>42 「きっと大丈夫だよ。」少年は安心させるようにぐっと右の拳を握り、にこりと微笑む。「…それに、ここはまだマシだから。街の方がもっと酷い…」一瞬だけ表情を消失してぼそり、呟くような小声で言うとまた普段の笑顔に戻った。