通りすがりさん 2021-02-15 18:05:16 |
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>20
「うーん…何か…あっ!さっき拾っておいたこれは使えないかな?」少年は何かを思い付いたようにポケットから「小型のおもちゃ」を取り出す。ゼンマイを回すとどこか不気味な猿が鳴きながらシンバルを叩く、ありふれたおもちゃだ。「これのボリュームを最大にして看守さんの前に投げたら気を引けないかな?」
>テオさん、(ベスさん、清光さん)
「ウン、キットデキルヨ!ヤッテミヨウヨ!」(わくわくとした表情でデイジーが賛成し)
>テオ、デイジー&リリィ 加州清光 ALL
Bes「……オレは妙なアノマリーにでも当てられちまったのかねぇ?」
さもなきゃ高放射線に脳味噌をスコーチされたのか何とか、そのどちらも(あの土地)なら極ありふれている事だ。―背後からやって来たこれまた奇妙な二体の女童を象った球体人形…らしきモノ、それらがやたらと面白おかしく活き活きと喋ったり動いたり中々猟奇的な事を口にしたりしている。これではまんまオカルトの領域だ。
流石に警戒してAKを構え掛けたが、件の少年(テオ)は新しく現れた事に対しては多少意外だったらしいものの動き喋る人形という点に関しては特に驚きを見せていない。
あのホラームービーまっしぐらな不気味で得体の知れない“看守”にせよ――またまた新しく現れた
古風な洋装の東洋人の青年(加州清光)にせよ―――全く持ってこの場との関連性が掴めない。無論、それは自分にも当て嵌まるのだが…
Bes「やり方は任せる。――何にせよそう易々とリスクは犯せねぇからな。」
ジャゴッ(AKのコッキング音)
“看守”に対する陽動で、シンバル猿の人形という確かに(らしい)道具を使うアイディアを示した少年(テオ)にstalkerは万一に備えてAKを委託射撃の形で構えながら了解の意を見せる。人形連中(デイジー&リリィ)も好奇心だかなんだかで何やら楽しげに賛同しているらしい。
>テオさん、ベスさん、(清光さん)
「ドウナルノカナー!…ハ…何カ鼻ガムズムズスル…」
「エ!?ヤメテヨ!?ココデクシャミハダメダヨ!?」
(急にくしゃみをしそうになっているデイジーにリリィが慌てており。ここでくしゃみをしたら死亡フラグである)
>テオ、デイジー&リリィ、ベス
加州「……看守でも倒すのかな――――――――それなら、俺も」
(物陰からヒョコリと顔を出しながら4人の動きを確認していて、言葉は少ししか聞こえてないがもし合っていれば自分もしよう。と思い打刀を静かに抜く)
>22、23
「…えいっ!」少年は少しおもちゃを弄った後そのゼンマイを手早く回して物陰から力一杯放り投げる。少年たちのいる物陰からは随分と遠くの廊下に転がったおもちゃの猿は耳障りな鳴き声を上げながらシンバルを叩き始め、その音が聞こえたらしい鉈を引きずる紙袋頭の看守は苛立ったような呻き声を上げておもちゃまで移動を開始した。少年は目の前から看守がいなくなると「…今だよ、走って!」後ろに続く数人を手招きして足音を殺し、走り出す。
>テオさん、ベスさん、清光さん
「待ッテ待ッテ、……ハクシュッ!」
「ワーー!!何ヤッテンノヨデイジー!!」
(人形特有のぎこちない足取りでついていこうとするも
途中でデイジーがとうとうくしゃみをしてしまい、リリィが騒ぐ。逆にそれが見つかる原因になると気づかないのだろうか)
>27
「しーっ!見つかっちゃうよ。」少年はまた唇に人差し指を当てながらも素早く周囲に目を走らせて他の看守が音に反応していないかを確認する。鉈を引きずっている看守は運良く反応しなかったようだが、それとは別の看守の足音が聞こえたらしく少年は焦ったような表情を浮かべて「…まずい、他の看守さんに見つかっちゃったみたいだよ…うわっ!」後ろを振り向こうとするがその瞬間に飛んできた金槌を頭すれすれで避ける。
>テオさん、ベスさん、清光さん
「ワッ!何カトンデキタ!」
「デイジーノセイダカラネ。責任モッテタオシテヨ」
「エー!?」
(どうやらデイジーに責任取って倒せとリリィが捲し立てている。半分はリリィのせいでもあるのだが。)
>デイジー&リリィ、ベス、テオ
加州「あーあ、見つかってんじゃん――――――ほら、こっちこっちー!」
(少し離れた所からベス達に金槌が振り下ろされたところを見ると苦い顔をして呟き、物陰から出てくると看守を引きつけるように手を叩いてみて)
>テオ、デイジー&リリィ 加州清光 ALL
Bes「Блядь!!馬鹿野郎、何やってやがる!」
DAKAKAKAKAKAKAKAKAKAKAKAKAKAKAKAKAKA!(連射音)
思わずロシア語で毒づきつつ色々と突っ込みたい部分が多々あるが、既にそれどころでは無くなってしまった。――シンバル猿の人形を使った陽動自体は上手く行ったが問題はその後で、人形の片割れのくしゃみ一つで別の“看守”に気付かれてしまった。
DAKAKAKAKAKA!
Bes「奴を牽制する!早く先に行け!」
不本意では有るが囮を買って出たあの東洋人の青年(加州清光)が音を立てて気を引いている間に構えていたAKS-74Uをフルオートで連射し、効くかどうかも分からないものの5.45x39mmの小口径ライフル弾を“看守”に向けて惜しみなく撃ち込んで行く。けたたましく甲高い銃撃音が鳴り響き、まばゆいマズルフラッシュが断続的に周囲を照らす。
>テオさん、ベスさん、清光さん
「本当ニゴメンネー!」
「………」
(デイジーはその場にとどまったままだが、リリィはそれに気づかず走り去っていき)
>30、31、32
「…でも……っ…ごめん、ありがとう!」少年は見知らぬ誰かを看守の前に置いていくことに少しだけ躊躇うような様子を見せたが壊れたラジオを強く抱き締め、心苦しそうな表情を浮かべて唇を噛みながらその場に背を向けて走り去っていく。彼の裸足が冷たい廊下に触れるぺたぺたという音が響き、迷うことなく看守控室に飛び込むと同行者と到着を待ち、扉を閉めて鍵を掛けてから何やら精密そうな機械をがちゃがちゃと弄り始めた。
>34
「ここの看守さんはね、この部屋からの命令に逆らえない…筈なんだよ。僕、何回も見てたから知ってるんだ。」少年は答えながらもがちゃがちゃと機械を弄り、しばらくしてモニターの前に置かれていたマイクのスイッチが入る。少年はマイクのボリュームを上げ、「えっと、確か……『看守長命令である!速やかに囚人への攻撃を停止せよ!』…だったかな?」そう言い放った良く通る澄んだ声が夢の牢獄中のスピーカーから響き渡る。その声に反応するかのように鉈を持った看守も、銃撃をものともしない金槌を持った看守も動きを止めた。
>テオさん
「オオ、スゴイ……鶴ノ一声ッテヤツダネ!」(リリィが目をキラキラと輝かせて言う。まさかそのような特徴があるとは思いもしなかった。)
>テオ、デイジー&リリィ、ベス
「………これ以上来るんだったら、斬っちゃうよ?良いの?――――――――――!?」
(ベスが銃で看守達を撃っている時、加州は刀を使わず逃げ回っている―――が、壁に追い詰められた時、看守達に向かって言った後、刀を振ろうとした――――――時、看守達の動きがピタリと止まり、数秒間放心状態だったが)
「考えるのは後にして……あー………そこの…名前の知らない誰かさん、今さっきの子達が逃げた方向へ俺らも行かなーい?」
(と、少し離れた名前の知らない誰か(ベス)に向かって少しばかり大きな声で聞いてみて)
>清光さん、ベスさん
「アレ?私ガ責任取ッテ倒ソウト思ッタノニ……マアイッカ。行コウ、ガスマスクノオニイサン。赤マフラーノオニイサンガ呼ンデルヨ!」
(自身もレイピアを出そうとしていたが動きが止まって首を傾げたあと、100cm程度しかない小さな体で懸命に背伸びしながらベスさんの腕を掴んで引っ張ろうとし)
>36
「何回か逃げたことがあるからここのことはちょっとだけ知ってる…でも、街のことは全然分からないよ?」少年は少し照れ臭そうに頭を掻きながら言い、看守控室の扉に耳を当てて足音を聞く。「…誰も、いないね。今のうちに出ちゃおうか。」モニターの前に置いていた壊れたラジオを両手で大事そうに抱え、金属の扉を耳障りな軋む音を立てながらゆっくりと開くと周囲を見回した。
>テオさん
「待ッテ。デイジートオニイサン達来テナイ…」(不安げな顔でテオさんを止める。先程まで騒がしかったのに、今は静かで違和感を感じたのだ)
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