相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.5309 by 検索  2024-04-28 17:57:49 

彼女達の話を聞いた時点で君なら手伝うと分かっていた。…それに、これも探偵のパトロールの一環なのだろう?
(真逆の方角にある二地区を配達の担当を決めると早速目的地に向かって歩き出す。両手に弁当を抱えることになり若干重たいがこれくらい許容範囲だ。そうしていると相手の目線がこちらを向いて声をかけられる。相手は困っている人を見捨てられない性分だ。争うような二人の間に入って話を聞きに行った辺りからこうなることは大体予想がついた。そして何よりこうして困ってる人を助けるのがパトロールの目的の一つでこの街の探偵の在り方というのならその片割れである自分もそれに当てはまる。普段は内と外で別々に行動することが多い分一緒にいるのなら相棒流の探偵の仕事をするのも悪くない。少し得意げな笑みを見せながら「僕もこの街の探偵だからね」と告げていると店が並ぶエリアに辿り着いた。常連のお客さんなのかメモには大まかな住所しか書いてなくあとは店名の記載があるだけだ。まずは一番上に書いてある所に届けようと「この店が何処にあるか分かるかい?」と尋ねて)

  • No.5310 by 探偵  2024-04-28 20:11:25 


…、…流石は俺の相棒だな。なら風.都.の探偵としてきっちり弁当を届けてやらねぇと
(成り行きとはいえ相手に相談することなく手伝うことを決めていたが、相手は手伝いを申し出る前からこの結果を予想していたようで思わず目を瞬かせる。どうやらこちらの考えも行動も相手にはお見通しであるようだ。それにこれも探偵の仕事だと言われるとどことなく照れくさくて思わず目をそらす。弁当の配達を手伝うのなんて探偵の仕事では無いと言われればそれまでだ、だが小さい事でもこの街の困り事を解決したい自分の気持ちを相手は汲んでくれてこちらの流儀に合わせてくれている。同じ考えで探偵として行動してくれるのがなんとも嬉しくて気合いを入れるように声をかけていた。相手が届け先のメモをこちらへと見せながら場所が分かるか問いかける、答えは当然決まっていて「俺を誰だと思ってんだ?」と得意げな顔でいえば相手を先導するようにして一件目の届け先へと向かった。行先は個人商店の電気屋で店主のおっちゃんに軽く挨拶しながら「弁当届けにきたぜ」と声をかける。驚く店主に事情を説明してから弁当を渡せば礼を言われて軽く手をあげ応えると「さて、次は二つ隣の道にあるとこだな」と先程のメモを思い出しながら言い)

  • No.5311 by 検索  2024-04-28 21:17:28 

ああ。_ …ここかな、
(自分も相手と同じ探偵として手伝いをすると告れば瞬いていた目は照れ臭そうに逸らされる。以前ならば何処かで終わるまで待つか先に事務所に帰っていただろうが相手と過ごす中でこの街の人の為に動きたいという気持ちが写ったようだ。気合いを入れる相手にメモを見せると得意げな顔が返ってきて1軒目へと案内がされた。そこは個人の電気屋のようで表の家電量販店よりもこじんまりとした店だ。そこに堂々と入っていき店主に挨拶と事情を説明する姿はやはり相手がこの街に馴染んでいると実感する光景だ。代わりに配達をしていると話せば相手らしいと笑う店主と相手のやり取りをぼんやりと見ていた。弁当を渡すと礼を言われて二人で店を後にする。二件目も相手の案内で向かうとそこは文房具屋のようで店内に入ると事務所で見覚えのある筆記用具などが置いてあった。ここの店主も相手と顔馴染みのようで顔を見ると気さくに話しかけている。それを邪魔しないように店内の物を見ていると『そっちの子が翔太郎君が言ってた相棒君?』と話しかけられて少し固まってしまう。まさか自分に話しかけられるとは思っていなくて「えっと、まあ…」と曖昧な返事になりながら相手に視線向けて)

  • No.5312 by 探偵  2024-04-28 22:04:52 


あぁ、俺の相棒のフィリップだ。この店、事務所の備品買うのに世話になってんだ
(幸いにも弁当の届け先は全て顔馴染みの店で一件目と同じく二件目の文房具屋でも気さくに迎え入れられ事情を説明してスムーズに弁当を渡すことが出来た。軽く言葉を交わしていれば店主が後ろで大人しくしている相手に話を振る。相手の方を見てみればどこか戸惑った様子をみせている、この街の探偵ならば、そしてこの街を愛してくれているならば、相手にはこの街からも愛されていて欲しい。相手の顔を売るちょうどいい機会だと踏めば、片手が空いたのをいいことに相手と肩を組むようにして自分の隣に来るように移動させ相棒だと店主に紹介する。いつも事務用品がきれた時にはお世話になっている店だ、まだひとりでは行かせられないが相手が出入りする機会もこれから多くある事だろう。相手を紹介すると店主の目線は相手の目より少し上を向いて『それってもしかして、うちで買ったクリップか?』と問われてこちらも相手の髪を見た。相手がいつも好んで付ける髪留め用のクリップだが、確かに今日つけているのはここで選んだもので「そういやそうだったな。ここ、いろんなクリップがあるから選びがいがあるかもな」と言いながらクリップのコーナーを指さし)

  • No.5313 by 検索  2024-04-29 10:38:17 

…だろうね、見覚えのある商品が幾つかある。 確かに同じクリップだ、…
(まさかこちらに話が振られると思ってなくて戸惑っていると肩を組むような形で隣に並んで紹介がされる。それに合わせて小さく会釈してみるが相手と街の人の間にある輪のような物に招かれたのが嬉しくもあり同時に落ち着かなくて店の説明をされるとそれらしく頷く。事務所の備品を購入する店ならこれから訪れる機会もあるだろう。そうしていると店主の視線が自分の少し上を向いて着けているクリップについて問われる。普段付けている物は事務所の備品を拝借してることが多くこの店の物である可能性が高い。確かめるように自分のクリップに触れながら相手の指さしたクリップコーナーに向かうと確かに今朝付けた物と同じ物があって声をあげた。日常的に身につけていた物の購入元と思えば初めて来るこの店が少し身近なものに思えた。不思議な感じを覚えながら見ていればクリア素材の黄緑色のクリップを見つけて思わず手に取る。少しそれを見つめた後、店主の元に向かって「お願いします」と告げれば店主の顔に嬉しそうな笑みが浮かんだ。会計を済ませてクリップの入った紙の平袋を受け取るとまた一つ街との繋がりが出来た気がして「後から付けてくれ、翔太郎」と相手にお願いして)

  • No.5314 by 探偵  2024-04-29 12:29:06 


良い髪留めが増えて良かったな。弁当配り終わったら付けてやるよ
(店主に相手のことを売り込んでいるとクリップが話題に出て、興味を示したのか肩を組む腕を解いてクリップコーナーに一緒に向かう、商品棚を覗いてみれば相手がつけているクリップと同じものが店頭にあって思わず笑みを浮かべた。文房具屋で身につけるものを買うことなんて普通はないが、相手だけはこの店にそういう需要で用事があることだろう。たまたまとはいえ相手に縁のある店に来ることが出来たと内心思っていれば相手はひとつのクリップを手に取った。透き通る黄緑色をどうやら気に入ったようでそのまま購入すれば店主も上機嫌になる。相手がこの街の人と仲良くなってその思い出になるような品を購入しているのが感慨深く後ろからその様子を見守る。相手はとっくにこの街の住人ではあるが、こうやって街の人の輪にさらに入り込んでいってくれるのは嬉しいものだ。礼を言ってから店を後にする、早速購入したてのクリップを身につけたいという相手に緩い笑みは止まらなくて両手が空いたら付けることを約束した。その後効率よく届け先へ回り、最初に弁当配達を手伝っていることに驚かれ、相手を届け先に相棒だと紹介し、笑顔で見送られるのを繰り返した。最後の一店舗も届け終わると「ここで最後だな。弁当も届けるついでにお前のこと紹介できて良かった」と上機嫌に言って)

  • No.5315 by 検索  2024-04-29 14:50:44 

ああ、ちゃんと時間内に配り終えることが出来て良かった。ついでに色々な話も聞くことが出来たし。…やけにご機嫌だね?
(新たなクリップを購入して受け取ると次の配達時間も押していて店主にお礼を言って店を後にした。本来の使用用途ではないはずだが店主は快く売ってくれた。街の人に受け入れられたような気分で表情を緩めていればクリップを付けることを約束されるとますます嬉しそうにしていた。その後もメモに書かれた配達先に順番に回っていく。人と話している内に紹介されることにも慣れてきて軽く会話をしたりまた何時でも来てねと言われたりと和やかに配達することが出来た。中には相手の幼い頃を知っている店主が居たりしてちょっとした昔話なども聞けたりもした。そうして最後の一店舗も届け終えて笑顔で見送られながら店を後にする。あんなにあった弁当も無くなり両手が軽くなると相手から声が掛かり、達成感に満ちた様子で感想を述べる。二人で外に出た時にはあまり寄らないような店が多くて物珍しい機会でもあった。あとは店に戻って配達が終わったことを伝えるだけで隣にいる相手は妙に上機嫌だ。人の役に立てたということもあるが自分を紹介する時の相手は嬉々としているように見えてつい問いかけて)

  • No.5316 by 探偵  2024-04-29 17:51:51 


俺の話は余計だったけどな。……ん?まぁそりゃ俺の好きな街の人と、…お前が仲良くしてるのみんのは嬉しいだろ。自慢の相棒をみんなに紹介できたんだからな
(弁当の配達先に向かい全ての店で相手を相棒だと紹介していく、最初こそぎこちない様子の相手だったが段々慣れてきたのか笑顔で街の人と言葉を交わしていた。それぞれの滞在時間は短かったが確実に相手の交流の輪が広がっていく様子に相手の事なのに自分の事のように嬉しくてつい笑みを浮かべたまま相手を見守ってしまった。途中自分の小さい時の話をされた時は焦ったものだが、『そのまま仲良くしなよ』と言われた時には照れ笑いすることしか出来なかった。配達が終わったことを告げると相手はこちらを見て機嫌の良さの訳を聞いてくる。いつもの調子で街の人と話していたつもりだったがよっぽどご機嫌にみえたのだろうか。照れ臭さを感じると頬を掻きながらその理由を伝えようとする、だが自分の好きな街という言葉の後に相手を『自分の好きな人』とストレートに言うのは流石に恥ずかしくて、一瞬言葉を詰まらせてからその言葉は伏せることにした。言葉の不自然さを誤魔化すように少々早口で話すが、実際弁当配達を通じて普段世話になっている街の人に相棒を紹介できたのは良い機会だった。先程の約束を思い出すと「さっきのクリップ付けてやるよ」と手を差し出して)

  • No.5317 by 検索  2024-04-29 18:24:52 

…そっか。僕も依頼人とは違う街の人と繋がって、なんというかこの街と君の世界に入れた気がするよ。 じゃあ任せた。
(お店に戻る帰り道、いつもに増して上機嫌な理由を問うと照れ臭そうにその訳を話す。途中妙な間が空いたが何となく言外に含まれる内容を察して口元が緩む。自分を紹介して街の人と仲良くしている所を見るのが嬉しいだなんて胸に温かさと擽ったさを覚えて照れ臭そうに笑いを零した。実際今日行った先では相棒だと紹介された時、聞いた事があるという反応の人が多かった。相手が話題に出したのかそれとも相手には相棒が居るという情報が何処からか知られているのかは分からないが確かにそこに自分の存在があった。相手が事務所の外のこの街で作ってきた世界に入れて貰えたようなそんな気がして嬉しそうに声を弾ませた。そうしていると相手が先程の約束を持ち出す。懐にしまっていた紙袋からクリップを取り出して相手の手の上に載せると今つけているクリップを外してご機嫌にお願いして)

  • No.5318 by 探偵  2024-04-29 19:20:38 


、そうか…それなら良かった。よし……
(こちらが上機嫌な訳を伝えれば相手も照れ笑いを浮かべる。相手も少なくない時間この街に住んでいるがどうしても外を自由にひとりで出歩けない関係でこの街の人々との繋がりはまだ少ない。こちらが風都の中で築いてきた世界と相手と過ごす世界とはどうしても距離があってなかなか交わらないものだった。それが今日たまたまの手伝いとはいえそれらが交わって相手の世界は広がり、こちらの世界は繋がったようにも思える。自分の愛するもの同士が笑みを浮かべて対面しているのを見るのはなんとも幸せなものだ。それに話だけしていた自分の相棒を街に紹介することができ、なんなら関係は隠しているものの恋人を街の人に自慢することも出来たのだ。なんてことの無い一時だったが、確かに幸せな時間だった。上機嫌な相手からクリップを受け取れば軽く髪を整えてやってから先程買ったクリア素材で黄緑色のクリップをつけてやる。買いたてのそれは太陽光を浴びて色が透けて輝いて見えた。小さく笑いながらクリップに軽く触れると「今日お前と街の人に縁ができた証だな」と呟いて)

  • No.5319 by 検索  2024-04-29 20:03:43 


ありがとう。…ああ、大切にする。さてそろそろ戻ろうか
(この街と人と交流してその店で自らの意思で買った新しいクリップ、それを相手に託すと大人しくつけられるのを待つ。髪が止められると御礼を言いつつ相手の呟きに頷いて小さく微笑んだ。このクリップは備品置き場に戻されることなく、今日の記念として自分の新たな私物になるはずだ。胸を暖かく満たすような幸せを感じるとご機嫌のまま店に戻るように促して歩くのを再開した。店に着けば二人は先に戻っていたようで無事に配達したことを伝えると『ありがとう、本当に助かったわ』と改めて感謝が告げられる。謝礼を、と言い出す女性を止めていれば何かを思いついたように奥に引っ込んでしまった。少しして恐らく調理場だろう所から持ってきたのは小さめの弁当箱にぎゅうぎゅうに詰められた唐揚げなどを初めにするおかずで『作りすぎて余っちゃった奴だから良かったら貰って』と差し出された。見るからに美味しそうなおかずと気遣いに心惹かれると「ありがとう」と伝えそれを受け取って)

  • No.5320 by 探偵  2024-04-29 20:20:58 


そうしてくれ。…あぁ、あの二人ほっといたら喧嘩しちまいそうだしな
(相手の髪に収まった新しいクリップ、どこか誇らしげに煌めくそれと相手の笑顔をみればこちらも自然と口角があがる。この街との縁を示すそれは自分にとっても思い出の品になりそうだ。相手に促されて店へと戻ればとびっきりの感謝をされ謝礼を出そうとする奥さんを何とか止める、今回は依頼されたわけではなくこちらが手伝っただけだ。それに相手と共に様々な人と出会える良い機会にもなったのだ、それだけで十分だろう。なんとか謝礼を渡そうとする奥さんを宥めたがそのまま店の奥へと引っ込んでしまって相手と旦那さんと順番に顔を見合わせる。暫くして持ってきてくれたのは小さいながらもギュウギュウに詰め込まれた弁当箱で思わず笑ってしまった。こうやって用意してくれるものを断るのも野暮というものだろう。礼を言って受け取ると『またいつでも来てね』と二人に送り出されることとなった。時刻はちょうど昼時、弁当は二人で食べるにはちょうどいい量で「近くの公園で昼飯にするか」と貰った弁当を指さしつつ提案し)

  • No.5321 by 検索  2024-04-29 21:55:45 

そうしようか。お弁当を運んでいたら僕もお腹が空いた。
(お礼の代わりに渡された弁当箱を受け取ると二人に見送られながら店を後にする。お昼の弁当を配達する時間だったこともあって時刻は昼頃、配達した所の中には届けたら直ぐに昼飯にしようと早速蓋を開けていた人も居て美味しそうな見た目と匂いに食欲がそそられていた所だ。相手の提案に直ぐに頷くと公園へと向かった。相手の案内で辿り着いた公園は比較的小さくこの時間はあまり人が居ないようだ。ベンチも問題なく空いていれば早速そこを確保して弁当を真ん中に置いて座る。蓋を開けると溢れんばかりに詰め込まれたおかずがより分かりやすくなって思わず笑ってしまう。添えてくれた割り箸を相手に渡すと手を合わせた後、早速一番目立っている唐揚げに箸を伸ばす。大きめなサイズの唐揚げは中までしっかり味が染み込んでいてジューシーな味わいであれば「流石売りにしているだけある美味しさだ」と感想を口にして)

  • No.5322 by 探偵  2024-04-29 22:57:30 


おぉ!ここの弁当久々に食うな。…だろ?…んー、変わらねぇ味で美味い
(古い町並みの中にある公園はこじんまりしているが人気も少なくゆっくり昼ご飯を食べるのにはピッタリの環境だろう。弁当を運ぶ間美味しそうな匂いを嗅いでいるだけで走り回っていて腹の虫もそろそろ暴れだしてしまいそうだ。ベンチに座り二人の間に弁当が置かれて蓋が開かれる、中には見慣れたおかずがてんこ盛りで並んでいて思わず感嘆の声をあげた。相手から箸を受け取り手を合わせると相手は早速唐揚げを口に運ぶ。満足気に唐揚げを頬張るのに小さく笑えばこちらも唐揚げを一口食べた。ジューシーな仕上がりに昔から変わらない味に思わず唸る、もう何度ここの唐揚げを食べたか分からないがいつでも変わらず美味い味だ。特にギュウギュウに詰め込まれた唐揚げをみながら「ご褒美に唐揚げくれるからしょっちゅうあの店手伝ってたんだが、俺が唐揚げ好きなの覚えててくれてんのかもな」と笑いながら山盛りの唐揚げをまたひとつ口に運んで)

  • No.5323 by 検索  2024-04-29 23:54:47 

へぇ、今回みたいなことが昔からあったんだね。…君のことだ、他の所でも似たようにおすそ分けを貰ったりしているのだろう?
(こちらが唐揚げへの感想を口にすれば相手は小さく笑って自らも唐揚げを口にした。他のお店から宅配を頼まれるくらいだけあって満足のいく味で相手の口ぶりからしても長く愛されているお弁当のようだ。笑いながら思い出を語る相手の話を聞けばその姿が容易に想像がつく。今回のこのお弁当もこれならば相手が断ることなく喜んでくれるだろうと思っての行動なのだろう。そんな相手の思い出の詰まった物だと思えば唐揚げを箸で挟んでジッと見つめる。相手と深い関係になってもまだ知らないことばかりだ。それを一つでも埋めるように唐揚げを食べれば相手のいう変わらない味を十分に噛み締める。この様子ならば他にも同様にお礼に物を貰ったり可愛がられているのだろうと想像がつけば他のおかずにも箸を伸ばしつつちらりと相手を見てから問いかけて)

  • No.5324 by 探偵  2024-04-30 07:50:32 


あの店の旦那さん、しょっちゅう奥さんに怒られててな。仲裁とか手伝いとかよくしてたんだ。他にはそうだな……文房具屋の片付け手伝ってペン貰ったり、電気屋のチラシ配りして飴貰ったり…ガキん時は特にいろいろ貰ってたな
(この店の唐揚げひとつとってもあの二人との思い出がいろいろと詰まっている。唐揚げが全く目当てではなかったとは言わないが、それでも店を通りがかって何かトラブルがある度に声をかけていたのは確かだ。特にあの店は喧嘩するほど仲が良いタイプの夫婦で声をかけることが多かったように思う。その縁もあっての唐揚げだが、相手がじっとそれを見つめているのを横目にみつつまたひとつ唐揚げを頬張る。似たようなシチュエーションを聞かれると頭にはいくつもの候補が浮かぶ、それこそ小さい時からしょっちゅうこの街を歩き回っているうちに出会った人やトラブルは数多にあっておすそ分けを貰ったことも多々あった。今日行った店に絞って思い出してもいくつか例は出てきて指折りしながら思い出を語る、街の人々とのやり取りを思い出すが小さい頃の思い出も多く相手に語るのはどこか照れ臭くて、それを誤魔化すように卵焼きを口へと運んでいて)

  • No.5325 by 検索  2024-04-30 10:25:25 

容易に想像がつくよ。…君がこの街を愛するように、君も色んな所で可愛がられているようだね
(あの夫婦ならば今回のようなことが多くあることは何となくわかる。そしてその度にお礼としてお弁当や唐揚げを貰ってきたのだろう。他のエピソードを聞いても相手ならばやってそうなことばかりで自然と笑みが浮かんだ。この風.都が大好きで守りたいと言っていた幼い相棒と交流した分、あれからもこの街で育って色々な人を助けてそのお礼を貰ったり可愛がられていたりしてるのが微笑ましくて柔らかな口調で思ったことを口にする。決して勝てない年月と自分が知らない面があることに思う所がないわけではないがこの街を好きな相棒が街に愛されているのは素直に嬉しい。更にもう一つ唐揚げを口に運びながらも「流石この街を自分の庭というだけある」なんて笑って話して)

  • No.5326 by 探偵  2024-04-30 12:29:46 


俺が風.都.に来てからこの街には世話になりっぱなしだ。……早くお前がひとりでこの街を歩けるようにしねぇとな
(親がいなくなってからこの街に来たわけだがこの街を愛せているのはこの街に育てられ愛されていたからだと思う。小さい頃の話をするのは気恥ずかしいものの可愛がられていたという言葉に間違いはないだろう。実際パトロールの度に声を掛けてくれる人がこの街には沢山いる。その輪の中で今日は相手も一緒になって過ごしたわけで幸せな光景をみることは出来たが、あくまでもこちらの世界に相手が顔を覗かせただけだ。本来ならば相手がこの街と世界を築く方が正しい、この街を自由に歩いて感じて欲しいがそれは叶わない状況だ。相手が早くこの街で真に生きられるようにしなければと呟きを零す。だがそこでふと、それはそれで相手と連れ立って行動する口実がなくなるのではと気がつく。相手がこの街を自由に歩くのが当然理想的だが、その先で自分の知らないうちに誰かと仲を深めたり新たな出会いがあるはずで、それは歓迎すべきことなのにどことなく心は落ち着かない。自分で呟いておいて相手の反応が気になってしまえば無意識のうちに食べる手を止めてじっと相手の方を見つめてしまい)

  • No.5327 by 検索  2024-04-30 14:21:25 

…確かに組織も無くなって危険が無くなるのが一番だけど、どっちにしろ僕が外に出る時は君と一緒なのだから大した違いでもないだろう?
(普段事件などで外に出た時に見るのとは違う日常的な相手と街の繋がりをつぐつぐ感じるような時間だった。相手にとって風.都.とは単なる土地ではなくそこで過ごす人々を含めて大切な場所で守るべき存在なのだろう。そんな会話をしていれば自由に交流を広げられない状況の自分を思ってか相手が呟きを零す。相手が今の自分の環境を良くないと思ってくれているのは知っている。だがふと顔を上げると心配だけでは無さそうな目がこちらを向いたまま固まっていて僅かに首を傾げる。確かに組織を何とかして今まで何回かあったように変な手を出してこないような状況になるのは個人としても街の平和としても望む所だ。だが例え一人で自由に歩けるようになったとしても自分の行動に大きな変化は起こらないように思う。ごくごく当然のことを語る口調で自分が外に出る時は相手と一緒だと言葉を返すと「勝手に出歩いたとしてもすぐに君が探しに来そうだ」と冗談交じりに笑って)

  • No.5328 by 探偵  2024-04-30 17:25:27 


え、……そうか…そりゃ連絡無しに居なくなったら探しに行くだろ
(まだ仮定の話にも関わらず相手の世界が広がった時のことを思えば嬉しくも寂しくもあり相手からどんな反応が返ってくるのか窺っていれば、予想外の答えが返ってきて目を瞬かせる。今はある意味二人で出かけるのを強制されている状態で、その制限がなくなれば相手がひとりで出かけることもあるだろうと思っていた。しかし相手は不思議そうな顔で当然二人で出掛けるのだと言葉にしていて、嬉しさと独占欲が擽られたのとで思わず顔をニヤケさせそうになってしまう。慌ててお弁当のミニトマトを口にして表情を誤魔化し咀嚼して飲み込んだ後に噛み締めるように頷いて返事をしていた。かと思えば一人にしないのはこちらだろうと冗談めかして言われると思わずツッコむように返事をする、ひとりで出かけるにしても連絡があるとないとでは大違いだ。検索しているうちにひとりで暴走して事務所を飛び出しかねないのを思えばス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を常に持たせおく必要がありそうだ。懐かしい味と恋人との幸せな心地に浸りながら弁当を食べ進めるとあれだけ詰め込まれていたおかずもなくなって、手をあわせると「ご馳走様でした」と言って箸をしまって)

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