人格は1人1つとは限らない！

…ん、すごく美味しいです！(クッキーが焼き上がり、それを見ては嬉しそうにして、早速一つ手に取っては食べ、美味しさに目を輝かせて)

よかった（相手の言葉に嬉しそうに微笑んでから「では、またクッキーも焼きますね」と宣言して）

これからも、色んなお菓子、作ってください！(相手の宣言に、嬉しそうな笑顔で言い)

もちろんです（相手の言葉に嬉しそうにしてから「私の部屋の整頓をしますので部屋で待っててくださいね」と言って）

わかりました(相手の言葉に頷いては、相手の部屋を出て歩いていれば、使用人たちが話している、王子には殺し屋がいるだの、呪いだのと聞こえてきては、なんの話だろうと思いつつ、自室に入り)

…うん、こんなものか（部屋の整理が終わって相手の部屋に戻ろうと思っていると使用人に急に絡まれたもののいつも通り軽くあしらっていたが殴られてしまい、見えないところに少し怪我をしたが相手の部屋に戻って）

あ、瑠夏くん、おかえり(相手が戻ってくれば、微笑みながら言い)

ただいま戻りました（相手にバレないよう笑いながら「いよいよ明日で引っ越しですよ」と伝えて）

だから荷物が纏められてるんだぁ(相手に言われ、なるほどと納得し、相手の異変に気付いてか、勢いよく抱きついて)

っ…！（勢いよく抱きつかれて痛そうな声をあげてから誤魔化すように「い、勢い良すぎますよ」と言って）

…やっぱり(普段なら驚く程度で済むくらいの勢いで抱きついたため、相手の上げた声にむすっと頬を膨らまして)

…いや、まぁ…最後だったので（相手の表情に少し苦笑してじゃら立ち上がり「先に処置してきますね」と言って部屋を出て）

最後くらい虐めないで欲しいよねぇ(相手が出ていくと、ぬいぐるみにそう話し掛けて待っていて。使用人が立ち話をしているのか、声が聞こえ、なんだろうと思い)

…またあなたたち…んんっ（相手の部屋から出て歩いていると先程の人たちが来たため呆れていると部屋に連れ込まれ、相手がお仕置きしたメイドがおり、相手と関係を持ってるなら最後に他の執事の相手をすれば？と笑いながら襲わせようとして）

どうせ最後だし、迎えに行こう(待っているつもりだったが、先程の事もあり、小型ナイフをポケットに入れて、部屋を出て歩いていれば、なにやらひとつの部屋から声が聞こえ、その部屋を覗けば相手とメイド、そして執事がおり、小型ナイフを取り出せば、部屋の中に入り鍵をかけ、「俺の執事に手を出したらどうなるか、よぉく覚えとけ」と言い、メイドの喉にナイフ突き刺し)

！真琴…さま…（必死に抵抗したため少し執事服が破けたりナイフが少し掠った程度だったが、相手が来てくれたことで怯んだ執事をすかさず殴ってから相手に抱きついて）

命が惜しいなら二度と俺たちに関わんじゃねぇぞ(メイドからナイフを抜き取ると、執事の両目をナイフで刺して潰し、そう脅して)

…真琴様、それくらいで大丈夫です（相手の容赦ない脅しに相手に抱きつきながら大丈夫だと言って）

…瑠夏くんに免じてこれで許してあげる(相手に止められ、使用人らに言うと、ナイフを持つ手とは反対の手で相手の手を握り、｢お部屋帰ろう、瑠夏くん｣と言い)

はい…（自分たちの中で一番容赦ないのは相手だなと思いながら手を握って部屋に帰り「まさか襲われるとは思いませんでした」となんともないように笑って）