勘違いすんだろ、アイツらは。だからかてえ方がマシ、

遅れてごめん。まだ喉、よくなんねーの？…大して気の利いた言葉かけらんねえけど、お大事に。

まあ、凰壮君なので許してあげますけど。(緩んだの気付くと溜息混じりに言いつつクスクスと微かに笑いながら、弟の声色に驚きつつうーん…、と唸ったかと思えば微笑し)そうかもしれませんねえ、…そう言う勘違いはウザいので凰壮君の言う通りかもしれません。


大丈夫ですよ。…もう少しで治るんですけど、まだ微妙ですね。そんな言葉を掛けて貰えるだけで嬉しいので…ありがとうございます。

よっしゃ同意見じゃん。これからも甘えたい時は竜持に縋るわ、俺。
(同調された事への喜びを、先程とは打って変わって声に表し、軽い気持ちでの発語を終えると兄の様子を確認したいが為、多少の距離を開き顔へ視線注いで)

おう、どーいたしまして。(笑)早く完治すること願っとく、

…、はあ…、だからって何故僕なんですか…別に悪いとは言いませんが…。(弟の口から出た台詞に一瞬言葉失い双眼僅か開いて、我に返ると小さく溜息漏らし相手見てさも呆れた様子で)


願ってくれるんですかぁ？意外…ふふ、じゃあ完治するよう頑張らなきゃいけませんねえ…。

そりゃお前が……
(呆れた様をあからさまに表情や言動から見て取れては、目線を下へ遣りぽつり、言葉を出すものの、一度区切るとそこからは吃り言い難そうにしつつ続け)
俺の、兄貴…だから、

意外ってなんだよ、しつれーな奴(笑)。で、あんま時間経ってねえけど、具合どう？

…？どうしました、吃ったりなんかして…。ま、それもそうですけどね…、(吃る相手に眉寄せ首僅かに横に倒しながら様子伺う様に聞き、その後続けて聞こえた台詞、何度か頷きつつも呆れ抜けない様で)

いや、だって、ねえ…？結構良くなってますよ。そろそろ完治も近いですねえ。

(大して変わらぬ兄の面持ちに居た堪れなさを感受すると共に、ベストな答えを一度で捻り出せない己自身を嫌悪し表情くしゃり、と明瞭に歪ませると、腕解いて兄から離れ、自分と瓜二つなその顔を見詰めながら照れ臭く思える素直な気持ちを伝え)
……あー、違う。やっぱ今のナシ。…竜持といるとさ、なんか落ち着くんだよ。さっきは兄貴だから、って言ったけど、俺、…多分虎太には抱きつかない。

おいおいおい、なんだそれ。気になんじゃねーか。ん、おお、そっか。なら良かった。
こっちもう蹴ってもいいからなー、

(弟の口から出た素直な気持ちの表れに茫然とし、そんな気持ち聞いたからなのか己が照れ仄かに頬染めてしまい、何となく視線逸らしては言葉にならない唸り声の様な声小さく出しつつ直ぐ視線弟へ戻し)…そ、そうですか…それは良かった…、？多分抱きつかないって…一体何が違うって言うんですか。落ち着くって、誰でも落ち着くと思うんですけど……。

…おい、やめろ。ツッコミ入れんな。俺だってよく分かんねえんだよ。でも触れ合うなら、お前がいいのは確か……って、なあ、お前、赤くなってんぞ。照れてんの？
(胸を刺す言葉達に狼狽え、半ば投げ遣りに返す中、兄の頬が僅かながら赤く色付いていることに気が付き、発言中断させ右手をその頬へ添えるとそのこと指摘し)

だからって…入れずにはいられないでしょう？また随分と曖昧ですねえ……、っ、な、何話を変えてるんですかっ…別に照れてるとかそんな事は…！(にこり笑み浮かべながら何処か楽しそうに言葉返すものの、指摘受けると思わなかった為あたふたとし、頬に手添えられると息詰まらせ仄かに色付いていたのが目に見えて赤み増して)

だってほら、赤くなってるからさ、
(顔へ作られていた余裕の見え隠れする相手の笑みが、己の言動によって崩れたことに気を良くし。そして更に、照れの色を確りと滲ませる兄の反応を気に入り、愉快そうに口元を吊り上げては頬に手を添えた侭数秒間見詰め合い、その後互いの額をこつ、と軽くくっ付け)
いいよ誤魔化すなって、照れてるんだろ？…素直になれよ、竜持

っ……(赤くなってるから、との言葉に何も言えなくなると居たたまれなさげに視線およがせて、弟の愉快そうにしている様見れば見透かされているような気になってしまい僅かに眉寄せてはむっとした様子で、額くっついた瞬間、一瞬目瞑るもののほんの少し視線外しながら、何処か拗ねた風に)…別、に……僕は、…いつだって素直ですからっ…！

…意地っ張りな奴。
(主張を曲げない兄らしい返し方に思わず一言、幾らか小さな声量で本音を呟けば、添えた手と合わせた額を共に離すものの、何が何でも認めさせたくなり顔の距離は吐息が掛かる程に近い侭意地の悪い、率直な質問を掛け)
じゃあなんでこんなタコみてえに顔赤くしてんの、お前

…、？(小さな声で呟いた弟の言葉聞き取れず何を言ったのか気になると言う様子で相手見遣り、しかし話す事は無いだろうと思った直後、添えられていた手とつけられていた額離れた事に何処かホッとした様な表情浮かべるものの、己に投げ掛けられた質問に言葉詰まらせると言い返す言葉見当たらない為視線逸らしながら濁そうと)…えっ、と…それは、その…べ、別に良いじゃないですか、そんなの…、そんな事聞いたって何にもならないですし…。