相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.5284 by 探偵  2024-04-27 13:24:42 


分かった!任せたぜ、フィリップ!
(せっかく最後の必殺技を決める掛け声を叫んだのに肝心のそのやり方が分からず、相手からは笑いが漏れかけて電.王もといモ.モ.タ.ロ.ス.の方からはツッコミが入ってバツの悪そうな顔をする。ここはこの姿を使い慣れた相手に任せるのが良さそうだ。相手に言われた通り息を合わせることに集中して高く飛び上がる。初めての必殺技だがどんな名前かは流れ込んできた相手の思考から読み取れて相手と共に「フ.ァ.ン.グ.ス.ト.ラ.イ. ザ.ーっ!!」と叫んで華麗に最後の一撃を叩き込んだ。赤と白が混じりあった二人で四人の仮.面.ラ.イ.ダ.ー.の攻撃は鬼の体を派手に爆発させる、やがて鬼達は砂になり脅威は過ぎ去った。周囲から雄叫びがあがるとそれと一緒に「やった!!」と叫んで相手とこの喜びを共有しようとする。しかし今は相手の体の中に入っているわけで思わず左腕をあげるがそれさえも本来は相手の体で訳の分からない状態だ。いてもたってもいられずドライバーを閉じて変身を解除する、意識を取り戻した体はガバリと勢いよく起き上がってそのまま真っ直ぐ相手のもとへと走った。そして走り寄った勢いのまま相手へ抱きつく。大好きで大切で将来も今も相棒の相手と一緒に勝利を掴み取れたことが嬉しくて嬉しくてたまらない。顔をあげると「やったぜフィリップ!俺達勝ったんだ!風.都.を守ったんだ!!」と収まらない興奮のまま相手を見上げて)

  • No.5285 by 検索  2024-04-27 15:33:19 

っと…ああ、僕達の勝利だ。…翔太郎が相棒で居てくれたおかげだね
(周りから喜びの雄叫びが聞こえてくる中、左側からも歓喜の声が上がって左腕が動かされる。だがそれでは満足出来なかったのかこちらが言葉を挟む暇もなくドライバーが閉じられた。伝わってくる相手の感情に口元が緩みながら同じく変身を解いた良太郎と待っていれば背後から近付いてくる音がしてそちらに振り返る。走ってきた勢いのまま抱きついてきた相手を何とか受け止めるとそのままぎゅっと抱き締める。相手と目が合う。その顔は成し遂げた達成感や喜びなどの興奮にきらきら輝いていて釣られて【僕達】を強調しながらこちらも笑みを見せた。喜びを共有していれば辺りに発生していた時空の裂け目は閉じてそれ以外の鬼も消えていく。どうやらこれで時間の歪みを直すことが出来たようだ。その光景に一安心しながら視線を相手に戻す。この勝利は自分と良太郎達だけでは掴めなかっただろう。鬼の恐怖に打ち勝って切り札の場所を教えてくれてこの時代に着いて来てくれた幼い相棒が居てこその結果であれば心が動くまま相手の頭を撫でて柔らかな声で「ありがとう、翔太郎」と伝え)

  • No.5286 by 探偵  2024-04-27 16:49:10 


へへ、だって俺達二人で一人なんだろ?……俺も、ありがとうフィリップ。あの時俺のこと連れ出してくれなかったら、風.都,を守れなくて俺後悔してた。だから、俺のこと相棒って言って一緒に戦ってくれてありがとう
(一刻も早くこの喜びを分かちあいたくて相手へと抱きつけば向こうからも強く抱き締められて笑みはさらに深くなる。二人揃ってこその勝利だと強調されると子供らしい笑い声を漏らして相手から教えてもらった二人のキーワードを口にしていた。相手の手が頭に添えられてゆっくり撫でられながら柔らかい声で礼を言われる、経験した事の無い心地良さに目を細めて笑みを浮かべた後に胸に溢れた嬉しさを伝えるように相手の体に額を擦り寄せた。再び顔をあげて目線を合わせるとこちらからも礼を伝える、最初は鬼の恐怖に負けて大好きなこの街のことを見捨てようとしていたのだ。だが相手は絶対こちらの手を離さなかったし、未来の相棒なのだと、そして今も相棒なのだと何度も伝えてくれた。そのおかげで自分の願いを守りきる事ができたのだ、相手がいなければ絶対に勝利にたどり着くことはできなかった。出会ってから一日も経っていないのに相手の傍はどこよりも心地好くてもういっそ離れたくはない。しかし良太郎とイ.マ.ジ.ン.達が近づいてくると『ひだりはなっさけねぇなぁ』だとか『やーい翔太郎のくっつき虫ー』だとか『子供やからしゃあないで』だとか『探偵くんってこんなに甘えん坊だったんだねぇ』だとか横槍が入って、「うるさいな!!」と言いながら相手から離れることになってしまった。イ.マ.ジ,ン達をひとしきり宥めたあと良太郎が『じゃあ帰ろうか』と声をかけて)

  • No.5287 by 検索  2024-04-27 17:25:44 

どういたしまして。君が大好きで僕にとっても大切な思い出が詰まったこの街を守ることが出来て良かった。…そうだね、君が居た時代に送り届けなければ。
(嬉しさと愛おしさが溢れるまま相手の頭を撫でていれば子供らしい笑い声と共に二人のキーワードが告げられる。その響きはいつだって胸を満たすもので相手が相棒で良かったと心から思う事が出来た。そして幼い相手が自分と出会うまで過ごしてた風.都を、二人で様々な所に行ったり事件に巻き込まれたりと公私共に様々な思い出のあるこの街を守れた事が嬉しくて相手を抱きしめながら本心を口にしていた。そうしていればイ.マ.ジ.ン達がやってきてこちらをからかっている。恥ずかしくなったのか離れていってしまったのは少し寂しいが「それぐらいにしたまえ」と宥めて事件が収束した余韻に浸っていた。良太郎が帰ろうと声をかける。鬼を倒すことが出来たなら事態は解決でそれぞれ元いた時間に戻らなければならない。それは相手とのお別れを意味していて視線を相手に向ければ無意識に少し沈んだ声で返事をした。空間の裂け目からデ.ン.ラ,イ.ナ.ーが現れ宙を走ってから皆の前に停車する。「帰ろう、翔太郎」と声をかけて今度はこちらから相手の手を取って軽く繋ぐと歩き出して一緒にデ.ン.ラ,イ.ナ.ーに乗り込もうとして)

  • No.5288 by 探偵  2024-04-27 18:13:06 


…うん!……ぁ………うん…
(相手に抱きつき包まれながら自分と同じものを大切だと言ってくれることにさらに喜びは募って胸が暖かくなる。大切な人と大切なものを守れることがこんなにも幸せだなんて初めて知ることだった。相手との時間に浸っていたのにイ.マ.ジ.ン.達に邪魔されてしまい頬を膨らませながら文句を言えばみんなで帰ろうと声がかかる、しかしその帰る場所は相手と自分では異なっていて相手の寂しそうな声を聞いてそれに気がつけば小さく声を漏らす。あれほど興奮していたのに一気に気持ちはしぼんでしまって、覇気のない返事をしながら相手と共にデ.ン.ラ.イ.ナ.ーへと乗り込んだ。アナウンスの後に列車が発車する、窓から見える風景が後ろへと流れていくがそれは相手との別れが近づいているのを意味していて胸が痛くなるほど苦しくなっていく。手を繋いだまま客車の真ん中で動けないでいたがゆっくり相手の方を振り返って両手をギュッと掴む、相手の方を見あげると「なぁ、フィリップ。俺の時代に一緒に帰らないか?それか俺がフィリップの時代に行くのでもいいから!」と必死な声色で話し掛ける。せっかく出会えて今までに知らない感情を沢山知って心から頼ることが出来て大切だと思える相棒と出会ったのに、もうお別れなんて考えられない。無意識に手を握る力が増して相手を真っ直ぐにじっと見つめる、そうしていれば一番の本音はすぐに胸を通って口へと到達し「俺はフィリップと会えなくなるなんてイヤだ!」と叫んでいて)

  • No.5289 by 検索  2024-04-27 18:43:12 

…、翔太郎…。もう会えなくなる訳じゃない、寧ろ君は未来で必ず僕と出会って大切な相棒になるんだ。
(相手に帰ることを持ちかけるとその声は覇気のないものになって元気の無くなった姿が引っかかりながらデ.ン.ラ.イ.ナ.ーに乗り込む。列車が発車して相手が元々いた時間へと進んでいく。だが相手は席に座ることなく真ん中で立ったままで、ゆっくりとこちらを振り返ったかと思えば強く手を握られ必死な声色でお願いされると視線を迷わせ困ったように名前を零す。原因を正して時.の.運.行を守る以上相手と自分が帰る場所は違う時間だ。相手も理屈は分からずともそれは理解しているはずなのに手を強く握り離れたくないと必死に訴えている。自分が現代に戻れば同じ時間の相棒が居るが相手が自分に出会うのは十数年先の未来だ。相手が自分に会うまであまり深く立ち入るような関係の人が居なかったと知っているからこそ縋る相手を突き放すのは胸が痛む。それでも今回守ったものを無駄にしない為に膝を床につけ目線の高さを合わせるとこちらからも軽く手を握り返した。そして相手にとっての未来でまた会えることを説明して「それでは駄目かい?」と問いかけて)

  • No.5290 by 探偵  2024-04-27 19:17:23 


そう、だけど……なら、俺が今日からフィリップに会えない分、未来で会ったらずっとずっと一緒に居て。俺フィリップと会うまでにおやっさんに認められるくらいカッコよくて凄くて強い探偵になるから
(相手とこれからも一緒にいるために必死に懇願するが相手は困ったように視線を惑わさる。誰か一人でも自分の意見に賛同してくれる人がいないかと淡い期待も抱いたが、時.の.運.行.を守る面々がそれに賛同出来るはずもなくて気まずそうに目を逸らしたり心配そうな目を向けるが口を挟むことはない。相手がその場に膝を着いて目線の高さが同じになる、歪んだ歴史を正すために全力で相手と共に戦ったのに自らが歴史を歪めるのを望んでいることは心のどこかで分かっているのに相手を諦めることができなくて相手の回答を視線を揺らしながら待った。だが返ってきたのは自分が望んだものとは違う回答で、しかしそれが正しいと理解している回答で、息を詰まらせながら俯く。相手の言うように未来で二人が出会うのは決まっていることだ、だがそれは何時になるのか今の自分には分からない。ただ、ここで駄々を捏ねてもどうにもならない事だけは分かっていた。繋がった手を再び強く握りながら顔を上げて目線を合わせる。瞳には薄い膜が張っていたがなんとか声を震わせないようにしながらこちらからの願いを伝える。今は我慢して別れるしか選択肢がないのなら未来にこの思いを託すしかない。相手の相棒にもっと相応しい探偵になることを近いつつ「約束してくれる?」と問いかけて)

  • No.5291 by 検索  2024-04-27 19:47:42 

…ああ、勿論。何があろうともずっと君の傍にいる。一生の約束だ。
(こちらが回答すれば聞きたくない答えだったのか息を詰まらせて相手は俯いてしまう。今の相手は放っておけないし笑顔でいて欲しいと思う。だがそれは歴史を歪めてしまうことであり許しては行けないことだ。困ったように眉尻を下げながら相手を見ていれば手を握られながら相手の顔が上がる。その瞳には薄く涙の膜が張って震えそうなのを我慢した声で願いが託される。それは出会ってから、つまり現代の相手の傍に自分がずっと一緒に居ることで僅かに目を見開くが柔らかく微笑んでそれを了承した。そもそも元からそのつもりだ。自分と出会う為にあの夜を相手が経験すると思えば酷ではあるがそれを経たからこそ今の自分と相棒が居る。その歴史の先として今もこれからも相手の傍にずっと居ることを相手に誓うと片方の手をそっと解き、小指だけを立てて相手の前に持ってくる。そしてただの約束ではなく一生モノの大切な約束だと話せば相手の目を見て指切りを持ちかけて)

  • No.5292 by 探偵  2024-04-27 20:20:13 


…うん。……俺も一生フィリップの相棒でいる。約束だ!
(今すぐに一緒に居られないのならせめて未来でと願いを伝えると相手の顔には柔らかな笑みが浮かぶ。そして今度は自分が望む答えが返ってきてこちらにも笑みが浮かんだ。相手にとっては確定の未来でもこちらにとってはまだ見えぬ先の話、いつか二人が相棒になった時に歩くその未来での約束が結ばれれば、いつか相手と共に歩き続ける日を楽しみにこれからも過ごすことができる。不意に片手が解かれて小指を差し出される、約束をより強固にするそれにパッと顔を明るくさせると自分の小指を相手の小指へと巻き付けた。今すぐにでも、そしてこれから先もずっと相手と一緒に居たいという思いは膨れるばかりで、だが今はその時ではない。それならば未来で一生何処までも相棒で居ることを誓えば軽く小指で繋がった手を振った。二人で一人の姿になり一時意識を共有した今ならば相手がこの約束を守ってくれると確信できる。その瞳にもう涙はなくて真っ直ぐ相手を見つめながらただ笑みを向けていた。そうするうちにナオミさんから自分の時代にまもなく到着するとアナウンスがなされる。車窓の風景は砂漠から自分のよく知る風.都の風景へと変わっていきやがて列車は停車した。小指を繋いだままで相手と共に出口の方へ移動する、そして最後に相手の方を振り返った後に繋がっていた小指をそっと離して電車から降りて)

  • No.5293 by 検索  2024-04-27 20:50:56 

…じゃあ翔太郎、また未来で待ってるから。
(未来もずっと傍に居ることを誓い、小指を差し出すと相手の顔がぱっと明るくなる。相手の小指が巻きついて契りを交わす。改めて約束を口にする顔はもう沈んだ色は見えなくてこちらも素直な笑みを見せた。そうしていると目的地が近いことを示すアナウンスが流れる。窓の外は砂漠から相手の時間の風.都. の景色に変わっていてゆっくりと減速していく。そろそろ時間のようだ。やがて列車が停車すると小指が繋がったまま出口に向かう相手について行く。開いたドアの先はこれから相手が過ごしていく過去で自分は降りられない。振り返った相手の小指がゆっくりと離れていくと掴まえたい気分に襲われるがそこをぐっと押さえて相手を見つめていた。相手が電車から降りる。降りられない分手すりを掴んで軽く身を乗り出すと別れの言葉ではなく次へと繋がる言葉を大声で伝える。発車のアナウンスがされると乗り出すのを止めるがドアが閉まってもその場から動くことはなく、発車して相手の姿が見えたくなるまで手を振っていて)

  • No.5294 by 探偵  2024-04-27 21:24:56 


うん!俺、フィリップに会えるの楽しみにしてる!絶対に待っててくれ!
(小指を解いて自らデ.ン,ラ,イ,ナ,ー.を降りる、当然相手はついてくることはなく列車から身を乗り出すまでだ。だが今はそうでなければならない。相手との未来の約束を胸に相手の方を真っ直ぐと見つめる。そこで送られたのは別れではなくて約束の言葉で大きく頷きながら返事をした。もう会えなくなるという寂しさは次いつ会えるだろうという楽しみへと変わる、胸に溢れた思いをありったけ伝えるために大声でこちらからも約束を口にしてその顔が再び曇ることは無かった。アナウンスが流れて扉が閉まる、やはり胸に詰まる思いはあるが笑顔を浮かべたまま手を振ったまま暫くデ.ン.ラ.イ.ナ.ーと併走した。だが自分の足ではすぐに追いつけなくなってやがて列車は宙へ駆け出し時空の扉へと消える。相手と仲間と列車が消えていった空を暫く笑顔で見上げていた。
一方、デ.ン.ラ.イ.ナ.ー.が時空の狭間を走り始めた頃、相手の後ろに音もなく人影が忍び寄る。相手の心情などお構い無しに『フィリップくんには伝えておくことがあります』と男性の声が響いた。そこにいたのはこの列車のオーナーで、鬼が復活するという歪んだ歴史を正したことで探偵の相棒は正しく復活するだろうということ、そして先程別れた小さい相棒は歪みによって得た記憶、すなわち今日相手やこの列車の面々と過ごした記憶が一切なくしてしまうことを告げた。『本来このようなタイムパラドックスが起こる可能性があることは避けるべきなのですが、なんせ我々には切札が必要でしたからねぇ』と意味深な言い方をした後客車の方へと戻っていって)

  • No.5295 by 検索  2024-04-27 22:09:04 

…、……僕は覚えてるから。
(笑顔で手を振って併走してくれる相手にドアの窓から見えなくなるまで手を振り返す。やがてゲートを抜け砂漠の中を走るようになれば名残惜しさや寂しさなど様々な感情が入り交じりながらも窓の外を見ていた。だが不意に気配もなく後ろから男性の声がすると振り返す。そこにはこの列車のオーナーが居て時の歪みが直って相棒が元に戻ったことを告げられる。それには安堵したが過去の相手は今日一日の出来事の記憶を無くしてしまう事を告げられると大きく瞳を揺らす。だが言われてみればその通りだ。相手と出会ったのはあの夜が初めてで自分を知っている素振りなど一つもなかった。それに今日の出来事をきっかけに相手が本来の歴史と違う選択を取る可能性があるのならそれは時間が変わるリスクにもなりうる。その危険性が分かるからこそ何も言えなくて意味深なことを言うオーナーの背中をただ見送るしか出来なかった。相手は今日鬼に立ち向かったことも自分の相棒になりたいと言ってくれたことも全て忘れてしまう。当然先程した約束も忘れてしまうだろう。だけど全て無かったことになる訳では無い。ドアに手を添えて幼い姿の相手のことを考えれば代わりに自分が思い出も約束も全て忘れないと誓うように呟いた。そうして少しの間物思いにふけていたが小さく息を吐いてから客室に戻った。心配してくれた良.太.郎とイマジン達に大丈夫だと告げて少し話をしていると元々自分が居た時間に着くアナウンスが流れる。そろそろ自分も時間旅行は終わりのようだ。良太郎達の方を向くと「君達のおかげで僕の時間の翔太郎も風.都の平和も取り戻すことが出来たようだ。ありがとう」と礼を伝えて)

  • No.5296 by 探偵  2024-04-27 22:53:07 


【良太郎】

(少し時間を置いてから戻ってきた相手をニコリと柔らかい笑みで迎える。時.の.運.行.を守る仮.面,ラ.イ.ダ,ーとして相手がオーナーに何を言われたのかは大体の検討がついていてイ.マ,ジ.ン達と共に次々に声をかけるが自分の中では決着がついているのか穏やかに大丈夫だと言われるとこれ以上口出しすることもなかった。小さな探偵の時間から現代の距離は近く早々に到着のアナウンスが流れる。礼を言われるとまたニコリと笑みを浮かべて「僕たちこそ、一緒に時.の,運.行を守ってくれてありがとう。二人がいなきゃ解決できなかったよ」とこちらからも礼を伝えた。わらわらと相手の回りをイ.マ.ジ.ン達が囲うと『またいつでも会いに来いよ!』『フィリップとお絵描きしたーい!』『仮.面.ラ.イ.ダ.ー同士、頑張っていこな』『探偵くんにも宜しくね』と次々に挨拶を送って最後まで騒がしい車内となった。ナオミさんのアナウンスのあと砂漠の中列車が止まる、『列車を降りてすぐの扉から事務所に直行でーす』と案内がされて、間延びした声に小さく笑うと「じゃあまたね、フィリップくん」と相手を送り出して)

  • No.5297 by 検索  2024-04-27 23:07:41 


ああ、また何かあったらいつでも事務所に来てくれ。今度は翔太郎と二人で出迎えるよ。
(良太郎からもお礼を返されてイ.マ.ジ.ン達に囲まれる。初めにあったときは散々振り回されたものだが彼らも自分と相棒のように良太郎の良きパートナーで頼りになる仲間だ。口元を緩ませながらそれぞれに返事を返していれば列車が停車する。どうやら気を利かせて事務所に繋がるところに停めてくれたようだ。何事も起きないのが一番ではあるがまたいつでも頼ってくれと今回の事態を共に解決したもう一人の仮.面.ラ.イ.ダ.ーに告げると軽く手を振ってからデ.ン.ラ.イ. ナ.ーから降りた。砂漠の中去っていく列車を見送るとぽつんと設置してある扉のドアノブに手をかける。オーナーは相棒が元に戻ったと言っていたが消えた時の光景が脳裏に過ぎって少し躊躇する。それでも過去の相棒と未来でもずっといると交わした約束を思い出せば扉を開いて元の事務所に足を踏み入れると恐る恐る「…ただいま」と口にして)

  • No.5298 by 探偵  2024-04-27 23:24:23 


……な、フィリップ?!お前、いつの間に外行ってたんだ?!
(一瞬ふわりと意識が霞んたような感覚のあと、ゆっくりとそれらが再構築されるようにしてまたハッキリとした意識を結んでいく。我に返ったように目を瞬かせたが特に周囲に変化はない。不思議そうな顔をしていればいつの間にか床にハットが落ちているのを見つけてさらに怪訝な顔を浮かべた。確かパトロールに行こうとしていたはずだったのに、と思考を巡らせながらかがんで床に落ちたハットに手を伸ばしたところで事務所の扉が開きそちらへ目を向ける。扉の前に立っていたのが事務所内にいたはずの相棒だったのをみれば思わず声をあげた。慌ててハットを手に取り軽くホコリを払いながら驚いたままの表情で相手の方へと近づく。つい先程までそこで本を読んでいたはずなのにと相手と相手がいたはずの場所を交互にみて「どうなってんだ?」と困惑した顔を相手へ向けて)

  • No.5299 by 検索  2024-04-28 00:02:49 

翔太郎、……ちゃんと翔太郎だ。
(事務所に踏み込めば見慣れた相手がこちらを見ていた。消えたはずの相手が元に戻っていることに酷く安堵して口から相棒の名前が零れた。何やら困惑したように声を上げているがそれも気にせず近付いてきた相手にこちらからも歩み寄ってはその頬に手を添えて顔を見つめる。当然のことながらあの時代の相棒よりも目の前の相棒は成長していて背丈もしゃがまなくても目線の高さが同じだ。だが確かにあの時の面影は強くあって同一人物なのだと改めて認識すると今度はその体を抱き締めた。背が伸び筋肉などがついて抱き心地は違うはずなのに大切な約束をした相棒を抱き締めた時と同じ気持ちが湧いてくる。あの時からここまで成長したのだと思うと感慨深いような様々な感情が入り乱れ、ポツリと安堵したように呟くと更に腕に力を込めて)

  • No.5300 by 探偵  2024-04-28 00:31:27 


、フィリップ?……ほんとどうしちまったんだよ
(こちらが困惑の表情を向けていると相手はやけに安堵した表情を浮かべてこちらへと手を伸ばす。そのまま頬へと添えられれば唐突な行動にまたしても戸惑った声をあげていた。そのまま抱きしめられるととりあえずこちらからも腕を回して抱きしめ返す。様子を窺っていたが噛み締めるようにこちらの名前を呼ぶだけで思わず笑ってしまった。相手に何が起こったのかは分からないが相手は今自分とこうしたい気分なのだろう、それならばその気持ちに応えてやらなければ。なんたって自分は相手の相棒であり、そして恋人なのだから。さらにこちらへ抱きつく相手の背中を優しくポンポンと撫でる。いつかの自分よりも随分と手のひらは大きくなって、柔らかかったそこも色々な経験が刻まれて肉付きは変化していた。相手を抱き締めてその体を見下ろすと「ん?」と声を漏らす。視界に映る服装に背格好、こうやって抱き締められる心地、それらが重なると何かが脳裏に映ろうとするがすぐに霞んで消えてしまう。記憶を追うにも何かの残渣を感じただけで既にたち消えてしまっていて、今までにない心地に不思議な感覚を覚えながら顔をあげて相手の顔を見つめて)

  • No.5301 by 検索  2024-04-28 00:59:15 

……、何となくこうしたい気分だったんだ。 ちゃんと君が相棒としてここに居るんだなと思って
(心が動くままに相棒を抱き締めると相手からも腕が回されて抱き合う形になる。その状態で背中を撫でられると切札を渡すことになって弱った時にされた行動を思い出して小さく息を吐いた。ちゃんと相棒がここにいる実感に安心して漸く他のことを考えられるようになると相手からしてみれば謎の行動をしたように見えることに気付く。鬼退治のことは言う訳にも行かず何かそれらしい事を言うべきかと考えていると頭上から妙な声が聞こえて顔をあげる。相手と目が合うが先程の戸惑いというよりも不思議そうな表情だ。今度はこちらがその理由に戸惑うが自分も上手い言い訳が浮かばなくてそういう気分ということにしておいた。相手を見つめながら何処か懐かしむようで噛み締めるように【相棒】という単語を口にすると柔らかい笑みが浮かんで)

  • No.5302 by 探偵  2024-04-28 10:42:49 


そうかよ……安心しろ、俺は最後まで……一生お前の相棒だ
(相手はこちらの存在を確かめるように抱き合ったところから離れようとしない、まるで長い旅路から戻ってきた時のようだ。こちらはこちらで相手の姿に言いようのない何かを感じていて、なんとも不可思議な時間が流れている。『なんとなく』という言葉でそれらの物事がまとめられると、こちらもそれを受け入れて特に深く突っ込まないことにした。相手が噛み締めるように相棒と口にする、言外に宿った心境を読み取る事はできなかったがそれに返す言葉は決まっている。いつも通り最後の時まで傍にいると口にしようとするが、途中で別の言葉が脳内へと浮かんだ。こんな言い回しはした事がないはずで、だが意味は同じで、今はこちらの方を言うべきだと心が訴えている。背中に回していた腕にさらに力を込めて抱き寄せると心に浮かんだまま『一生』という言葉を添えて相手が相棒であると真っ直ぐと見つめ伝えて)

  • No.5303 by 検索  2024-04-28 11:09:49 


え、…ああ、そうか。僕もずっと傍にいるよ、翔太郎
(これ以上事情を明かすつもりは無い雰囲気を感じとったのが相手からこれ以上の追及はされないようだ。密かに安心しつつ約束通り相手が相棒であることを噛み締めていると『一生』というキーワードが出て目を瞬かせる。相手は記憶を無くしたはずであの時の約束も忘れているはずだ。だが元に戻っても自分達がしたことが全て無かったことになる訳ではない。彼らや相手流に言うならば頭ではなく心で覚えているということだろうか。相手にあの時代の相棒の面影が見えると一人納得するように頷き、安堵したような緩い笑みが零れる。そして約束を果たすように相手を見つめずっと相棒として傍に居ることを誓えば力いっぱいにその体を抱きしめて)

(/お世話になっております!そろそろ頃合かなと思いましてお声がけさせて頂きました。幼い頃の探偵君との鬼退治でしたが最初警戒して鬼を怖がっていた頃から交流を通して段々と信頼してくれるようになる姿が本当に可愛らしくつい沢山甘やかさせて頂きました。電車組とも絡みつつ良い感じに鬼退治も解決出来て充実した事件でした。お別れや相棒になる約束も記憶が消されてしまいましたが探偵君の中で微かに引っ掛かる物があって確かにあの時間があったと思える終わり方だったと思います。本当にありがとうございました!
次のお話ですがいかがでしょうか。本格的な事件の後なので甘めの日常回かギャグっぽい話の方が良いのかなと個人的には思うのですが探偵様のご希望等ございますか。)

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