通りすがりさん 2021-02-15 18:05:16 |
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>40
「…あ、ホントだ…でも、ずっとここにいても看守さん達が戻ってきちゃうよね…」少年は心配そうに眉を下げると「でも、僕たちが移動しちゃったら入れ違いか…」と壊れたラジオを抱き締めて呟く。看守控室の扉の影から周囲をきょろきょろと見回し、先程までの同行者達が到着するのを待つようだ。
>42
「きっと大丈夫だよ。」少年は安心させるようにぐっと右の拳を握り、にこりと微笑む。「…それに、ここはまだマシだから。街の方がもっと酷い…」一瞬だけ表情を消失してぼそり、呟くような小声で言うとまた普段の笑顔に戻った。
>44
「僕だって怖いよ。でも…逃げるためには頑張らなくちゃね。」少年は笑顔のまま弱音を吐いたがすぐに壊れたラジオを抱き締めて力強く返す。
>テオ、デイジー&リリィ 加州清光 ALL
Bes「チィッ!こんな豆鉄砲じゃ歯が立たんか!――ああ、そろそろ潮時だな、ヤポンスキー(※日本人、この場合は清光を指す)とちっこいの!…何にせよでかしたぞボウズ」
歩兵用の小火器では大したダメージも与えられない、一弾倉分叩き込んでこれなのだからこのまま戦っても無駄な弾薬の浪費、更に言えば致命傷を貰い兼ねない。何せ自分は生身の人間なのだから…
件の青年(清光)の呼び掛けに応えて、動きが唐突に止まった“看守”達を尻目に
Bes「重火器とExo(強化外骨格)でもありゃどうにか出来たろうが……ええい!ちんたら逃げてる場合じゃ無さそうだな。――ちっこいの、スピード命だ、背負ってくぞ掴まれ!」
背丈的な意味で苦労して此方の腕を掴んで引っ張ろうとしている人形な彼女(デイジー)の手を取り、逆にひょいっと軽々肩車する様な形で持ち上げて(それなりに気遣ってるのか割かしやんわりと)
そのまま小走りで少年(テオ)と人形の片割れ(リリィ)の後を追う様に、青年(清光)と人形(デイジー)と共にその場から退避する。
>ベスさん、清光さん
「ワア!オニイサン力持チ!アリガトウ、優シイネ!…後、ゴメンナサイ…」
(いきなり肩車されて驚いたものの、きっと気をつかってくれたのだと判断し、感謝を述べる。加えて巻き込んでしまったことの謝罪も述べて)
>46、47
「……あ、そういえば名乗ってなかった…よね。僕はモノ…改めてよろしく。」少年は重苦しい沈黙を掻き消すような笑顔で相手に握手を促すかのように手を差し伸べる。
>テオさん
私ハリリィダヨ。ヨロシクネ!(自身も手を出し握手をする。血など通っていないはずなのに体温があるのは、生きたお人形だからかもしれない)
>リリィ、テオ、ベス
加州「やぽんすきぃ……?――――――――って、あ!置いてくなよ!!」
(聞きなれない単語に首を傾げるもその間に小走りで去っていく彼に置いていくな、と刀の位置を戻した後スタスタとついて行き)
>清光さん、ベスさん
「マフラーノオニイサン、シラナイノー?ヤポンスキーッテ、「日本の人」ッテ意味ナンダヨ!ソウダヨネ、ガスマスクノオニイサン?」
(ヤポンスキーで首を傾げつつ、一体どんな本で覚えたのか用語を解説し)
>49、50
「リリィちゃんか。可愛い名前だね。」少年は相手の手をしっかりと握りながら答え、壊れたラジオを抱き締めていたがそのラジオのチャンネルがふとどこかの放送局に合ったらしく「…本日の…は…バン…です。さて…は…」いつも以上にがさついたノイズ混じりの音声で喋り始める。
>54
「あれ、ほんとだ。どこかの電波を受信したのかな?」少年は首を傾げながらラジオをばしばしと軽く叩いてスピーカーに耳を寄せる。「……代女性…の…紙。………が…」ラジオはその間もパーソナリティらしいがさついた男性の声を垂れ流し続けており、少年は困ったようにラジオを振ったりがちゃがちゃと弄ったりして音声を止めようとしているようだが既に壊れているせいかボリュームを最小にしようがチャンネルを変えようがラジオの音声が止まる様子はない。
>58
「……うーん、それにしても遅いね。捕まったりしてない…といいけど。」少年は諦めたようにラジオを両手で抱き締め、出来るだけ音が外に漏れないようにしながら首を傾げる。
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