衣月 由羽 2013-03-27 13:07:16 |
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..いいや、すごいニヤケ顔だったから。
( 未だに喉の奥でくく、と笑い乍相手を見詰めつつ前記を答えて、ふにふにと相手の頬を軽く掴んで。「ん、それならおいで。お前甘いもん好きだっけ?美味しいケーキ見つけて買ってあるんだけど。」と相手の答えに嬉しそうな笑みを浮かべては、昼間に買ったケーキのことを思い出して聞いてみて。とりあえず歩き始めようと相手の右手を取り自分の家に歩を進め。 )
...あ-、気のせいだよ多分。..、
( 相手から気まずそうに視線を逸らして曖昧な笑みを浮かべるも頬を摘まれてはびく、と肩を揺らして顔を上げ。「 甘い物好きだよ。 ケーキ楽しみ、 」と答えればへら-、と笑顔を相手に向け。繋がれた己の右手に視線を遣ると数度瞬きをし、目を細めればふ、と一人微笑んで。 ) 、
...そう?可愛かったけど。
( 眼を細めて口許に笑みを浮かべてはぽつり前記を呟いて。頬を掴む手を離して家へ歩いて行き、相手の答えに安堵し よかった、と一言。あまり自覚はしていないが、相手の手を握っている間絡めた相手の指を不意に撫でてみたりぎゅ、と軽く力を入れてみたりとあまり落ち付きが無いようだが、そうすることによって何処か満足している様子。 )
...可愛くは無いけど、..。
( 相手の言葉に頬を紅くすれば視線を落とすも「 ..ありがと、 」と素直に礼を云って。己の指を撫でたり等、よく分からない行動をする相手を見上げれば訝しむ様に見詰め。其の満足そうな表情に更に不思議に思い、一人首を捻って。 ) 、
ん、素直でよろしい。
( 相手の反応に小さく頷いて前記を答えて。先程からの行動は彼の癖である様子。そうこうしている内に家に着き、鍵を開ければどうぞ、と一言告げて扉を開いて相手を中に誘導し。そこは相手の高校からも自分の大学からも徒歩で行ける距離にあるシンプルなアパート。部屋の中はソファ、ベッド、テレビ、本棚など必要最低限の物しか置いていない1Kの部屋になっている。 )
...子供扱いは嫌いですよ、
( とかぽつり、と呟けば少しだけ顔を顰め。相手の家に着き中へ促されると御邪魔しま-す、と一言挨拶して靴を並べて。「 ..初お部屋、 」なんて一人きゃっきゃと騒げば瞳を輝かせ乍部屋をぐるっと見渡し。此の部屋に来るまでに何人かの同じ高校の人達に見られていたのはあまり気にしていない様子。 ) 、
お前可愛いから、ついな。
( 不満そうな相手に苦笑浮かべてはくしゃ、と髪を撫でて遣り。相手に続いて部屋に入ればやはり自分の部屋に落ち着くのかふう、と吐息を漏らしてカバンを床に置き、はしゃぐ相手に頬を弛ませれば「何か飲む?」と尋ねて台所に向かい。ふと自分が家に連れ込んだのが恋人とはいえ高校生ということに今更ながら気付き、眉を寄せて誰かに見られていたらまずいのではないか、と一人悶々と考え始め。 )
だ-から、可愛くないって-。
( むっと眉を寄せれば髪を撫でる相手を見上げ。鞄を何処に置こうかと室内をきょろきょろと見渡せば取り敢えず壁際に置いて。相手の声に気付けば其方を見遣り、「 あ、紅茶あるからいいよ? 」とふるふる、首を振ればにへら、と笑み乍先程貰った紅茶を相手に見せて。 ) 、
素直じゃないとこも可愛いんだけどな。
( 相手の様子に眉尻を下げて微笑浮かべて。相手が見せる紅茶を見ては思い出した様に目を瞬かせてそうだった、と呟き、自分の分の珈琲だけ淹れてそのカップを其方に持って行きテーブルに置いて。ソファに腰掛けて自分の隣をぽん、と叩いて来るように誘導すれば、「...つーか、お前俺と付き合ってること誰かに話したりしてんの?」と先程から考えていたことを口にして。 )
か、可愛い可愛い煩いから。...馬鹿、
( 相手の微笑に不覚にも胸を高鳴らせばかあぁ..、と頬を紅くし視線を逸らして其の侭誤魔化す様に手をぱたぱたと振り。隣に座れとでも云う様にソファを叩く相手に瞳ぱちぱちと大きくすれば少し遠慮しているのか緊張しているのか少し距離を取って相手の隣に腰掛け。不意に問われた相手の疑問を耳にすれば、「 ..云ってないけど、ばれてそう。一緒に帰るの見られてるっぽいし、 」と笑い乍答えて。 ) 、
...そういう馬鹿と付き合ってんのは誰だよ。
( くく、と肩を揺らして笑い乍横目で相手を見詰め。珈琲の入ったカップを手に取り一口啜れば再びカップを置き、同じくテーブルに置いてあったカップケーキの入った箱を相手に差し出して。相手の答えを聞くや否や眉間に皺を寄せ、「..バレたら捕まんのかなぁ俺、」と大層不安な様子で両手で自分の顔を覆い。 )
...わう、あたしも馬鹿になっちゃう。
( 深刻そうな表情を浮かべれば真剣そうな声音で呟き。紅茶の缶を開ければ少しだけ咽喉に流し込んでテーブルに置き。色々なカップケーキが並んでいる箱を見ればぱ、と表情を輝かせ、此れ食べていいの?、とでも訊くように箱を指差乍相手に視線を移して。不安げに呟く相手とは対照的に興味はケーキばかりで。「 大丈夫でしょ、教師と生徒とかじゃないんだし。 」と適当に続けては相手の頭に手を伸ばし、頬を緩め乍撫でて遣って。 ) 、
いいじゃん、バカップル。
( 最早死語ではないのかと思われる言葉を口にしては可笑しそうに笑い。カップケーキを見て嬉しそうにする相手に微笑浮かべては「なんか有名な店らしくてさ。美味そうだと思った順に買ってきた。どれでも好きなのどうぞ。」と軽く説明をしてから手をひらりと揺らして相手に好きなものを選ばせて。「そりゃそうだけど...ま、いっか。」と悩んでいたものの頭を撫でられれば考える気も無くなったのかぱ、と表情を明るくさせ。 )
あたしは未だ正常だから-。
( くすくすと楽しそうに笑い声漏らしては冗談っぽく呟き。瞳きらきら、と子供の様に輝かせれば、「 ありがとっ、 えと、じゃあ、..此れにしよっかな。 」と。箱の中のケーキを一つ手に取ればに、と屈託の無い笑顔を向けて。「 うん、..気にしなくていんじゃない? 」と口にすれば尚も相手の頭を撫で続け、 ) 、
なんだよ、俺だけ馬鹿だってか?
( 相手の言葉にわしゃわしゃと髪を乱す様に撫でれば楽しそうな笑みを浮かべ。相手がケーキを選び終えると 俺も、と1つ手に取って。頭を撫でられ続けるもふと疑問が浮かび、「...でも、なんで秘密にしてんの?俺と付き合ってること。」と何処か真剣な眼差しを相手に送りつつ尋ねてみて。 )
え、違うの?
( 態とらしく首を傾げてみせると笑みを浮かべるも「 ..髪ぐしゃぐしゃ-..、 」と眉を下げて。頂きます、と云えば一口口に含んで咀嚼して、「 ...美味し、 」なんて呟けばふわ、と満面の笑みを浮かべ。相手の問いにふと手を止めれば、「 理由は無いけどなぁ...、訊かれないからかな?、敢えて云えば。 」と考える素振りを見せ乍曖昧に答えて。 / 今日はそろそろ寝越智です、御相手感謝。 ) 、
うわー、酷くね?それ。
( 相手の言葉に大袈裟に傷付くフリをしつつも乱した髪を手櫛で整えて遣り。相手に続いて己も一口齧れば満足気に笑みを浮かべて。相手の答えに軽く目を細めては「ふうん...年齢的にバレちゃまずいかなーとも思ったけど、やっぱり皆に言ってやりてーな。」と告げて、何を思ったか相手の頬に指の甲を添わせてそのまま顎の方へ輪郭を指先でなぞっていき。 / 了解です。また来た時にレスしててくれたら嬉しいです。ではではおやすみなさい、良い夢を。 )
だってあたし馬鹿になりたくないもん、
( ふは、と軽く笑い飛ばせばん、と気持ちよさそうに目を細めて撫で受けて。其の侭もぐもぐと口を動かせば直ぐに食べ終わり御馳走様でした、と手を合わせて。相手の指が頬から顎まで這えばぞくぞくとした感覚から逃れようと顎を引いて。「 んん...っ、..何で云いたいの?、 」とちら、と上目遣いに相手眺めれば不思議そうに訊ねて。 ) 、
いいじゃん馬鹿でも。確かに俺は馬鹿だけどさ。
( 自分のことは素直に認めるも何処か拗ねた様な表情を浮かべて。持っていたケーキを箱の隅に置き、相手に目線を戻せば、「なんでって、俺のもんだってちゃんと示しとかないとさ。」と軽く目を細め相手の頬を掌で包めば、もう片方の頬にちゅ、と口付けを落として。 )
ん-、...馬鹿な仔の方が良い?、
( 相手の頬に手を添えるとじっと見詰め、ゆるりと首を傾けて。口付けされた方の頬に己の手を添え、火照りを冷まそうとし乍照れ臭そうに視線逸らしつつ、「 ..そんな事しなくてもよくないですか、 」と小さく呟いて。 ) 、
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